ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

阪神開幕三連勝スタート!!!

2008年03月30日 | プロスポーツ
いよいよ先週の金曜日からプロ野球セリーグも開幕し、毎シーズンのことだが甲子園球場を選抜高校野球に貸し出し中の我が「阪神タイガース」は、京セラ大阪ドームでの対横浜三連戦で、今期の開幕をスタートさせ、見事三連勝の好スタートを切った。

 この内容は、三連戦とも先発投手、安藤、岩田、福原が勝ち星を獲得するという、昨年にはほとんどなかった形での理想的な勝利パターンで、しかも今日は福原投手が3年ぶりに完封完投し、所謂JFKと呼ばれるリリーフ陣を温存しての余裕の7-0の勝利であった。

 この開幕ダッシュの攻撃陣の要は、なんと言ってもて鉄人・金本選手なのだが、今期に広島からFA移籍した「新井選手」の加入が大きな刺激と共に力となっていることは明白で、今日は7点中、5打点の活躍で完封した福原投手と共に、嬉しいヒーローインタビューのお立ち台に、阪神のユニフォームを着ての公式戦初の姿を披露した。

 昨日は、糖尿病の持病のために一日に四回もインシュリン注射を打つ、3年目の岩田投手が初勝利をあげ、開幕戦の初先発投手に選ばれた安藤投手も粘りのピッチングで今期初勝利を飾っている。

 阪神タイガースの今期の不動の先発オーダーには、三番のファースト新井と共に、新戦力としての二番セカンド平野がいて、オリックスから浜中とのトレードでやってきた小さな男だが、華麗な守備と共に走攻守で活躍している。

 まだまだ開幕して3試合を消化しただけなのだが、尼崎商店街では恒例の「阪神優勝マジック」が開幕戦前から点灯し、144試合を全部勝ったら文句なしの優勝なのだが、早141と3つ減ったことになっている。

 「阪神タイガース」ファンにとっては出来すぎのスタートを切った開幕戦シリーズだが、阪神の三連勝だけでなく、より嬉しいことあった。

 それは、宿敵巨人の開幕ヤクルト戦三連敗である。

 何ともヤクルトスワローズにとっては、屈辱的な自軍のエースと四番打者である、グライシンガーとラミレスという両外人選手を結果的には高額の年俸で引き抜かれた格好で、ヤクルトの主将、宮本選手の号令一番、なんとしても巨人との開幕三連戦に三連勝するとのすごい意気が伝わってきた試合であり、ものの見事に「読売ジャイアンツ」に打ち勝ったのである。

 パリーグが一足先に開幕した今年のプロ野球だったが、やはりセリーグの開幕で一気に「球春」の花が咲き、全国各地でも実際の「桜の花」が咲き誇る、すばらしい季節に突入し、野球ファンにとっては大変嬉しい開幕となった。

 スポーツには、常にライバルがいて、その強きライバルを倒すことで、より楽しく、また興奮できる要素があるわけだが、今年の阪神タイガースの戦いと巨額の投資をして無理やり常勝軍団として再生した「読売巨人」の熾烈な、しかも実力の戦いを最後まで見届けて、秋には阪神タイガースの3年ぶりの「優勝」を期待している。

 
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首相と都知事は同じ穴の狢。

2008年03月29日 | とんでもない!
 3月もあと二日で終わろうとしている今日、新聞、テレビなどの報道で「年度末」を迎えて、国会で与野党の一番の論争となっている「道路特定財源の暫定税率」の期限切れが迫り、大きなニュースとなっている。

 昨日の福田康夫首相の「記者会見」をご覧になった方も多かろうと思いますが、何とも一国の政治権力のトップである首相の態度と言動とは思えないような「福田首相」の姿に、何とも不信感を通り越して、子供じみた滑稽さすら感じたのである。

