あの真夏の参院選挙が終わり、テレビや新聞の報道も自民党の大勝という結果だけでなく、これからの課題や問題点を語るようになり、マレーシアで開催されているTPPの日本としてははじめての本格的交渉のニュースと共に、惨敗した民主党や維新の会、社民党などの責任論などが上り、細野民主党幹事長の辞任、福島社民党党首の辞任など野党勢力は大騒ぎの責任論と野党再編論でごったがやしているのが現状である。
もともと私自身は政党や大きな組織に属して活動したり働くことが、あまり好きではないという性格?からか、常に国会議員の選挙から自分自身も4期16年務めた地元の市会議員選挙に至るまで、政党よりも候補者個人の姿や演説、または人となりを観察して一票を投じてきたものだから、今回の参院選においても同様の選択、つまり消去法や個人的確信を持ちえた候補者への投票をしたので、自らの一票には悔いはない。
しかし、全体的な選挙結果については、予測されていたといえばそれまでなのだが、やはり落胆せざるを得ない自民党の大勝利と創価学会政党の連立与党の大勝利と言う状況に、心も胸中もざわめくほどの痛みと怒りを感じざるを得なかったのである。
議席数がどうのこうのではないのだが、選挙制度そのもののシステムが結果的にはオカシイと思うほど、自民党の全国での得票数が4割にも満たないのに、議席数の約6割近くを獲得するという矛盾が、今回の選挙でも露呈したし、参院選終了直後には全国の選挙区、比例区とも選挙制度上の定数なども含め、憲法違反ではないかという訴訟が持ち上がっているほどである。
負け犬の遠吼えの様にも聞こえるが、参院選に限らないことだが、国民、市民、有権者の多くの票が「死に票」、つまり有効票にはならないという状況を生み出しているという現状の選挙制度そのものにメスを入れないと、いつのまにかというより、現実的に迫り来る「憲法の改正」という大問題に対しての、国会での可決要件である「2/3」という規定が96条の改定と言う形で改正され、時の議席数が過半数以上を占めた勢力がイッキニ「憲法改悪」を提起する危険性が出てきたのである。
辛うじて現状では数の上では「2/3」というハードルはまだ少し守られている様子だが、衆参の国会議員に対するアンケートによれば、「憲法改正」に前向きな議員数は、両院とも7割近くに及んでいるらしく、決っして自民党をはじめとする与党、保守勢力だけでなく、維新の会やみんなの党、公明党、民主党などにも改憲への意見を持つ議員が増えているのが現状の様である。
そんな中、改憲絶対反対の社民党と共産党の選挙結果には大きな違いが出て、共産党はまるで大勝利の如く喜び、社民党は全国の比例区で辛うじて一議席を獲得したにとどまり、土井たか子さんの後を受けて党首として頑張ってきた福島瑞穂さんが責任をとって辞任するというニュースが飛び込んできた。
共産党の議席増は、勝利なのではなく民主党をはじめとした野党の体たらくの中、持って行き場のなかった選挙民の一票がたまたま今回だけは共産党にでも入れようかとなつただけで、共産党が躍進したとか勝利したのではないのであって、勘違いしては困るのであるが、社民党の惨敗体たらくはいかんともしがたい現実となってしまって、日本社会党時代を知るものの一人としては、残念至極である。
そんな選挙結果の中で唯一に近い胸をなでおろしたのが、東京選挙区の「山本太郎」の勝利と沖縄選挙区での沖縄大衆党の糸数さんの勝利であり、これからの日本の政治に小さいけれど、まだ暗黒とは言わせない「小さな光」を見たというのが心境である。
ただ、山本太郎氏も糸数さんも「一人では戦えない」という大きな数の論理が議会では大きく、「正論でも利害に抗することが大変難しい」という現実の中での奮闘を期待したいが、やはり国民、有権者たちが彼らと彼らの行動、考え、施策をサポートする力量とエールを送るという持続した応援を続けなければならないのである。
