JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ショォック!

2010年08月23日 | j-l

暑さだけでなく、ここ数週間、雨らしい雨が降っていません。それでいてカラッとしているかといえばそうでもなく・・・・今日も青空全開です。

昨日カーテンを買いに出かけたことはお話ししましたよね。じつはその時、とてもショッキングなことがありまして。

それは、帰宅後車の中に忘れ物をしたことに気づき、改めて車のドアを開けたときでした。
  ムワァッ
香水等の臭いが嫌いな私は、車内にも当然それらしき代物は置いていないんですが
  ムワァッ
明らかに臭います。もちろん香水のような甘い香りじゃありませんよ、そうどう嗅いでみても加齢臭
「違う違う、暑くて汗かいたから、その臭いだって」
自分自身を慰めるがごとく心でそう何度か繰り返しても、加齢臭は加齢臭
加齢臭ってぇのも遺伝とか系統とかあるんでしょうかねぇ、昔、父に感じたそれとほぼ同じ臭いがしたのでありました。
「ショッォク!」

まぁね、年齢的に加齢臭が出ているのは致し方ない事なのではありますが、自分で感じるようになったら、こりゃそうとうのもんでしょ

考えてみれば、ナチュラルを美徳とする私は(笑)、年齢に応じた身体のケアーどころか、年齢に応じないケアーすらも考えたこともなけりゃしたこともないわけで、
腹が出てくれば「これを可愛いという女がいる」なんてね。(じっさいはそんな奇特なお方はおりませんけど)

気が付けば、加齢臭はもとより、耳毛にヘソ毛?眉毛は床屋に行くたびに切ってもらわないとおそらくは村山元総理みたいになりそうだし、唯一保っているのは頭髪の量くらいで、ただこれも最近は白髪が増え、さらにどうもテンパのかかり具合が強くなったように思うし・・・・・
やっぱり年齢に応じたケアーは必要なんでしょうかねぇ?


動物の耳毛は可愛らしさがあるんですけどねぇ

ところで、あの耳毛ってヤツは、何のためにどうして生えてくるんでしょ?

「毛が異常に伸びるとか、耳毛が生える原因としては、大まかに二つの可能性が考えられます。一つは、『毛周期制御』の乱れが起こったせいで成長期が長くなっている可能性。もう一つは、毛の伸びるスピードが早くなっている可能性です。いずれにせよ、毛の成長を抑える遺伝子の働きが低下したために起こると考えることは可能ですし、有力な説かもしれません。」

つまりは、まったくの無意味、用無し、厄介者・・・・・せめて弱くなった耳を守るためとか、第○発情期の印とか、なんかないんですかねぇ
ある意味、年をとるとともに確実に無くしていく男の立場、その象徴みたいな存在なんてあんまりじゃありません?
粗大ゴミがさらにゴミを生産しているみたいな・・・・(シクシク)そう思うといとおしささえ感じたりして(笑)

「けっきょく人間は不要な物を産むために生きているんだ、きっとそうだ」
強く加齢臭を感じたとき、変な悟りを得たのでありました。(なんじゃそりゃ)


世界一の耳毛の持ち主、
インドのラーダカント・バージパイさん。
やっぱ、人間は気持ち悪いよねぇ?

さて、今日の一枚は、クリフ・ジョーダンです。
ブルーノートに於ける彼の初リーダーアルバムでありますが、実際はどうでしょうねぇ、編成からいって「CLIFF CRAFT」が、初リーダー的感覚が強いのは私だけでしょうか?

なにしろ四管ですからねぇ、リダー一人をフューチャーしたというイメージはどうしても薄れてしまいます。
とはいえ、彼がリーダーであるゆえの良さは随所に出ているアルバムであるとも思います。
それは、なんともまろやかな暖かい感じ、ジョン・ジェンキンスですら柔らかいイメージを抱かせます。これはまさに丸みのあるクリフの音の成せる技かもしれません。

みょうに目立っているのはカーティス・フラー、なんとなく「これからのトロンボーンは、J.J.じゃない、フラーだよ」って、アルフレッド・ライオンが言ってるかのごとくですよね。

個人的には、「CLIFF CRAFT」の方が好きなアルバムですが、これはこれでよろしいんじゃないでしょうか、聴くたびに良さが出るアルバムでもあると思います。

CLIFF JORDAN
1957年6月2日録音
CLIFF JORDAN(ts) LEE MORGAN(tp) CURTIS FULLER(tb) JOHN JENKINS(as) RAY BRYANT(p) PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR(ds)

1.NOT GUILTY
2.ST.JOHN
3.BLUE SHOES
4.BEYOND THE BLUE HORIZON
5.JU-BA