ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

W杯、日本敗退!!!

2014年06月26日 | プロスポーツ
では ワールドカップ、2014ブラジル大会も一次リーグの総当り試合が終了し、ザックジャパンこと、日本代表チームはご存知の如く、決勝リーグへの進出はならず敗退し、現地を離れてサンパウロから帰国の途についたと報道され、ザッケローニ監督の退任や主要選手たちの記者会見やコメントが伝わってきていて、「敗残の兵が語る」報道が次々となされている。

 日本代表チームは、一次リーグでコートジボワールに緒戦で1対2の逆転敗けをして以来、自分たちのサッカーをすれば何とかなると、口癖の如く語ってきたが、ギリシャ戦では得点を入れることすら出来ず辛うじて引き分けに持ち込むのがやっとで、最後の「奇跡を信じて」戦ったコロンビア戦では、前半終了間際に岡崎の見事なヘッドで同点にしたのがやっとで、後半はコロンビアの速攻に見事な3点を入れられて、1-4で完敗して、勝ち点1の最下位で二次リーグへの切符を得られず無念の敗退となった。

 私は俄かサッカーファンの一人として、最初のコートジボワール戦と3戦目のコロンビア戦は自宅のテレビで全て観戦したのだが、2戦目のギリシャ戦だけは、仕事の仕入れのために車を走らせている時間帯だったために、自家用の運転をしながらFM放送の中継を聴いて応援しながらゲームの動向を見守ったので、今回のザックジャパン、侍ニッポンの戦いぶりの感想というか、敗因に感じるところがあった。

 まず、日本代表イレブンは、本田、香川、岡崎らを中心とするFWたちの動きが他のチームと大きく違うと感じたのは、パスサッカーとしては基本的なのかもしれないが、ボールを保持して攻撃に移るスピードが比較すれば、相手チームより遅く、その原因として考えられるのは、攻撃の手順を「考える」時間が長くて、相手チームの守備陣が「守り」につくという余裕を十分に与えてしまい、より難しいシュートチャンスのみを日本選手が蹴っていたという印象が強かった。


 つまり、確かにFIFAランクでは上のグループ内の3チームとの戦いではあったが、相手チームはボール保持率が少なくても、個人技的アクションとでも言うべき「速攻」で、前へ前へと突っ走り、相当早い段階でゴールへのシュートを的確に蹴っていて、ゴールしたというケースが多くあり、彼らの技量もあるが、とても動物的とでも言うべき咄嗟の判断で突進していたというへき攻撃が印象的であった。

 日本代表の「考える」というとても賢い作戦はことごとく相手には、「守りの時間的余裕」を与えていて、逆に日本のDFたちが自分たちのゴールポストの周辺へ帰り着く前に、相手の個人的シュートがGK川島の守りを見据えたかの如く、衝き刺さった感じのゴールにしてやられた感じが多かった様に思うのである。

 決して人種や頭脳の違いとは言わないが、プロスポーツ全般でも感じてしまうのだが、技量や体力の差もあるとは思われるが、その差を「頭脳プレイ」や「作戦」で埋めようとしていたとすれば、到底叶わない感じの「スピード」の差で完敗したという印象なのである。

 確かに日本選手は体力的には他の国のイレブンより背が低くかったり、相手とぶつかった際の体力には見劣りするケースもあるのは事実だが、攻撃型サッカーを目指していたと言われる割には、やはりスピード面で差が大きかったと感じていて、前後半各々45分という長丁場のゲームでの、特に後半戦でのスピードの差は格別で、コロンビア戦での後半の3点の入れられ方や、コートジボワール戦での、後半の2点の逆襲のゴールなど、イッキニ攻められて得点を許し、敗退するというパターンを体験してしまったのである。

 個人技的には、本田、岡崎、長友、柿谷、大久保、内田、吉田らの素晴らしい技量の持ち主が集まっての「ザックジャパン」であったことは間違いないのだが、チームプレイとしての作戦に終始しすぎて、本来のスポーツの醍醐味のひとつでもある「スピード」というテクニックではない「動物的速さ」でのゲーム展開の「妙」に欠けてしまって、「完敗」したという印象であった。

 日本代表イレブンの皆さん、お疲れ様。ゆっくり心身ともに癒して、お休み下さい。期待の夢と久しぶりのドキドキをありがとう!!!
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球春楽し滑り出し!!!