 現在のこの道路特定財源の暫定税率を巡る与野党の攻防は、明らかに「暫定税率」という名の下に長年ガソリンにかけられた石油揮発油税などの税率を約二倍とし続けている、一リットル当たり約25円の「暫定」部分を廃止することを主張する民主党と、今まで通り向こう10年間、総額59兆円もの税金を「道路建設」に当てるとする自民、公明の与党の主張の対立である。

 明らかな対立軸が明確なのにもかかわらず、福田首相は昨日の「記者会見」では「何がなんだか分からない」とふて腐れた様な言動をし、しかも記者たちに対して、「あなたたちに何をしゃべればいいのだ!」とでも言わんばかりの高飛車な態度だったのである。

 福田首相は、かつて小泉首相時代の官房長官の時から、政府のスポークスマンであるにもかかわらず、記者会見席に赴く態度から発表する会見内容を書いた文書のファイルを机に投げるように始める、「投げやり」な会見の仕方が気になっていた。

 首相となって以来も、よっぽど機嫌のいい時はそうでもないのかも知れないが、私が見る限りでは、大抵何とも機嫌がよくない様な「ふてぶてしい」態度だったり、「もういい加減にしろよ」とでも言いたいような「不親切な態度」が多かったのである。

 一見、メガネの奥から優しそうな目が伺えそうな錯覚を、当初はしていたが、列記とした国民を見下したような「権力志向」丸出しのお方だったのである。

 一方、東京都知事石原慎太郎氏は、今に始まったことではないくらい、庶民や都民を馬鹿にし続けた態度や言動の正真正銘の「権力志向者」ではあるが、今回の「新銀行東京への400億円の追加融資」を巡る都議会での攻防に関して、自分の一存で何も決められないと「責任逃れ」をしつつ、政治家は世論調査など気にしていたら何もできないと開き直ったりと、とんでもない権力者振りを発揮している。

 いずれにせよ、両者とも選挙で選ばれた政治家であるが故に、選挙民、すなわち群馬県民や東京都民が、一国の首相や都知事を選んだわけだが、こうも国民や都民を馬鹿にした上に、子供っぽい「すね方」や「開き直り」で切れるような「首長」を、もうこれ以上続けさせるわけには行かないのではないだろうか。

 政治家には、時には強い決断力や国民、市民を説得する力も必要だが、期せずして福田首相、石原都知事の両者は自分の意に適わない意見や対応に、すぐにぐずったり嫌な態度や言動に出る権力志向の首長であってもらっては困るのである。
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メタボ検診って必要なし。

2008年03月26日 | とんでもない!
知らなかったのだけれど、「メタボ検診」、つまり、メタボリックシンドローム、すなわち、内臓脂肪症候群の患者を減らすことで、医療費の削減を目指す、特定検診、保健指導が各健康保険組合に義務付けられるのだ。

 このメタボ検診は国民健康保険の場合は、各地方自治体が実施するので、従来の住民検診に変わり、検診による成果が少ない自治体には制裁があり、未達成の場合は財政負担が増加するらしいのだ。

 「メタボ検診」とは、通常40歳から74歳までが対象で、男性は腹囲が85センチ以上、女性は90センチ以上などの一定の条件を満たした場合、生活習慣改善などを指導するというものである。

 「メタボ」と称される、基準値や指導効果なども含めて概念が曖昧であるばかりか、個人の体格、健康についての生活習慣など千差万別なのにもかかわらず、一定の「お上」がく決めた基準で、「あなたはメタボ」と決め付けるのはどうかと思うし、健康かどうかも個人差がかなりあるはずである。

 そんな「メタボリック症候群」なる、一般にメタボと呼ばれる健康問題は、ここ数年非常にマスコミを中心に話題にされていて、食品、健康器具、適度な運動、食べ過ぎ、ダイエットなどと絡んで、多くの人たちの関心事となっている。

 各自治体では、「科学的根拠が十分ではない」との見解も強く、一方的に新年度から始まる「メタボ検診」については、戸惑いや反対、または理解できないとの見解が渦巻いているらしい。

