JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

助っ人店員は見た!

2010年05月23日 | m-o

今日は、朝からどんよりとした空が拡がり、いつ雨が落ちてきてもおかしくない様子だったんですが、けっこうもちましたねぇ、けっきょく雨が降り出したのは午後3時をまわってからでした。

え~~今日は、昨日Mさんのお店で起こったちょっとした事件の報告です。
題して『助っ人店員は見た!コンビニ事件簿』

事の起こりは昨日の早朝のこと、
担当のアルバイト店員E君がバックスペースへ入ろうとするお客さんに、
「トイレはあちらですよ」
と、声をかけた事に始まります。

私はその場に居合わせたわけじゃありませんから詳しい状況は定かではないのですが、早朝から酔ったお客さんにトイレを案内したE君が因縁をつけられ、何故か逆上したその酔っぱらいに、殴りかかられたのでありました。
まさにE君にとってはとんだ災難でありますが、さらに、その酔っぱらい、大声をわめき立てるやら、レジカウンターを叩くやらの、大騒ぎ。
けっきょく警察を呼んで取り押さえてもらう、そんな事件が起こったのです。

幸いにもE君に怪我もなく他のお客様への被害もなかったので、被害届を出すほどの事もないと、朝の事件は、その酔っぱらいに警察でお灸を据えてもらう程度で収まったのでした。
・・・・・・が。

午後10時半頃だったでしょうか、私が店の外で配送の担当者と世間話をしているうちに、その酔っぱらいJが来店したのでありました。
私が店内に戻ると
「バブさん、店長に用があるって言ってんですけど・・・」
まっ私も店長ではありません、助っ人店員ですが(笑)とりあえず年の功ですか?
「お客様、どうされました?」
「オレを訴えたヤツ、連れて来~~い・・・○×△××△」
本人は朝の件の『お礼参り』のつもりでもあるのか、最初から鼻息が荒い常態です。

それにしても酒臭い、
(「こういう輩は、酒の勢いでも借りないと『お礼参り』も出来んのかい!」)
酔っぱらいの扱いは、「肩こりがひどい人ほどマッサージが上手い」ってのといっしょで、私も下手な方じゃありませんから、そこそこにあしらって一度は収まりかけたんですけど・・・・・
いかに筋違いでも、いかに支離滅裂でも、本人は怒りの塊なわけで、人間の怒りってヤツは、退くときと盛り上がるときが波のように繰り返し来ることは、みなさんもなんとなく分かりますよねぇ
その退いていた波が、もう少しで店を出るという時点でまた盛り上がっちゃったんですよ。

「わかりました。あなたもその時の事をなんにも知らない私と話していてもイライラするだけでしょ、なら全部報告を聞いているはずの警察の人を呼びましょ、ね。」
店内の受話器に手をかけ警察に電話をすると、酔っぱらいJは、
「うるせぇなぁ○×△××△、家にいるから警察に家に来いって言っとけ!!○×△××△」
と、捨て台詞を残し帰っていきました。

警察には事情を説明して、
「私がいなくなった後、若いアルバイト店員しかいないので、何かあったらすぐに連絡させますから飛んで来て下さいね。」
とお願いして私も帰宅しました。

その時の警察の話によれば、そのJなる酔っぱらいは、いろんな所で問題を起こし、逮捕歴もあるそうで、
「人を刺したり、強盗したり、なんて事はとうてい出来ない臆病者ですが、何かあったらすぐに連絡下さい。」
(「オイオイ、刺されてからじゃ遅いって」)
けっきょく昨晩から今朝にかけては何事もなかったようです。

以上、『助っ人店員は見た!コンビニ事件簿』でありましたが、それにしても、世の中には変な輩がいっぱいいて・・・・・・・・だから客商売って面白いんですよねぇ
あれ?そんなこと言ってる場合じゃないか?
ともかく、自分自身がそんな酔っぱらいにならないように、注意しよっと。

そんな酔っぱらいにならないよう気を遣いながら飲んだ今晩の酒のアテは・・・・『料理当番、本日の一品』です。

まずは、中国人留学生Yさんからいただいた花山椒、(使っても使っても無くならないんですよねぇ、笑)これをたっぷり効かせた麻婆豆腐です。もちろん、麻婆豆腐の素なんて使ってませんよ、さらに頼んでおいた挽肉を買ってこなかったてんで、肉も豚の切り落としを包丁で叩いて作りました。

 

こちらは、新玉葱とモヤシの海鮮サラダ、真ん中のポーチドエッグがちょっくら斬新でしょ。

さて、今日の一枚は、ハービー・ニコルスです。
ここでの彼の出番は、二枚目ですかねぇ、
今日のこのアルバムを「調和のとれた不協和音」と称した方がおりましたが、凡人には意味が分からん表現です。でも、聴いてみると、なんとなく言いたいことは分かるような気はしますよね。

この「調和のとれた不協和音」は世間には不協、いやいや不評であったわけで、そもそも「分かる人が聴いてくれればいい」的ピアノに世間はあまり興味を示さない、つまりニコルスは、モンク同様、いやそれ以上に冷たい目にさらされたピアニストでありました。

以前も言いましたが、私ゃ好きですよ、私が「分かる人」かどうかは疑問ですが、少なくともこの手のピアノを心地よいと感じる偏屈な心を持っています。(笑)
でも、モンクとニコルスを同じ土俵で語るのは無理があるとも思っています。

ソロ曲「INFATUATION EYES」を聴くと、明らかにモンクのスタイルとは違うと私は思うのですがいかがでしょうか?
つまり、「モンク好きだからニコルス好き」の方程式は成り立たないのではないかと・・・・・
いずれにしても、私的には、たまに聴きたくなる一枚です。

LOVE, GLOOM, CASH, LOVE / HERBIE NICHOLS
1957年11月録音
HERBIE NICHOLS(p) GEORGE DUVIVIER(b) DANNY RICHMOND (ds)

1.TOO CLOSE FOR COMFORT
2.EVERY CLOUD
3.ARGUMENTATIVE
4.LOVE,GLOOM,CASH,LOVE
5.PORTRAIT OF UCHA
6.BEYOND RECALL
7.ALL THE WAY
8.45°ANGLE
9.INFATUATION EYES
10.S'CRAZY PAD