2014年04月30日 | プロスポーツ
 四月も末日、いよいよ本格的な春から初夏へと移る季節だが、私の大好きなプロ野球も、ようやく一ヶ月余が過ぎて、セ・パ両リーグとも、大半の評論家やファンの予想に反して、セリーグでは広島カープが勢いのよい滑り出しで首位をキープ、本日の首位攻防戦で我が阪神タイガースに負けたが、依然勝率の差で、トップを走り、パリーグではオリックスバッファローズが首位と言う、番狂わせ?、春の珍事を独走気味である。

 プロ野球開幕前のほとんどの予想がセでは巨人の独走、ぶっちぎりの優勝、パもソフトバンクの優位が大半の予想だったのだが、この例年下位に甘んじていた広島とオリックスが首位を走る展開は、とてもプロ野球ファンにとって新鮮でもあり、気持ちのいい球春だと感じている。

 毎年のシーズンを前に、巨額の軍資金でFA選手や外人選手を獲得して磐石の力を誇示する宿敵「巨人軍」が、今年も元西武の片岡、元中日の井端、元広島の大竹らを獲得し、外人選手もアンダーソン選手やセドン投手を得て、滑り出しは快勝のスタートだったのだが、ここに来て少し躓きだしている様で、アンチ巨人ファンにとっては、とても愉快であり、やはり巨人の独走などは面白くもないし、シーズン全日程をつまらなくしてしまうので、終盤で巨人が本領を発揮し優勝戦線に食い込んでくるのは結構なのだが、ともかくオールスター戦、もしくは前半戦は下克上的争い、すなわち現状の様な広島カープやオリックスの快進撃が見ものであり、プロ野球全体が盛り上がること間違いなしである。

 言い忘れたわけではないが、我が長年愛して止まない「阪神タイガース」も、開幕戦の東京ドームでのジャイアンツ戦での、西岡選手と福留選手の激突と言うアクシデントで、阪神タイガースにとっては無くてはならないムードメーカーでもあり、リードオフマン、名手西岡剛選手が大怪我をして戦列を離れてしまうという「悪夢」の様な出来事が生じて、「あぁ、今シーズンも終わったか」とも一時は感じたのだが、かえって選手の結束が高かまった様で、西岡選手の穴を埋めるどころか、レギュラーへのチャンスとばかりに、上本、大和選手らが大活躍し、新外国人ゴメス選手も開幕前の評判は期待されていない状態だったのに、打つわ出るわで、結局4月末でセリーグの打点トップの33点を稼ぐ大活躍をし、阪神の4番として開幕以来27試合連続出塁という記録までつくったのである。

 広島カープでは、新人の大瀬良投手が活躍したり、マエケンを中心に九里投手も新人投手として勝利を上げるという広島球団伝統の投手王国といわれるような守りの野球から、エルドレッド、丸、菊池、広瀬、ルナなどの攻撃陣も大活躍し、打ち勝つ野球で快進撃を果たしているし、オリックスでは、エース金子投手や西投手を中心に着実に勝利を積み重ね、元阪神の井川投手も何とか勝利に貢献するという「森脇新監督」の腕の見せ所が随所に見られる勝ち方で仰木監督時代以来の優勝の可能性も出てくる勢いである。

 とても、プロ野球がせ楽しくて、時間があればテレビ中継は必ず阪神戦を観るのだが、観れない時は妻が必ず録画していてくれるので、結果が勝利だとわかるときは、時間を短縮して「いい場面」だけを夜か翌日に見ることもあり、昨日の広島戦でメッセンジャーが完封し、福留が8回に決勝ホームランを打って勝った試合は、雨のため試合開始が30分も遅れたにも関らず、テンポよく試合が進み、両軍投手の好投もあり、試合時間は何とプロ野球としては珍しいほどの2時間で終了したので、中継録画なのだが、最後の勝利のヒーローインタビューとしての、福留康介選手とメッセンジャー投手の声と映像もしっかりと観ることができたので、とても気持ちのいいプロ野球鑑賞となった。

 明日から5月に入るが、鯉のぼりの季節に、広島カープがドコマデ勝ち進むか、我が阪神タイガースが早くも首位に踊り出るか、とても楽しみだが、今年の甲子園初観戦の5月11日の巨人戦では、どんな試合を見せてくれるのか、今から楽しみでもありワクワクしているのである。

 2003年のシーズン、星野監督の下でタイガースが18年有償ぶりに優勝した年以来の、甲子園10連勝を果たした阪神の1番から8番までの打者陣、上本、大和、鳥谷、ゴメス、マートン、新井良太、福留、鶴岡は、今日の広島戦では3回で早くも先発全員安打を記録するほどの活躍で、今後も
私たちファンを大いに楽しませてくれることはき間違いない。
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ヤンキーズ田中誕生!!!

2014年01月23日 | プロスポーツ
プロ野球界で昨シーズン、セリーグの覇者読売ジャイアンツを破って、球団創設以来初の日本一になった楽天ゴールデンイーグルスのエース田中将大投手の、ストーブリーグの野球ファン最大の関心事だったメジャーへの挑戦が、ワールドシリーズを27度も制覇したメジャーリーグの名門チーム「ニューヨーク・ヤンキーズ」入団というビッグニュースとして報道された。

 日米のプロ野球界での新しいポスティングシステムが締結され、球団への譲渡保証額が2000万ドルを上限とするというアメリカ球団にとっては都合がよく、メジャーリーグへ行こうとする日本球団の選手にとっても多数の入団交渉するチームが可能となるという新制度だったが、現有勢力の有力選手の希望とはいえ、手放し譲渡する日本の球団側にとっては、限られた譲渡補償額が不満だったと思われる制度となった。

