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JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

にっぽん晴れ!

2005年09月01日 | v-x

いよいよ今日から9月、私の大好きな秋がやってきます。
何故秋が好きかって....それは花粉症がないから
秋に花粉症が出る方もたくさんいますが、私は大丈夫。
すがすがしい空気を朝から思いっきり楽しめる、秋は最高だぁ

抜けるような晴天「最上の晴天」を「秋晴れ」といい、ぞくに「日本晴れ」と言いますが(「日本晴れ」は秋と限った表現ではないけど)
この「日本」って、どうして日本なんだろう?

じつは、江戸時代のはやり言葉からきているらしいのです。
「よっ、にっぽんいち!」から
どうも「にっぽん」という言葉が、「りっぱ!」とか「最上!」といった意味で使われ始め、たとえば
「なんだねぇ、えっ、こいつぅぁ”にっぽん”だねぇ」
てな感じで使われたらしいのです。
だから「日本晴れ」は、まさに「最上の晴れ」という意味、
けして「にほんばれ」と言ってはいけません、「にっぽんばれ」です。

「日本晴れ」の下で、美味しいものを食べながら、一杯キュッと、いいですね。
間もなく我が田舎では、美味しいサンマがいただける季節になります。
刺身になめろう、サンガ焼き、もちろん塩焼きも、うまいですよう。

9月と言えば「セプテンバー・ソング」でしょうか
そして一番に頭に浮かんできてしまうのが、このアルバム
いかにボーカルに対する知識が薄いかですけど、ともかく名盤です。
いつもは、A面ばかり聴いてしまうこのアルバムですが、「セプテンバー・ソング」もなかなかのものですよね。
ブラウニー他、豪華伴奏陣がキュッとしめちゃってます。
「エイプリル・イン・パリ」が入っているのはご愛敬と言うことで

SARAH VAUGHAN WITH CLIFFORD BROWN
1954年12月16日18日録音
SARAH VAUGHAN(vo) CLIFFORD BROWN(tp) HERBIE MANN(fl) PAUL QUINICHETTE(ts) JIMMY JONES(p) JOE BENJAMIN(b) ROY HAYNES(ds) ERNIE WILKINS(arr,cond)
1.LULLABY OF BIRDLAND
2.APRIL IN PARIS
3.HE'S MY GUY
4.JIM
5.YOU'RE NOT THE KIND
6.EMBRACEABLE YOU
7.I'M GLAD THERE IS YOU
8.SEPTEMBER SONG
9.IT'S CRAZY

ちょとした感激

2005年08月03日 | v-x

予定通りというか、思った通りというか、やっぱり夕べは、たっぷりお酒をいただいてまいりました。

「いやぁ~、夕べの刺身、久しぶりに美味しい鰹だったなぁ。」

我が田舎では、この時期、刺身というと当たり前のように鰹が出てきますし、スーパーでも刺身売り場で一番大きな顔をしています。
ニンニクおろしか生姜おろしを薬味に、タタキではなく普通の刺身で食べる方が多いためか、スーパーで売られているものも皮をはいだものがほとんど、いかに新鮮でもすぐ味が落ちてしまうのが鰹、じつは、私はスーパーで鰹を買うことはありません。

鰹を一本買ってきておろすことも出来るのですが(私、おろさせていただきます。)さすがに我が家で一本は多すぎ、結局なかなか美味しい鰹にお目にかかれないのです。

毎日の日々の中で、しょうもないことに感激することってありますよね。夕べの鰹の味は、まさにそれでした。

昔、ジャズ喫茶でアルバイトをしていた頃、神奈川県の大和から偶然お越しになったお客様がいらっしゃいました。飲み屋さんを経営されている方でしたが、親戚の用事か何かで田舎に来られ、ジャズが聴きたくなってお越しになった方です。
「リクエストしたいんだけど、何ていうアルバムか忘れちゃって、一覧か何かないかなぁ?」
「すいません、一覧にはしてないんですよ。誰のアルバムかわかりませんか?」ときくと
「けっこう最近のなんだけど、アルト・サックスで、パリか何処かのスタジオ録音で・・・・・じつは、ジャズ詳しくないから」
とても感じの良いお客さんだったので、私も必至に考え「PHIL WOODS & EUROPEAN RHYTHM MACHINE」をターンテーブルにのせました。
かけた瞬間に「ニコッ」とOKサイン

「よくあれだけでわかったね」と大感激、自分のお店のアドレスを私に渡すと
「君、大学行くの?もし関東の大学だったら1度必ず、うちに来て」と言い残し帰って行かれました。

大学生になった私は、ふとその事を思い出し、そのお店を訪ねてみました。すると、
「これ飲んで飲んで」とジャックダニエル(当時は超高級酒、私など口にしたこともありませんでした)をボーン!
「これ食べて食べて」とつまみもドーン!
しかも、一銭もお金を取らないのです。たかだかレコード1枚で、それほどまでに感激していただいたとは、

なにげない日常の感激を、私も大切にしようと思っています。

PHIL WOODS AND EUROPEAN RHYTHM MACHINE
1968年11月14日,15日録音
PHIL WOODS(as) GEORGE GRUNTZ(p) HENRI TEXIER(b) DANIEL HUMAIR(ds)
1.AND WHEN WE ARE YOUNG (Dedicated to Bob Kennedy)
2.ALIVE AND WELL
3.FREEDOM JAZZ DANCE
4.STOLEN MOMENTS
5.DOXY



