今日は台風一過、朝方残っていた雲も去り午前中には青空に、じつに爽やかな一日でした。
今朝、朝日新聞の一面に『「小学五年生」「六年生」休刊へ』との記事を見つけました。
小学館の『小学○○生』、もちろん私が小学生の頃もありましたよ。
漫画雑誌は買うのに親のゴキゲンを取らなくちゃいけないのが、『小学○○生』なら胸を張って買ってもらえる、みたいなことありませんでした? 「学習雑誌だから」みたいな。(笑)
お祭りの帰りに書店によって「これなら買ってやる」と、ソノシート付きの何かの本をねだった私に『小学○○生』を父が買ってくれた・・・何年生の時だったかは忘れましたがそんなことを覚えています。
中学になると旺文社の『時代』、学研の『コース』ってぇのがありましたねぇ(ちなみに小学館の『友』はよく覚えていません。)あはは、私は映画雑誌『スクリーン』、それに加え3年生の頃には、『FMファン』『スイング・ジャーナル』・・・と他に買わなければいけない雑誌が増えちゃって、ほとんど買ったことはありませんでしたけどね。
そうそう、もう一つ忘れちゃいけないのは、学研の『科学』と『学習』。
私らの頃は、学校で販売・配布をしてたんですよねぇ(これが中止になったのは消費者基本法の制定がきっかけだったそうですよ)
特に私は『科学』が好きで(我が家はお金持ちじゃありませんので、「どちらかにしろ」と言われていたこともあったのですけど)、毎月の付録が楽しみでした。
学校の理科室整理を志願して手伝って、捨てるというわけの分からない器具をもらってきたり(今じゃこんな事はダメなんでしょうけど)、それと『科学』の付録の器具を、大事そうに部屋の片隅に飾ってたりしてましたっけ。いったい私はどういう趣味をしてたんでしょうね、自分でも不思議です。いやいや、そんなこたぁない、私にはきっと明確な目的があったんです、だってあ~た、当時の私の将来の夢は「いずれノーベル賞も狙える科学者」でしたから(笑)
おっと、話を戻しましょ
1973年には『小学五年生』が約63万部、『六年生』が約46万部発刊されていたのが、最近は6~7万部まで落ち込んでいたのだそうで、少子化、不況に加え、高学年の趣味の多様化、男女の性差、人気キャラクター不在が不調の原因だそうですが、「趣味の多様化、男女の性差」って、なんだか大人大人していていやですねぇ
子供らしさ、小学生らしさが何かはよく分かりませんけど、「趣味の多様化、男女の性差」では無いように私は思っちゃうんです。これぞまさしく老婆心でしょうか?
親が、「これなら良いよ」と勘違いする子供専用の雑誌、そんなんが一つ二つある子供社会の方が、そしてせめて小学生ぐらいまでは「いずれノーベル賞も狙える科学者」みたいな、いかにも子供らしい夢を誰もが抱ける、そんなんであって欲しいんですよねぇ
『小学五年生』『六年生』休刊で、ふとそんなことを思った「ピカピカの中年男子」バブ君でありました。とさ。
さて、今日の一枚は、ジミー・フォレストです。
フォレストを紹介するのは、ハリー・エディソンの「PATENTED BY EDISON」を紹介して以来二回目でしょうか?よく言えば「じつに渋い」悪く言うと「地味な」テナーマンですよね。
セントルイスで生まれたフォレストは、子供の頃から家族のバンドで演奏をし、エリントン楽団に所属したのは1949年~50年までの約9ヶ月間、70年代にはベーシー楽団にも所属していましたよね。そうそう、マイルスと共演した「LIVE AT THE BARREL」なんてぇのもありました。ただ、自己バンド等で経歴を積んだ期間も多いわりには、私の所にはあまりアルバムが残っていません。(笑)
フォレストといえば、なんといってもエディソンらと共演していた頃にヒットした ♪テッテ テッテ テッテ テッテ チャーチャ♪(何じゃそりゃ)の「NIGHT TRAIN」やっぱりこの曲ですかね。この曲は知っていてもフォレストを知らないっていう人も多いかもしれませんが。
そんなフォレストが、ワンホーンでプレスティッジに吹き込んだのが今日のアルバムです。
とても印象的でビビっと来るといったアルバムではないものの、スラッと聴き終えて悪い感じはしない、私にとってはそんなアルバムでしょうか。
聴き方でしょうが、私は「YESTERDAYS」や「THAT'S ALL」といったバーラードが好きですねぇ、これがあるから捨てがたいと言っても良いかもしれません。
ともかく、絶対に聴くべきとは言いませんが、「フォレストは♪テッテ テッテ テッテ テッテ チャーチャ♪だけじゃない」そう思うには充分な一枚ではないでしょうか。
OUT OF THE FORREST / JIMMY FORREST
1961年4月18日録音
JIMMY FORREST(ts) JOE ZAWINUL(p) TOMMY POTTER(b) CLARENCE JOHNSTON(ds)
1.BOLD BLUES
2.I CRIED FOR YOU ( NOW IT'S YOUR TURN TO CRY OVER ME )
3.I'VE GOT A RIGHT TO CRY
4.THIS CAN'T BE LOVE
5.BY THE RIVER SAINTE MARIE
6.YESTERDAYS
7.CRASH PROGRAM
8.THAT'S ALL