ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

季節の野菜たち。

2009年06月23日 | 季節の話題
 からだにおいしい「野菜の便利帳」という、とってもたのしい本を見つけた。

 私自身、週末に有機野菜と無添加食品を移動販売する小さな八百屋さんを15年間も営業しているので、なんとも季節の野菜たちが好きでたまんない。

 高橋書店という、なかなか面白くて充実した本をたくさん刊行している出版社が、昨年の暮れに出版した、この本は帯には「続々重版30万部」突破と書いてあるから、私だけでなく多くの野菜ファンが購入し、愛読しているらしい。

 愛読といっても、読むというよりも見て楽しむという感じの図鑑のような本なのだが、「おいしい食べ方」「栄養知識」「安全について」「旬」「正しい選び方」などのお役立ちが満載と宣伝している。

 なにがそんなに楽しいかといえば、たぶん特に「野菜好き」ではなかっても、日頃食している「野菜たち」が元気に美味しそうに本の隅々まで写真で紹介されていて、まだ味付けも料理もされていない「すっぴん」の状態でみずみずしくかわいく載っているからである。

 物心ついた頃から、母が作ってくれた料理を何の感動もなく食べていた時代と比べれば、幸いにも今「有機八百屋」というちょつとした出会いからの仕事をさせていただくことになった自分にとっては、とっても「野菜たち」が愛らしくて仕方がないのである。

 私が仕入れて販売している「野菜たち」は、ほんの少しなのだが、この15年間に出会った「初対面の野菜」や「野菜たちの性格」など、お客さんにも教えてもらって、たまには自分で料理することも少なくなくなったのである。

 一口に「野菜たち」と言っても、実、根、葉、果物、ハーブ、薬味、きのこ類と多種多様なのだが、初夏から夏にかけての「夏野菜」は、特に元気でみずみずしく美味しいと思うので、紹介しよう。

 真っ赤なトマトは、リコピンの強い抗酸化作用がガン予防にもなるらしいし、とにかく夏には欠かせない元気印である。

 小さなミニトマトや中玉、にこきたま、イタリアン、などもあるが、桃太郎よりもアンデスの原種に近い「昔のトマト」の味が好ましい。

 なすは、茄子と書くが、長茄子、米なす、賀茂なす、水なす、青茄子、白茄子など多種であり、ポリフェノールの一種が皮の紫色に含まれていて、血管をきれいにしてくれるらしい。

 何と言っても、しょうが醤油で食べる「焼き茄子」は最高である。

 夏野菜の三番目は「胡瓜」であり、カリウムの効果で食感も味も夏らしくて、子どもたちも大好きであり、漬物にしても茄子同様塩で揉むだけで美味しい。

 夏野菜は、他にもピーマン、苦瓜(ゴーヤ)、とうもろこし、枝豆、さやえんどう、オクラ、ミョウガ、モロヘイヤ、アスパラガス、ツルムラサキ、うまい菜など盛りだくさんだ。

 ぜひ、無農薬、有機栽培の美味しい「夏野菜」を召し上がれ。

  

 
コメント (1)
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