 そんな中、楽天球団は本人の強い意思と多くのファンと球界関係者の期待を受け止めて、田中将大投手のメジャーへの新ポスティングシステムを使っての譲渡を許したのだろうが、この一月間の大リーグ各球団と田中将大選手の代理人との交渉は大変な交渉だったのだろうと推察される。

 マー君自身の記者会見では、最後まで獲得を競いあったとされる、ロサンジェルス・ドジャーズやダイアモンド・バックスなど数球団との交渉の過程での迷いや不安などは、ノーコメントという形で全く話されなかったので、その経緯や交渉の真意はわからないのだが、何故かはじめからヤンキースと決めていたのではないかとさえ思う決まり方ではなかったかと思うのである。

 田中将大投手が夏の甲子園決勝でハンカチ王子、斉藤投手と投げあった年の秋に、高校チーム日本代表の一人としてアメリカ大陸はに渡り、アメリカの高校生チームと試合をして投げて以来、ニューヨーク・ヤンキーズのスカウトや球団は、将来の獲得選手候補として彼に注目していたらしく、楽天イーグルスでの活躍やWBC、ワールドベースボールクラシック等での活躍や投球内容もチェックしていて、昨年の日本のプロ野球でのシーズン24連勝負けなしを含む、ポストシーズンでのここ一番での活躍、投球度胸と抑える技術をも高く評価していたのだろう。

 三年前の東日本大震災以来、東北ガンバレ、日本ガンバレのキャッチフレーズが全国的に国民の合言葉のようになっていたのだが、その中心と言うかシンボル的な役割を、仙台を中心に東北各地から日本全国へと波及させた熱い心、魂の復興の源の一つとして、東北楽天ゴールデン・イーグルスがあったことは間違いなく、マー君の女房役でもある嶋捕手が言い放った言葉は、プロ野球ファンのみならず日本中の東北への支援の輪を広げる大きなきっかけにもなったし、田中将大投手の頑張りと結果が、どれ程被災地の人々の勇気と希望となったことだろうかと思うのである。

 また実際の田中将大投手の女房である、元タレントの里田まいさんは、家庭での内助の功としてのサポートだけでなく、楽天の地元仙台での試合にしばしば観戦に現れていたらしく、それも隠れてではなく正々堂々とエース田中将大18と書かれた旗まで持参しての一ファンとしても明るい声援をていたらしく、とても好感がもてるコンビであったのではないかと思うのである。

 ともかくヤンキーズ入団決定、オメデトウなのだが、マスコミはとかく最高額契約で七年契約、合計15500ドル、日本円にしたら約161億円、年俸約23億円で日本選手の大リーグ契約としては最高額だし、新人選手の歴代契約額でも破格の第5位の高額だとのコメントばかりで、彼の今シーズン以降のメジャーリーガーとしての活躍への期待よりも、ビッグマネーが動くことにしか言及していないのは少し興ざめである。

 東北楽天ゴールデンイーグルスという球団創立9年目の新興チームが星野監督の下で、日本のプロ野球界での名門、常勝集団、読売ジャイアンツを撃破して、日本一の栄冠を勝ち取った立役者であり、日本プロ野球界の大エースが、野球、ベースボールの本場アメリカに乗り込んで、
ヤンキーススタジアムノのマウンドに立ち、先輩黒田投手やイチロー外野手などのチームメイトと共に、今秋再びワールドシリーズを制覇して、歓喜の嵐の中にマー君こと、田中将大投手がいることを想像し、東北各地のファンだけでなく、日本全国の野球ファンが一緒に喜べる活躍を期待して止まないのである。
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阪神、藤浪獲得!

2012年10月25日 | プロスポーツ
今夕行われた、プロ野球ドラフト会議で、我が阪神タイガースの和田監督が、4球団が一位指名して獲得の意思を明らかにしたのだが、くじ引きで念願の高校球児「なにわのダルビッシュ」と称された今年の甲子園優勝投手である、大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手を引き当てて、ガツツポーズで喜びを表わした。

 我が阪神タイガースの今シーズンは、言わずもがなの最悪と言っても過言ではないペナントレースでセリーグ5位に甘んじてしまったのだったが、ファンにとって最後に大変喜ばしい知らせが待っていたというべきか、私はテレビのドラフト会議中継を見ていて、過去12年間一位指名競争では、くじ運からは見放された格好で敗者というべき憂き目を味わって来たので、今度こそ今年こそという願いはあったものの、まさか「当たりくじ」を引き当てるなんて奇跡が起こるとは信じがたいほど、嬉しく思ったのであった。

 今朝は職場の同僚とドラフト会議について世間話的に話していて、12連敗したのだから今年は必ず引き当てて、13連敗はないと思うと言葉では言っていたが、まさか予想通りに獲得の権利を得るとは驚きというべき喜びであった。

 今シーズンは阪神が勝利したら、ささやかな喜びとしてビールか焼酎の缶を1缶開けて、妻と乾杯するというささやかな恒例イベントを実際に行うことが、記憶では10回ほどしかなかった様に記憶しているのだが、今回は試合での勝利ではないが、久々に夕食時に「おめでとう!」の乾杯を期せずしてしたので、一時間ほど夕食後は眠ってしまった。