無しがいい

2005年07月05日 | v-x

今日も、「元若乃花が、相続放棄」なんてニュースが流れていましたが、
あの兄弟は、どうしちゃったんでしょうかね。

我が家は、ありがたいことに遺産で仲たがいはせずに済みそうです。
父もけして浪費家ではありませんでしたが、遺産と呼べるほどのものは残さず、
私にいたっては、「何とか借金だけは返して死のう」てなもんで
つまりは、子供たちが遺産で争いたくても争えないようにしてあるので安心です。
(ははははは..... でも宝くじが当たるかも・・そしたら全部使ってやる、酒風呂だー)

遺産というと、金銭ばかりが取りざたされますが
お金が無い私でも、残せる財産があるのかもしれません、いわゆる精神的知的財産です。
音楽も、映画も、絵画も、文章も、精神論でさえ、
先人が残してくれた大きな遺産によって、私は支えられています。
私が万人に与える遺産など、残すことは不可能ですが、父として残せるものが1つでも有るように努力していこうと思っています。

また、話が戻ってしまいますが、若貴兄弟に一言
「父の真の遺産を分かち合えば、争う理由が無くなりますよ。」

夕べは、またしても午前様。何日間か仕事をがんばったごほうびでしたが、
反省の無い私は、物質的財産どころか精神的財産も無くしてしまいそうです。
ともあれ、悩む種など無しがいい。

LIVE! AT CAFE BOHEMIA / GEORGE WALLINGTON
1955年9月9日録音
GEORGE WALLINGTON(p) DONALD BYRD(tp) JACKIE McLEAN(as) PAUL CHAMBERS(b) ARTHUR TAYLOR(ds)
1.JOHNNY ONE NOTE
2.SWEET BLANCHE
3.MINOR MARCH
4.SNAKES
5.JAY MAC'S CRIB
6.BOHEMIA AFTER DARK

おまけ、
先日、購入した本ですが二冊読破!!
はたして、私自身の向上に役立ったでしょうか?
それは、今後にこうご期待!!!!!


マル・ウォルドロンが好きだった友

2005年06月12日 | v-x

昨日、父の墓の掃除に出かけました。
同じ墓地内に、2年前に亡くなった30年来の友が眠っています。
彼もジャズが好きで、彼の部屋でよくレコードを聴きました。
バド・パウエルの「クレオパトラの夢」、
デクスター・ゴードンの「GO」・「OUR MAN IN PARIS」
そして、マル・ウォルドロンが好きな男でしたが、昨日は線香とタバコに火をつけ、手を合わせてきました。

じつを言うと、私はマルをあまり聴きません。
ソロ・ライブを聴きに行った時、眠くなってしまったという経験がありますし、あまりおもしろみを感じないのです。(こんな事言うと、お好きな方、そして友には申し訳ないけれど)

今夜は、友を思い「ALL ALONE」を聴こうと思います。

ALL ALONE / MAL WALDRON
1966年3月1日録音 MAL WALDRON(p)
1.ALL ALONE
2.DUE TORRI
3.A VIEW OF S. LUCA
4.BLUE SUMMER
5.IF YOU THINK I'M LICKED
6.THREE FOR CICCI
7.MOSQUE RAID
8.WALTZ OF OBLIVIOUS

ポッポーって 家の木に

2005年06月09日 | v-x

サッカー日本代表の皆さん、おめでとうございます。

今週の初め頃、家にあるエンジの木から 「ポッポー ポッポー」という声が
しばらく見ていると 短い枝のようなものをくわえた鳩が、枝の中に入っていくではありませんか。
ひょっとして巣作りか?
二世が誕生するかも知れません。

鳩の2世?....バードの2世?....バードの後継者?....
チャーリー・パーカーの後継者?(無茶苦茶のこじつけ)
ということで、そんなお話を1つ

パーカーの死の前後は、パーカーっぽい、いわゆるパーカー・スタイリストたちが大勢いました。
ソニー・スティットなんかは、あまりにも似ていたので、パードが死ぬまでアルトをすてテナーを吹いていたとか、
ソニー・クリスのように似ているのが原因?で、リーダー作がなかなか出なかったとか
ある意味、後継者だ・だれだれっぽいとかいうのは、有利とは言えなかったようです。
キャノンボールのように、バードの死と入れ替わるように現れる、なんて人もいるけど

そんな中、自他共に認めるパーカーの後継者といえば、やはりフィル・ウィッズということになるのでしょうか。
事実上バード最後の妻チャン・リチャードソンとも結婚したし、スタイルもよく似ていたし
ただ、"ホワイト・バード"と呼ばれたその時期録音した、「WARM WOODS」を聴くと、私なんかは、フィル・ウィッズのらしさを感じてしまうのだけど
4曲目の"SQUIRE'S PARLOR"なんて、「フィル・ウィッズ アンド ヨーロピアン・リズムマシーン」
って言っちゃいそうな(もちろんリズム・セッションは、雰囲気違うけど)

つまりは、最初がまねっこであっても、ひと味違う何かがないと、難しいって事かな。
(別にソニー・クリスやソニー・スティットが、ダメという話ではないよ)

ともあれ、小鳩の誕生が楽しみです。

WARM WOODS / PHIL WOODS
1957年9月11日、10月18日、11月8日録音
PHIL WOODS(as) BOB CORWIN(p) SONNY DALLAS(b) NICK STABULAS(ds)
1.IN YOUR OWN SWEET WAY
2.EASY LIVING
3.I LOVE YOU
4.SQUIRE'S PARLOR
5.WAIT TILL YOU SEE HER
6.WALTZ FOR A LOVELY WIFE
7.LIKE SOMEONE IN LOVE
8.GUNGA DIN