 私の場合は、年齢的には十分対象者になる中高年ではあるが、数年前に娘がプレゼントしてくれた「体脂肪の数値付体重計」に、毎日寝る前の入浴前に計っているので、平均すれば体脂肪率が18から22程度であるので、今のところ対象外だと思う。

 身長182センチ、体重76キロであるが、ジーパンの腹囲は82センチ前後なので、危険水域には入っているかもしれない。

 いずれにせよ、保険者としての自治体にペナルティを課すという発想は全く理解できないし、いくらメタボ症候群ノ患者が多くいても、それは自治体の責任ではなく、個人、個人の自覚の欠如か責任であるはずである。

 どうも、その根拠が医療費の無駄な支出を抑えるためであることは理解できるが、その保険者がメタボ症候群を減らすためのキャンペーンや指導ょをしてもいいが、目標が達成できなければ税金での負担増に繋がるのは、敢えて言うが可笑しい。

 従来のガン検診や住民検診を行ってきた各地方自治体が、今回のメタボ検診のスタートで、生活習慣病患者や予備軍を25パーセントも削減させることを目標とさせられること自体が筋が通らないし、国民健康保険の該当住民だけが対象なので、全く一部の住民を対象とした「お遊び的」施策と言っても過言ではないだろう。

 いくら腹囲とBMI値が基準値を超えている人が、保健師や管理栄養士の指導を受けたとしても、必ずしも生活習慣病からの脱出や改善に繋がるという保障もないのである。

 全く机上の空論的、行政施策の見切り発車となるであろう。
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マイ携帯の顛末。

2008年03月25日 | とんでもない!
 私の携帯電話歴は、とっても長く、1991年の2月からだから、なんと17年に及ぶのだが、最初の携帯電話は、まだNTTドコモがない時代のNTT移動通信の頃の大きなバッテリーを肩にかけての「大きな黒い電話機」であった。

 それからNTTドコモが会社として設立されて以降も、ずっと何故か浮気もせずにNTT系に「携帯電話」のお世話になっているのだから、表彰ものである。

 写真の携帯電話は、現在使用中のD902とその前お世話になっていたP506である。

 いずれも私には大変印象深い機種であり、ムーバ時代最後のパナソニック製の折畳み式携帯電話は、何故かよく落としたのだけれど、奇跡的に戻ってきた代物である。

 数年前に沖縄にファミリーで旅する前日に、市役所近くの子供ランドで孫と共にジャングルジム的アスレチックの遊具で遊んでいた時に、ズボンのポケットから落ちたらしく、沖縄行きの朝に「携帯がない」と気づいて、ひょっとしたら遊具で遊んだ時に落としたかもと早朝に探しに走ったのである。

 しばらく探したが見つからず、市役所の守衛さんに「落し物」として届いていないか確認したが、届いてないとの返答だったが、念のためにもう一度探しに遊具の現場に戻って、前日遊んだ経路を辿ってみると、なんと中央の真下に「あった」のである。

 この僕の好きな色のブルーの折畳み式形態は、なんと毎年夏に10日間ほど行っている中国・内蒙古自治区の大草原でも落としてしまったのである。

 数人の子供たちや仲間と草原を走って、牧民の家へと急いで行って、馬に乗って遊ぼうとしていた時に、道などない草原の途中で携帯を落としたらしいのである。

 しばらく乗馬で遊んだ後に、時計代わりの携帯で時間を見ようと思ったら、いつものズボンのポケットにないことに気づいたのである。

 この時ばかりは、もう諦めの境地であり、全く大草原の何処に落ちたかなど当てもなく、帰国したら遺失物としての保険請求しかないと考えていた。

 夕暮れ時になって、小学生の男の子を馬に乗せて、タズナを引いて、たくさんの羊たちが寝そべっている草原に近寄って行った時に、「キラッと光る」ものを発見したのである。

 全く奇跡的な自分の携帯との再会であった。

 この携帯電話は、ぼこぼこの傷がついてはいるが、記念にと今も大切に保存している。

 それから現在の携帯にバトンタッチしたのが、昨年の春からなのだが、残念ながら今年3月に「携帯電話」の開発、製造事業から撤退を表明した「三菱電機」のスライド式のモニター部分の大きなお気に入りの携帯電話である。