 大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手は身長197センチで、東北花巻東の大谷投手と並んで、今年の高校生ドラフトの目玉だったのだが、大谷投手が事前にアメリカ大リーグへ行くことを決意したしたと記者会見したことで、日本ハムはそれでも強行に一位指名はしたものの、ドラフト会議では現実的な可能性としての藤浪投手を、オリックス、ロッテ、ヤクルトと阪神の4球団が第一次選択選手として指名したので、後はくじ運のみの決定を待ち、見事に和田監督の手で「当たりくじ」が引かれて大満足の大勝利となった。

 まずは一安心というドラフト会議であったのだが、2位指名においても甲子園で活躍した光星学院の北条内野手を指名獲得し、阪神タイガースにとっては、来期以降に夢をつなぐ補強となる見通しが生まれ、最近にないドラフト会議での収穫の多い今年となり、低迷し続ける阪神タイガースにとって、ましてやファンにとっては、とても楽しみな来シーズン以降となることが喜ばしい。

 早速、沖縄にいる息子夫婦と市内にいる娘にもメールを送り、喜びを伝えるとすぐさま、沖縄の息子の嫁からは来春の沖縄宜野座キャンプが楽しみとの内容の返信が返ってきた。

 ついでと言ったら叱られるかもしれないが、サッカーJリーグの地元京都サンガも、本日J2の試合で徳島を破って、今のところ2位をキープし、残りたぶん3試合でのJ1昇格への期待が濃厚となったという、サンガの熱烈なサポーターからのメールも届き、我が阪神タイガースにとっても、サッカーの京都サンガにとっても、来シーズンに向けての新しい門出の記念すべき日となっと喜んでいる。

 あの憎きライバル巨人は、原監督の甥っ子かしらないが、またもドラフト浪人をしての巨人入団を確定した某投手の獲得が報じられていて、いつまで経っても、プロ野球界は巨人が中心という、ナベツネ色、巨人スピリットと称する「すね癖」、独断と偏見とひとりっ子的球団とでも言うべき勝手気ままなドラフト会議への参加という印象を拭うことが出来ない結果となっていた。

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今シーズン終了!!

2012年10月09日 | プロスポーツ
我が阪神タイガースの最終試合が今夜、阪神甲子園球場に4万7千人を超す大観衆を迎えて行われ、DeNaベイスターズ相手に3-0の完勝で終了し、今期で引退する金本知憲選手の引退セレモニーが試合終了後に行われた。

 2012年度の阪神タイガースのペナントレースは、真弓監督の後を受けた生え抜きの和田監督の下、新しいコーチ陣の指導と共にスタートしたのだったが、投手陣が頑張ったのにも関わらず、肝心の打者陣の不調が続き、主砲ブラゼルと安打製造機的に二年連続最多安打のマートンが絶不調で、鳥谷、新井兄、平野らの主力の日本人選手も、いくら経っても調子が上がらず、勝てる試合も後半につまらぬミスや力尽きた感じで逆転負けするなど、さんざんなシーズンとして成績は、セリーグ5位という体たらくな結果に終わってしまった。

 誠に残念なシーズンだつたが、そのシーズンを締めくくる試合が、まさかの金本選手の引退試合になるというのも、間違いないチームの若返りと大きな変革を必要とする必然的なシーズンとなったのであり、来シーズンは金本、城島、ブラゼルなどと共に球児や鳥谷らの去就もうわさされる中での、大きな転換期という印象を強く持ったシーズンとなった。

 長年の阪神タイガースファンの一人としては、この十年間つまり2003年に星野監督の下金本が移籍してきてくれて1985年以来の18年ぶりのセリーグ制覇を果たし、翌々年の2005年にも岡田監督の下で、またも優勝したという実績を含め、昨シーズンと今シーズンはBクラスに低迷してしまったが、常に優勝争いに絡んで熱戦を繰り返したという、稀な強いタイガース時代となったのであった。


 というのは、私が阪神タイガースの熱狂的なファンを自覚して以来、昭和37年と39年の藤本定義監督時代、つまり三宅、吉田、鎌田、藤本の内野陣とソロムコ、大津、浅越らの外野陣に、小山、村山、バッキーなどの好投手と辻捕手でセリーグを席巻した時代に次ぐ、タイガースの黄金時代だったのである。

 日本にプロ野球が誕生し、読売ジャイアンツとの伝統の一戦と、ここ半世紀近く言われる所以となった時代だと思われる、藤村、土井垣、景浦らが活躍した時代を第1期黄金時代とするならば、ここ10年のタイガースは第3期黄金期だったと言えるわけだが、その立役者であり、一番の功労者が背番号6の金本知憲外野手であったことは、ゆるぎない事実であった。

 その不屈の精神で、広島カーブと阪神タイガースで21年間現役生活を続けた44歳の金本選手の引退セレモニーでの挨拶は、両親から始まり、自分の野球人生に関わった全ての方々と多くのファンへの感謝の言葉で始まり、引退試合となった相手チームのDeNAベイスターズへの感謝とエールの言葉を挟んで、最後に野球の神様への感謝という形で終わった。

