ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

五つの赤い風船!!!

2013年09月30日 | イベント
先週の土曜日の夜、仕事で移動中にスマホのフェイスブック情報で知った、元五つの赤い風船のベーシストだった「チョーさん」こと、長野たかしと奥さんの森川あやこさんのライブコンサートが京都、伏見区の喫茶店で行なわれるということなので、仕事帰りに車を跳ばして行ったのでした。

 昔、昔、その昔、今からそう約45年も前に、フォークグループ「五つの赤い風船」は活躍していて、ご存知の方にはとても懐かしい、西岡たかしのおっちゃんと東祥高、藤原秀子、そして長野たかしの四人で活動していて、あの名曲「遠い世界に」をはじめ、数々の懐かしの名曲と共に、我らの青春時代に色濃く印象的なステージとメッセージを届けてくれていたのでした。

 その歴史的な関西フォークの台頭著しい1960年代後半に、大阪で誕生した「アングラレコードクラブ」、つまりURCレコードの最初の会員頒布LPレコードの一面が「五つの赤い風船」で、裏面か表面かは定かではないのだが、反対面には今は亡き「高田渡」が録音されていたのである。

 そんな「五つの赤い風船」のメロディーと歌声は、当時の若者たちの間でも、とても人気であり、ラジオ番組やライブステージ中心に、全国的に活動の幅がひろがっていたのだが、実は私が縁あって当時大阪梅田に事務所があったURCレコードに入社し、最初の仕事が何故か、この「五つの赤い風船」の楽器運びのための運転ということだったのである。」

 その後、私は音楽舎というイベントとマネージメントを行なう部門ではなく、レコードの営業から、音楽制作、音楽著作権の管理、プロモーションという仕事に変わったので、五つの赤い風船には関連しつつも直接的には彼らと旅を共にすることも少なくなり、所属アーチストとして、岡林信康や加川良、はっぴいえんど等と同様に、一ファンとして、また仕事に関連した彼らの曲に接っしたり、スタッフ一員としての観る事はあっても、一緒に話す機会はほとんどなくなったのであつた。

 しかし、五つの赤い風船の北海道ツアーや、当時毎週出演していた京都大丸の屋上でのKBS京都の「アクションヤング大丸」と言う生ライブ番組には付き添っていたので、とても印象に残っているし、数々のエピソードも記憶にあるのであった。

 そんな音楽業界に入った私は、その後東京に出て、フォーク系の音楽出版の仕事に従事し、今から40年前には自らの主宰する「ゼロ音楽出版」という有限会社を立ち上げて、みなみらんぼう、なぎら健一、中村ブンなどをマネージメントしつつ、音楽制作やステージ製作、祖してCMやドラマの音楽制作なども手がけて、約8年間の東京暮らしをも体験したのであった。

 それから、年月が流れ、なんと40年ぶりに、元五つの赤い風船のベーシストだった「長野たかし」にFaceBookで再会し、今回のミニライブで直接彼と奥さんのハーモニーでの「遠い世界に」や「まぼろしの翼と共に」などの風船の名曲と彼ら夫妻の新作CDである「面と向かって!」に収録されている曲の数々を生ライブで聴くことが出来たのであった。

 あの伝説と歴史をつくった「西岡たかし」のおっちゃんも、五つの赤い風船40周年と題したコンサートツアーを元気にされているのだが、元のメンバーであった「東祥高」トンは今年亡くなったし、長野たかしは現在は西岡とは共に行動していないので、あの頃の「五つの赤い風船」を再現することは不可能なのは、とても残念である。
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「金儲け商品」

2013年09月18日 | ちょっと可笑しいよ
 台風一過の秋晴れの好天気に恵まれている私たちの地域だが、今回の台風18号では直接台風が通過したわけではないのだが、風雨が激しく、京都観光の景勝地でもある「嵐山・渡月橋」あたりの桂川が氾濫したり、京都市内の伏見区でも加茂川の下流域で洪水になったりと、大きな水害被害が出て、明日の「中秋の名月」どころではない被災地、被災者の皆さんには、お見舞い申し上げる次第です。

 今年の夏の暑さは誰にとっても「異常」の一言に尽きるほどのもので、皆さんも今頃「夏バテ」などされていないでしょうか?、「ヨク頑張ったね」とお見舞い申し上げます。

 そんな暑さのセイもあるのでしょうか。先日仕事の移動中に耳にした「FMラジオ」で、とんでもない言葉を耳にしたのでした。

 ある奥さんが旦那さんに、それとはなく聞かれたそうなのですが、「最近テレビやラジオでよく言っている、金儲け用品ってどんなものなの?」と、、、、。

 「えぇ!」「金儲け商品?」「何やそれ?」と一瞬戸惑った旦那さんでしたが、よく最近聞くというので「ハット」気づかれた層なのです。

 なんと、それは「金儲け商品」、つまり「かねもうけしょうひん」ではなく、「カネボウ化粧品」、つまり「白斑被害者が続出している」、あの大手化粧品メーカーである「かねぼうけしょうひん」だったのでした。

 ひらがなで記すと、「も」が「ぼ」に変化しているだけなので、確かにいい加減に聞いたり、言ったりすると「かねぼうけしょうひん」は、「かねもうけしょうひん」と聞こえるのでした。