 D型の携帯電話が無くなるのは、とってもさびしいが、この携帯電話は、とっても「いたずら好き」なのである。

 僕のズボンのお尻のポケットの中で、キーロックをかけているのに、勝手にスライドして、いたる所に「勝手に電話する」のである。

 それも、あ行の最初のメモリー番号だけでなく、リダイアルや着信履歴から電話しているのである。

 困ったことに、電話のかかった先方から「お電話をいただきましたが」と返信が来ると、「すみません、お尻が勝手に電話してしまって、ごめんなさい」と謝るしかないのである。
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世界一の美女。

2008年03月24日 | テレビマスコミ
 数日前の夜半に香取慎吾が司会するテレビで、日本人が選んだ「世界の美女ベスト20」なる企画をやっていて途中からだったが観てしまった。

 主に映画で活躍した「女優さん」たちが中心だったが、個人的にはやはり洋画では「オードリー・ヘップバーン」、邦画では「吉永小百合」が一番だと思っていたら、両者が一位と二位であった。

 順位は定かではないが、一応記憶にあるベスト20に選ばれていた女性たちは、やはり20世紀の銀幕を飾り、また話題になった人たちばかりであった。

 意外と下位にランクされていると思ったのが、映画「ロミオとジュリエット」で初々しい可愛さを披露して一躍スターダムにのし上がった「オリビア・ハッセイ」であり、たぶん15位くらいだったのが、唯一私の考える美女ランクとは違っていた。

 それ以外は、直接映画や映像を見たことが少ない女優さんたちもいたが、どの女性もさすがに選ばれるだけあって甲乙つけ難い美女たちであった。

 日本の女優さんでは、山本富士子さん、夏目雅子さん、岩下志麻さんらが選ばれていて、外国人としてはソフィア・ローレン、マリリン・モンロー、エリザベス・テーラーらが上位に選出され、グレース王妃やダイアナ妃も選出された。

 ①オードリー・ヘップバーン、②吉永小百合は、私の予想通りだったが、三位の夏目雅子は、意外とも感じた。

 女優ではないが上位に「マドンナ」の名もあり、さすが女性ミュージシャンとしてだけでなく映画にも出演する多彩な女性として、強烈に記憶に残るアーチストだと思った。

 もし現代の美女という限定がなければ、世界の三大美女と言われたクレオパトラ、楊貴妃、小野小町なども選出されたかもしれないが、映画という大衆映像文化が普及してからの「美女女優」としては、やはりヘップバーンと吉永小百合は格別なのだろう。

 しかし、21世紀に入っての若い女優さんたちも含めれば、日本の女優陣には長澤まさみ、柴崎コウ、上戸彩、蒼井優らの若手や松島菜々子、竹内結子、ミムラらも選出されたかも知れないと思う。

 日本人の好む「美女」たちだが、男性が選ぶ「美女」と女性たちが選ぶ「美女」たちには、少し隔たりがあるかも知れないと思うが、ゆっくり考えて観ると、やはり顔立ちだけではなく心根も含めた「人間美」を感じさせる女優さんたちが選出されていると思った。

 中でもヘップバーンの代表作「ローマの休日」を小学6年生の時に姉に連れられて観て以来、私はオードリー・ヘップバーンの愛らしさに魅せられて、学生時代も名画座的な映画館で名作の数々を鑑賞した。

 吉永小百合は若い時も美しいが熟年になってからの「北の零年」、「母べぇ」などの作品をじっくりと観る機会があり、これからも楽しみな日本を代表する美女女優である。

 ただ、夏目雅子さんに関しては、テレビの「西遊記」の三蔵法師の役柄の記憶しかなく、映画は全く見ていないことに気づいた。

 日常的な毎日の中で、世界の美女と言われる女優さんたちの映画に出会えるのは楽しいものである。
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春だ、花粉症だ。