 終止笑顔でゲーム中も、引退セレモニーでも涙を見せずに通した金本選手だったが、やはりここ阪神タイガースでの最後の3年間は、肩の怪我からの故障で情けない成績で苦しんだ様で、最後にもう一度優勝したかったと寂しさも語っていた。

 しかし、打点こそ偉大な長島選手には及ばなかったが、安打、打点、本塁打の全てで歴代ベストテン入りした記録は偉大だし、1492試合連続試合出場やフルイニング連続出場記録、そして本人が何よりも誇りに感じているという、1000打席以上の無併殺記録という地味な記録だが、全力疾走でダブルプレイを防いだという大きな勲章は、金本らしい誇りだと思うのである。

 来年以降は決して観られない金本知憲選手のグランドでの現役選手としての姿を目に焼き付けようとテレビ画面を見続けたが、来期以降はどの様な立場で野球に関わって登場するのかが大変楽しみでもあり、いずれコーチや監督という形で再びグランドに立つ姿を想像しつつ、ファンの一人として、お疲れ様、ありがとうと言いたい。
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横綱日馬富士誕生。

2012年09月23日 | プロスポーツ
 久しぶりの本当に「大相撲」だったと思える秋場所・千秋楽、結びの一番!、全勝の大関「日馬富士」と一敗の横綱「白鵬」との相撲は、手に汗握る大一番で、最後は大関日馬富士の全身全霊の力が勝ったと思える形で、横綱・白鵬を土俵上にねじ伏せたと言った感じの勝利で、二場所連続全勝優勝という、文句のつけようのない結果で横綱に昇進することが確実となったのであった。

 千秋楽の土俵とはいえ、あまり最近は大相撲そのものに興味がわかない感じの状況が続いていたのだが、今日は奈良に所用があって知人のご年配のご夫婦と行っていたのだが、ちょうど自宅近くの知人宅に帰った直後にお茶を入れていただいたので、雑談をしながらテレビの大相撲中継を見ていたら、何と最近にはほとんど感じられなかった様な力の入った大相撲で、日馬富士が大健闘して宿敵の大横綱・白鵬をやぶったたものだから、久々に興奮して大きな声を上げてテレビの前で、「やった!」と叫んでしまったほどであった。

 冷静に考えてみると、日本の国技とまでNHKと一部のマスコミでは言っている「大相撲」なのだが、何と幕内力士の内のたぶん四割近くが外国人力士であり、特に7人の横綱・大関の内5力士が外国籍力士であり、今回の千秋楽結びの一番の大相撲もモンゴル国出身同士の決戦となっけっていて、見ている多くの日本人にとっては、盛り上がっていていいのかどうか内心は少し寂しさとでも言うべき思いが過ぎる様な戦いではあったが、両力士とも全力で取り組んだ大熱戦となっていた。

 立会いでは白鵬が優位に立つ四っつに組んだので、日馬富士が少し不利と感じたのだったが、じわじわとて、日馬がもろ差しになって半ば頭をつける感じに形勢を有利に持っていく運びとなって、テレビ観戦していた私も力が入って、よしよし白鵬を倒せるぞという気合が入って、声を出して応援していたら、二度ほど土俵際に白鵬を追い詰めた日馬だったが寄り切れず、土俵中央での投げの打ち合いとなって、横綱が片足で何度も投げを残してしぶとく日馬についていった感じだったが、ついに堪えきれずに土俵上に倒れ込んだのであった。

 土俵上で勝利を確認して、かみ締める様に喜びを抑えて立ち上がった日馬富士の顔は、とても力強い達成感と安堵感が交錯している様で、頼もしい横綱の風格を感じるような面立ちとなっていたと私は感じたのであった。

 ほんとうに、久しく感じたことのなかった大相撲の醍醐味とでも言うべき、爽やかさとさすがプロの実力と技術を出し切った感じの大相撲そのものを見たという満足感が、一相撲ファンであった私の胸によぎった感じで、国籍やら外国人同士だとかの想いもふっ飛んだ感じで、拍手を余儀なくされたのであった。

 「あっぱれ!日馬富士。横綱昇進おめでとう!」と思った瞬間、見ていたNHKのテレビ画面に「ニュース速報」として「日馬富士連続全勝優勝、横綱へ」というテロップが出て、なんだか逆に興ざめした感じを覚えたのは私だけではあるまいと思う。

 観客として観ているテレビの前の視聴者にとって、リアルタイムで感動すら覚えた一番の余韻を楽しんでいる時に、わざわざ同じ画面にご丁寧にも「日馬富士の優勝や横綱昇進へ」の速報は不要だったと思うのだが、とにかく久しぶりの大相撲そのもので、感動した一番を観られてとてもハッピーであった。

 来場所以降のモンゴル出身の両横綱を中心とした日本の大相撲に期待し、日本人力士のさらなる努力と昇進をも期待したいものである。
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「金本知憲」の引退。