「みどりの風」や「生活の党」そして「社民党」もグループや政党としての体をなさない時期に差し掛かるが、新たな市民参加政党の「緑の党」が初めて国界議員選挙にデビューした今回の参院選だったが、今後の「反原発」「弱者支援」「自然を大切」にする市民グループとしての成長と発展を期待するものである。
もともと私自身は政党や大きな組織に属して活動したり働くことが、あまり好きではないという性格?からか、常に国会議員の選挙から自分自身も4期16年務めた地元の市会議員選挙に至るまで、政党よりも候補者個人の姿や演説、または人となりを観察して一票を投じてきたものだから、今回の参院選においても同様の選択、つまり消去法や個人的確信を持ちえた候補者への投票をしたので、自らの一票には悔いはない。
しかし、全体的な選挙結果については、予測されていたといえばそれまでなのだが、やはり落胆せざるを得ない自民党の大勝利と創価学会政党の連立与党の大勝利と言う状況に、心も胸中もざわめくほどの痛みと怒りを感じざるを得なかったのである。
議席数がどうのこうのではないのだが、選挙制度そのもののシステムが結果的にはオカシイと思うほど、自民党の全国での得票数が4割にも満たないのに、議席数の約6割近くを獲得するという矛盾が、今回の選挙でも露呈したし、参院選終了直後には全国の選挙区、比例区とも選挙制度上の定数なども含め、憲法違反ではないかという訴訟が持ち上がっているほどである。
負け犬の遠吼えの様にも聞こえるが、参院選に限らないことだが、国民、市民、有権者の多くの票が「死に票」、つまり有効票にはならないという状況を生み出しているという現状の選挙制度そのものにメスを入れないと、いつのまにかというより、現実的に迫り来る「憲法の改正」という大問題に対しての、国会での可決要件である「2/3」という規定が96条の改定と言う形で改正され、時の議席数が過半数以上を占めた勢力がイッキニ「憲法改悪」を提起する危険性が出てきたのである。
辛うじて現状では数の上では「2/3」というハードルはまだ少し守られている様子だが、衆参の国会議員に対するアンケートによれば、「憲法改正」に前向きな議員数は、両院とも7割近くに及んでいるらしく、決っして自民党をはじめとする与党、保守勢力だけでなく、維新の会やみんなの党、公明党、民主党などにも改憲への意見を持つ議員が増えているのが現状の様である。
そんな中、改憲絶対反対の社民党と共産党の選挙結果には大きな違いが出て、共産党はまるで大勝利の如く喜び、社民党は全国の比例区で辛うじて一議席を獲得したにとどまり、土井たか子さんの後を受けて党首として頑張ってきた福島瑞穂さんが責任をとって辞任するというニュースが飛び込んできた。
共産党の議席増は、勝利なのではなく民主党をはじめとした野党の体たらくの中、持って行き場のなかった選挙民の一票がたまたま今回だけは共産党にでも入れようかとなつただけで、共産党が躍進したとか勝利したのではないのであって、勘違いしては困るのであるが、社民党の惨敗体たらくはいかんともしがたい現実となってしまって、日本社会党時代を知るものの一人としては、残念至極である。
そんな選挙結果の中で唯一に近い胸をなでおろしたのが、東京選挙区の「山本太郎」の勝利と沖縄選挙区での沖縄大衆党の糸数さんの勝利であり、これからの日本の政治に小さいけれど、まだ暗黒とは言わせない「小さな光」を見たというのが心境である。
ただ、山本太郎氏も糸数さんも「一人では戦えない」という大きな数の論理が議会では大きく、「正論でも利害に抗することが大変難しい」という現実の中での奮闘を期待したいが、やはり国民、有権者たちが彼らと彼らの行動、考え、施策をサポートする力量とエールを送るという持続した応援を続けなければならないのである。
「みどりの風」や「生活の党」そして「社民党」もグループや政党としての体をなさない時期に差し掛かるが、新たな市民参加政党の「緑の党」が初めて国界議員選挙にデビューした今回の参院選だったが、今後の「反原発」「弱者支援」「自然を大切」にする市民グループとしての成長と発展を期待するものである。