2008年03月24日 | 季節の話題
 春のお彼岸も今日で終り、いよいよ「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、本格的な温かな春の到来である。

 やっぱり「春」は、心をうきうきさせてくれる、嬉しい季節だ。

 子供たちにとっても、保育園や幼稚園、小学校、中学校を卒園、卒業して、晴れて小学校、中学校、高校へと進学する「うれしい季節」である。

 一昨日の昼間は「雲ひとつない青い空」を満喫し、夜はきりっと光る「満月」を観ることができた。

 「春」といえば「桜の花」の開花便りも、もうすぐ南の方から聞こえてくるだろうが、もうちらほらと咲き出した「桜」もあって、うきうき気分が高まってくる。

 しかし、春が近づいて気温が高くなり、温かな陽射しと共に今年は「花粉」が例年より多いと思うほど、「花粉症」の症状が先々週から酷くなってきている。

 数年前までは「花粉症」なんぞは、か弱い女性か老人しかならないと思っていたのだが、大柄で長身の私の身にまで「花粉症」がやってきた。

 今年の私の「花粉症」は、いつもの様に「鼻がむずむず」したかと思うと、「鼻水」と「くしゃみ」の連続に始まって、先週の週頭には「かすれて声が出ない」症状が出て、まるで「大声を出しすぎた」かの様な状態で困ったものだった。

 「風邪」かなと思うほど声の状態は悪く、四日ほどして症状はましになったが、鼻の痒さとクシャミの突発的な衝撃は、出だすと止まらないほどであった。

 昨日は、週末移動八百屋のお客様の玄関口で、インターフォーンを押す前に、「大きなくしゃみ」の連続音で、「ガリバーが来た」と分かるほどの「くしゃみ攻撃」になっていた。

 そこで、自然療法の薬剤師さんから、シジゥムというハープ系のお茶をいただいて、毎日朝に煮出してペットボトルに入れてよく飲んでいるのだが、一向に直る気配がない。

 このお茶を飲むと9割方は直るよと言われていたが、なかなかそうは問屋が卸さない。

 お客さんの中にも「花粉症」のひどい奥様もいて、僕の症状に対して「杉茶」とほうじ茶、甜茶などをミックスした「花粉症対策茶」を下さり、その日は「お茶尽くし」で浴びるほど飲んだが、効き目は今一であった。

 「なかなか直らない」とシジュウムを処方してくれた女性薬剤師さんに訴えたところ、「そりゃそうや一日、二日では直らない」と、また「一ヶ月程飲み続けたら」とおっしゃる。

 そうだ一ヶ月程経ったら、たぶん「杉花粉」も自然に少なくなり、僕の「花粉症」も山を越えるだろうとマスクをして曇るメガネと格闘しながら、「花粉症」からの脱出を時間薬と諦めて、ゆっくりと付き合って行こうと思ったのである。

 「花粉症」も人間界の活動の自然界のしっぺ返しとして食らったもので、杉や檜が悪いわけではないので、我慢の「春」を過ごすしかないのである。
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荒れる春場所

2008年03月22日 | プロスポーツ
 大相撲春場所が明日、千秋楽を迎える。

 昨年からの「日本相撲協会」にまつわる事件や騒動は、まだ北の湖理事長の指導力と決断力のなさに加え、プロスポーツながら幾多の「甘い支援」のおかげもあってか、釈然としないままの未解決を残した状態で、「荒れる」と定評のある「大阪春場所」が始まったのである。

 あの巡業を病気治療という名目で休んだ横綱「朝青龍」が母国モンゴル共和国に里帰りしていて、ヒデ中田らと親善サッカーを元気よく楽しんでいた事件の決着もよくわからないまま、「横綱の品位」が語られ、一時は引退も宣告される瀬戸際まで行ったが、二場所欠場後の一月場所から土俵に復帰し、同じモンゴル出身の横綱白鵬の三場所連続優勝で、面目を保った。