2012年09月12日 | プロスポーツ
 今日昼過ぎの自動車のラジオで「阪神金本の今シーズン限りでの引退」ニュースを耳にし、私も含む日本中の阪神ファンにとって、自民党総裁選や民主党代表選の報道よりも、大ニュースであり早速我が家の妻と娘に一報のメールをしたほどであった。

 広島出身で広陵高校、東北福祉大を卒業したのち、ドラフトたぶん4位だったと記憶しているが、広島カープに1992年に入団した選手で、入団当時は細身でまださほど活躍を期待されていなかった外野手だったが、一軍初出場が岡山での阪神戦というご縁もあり、その後に広島カープの不動の4番バッターへと成長した彼は、11年後の2003年にFA宣言して縁あって、我が阪神タイガースへ移籍し、2003年には星野監督の下で優勝に貢献、2005年の岡田阪神の優勝にも不動の四番打者として活躍し、阪神ファンからは「鉄人・金本」、「頼れる兄貴!」として慕われ出したが、、本人は日頃の弛まない自身の体を極限まで鍛えることと、人知れない練習と技術向上への努力を繰り返して黙々とがんばった選手である。

 タイガースの選手の全てがチームメイトとして尊敬するだけでなく、他球団の選手も含め日本のプロ野球界の中にあって、世界にも誇れる連続イニング出場記録を打ち立てた張本人であるのだが、ともかく言葉ではなく存在感そのもので、特に若い選手にとっては「選手の鏡」とまで称された男が、ついに潮時を悟っての今期限りの引退を発表したことは、プロ野球ファンとして一抹の寂しさも感じる部分もあるが、ともかくご苦労様でした「お疲れ様」という労いの言葉と共に、「ありがとう!」という感謝の気持ちがこみ上げてきた。

タイガースの一員となって、金本選手自身は初めて優勝を経験したらしいのだが、阪神ファンとしては2003年と2005年のセリーグ制覇は、いずれも金本選手さまさまでありながら、何処かかつて在籍していた広島カープに対して、少し後ろめたいとでもいうべき感謝と遠慮を感じていたのだったが、ここ数年は完全なる阪神タイガースの金本選手として、成績いかんにとらわれず応援できる様になっていたのだが、故障が続き打たない守れない走れない兄貴を見るにつけ、「あーぁ」とため息が出てしまう場面が続出していたのであった。

 プロ野球選手としては、今後たぶん破ることが出来ないと思われる金字塔の連続イニング出場記録が途切れた昨年の試合以降は、ファンの誰もが金本選手への労わりの心とは裏腹に、時にはひどい野次や「プロやろ!」「打たんかいな!」などと叱責したり、中には「やめてしまえ!」と言うきつい言葉まで球場では飛んでいたので、本人にとっては修羅場に近い自問自答が続いていたのではないだろうか。

 プロとはほんとうに厳しいものだし、お金を払って野球を観に来ているファンにとっては、やはり選手一人ひとりに対する多大な期待があって、それに全て答えることは出来ないと分かってはいても、打者としての選手には少なくても2割5分から3割、いや時によっては10割をも期待してしまうものだから、選手にとってはたまらないほどのプレッシャーが続いているのだろう。

 著名で好成績を収めた歴代の有名選手の中の「巨人の長島」選手の名を引退会見で口にした金本選手だったが、ホームランや打点、安打数などでは長島選手を超えているのだが、プロ野球選手の中のヒーローとしてのスター性としては、どうしても王や長島には及ばなかったとの自覚と共に、苦境の時期に励ましてくれた仲間やファンや肉親についての想いもあってか、やはり鉄人・金本の目にも涙の会見となったのだろう。
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甲子園の米寿。

2012年08月01日 | プロスポーツ
 今日は我が阪神甲子園球場の米寿のお誕生日だったそうで、今から88年前の8月1日に球場としての出発をしたというのですが、そのお祝いの日に我が阪神タイガースは久々の3連勝をして、前半戦の不調の波で現在セリーグの5位に甘んじているチームなのだが、昨夜の甲子園球場での勝利のヒーローの一人である44歳の金本選手の言葉通り、明日の甲子園でのヤクルト戦を終えてのロードに出る阪神タイガースかせ次に甲子園球場に戻ってくる8月下旬には、二つ三つ順位をあげて、3位か2位で帰って来れる様な戦いを続けてほしいと願っている。

 夏の高校野球大会のために、毎年の様に我が阪神タイガースは「死のロード」と呼ばれる戦いを余儀なくされているのだが、昨今は主催ゲームを京セラドーム大阪でもやるので、選手たちにとっては決して死のロードではなく、大阪や兵庫に自宅があるタイガースの選手たちも、ずっと旅するわけではなく、自宅に帰って家族や知人、友人にも会える機会があって、決して昔の様な死のロードではないと思われるので、是非金本選手の言葉通りにと期待している。

