ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

数年ぶりの内モンゴル!!①

2014年08月26日 | イベント
さ 皆さん、ご無沙汰です。

 久しぶりの内モンゴルツアーを企画して、何とか男女各3名と私自身を含めて総勢7名と言う、とてもいい人数でのグループ旅行と言う形で、私にとっては第二の故郷と言っても過言ではない、中国の内モンゴル自治区の克旗の白音教包(バインオーボー)と言う、とても素敵な小さなシンボルの山のある、大草原に、モンゴルの遊牧民たちが住まう移動式の素晴らしいゲル(中国語ではパオ)に4泊5日するという生活を中心に楽しんで、一昨日無事全員元気に帰国しました。

 今回の久々の内モンゴル行きは、かつて私自身が何度も行った「モンゴル」に私も是非行ってたいという、ある女性の希望があり今年の春から準備を重ねて実現したツアーなのですが、当の女性は体調が良くないとの理由で参加を見合すという結論に残念ながらなってしまい、名古屋に今は住まいする留学生の包君をはじめ、日本国内の小さな旅行社や中国内蒙古自治区の赤峰(チーフン)で、やはり小さな旅行社を営む私の友人でもある張さん、そして草原生活を全面的にサポートしてくれる予定の包君のファミリーなど、多くの知人、友人たちの協力を得ての企画なので、何とか参加者を少なくとも数人は募って実現したいと思っていたので、結局縁あって参加を決めた仲間6人が集まり、6月中旬に漸く最終的な実施が決まったという旅となりました。

 私が最初に内モンゴル草原に足を踏み入れたのは、1988年の夏であり、1990年の夏に子供たちに異文化交流と大自然の体験をさせたいとの趣旨で立ち上げたプロジェクト「地球学校」の企画のテストランとして40人もの大人が、内モンゴルにあるという「幻の湖と呼ばれるダライノール」と言う湖を目指して旅したことが始まりで、翌年の89年に天安門事件が生じ、上海では高知学芸高校の修学旅行の生徒らがたくさん死傷すると言う列車事故が起きたことが重なり、いくらなんでもバブル経済で日本国内は浮かれていたとしても???、子供たちを中国に旅させるのは不安との心境が生じたために、一年延期して、1991年に100人の小学4年生から高校2年生までの児童、生徒100名を全国から募集して実施した「内蒙古地球学校」という大きな企画の実質的な準備を担ったことで出来た「縁を絶やさず」との思いで、93年に実施した「日本海地球学校」の翌年1994年から、私が中心となって、「この指たかれ方式」で、だいたい毎年夏に計画し、たぶん10数年続けてきたのが、このツアーなのです。

 何と今年はわけあって数年ぶりの計画、実施となったため、中国国内の物価が五倍から六倍も数年前から高騰していたり、内モンゴル草原の自然環境や遊牧民たちの生活環境も大きく変化しているとのことも伝わってきていたので、いろいろと準備しながらも、少々不安なところもあり、入念に赤峰の旅行社の張さんや草原でサポートしてくれる包家族の父と息子のO君との連絡、確認もして8月16日に大阪関空を一路北京に向かって飛び立ったのでありました。

 北京では万里の長城の一つ慕田山谷に登頂見学し、北京五輪で新装なった北京北駅から夜行寝台快速で内モンゴルの玄関口でもある「赤峰」まで快適な二段ベッドの二つあるコンパートメントタイプの客室で寛ぎながら、夜明けの赤峰駅に到着したのでした。

 20年ぶりだという、通訳兼ガイドのハスさんと再会し、朝食後運転手さん、通訳のハスチョロ氏と我々7名を乗せたワゴン車は、素晴らしい高速道路の出現で遅い昼食をはさんで、約6時間で私の大のお気に入りの大草原、白音教包の入り口に到着しました。

 待ち受けていたのは、数人のモンゴル人で何と道路上で乃予期せぬ「歓迎セレモニー」が早くも始まり、何と60度を超すと言うモンゴル草原の「白酒」が銀の杯になみなみと注がれて、モンゴル式の天と地と神様に感謝と尊敬の念を表わす儀礼の挨拶をしながら、イッキニ飲み干すという恒例の挨拶が行なわれ、参加者一同驚きつつも、白酒の強い喉越しに酔いました。

 そこからアスファルトの道路ともお別れし、我々が5日間を過ごす予定の素晴らしく準備された特設ゲルに到着しました。

 これからの5日間は、それはされは語り尽くせない程の時の流れの中、ゲルで宿泊し、蒙古馬の乗馬、白音教包への軽登山、羊の解体、満天の星の連夜のショーと続き、一日か早朝より真夜中まで日本国内で感じるよりは倍以上、40時間ほどあるのではないかと思うくらいの時の流れを感じつつ、昼寝や読書、散策なども各自が楽しみながら、三度の食事をとても美味しくいただきつつ、ビールやスイカ、ミネラルウォーターで水分補給を欠かさず、和やかに独特の草原の涼しさと、とても気持ちのいい草原を吹き抜ける風に身を任せる、贅沢な時間を過ごしました。



 詳しくは、また次回のガリバー通信で報告したいと思います。
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