 しかし、17歳の序の口力士への暴行致死事件が起きた「時津風部屋」の事件に関しては、昨年の6月の事件以来、相撲協会の対応は後手後手にまわって、やっと前時津風部屋の師匠は相撲協会から解雇され逮捕されたが、兄弟子と呼ばれる三人の力士は、まだ休場扱いのまま、処分が決まっていない。

 そんな雲行きが怪しく暗い「日本相撲協会」の現状の中、頼るはやはり二人のモンゴル出身「横綱」であることは間違いなく、「荒れる春場所」は、無難に始まっていた。

 序盤戦で「白鵬」が一敗し、「朝青龍」の全勝が続くかと思われた、去る12日目の取組は、結びの一番の前に、なんと「白鵬」が二敗目を「朝青龍」の前で喫して、万事休すの「朝青龍」の復活全勝優勝かと思われたのだが、そのすぐ後に、なんと朝青龍の高知明徳義塾高校の相撲部の先輩ではあるが、今まで7戦して全敗だった「琴奨菊」にがっぷりの四つ相撲から「朝青龍」は、まさかの敗退をしたのだ。

 そして翌日の昨日、十三日目、またもや「朝青龍」には、「もう勝てるとは思わない」と思うほどの28戦全敗だった「琴光喜」が、上手投げで強い朝青龍を初めて破って、なんと「朝青龍」が連敗して、横綱同士が二敗で並んでしまったのである。

 今日、十四日目はどちらも勝ったため、明日の千秋楽「結びの一番」に、両横綱が12勝2敗同士で激突し、日本の「国技」と称される「大相撲」で、モンゴル出身の二人の横綱による、千秋楽決戦が先場所に引き続いて実現することとなったのである。

 なんとも、「荒れる春場所」には、台本があるが如く、見事な筋書きのないはずの「大相撲」が、筋書き通りのドラマチックな「演出された様な千秋楽」を迎えることとなったのである。

 それにしても、佐渡ヶ嶽部屋の、いみじくも横綱朝青龍に連敗し続けていて一度も勝てなかった、琴奨菊と琴光喜が二日連続で、無敵の強さと今場所思われた横綱に圧勝したという「大番狂わせ」が、「荒れる春場所」を盛り上げてくれたことは間違いない。

 明日の千秋楽の「結びの一番」がどんな結果になろうとも、目出度し、メデタシではあるが、北の湖理事長の「日本相撲協会」の暗雲だけは、まだまだ続くであろう。
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イラク戦争から5年。

2008年03月20日 | 世界の問題
 2003年3月20日に、米軍がイラクへの爆撃を始め、「イラク戦争」が
開戦してから満5年が経った。

 この間に、フセイン大統領率いるイラクの独裁政府は崩壊し、フセイン元大統領は生け捕りにされて、裁判後処刑された。

 この「イラク戦争」を仕掛けたアメリカ合衆国のブッシュ大統領は、任期をあと一年足らずにして、国民の圧倒的な支持は低下しているが、いまだに「イラク戦争」を正当化しつつ、イラクに駐留させている「米軍16万人」についても、続けて「イラクの民主化と治安維持」のために「撤退」は考えないと大見得をきっている。

 果たして、この「イラク戦争」とやらは、ほんとうに必要だったのだろうか。

 この五年間にイラクの兵士は10万人以上、またテロも含めたイラクの非戦闘員である国民が8万人以上犠牲となっているほか、国内外を通じて「難民」しとなっているイラク国民があわせて400万人以上いるという現実をみても、決して「イラク」が平和な生活を送れる国となっていないことがわかる。

 アメリカ兵にも多大な犠牲者としての死者、負傷者が出ているが、アメリカ国内では、ただ今次期大統領候補の予備選挙の真っ只中で、ブッシュを継承する共和党のマケイン候補は、イラク戦争の正当性を主張しているが、民主党のオバマ、クリントン両候補は、イラクからの米軍の即時撤退、イラク戦争の誤りを指摘している。