 私の野球ファンとしての人生も既に50年以上の阪神タイガースファンとしての経歴と思い出がたくさんあるのだが、果たして米寿を迎えた阪神甲子園球場には、この間何度足を運んだことだろうと思い返してみると、小学生の頃の高校野球見学に始まって、阪神の応援の為に時間を掛けて甲子園球場に行ったことが、たぶん50回以上はあるので、平均しては年一回は甲子園に足を運んでいることとなるのである。

 その中で、実は時々思い出してはブログでも数度記したことがあると思うのだが、私自身も甲子園球場のグランドに立ち、しかもピッチャーマウンドを踏んだ
こともあるのである。

 それは私が高校3年生の春、1965年の選抜高校野球選手権大会で出場?したからであるのだが、決して野球選手としてではなく、当時は春のセンバツの入場行進では高校名のプラカードを持つのをボーイスカウトが担当していたので、私は大阪のボーイスカウトの大阪54団に所属しているシニアスカウトとして選ばれて参加し、背が高くて182センチあったために、開会式では前年度優勝校の徳島海南高校のプラカードを持って行進したのだが、徳島海南高校は現在はプロゴルファーのジャンボ尾崎が投手として活躍した高校だったのである。

 そして決勝戦は、昔の阪神タイガースの名ショートで後に監督となった藤田平選手の市立和歌山商業高校と、当時の大洋ホエールズでエースとして活躍した、岡山東商業高校の平松投手が対戦し、たぶん岡山東商が優勝したと記憶しているが、その日も参加して甲子園球場の土を踏んだのであった。

 

 このセンバツ高校野球での甲子園球場の土を踏んだ思い出には、とんでもないおまけの記憶があって、一生忘れることがないと思う程の事件が起きていたのだが、それは開会式前日の予行演習時に、主催の毎日新聞社のヘリコプターとカメラマンが、開会式当日の朝刊を飾る予定の写真撮影に来ていて、私たちや選手たち大勢がグランドにいる最中に、写真を何枚も身を乗り出して撮影していたカメラマンが、旋回したヘリコプターから墜落して、バランスを失ったヘリも当時の国道の路面を走っていた阪神線の上に墜落炎上したという、もとんでもない事故もあったのであった。

 数多くのドラマがあった野球の殿堂である甲子園球場は、メジャーリーグのヤンキースタジアムに匹敵する球場をニッポンにもとの肝いりで創られたという、高校球児たちだけでなく全ての野球ファンにとっての憧れの球場として、今後も今まで通りにスター選手たちも含む野球選手の憧れの舞台として100年、200年と続いてほしいものである。
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イチローの移籍!

2012年07月24日 | プロスポーツ
 今朝飛び込んできたビッグニュースであるが、マリナーズのイチローがヤンキースへ電撃的な移籍を果たし、しかも記者会見した直後と言ってもいい、約2,3時間後の今までのシアトルマリナーズの本拠地「セーフィコ・フィールド」でヤンキースのユニフォームで背番号31をつけて登場し、ヤンキースのイチローとしての初打席で見事なセンター前ヒットを飛ばして、おまけに盗塁をもやすやすと成功させたのである。

 ともかくカッコいいに尽きる感じで、日本のファンにとってもシアトルやニューヨークをはじめとする大リーグファンにとっても、さすがと唸らせる様な電撃的移籍で、より一層日本の誇り、日本選手のメジャーリーグでの地位と実績を不動のものにしたと言われるイチローが、11年半在籍したシアトル・マリナーズは10年連続200本安打したイチローの活躍があっても、ワールドシリーズへの出場に届かなかったチームであり、イチロー自身が記者会見で、一番負けるチームから一番勝てるチームへと移るんだという決意を語っていた。

 一番ライト背番号51という今までのイチローの姿から変身し、今日は古巣であるマリナーズノ本拠地でのヤンキースデビューであったが、近い内にヤンキースの地元ニューヨークで、誰もが憧れるメジャーリーグの最高峰と言っても過言ではない、あの白にブルーのストライプのユニフォームに身を包んで、打って走って守る三拍子揃ったベテラン日本選手、イチローの姿を見ることができることは、本人にとっても願望だったと思うが、多くの野球ファンにとって新たな夢への挑戦として好感を持って迎えられることだろう。

 あのいつもはクールなイチローが、記者会見では長年メジャーリーガーとしては腕を通していたマリナーズのユニフォームを脱いで、アメリカ西海岸の北部の田舎町シアトルから、なんと東部の大都市ニューヨークへと本拠を移すという移籍トレードについて、少し感慨深く涙は見えなかったが寂しげな表情を見せつつも、新たなステップへの挑戦としてのヤンキーズ移籍にとんでもない新たなテンションが必要だとの認識も含め、言葉を選んで興奮を抑えていた姿もかっこよく、全てが理想的であった。

 長年親しんだ地元シアトルのセーフィコ・フィールドにヤンキースの一員として初登場したイチローが、スタンディングオベーションで歓迎する大多数のファンに対して、帽子を取って深々と礼をする様は、さすが日本人メジャーリーガーとしての自信と共にケジメとしてのファンへの精一杯の挨拶だったと察し、感激すらしたのであった。

 野球ファンの一人としては、イチローも38歳のベテランら選手になっているので、記録よりも記憶に残るシーンを経験させてあげたいとの思いから、やはりヤンキースの一員として是非ワールドシリーズに出場し、イチローらしいヒットか内野安打、いやホームランでも盗塁でもレイザービームと称されるライトからの三塁もしくは本塁への返球でのタッチアウトなどのプレイで活躍し、出来ればワールドシリーズでのMVPを夢見ているのである。
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阪神タイガース、頑張れ!