 とんでもない間違いなのですが、その奥さんは真面目に「金儲け商品」があるのなら、私も買ってみたいと思われたのかも知れませんが、世の中にそんな「濡れ手に泡」の様な「金儲けできる商品」なんて、無いのです。

 しかし、そういう冗談めいた話から、私はとんでもない時代、すなわち金儲けという事態そのものが人生の最大の仕事の様な、言い換えれば人生の目的は「金儲け」などと考える人々が増えている時代ではないかと考えさせられてしまいました。

 確かに人間は「霞を食っては生きていけません」が、そんなにまでして「金儲け商品」を手に入れてでも、お金が欲しいと思う人がいる時代となっているのではないかと自問自答せざるを得ませんでした。

 やはり、なんとも言えないけれど、「薄ら寒い」世の中になりつつあると感じたのは自分だけではないと思うのですが、今回の豪雨で大阪の淀川で濁流に流されかかった子供を助けてくれたという中国人留学生のニュースを耳にして、決っして日本人だけでなく中国人でも韓国人でも、「お金儲け」だけでなく、「人道的」とでも言うべき、人としての当たり前の様な行為、「人助け」を自分の命やお金では代えられない、必死の気持ちで行なう人もいることに安堵の思いを感じました。

 中国や韓国の人たちを「尖閣」や「竹島」問題と絡めたり、政治的対立を背景に敵対視したりせずに、地球人、誰もが何処かでつながっている人間としてみて、差別したり蔑視したりすることのない、普通のお付き合いが出来るような世の中であるようにと願っています。

 聞き違いや冗談ではなく、「金儲け」だけが人生ではありませんから。
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オリンピック2020東京

2013年09月08日 | イベント
 昨夜、2020年のオリンピック開催が、東京に決まった。

 1964年の東京五輪以来、実に56年ぶりの開催となるのだが、今回の開催決定に至るまでは、東日本大震災による津波被害によるところが大きい、東京電力・福島第一発電所の原発事故のその後の「汚染水」問題と多くの被災者の救援、復興問題が絡んでいて、国際的な関心は、ただ単に東京に開催能力があり、経済的背景がしっかりしているという利点だけでない課題として、国際世論も問題視していたし、国内でも多額な五輪投資の金があるのなら、もっと手厚く早くに被災地、被災者支援に重点的に予算と政策を充てるべきとの意見が多くあった。

 しかし、安倍首相はオリンピック開催都市決定のアルゼンチン・ヴェノスアイレスに乗り込んでも、記者団に対して、プレゼン席上でも、「東京は安全だ」、放射能汚染もWHOの健康へのリスクとされている値の500分の1しか検出されていないなどという、いい加減な説明でごまかし通して、世界中の心配をあざ笑うかの如きピエロぶりを発揮して、開催決定の瞬間から、招致委員会のメンバーの輪の中で、満面の笑みを浮かべてはしゃいでいた。

 一国の首相が、国際的なスポーツ的イベントの開催都市誘致で、こんなにも無知なコメントを平気で繰り返した上で、福島県出身のパラリンピック出場候補の障害を持った女性アスリートや、現役アスリート、皇室のフランス語を話せる高円宮妃殿下や滝川クリステルなどにも、協力をしてもらって、チームワークの勝利だというのである。

 猪瀬東京都知事にいたっては、なんと第二次世界大戦時の敗戦の原因が陸、海軍が別々の統率で動いていたのが問題との認識で、今回の敵を倒せた?!のは、政府、財界、スポーツ界、国民が一体となったチームワーク、組織の勝利だといわんばかりのコメントを出していて、とんでもなく違和感を感じずにはいられなかったのである。

 いずれにしても、今朝のある教会での信者の祈祷にもあったのだが、多くの国民が「大金を使う五輪開催ならば、その数倍いや手厚い支援や拠出金が被災地ならびに被災者に優先的にあてがわれるべきだとの心境を語ったり、思いの心情としてもっているのが正直なところであり、是非オリンピック誘致に成功したと、マスコミや財界も浮かれずに、しっかりとした被災地ならびに被災者支援、及び放射能汚染の見えざる対策に全力を捧げていただきたいと思うのである。

 たぶんに、2020年の東京オリンピック開催決定という「明るいニュース」が一人歩きして、暗い重たい課題を拭い去ることが出来そうに、勘違いしがちだが、決して大きな重たい課題は簡単には解決しない問題なのである。

 いくら今回の東京五輪開催を多くの国民が支持していたかのような事前のアンケート調査があったとしても、これらは意図的に操作されたものだろうし、原発事故問題だけでなく、政府をはじめ、五輪招致委員会も、東京開催にストップをかけそうなデータや危惧を意識的に払拭するのに躍起ていたはずで、事前のロビー活動などでは、そのことつまり「汚染水問題」の問題なしと言うテーマで奔走していたと連想される力の入れようだった様である。

 とにかく、決まった東京オリンピックガ開催される7年後の日本が、特に福島や東北地域が東日本大震災ならびに福島原発事故からの少しでもの復興と、被災者の支援が行き届いて、生きる希望と勇気が増すエネルギーが芽生える状態になっていることを心から祈りつつ、オリンピックの東京での二回目の開催を健康で迎えられることを期待している。
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