 米国内では今日、多くの市民、学生による「米軍のイラクからの撤退」を主張するデモや論調が高まっているが、ブッシュ大統領は記者会見で「間違っていない」と強調している。

 このイラク戦争に協力、強調した西側諸国の中では、イギリスでさえ前首相が「過ちを認めた」格好になっているし、フランスやカナダも早々とイラクからの兵隊を撤退させて、イラク戦争からは手を引いている。

 しかし、わが国「ニッポン」は、未だに全く「イラク戦争」への加担、すなわち米国への追従姿勢およびイラク戦争の是非に対する見解の誤りについての謝罪や責任論は棚上げにして、昨年11月に一旦は期限切れした「テロ特措法」の参議院での秘訣後、新たな法律を可決させて「インド洋上」での米軍などへの「燃料と水」の補給を目的に、海上自衛隊補給艦が再び2月から、米軍に協力している。

 多額の税金を負担して、アルカイダをはじめとする国際的な反米テロ集団の撲滅のためとの「錦の御旗」で、米国への盲目的追従を続ける「日本」は、国際社会の中では、全くアメリカ合衆国の一部と化してしまうほどの「影の薄い国となっているのではないだろうか。

 確かにイラク国内での「シーア派」と「スンニ派」を中心とする部族や宗教対立と言う内戦的要素は否めない「イラク」ではあるが、果たして「世界の警察」を自認するアメリカの軍事的介入と日本の追従が、イラクの国民の本当の民主化と平和のためになっているとは信じがたいのである。

 今後も「泥沼化」することが必至の「イラク情勢」は、第二のベトナム戦争と同様のアメリカの完全敗退、ならびに撤退の時期を待つのみだろうと予測するのである。

 真のイラク国民の自立、民主化へ、石油資本や経済を狙うアメリカを中心とする資本が介入した「イラク戦争」の早期解決を望むものである。
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チベットと胡錦涛

2008年03月18日 | 世界の問題
 さる14日に勃発したと言われている「中国西蔵地域」のいわゆる「チベット自治区」で起きた事件について、新聞、マスコミ各社は「チベット暴動」と題して、それぞれに報道しているが、事の真相は十分にわかっていない。

 北京オリンピックを8月に控えた「中華人民共和国」は、中国製ギョーザ中毒事件に次ぐ「大きな信用問題」に皹が入りそうな事件に関して、「国内外の分裂勢力の策謀」との政府見解を強調している。

 この事件がなんと、中国の国会にあたる「全国人民代表者会議」すなわち「全人代」の会期中に起き、しかも胡錦涛現国家主席が日本の国会では「所信表明演説」のような政府見解を述べている時期に起きたのである。

 しかも、日本にとっては5月に予定されている「胡錦涛国家主席」の初訪日に向けて、中国と日本の関係修復を目指している時期に、中国産冷凍餃子事件についで起きた「人権問題」と「少数民族問題」という大きな課題に影を落とす事件となった。

 現在インド北部に拠点を置く、ダライラマ14世の「チベット亡命政府」は、中国チベット自治区の州都ラサでの武力鎮圧で少なくとも80人以上のチベット人が死亡したと指摘しているが、中国政府は13名の死者しか発表していない。

 このように現在の真相すら定かでない状況の中、多くのジャーナリストが滞在したり、取材しているだろうと思うのだが、なかなか事の真相が明らかにならないのは、やはり大きな権力基盤を持つ、漢民族の中国政府の「報道規制」や「鎮圧実態の隠蔽化」が行われているとしか考えられない。

 こうしたチベット支配を続ける「中国政府」の胡錦涛国家主席は、1987年からラサを中心にチベット民衆の蜂起が起き、1889年には戒厳令が引かれたのだが、その際の弾圧の責任者だったのである。

 もともとチベットは、独立した地域だったのにもかかわらず、1951年に新生中国政府が軍事侵略し、多くの仏教徒を虐殺し、ラマ教寺院の由緒ある寺院を破壊し尽くしたため、1959年にダライラマはインドに亡命し、臨時政府を樹立した経緯がある。