2012年07月12日 | プロスポーツ
 今夜のタイガースは久々の快勝であった。

 甲子園に戻っての9連戦でオールスターになり、その後は夏の高校野球のための「死のロード」で毎シーズン苦戦している我が阪神タイガースなのだが、今シーズンは和田新監督で本来の調子がなかなか出なくて、先週までは何と6年ぶりの6連敗で借金が9でがけっぷちの5位という成績になっていて、監督の休養話まで出たという噂であった。

 そんな阪神タイガースの窮状を見るために、私の誕生日に今年二度目の甲子園球場へと家族全員で行ったが、梅雨空の真っ最中にも関わらず試合は開始した直後、中日一番平田にイキナリ私たちが見ているライトスタンドの目の前にホームランが飛び込んで、ヒゴックリするやら呆れるやらで中日の2点リード、岩田はその後は踏ん張ったが阪神は1回裏に1点を返しただけで、結局1-2で惜敗してしまった。

 そして、一夜明けた今夜は鳥谷、新井良太、大和などの活躍でメッセンジャーが好投し、ようやく中日戦3勝目、初めての3連戦勝ち越しとなった。

 春先に前売り券を自分の誕生日に甲子園へとの願いで買っていたので、雨天中止の危惧もあった昨日だったが、こうも負け続けていたら、せっかくだが娘は行きたくないとまで思っていたらしいが、まぁまぁの試合運びで少しは浮上の兆しを感じる試合となって、今夜久しぶりに中日に快勝したのでとても喜ばしい限りであった。

 そういえば、野村新監督の一年目は6位だったし、星野監督も1年目は4位、そして真弓監督も1年目は4位だった様な気がするのだが、岡田監督も初年度は勝てなかったと記憶していて、和田監督も初年度は苦戦を強いられていると考えれば、少しファンとしても大目に見なければと感じるのだが、やっぱりファン心理としては、何はともあれ勝ってほしいと思ってしまうのは当たり前なのだろう。

 昨年と一昨年、ともかくセリーグの安打製造機として大活躍した、マートン選手がまず調子がでないままペナントレースも早や半ばという、今夜が78試合目という中盤戦で、やつと調子が上昇してきた様子なのだが、四番新井も鳥谷も金本も打率が2割5分前後と言う寂しさであり、他のレギュラー選手も絶好調という感じの打者がいないという状態が続いていたので、いくら先発投手が好投してても、なかなか勝てないという今シーズンの阪神タイガースとなっていたのである。

 そんな元気のない負けが込んだ阪神ベンチの中で、新井良太と今成亮太の両RYOTAだけが出場機会や打席数はまだまだ少ないのだが、阪神のチーム内では、3割を超すアベレージを出す活躍をしていて、今夜も好投のメッセの隣に、ヒーローインタビューのお立ち台に新井良太が立つという活躍を見せていて、後半戦もこの二人が活躍してくれれば、少しでもタイガースの勝利は増えると思われるので、球場でもファンはよく知っていて、この二人の選手に対する拍手や歓声が非常に多い現実があり、最近の阪神ファンの期待を一心に集めている様である。

 シリーズ序盤の開幕直後は、最低の状態であった読売巨人軍は、最近めきめきと勝ちだしていて、今夜も勝って二位中日とのゲーム差が3となっていて、阪神にとっては現在の巨人は雲の上的位置であるのだが、是非少し出てきた阪神らしさと、最低の調子だったレギュラーの先発選手たちの復調で、きっと後半戦は見せてくれる試合がどんと増えるだろうと期待しているのである。

 今絶不調の平野やブラゼルの復調と、男前藤井のキャッチャーとしての早い復帰が今後絶対的に必要なのだが、オールスター明けの後半戦では、きっと調子を上げて、少なくとも5位から4位へと上昇させて、八月半ばにはやはりクライマックスシリーズへの挑戦権に入るAクラス、3位を獲得できると信じて疑わないほど、後半戦の巻き返しを期待しているのが、ほとんどの全国3000万人の阪神タイガースファンだと確信している。

 久しぶりに勝利の美酒?として、テレビ観戦していた試合終了後、家内と城陽酒造の梅酒をサイダーで割って乾杯できたのだったが、これからの夏真っ盛りに、是非美味しいビールで勝利を祝える乾杯を何度も出きることを祈って、今後の阪神タイガース、がんばれ!のエールを送りたいと思います。

 まだまだこれからが、ペナントレースの中盤から後半に掛けての見所の多い、プロ野球ゲームだと思うので、阪神ファンは決して諦めないで、熱狂的な応援を続けたいと思い、全国の阪神ファンにもエールを送ります。
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