 その後、ダライラマ14世は、ノーベル平和賞を受賞したり、日本やアメリカでも講演活動をしているが、中国政府は神経を尖らしていた。

 写真のラサに聳え立つ「ポタラ宮」は、多くのチベット民族の象徴的な建物であるが、ここ10数年は宮殿内外には、ダライラマの写真、肖像は一切禁止されていて、全く飾ってない。

 壮麗で神々しい「ポタラ宮」が観光地点としても有名なのだが、チベットの聖都ともいえる「ラサ」とは、チベット語で「神の地」という意味であり、この神聖なるチベット族の神の地が、血なまぐさい惨事に見舞われたことは、結局は胡錦涛率いる中国政府の殺戮、弾圧、宗教、民族、人権破壊そのものではないだろうか。

 国連だけでなく、日本政府も大いに発言し、中国政府にも抗議すべき由々しき国際問題である。

 
 
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内モンゴルから初来日。

2008年03月17日 | ガリバー旅行記
 私が縁あって関わり出してから、早や20年になる「中国・内蒙古自治区」から、日本に留学している包海岩君と海霞さんのご両親が、やっとこさ日本に初めて来られた。

 一昨日の夕刻に名古屋国際空港に無事着いたというメールをもらっていたのだが、初めてのご両親の日本滞在は、彼らが現在居住する名古屋でのニ泊から始まり、今日の夕刻に京都に入られた。

 早速私は彼らの宇治のアパートに向かい、昨年の夏に内モンゴルでお世話になって以来の再会を果たした。

 親父さんは体重110キロもあるという大柄などっしりとした男で、まるで「お相撲さん」の様であり、奥さんも小柄ながらどっしりとした体格である。

 初めての日本の印象を伺うと、空気も町も綺麗だと嬉しそうに話されていた。

 今の季節は特に中国の全土が「黄砂」に覆われているわけではないだろうが、オリンピックの開催される「北京の汚染度」が問題になっているくらいだから、中国に比べれば、日本の空気の汚染はましなのかもしれない。

 今回の日本への初めての旅は2年ほど前から計画されていたのだが、なかなか中国・内モンゴル自治区から、普通の蒙古族の夫妻が、いくら息子と娘が日本に留学しているからと言っても、渡航目的の審査やらビザ申請など厄介な手続きが手間取って、やっとこさの来日となったのである。

 しかも、ご夫妻で中国国内もほとんど旅行されたことがないという包君のお父さん、お母さんだったので、これを機会に中国の首都「北京」で一週間を過ごされて一旦故郷シリンホトに戻られて、再びビザが下りたことを確認して北京経由で初来日されたのである。

 「お疲れ」だったと思うが、ニコニコと笑って私との再会を喜んで下さって、大きな体のお父さんとお互いに腕を回して再会を喜びあった。

 ささやかな歓迎の夕食の宴をと、近くの中国レストランに包ファミリー4人と共に出向いて、何で中国から来たお客サンなのに「中国料理」なのかなと思いつつ、美味しい中国料理をいただいた。

 モンゴル語で「イーアムテ」すなわち「美味しい」を連発しながら、お母さんもニコニコとお食事をされたのである。

 今回は観光ビザの期限が3ヶ月あるので、ゆっくりと日本に滞在されて京都のみならず、新幹線に乗ったり富士山を見たり、大相撲が観れたらいいなぁなんて話しながらの夕食となった。

 息子と娘に囲まれての久々の「水入らずの食卓」にお邪魔した格好になったが、楽しくお元気そうに食事をされていたので安心した。

 19日には同志社大学構内で歓迎夕食会をしたり、20日には京田辺および京都市内の案内を私がする予定なので、少しでも日本の春、京都の美しさを体験してほしいと願っている。

 ほんとうに、よく来てくださいました。熱烈歓迎致します。ごゆっくりと日本の春を楽しんでくださいね。
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