ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

ヤンキーズ田中誕生!!!

2014年01月23日 | プロスポーツ
プロ野球界で昨シーズン、セリーグの覇者読売ジャイアンツを破って、球団創設以来初の日本一になった楽天ゴールデンイーグルスのエース田中将大投手の、ストーブリーグの野球ファン最大の関心事だったメジャーへの挑戦が、ワールドシリーズを27度も制覇したメジャーリーグの名門チーム「ニューヨーク・ヤンキーズ」入団というビッグニュースとして報道された。

 日米のプロ野球界での新しいポスティングシステムが締結され、球団への譲渡保証額が2000万ドルを上限とするというアメリカ球団にとっては都合がよく、メジャーリーグへ行こうとする日本球団の選手にとっても多数の入団交渉するチームが可能となるという新制度だったが、現有勢力の有力選手の希望とはいえ、手放し譲渡する日本の球団側にとっては、限られた譲渡補償額が不満だったと思われる制度となった。

 そんな中、楽天球団は本人の強い意思と多くのファンと球界関係者の期待を受け止めて、田中将大投手のメジャーへの新ポスティングシステムを使っての譲渡を許したのだろうが、この一月間の大リーグ各球団と田中将大選手の代理人との交渉は大変な交渉だったのだろうと推察される。

 マー君自身の記者会見では、最後まで獲得を競いあったとされる、ロサンジェルス・ドジャーズやダイアモンド・バックスなど数球団との交渉の過程での迷いや不安などは、ノーコメントという形で全く話されなかったので、その経緯や交渉の真意はわからないのだが、何故かはじめからヤンキースと決めていたのではないかとさえ思う決まり方ではなかったかと思うのである。

 田中将大投手が夏の甲子園決勝でハンカチ王子、斉藤投手と投げあった年の秋に、高校チーム日本代表の一人としてアメリカ大陸はに渡り、アメリカの高校生チームと試合をして投げて以来、ニューヨーク・ヤンキーズのスカウトや球団は、将来の獲得選手候補として彼に注目していたらしく、楽天イーグルスでの活躍やWBC、ワールドベースボールクラシック等での活躍や投球内容もチェックしていて、昨年の日本のプロ野球でのシーズン24連勝負けなしを含む、ポストシーズンでのここ一番での活躍、投球度胸と抑える技術をも高く評価していたのだろう。

 三年前の東日本大震災以来、東北ガンバレ、日本ガンバレのキャッチフレーズが全国的に国民の合言葉のようになっていたのだが、その中心と言うかシンボル的な役割を、仙台を中心に東北各地から日本全国へと波及させた熱い心、魂の復興の源の一つとして、東北楽天ゴールデン・イーグルスがあったことは間違いなく、マー君の女房役でもある嶋捕手が言い放った言葉は、プロ野球ファンのみならず日本中の東北への支援の輪を広げる大きなきっかけにもなったし、田中将大投手の頑張りと結果が、どれ程被災地の人々の勇気と希望となったことだろうかと思うのである。

 また実際の田中将大投手の女房である、元タレントの里田まいさんは、家庭での内助の功としてのサポートだけでなく、楽天の地元仙台での試合にしばしば観戦に現れていたらしく、それも隠れてではなく正々堂々とエース田中将大18と書かれた旗まで持参しての一ファンとしても明るい声援をていたらしく、とても好感がもてるコンビであったのではないかと思うのである。

 ともかくヤンキーズ入団決定、オメデトウなのだが、マスコミはとかく最高額契約で七年契約、合計15500ドル、日本円にしたら約161億円、年俸約23億円で日本選手の大リーグ契約としては最高額だし、新人選手の歴代契約額でも破格の第5位の高額だとのコメントばかりで、彼の今シーズン以降のメジャーリーガーとしての活躍への期待よりも、ビッグマネーが動くことにしか言及していないのは少し興ざめである。

 東北楽天ゴールデンイーグルスという球団創立9年目の新興チームが星野監督の下で、日本のプロ野球界での名門、常勝集団、読売ジャイアンツを撃破して、日本一の栄冠を勝ち取った立役者であり、日本プロ野球界の大エースが、野球、ベースボールの本場アメリカに乗り込んで、
ヤンキーススタジアムノのマウンドに立ち、先輩黒田投手やイチロー外野手などのチームメイトと共に、今秋再びワールドシリーズを制覇して、歓喜の嵐の中にマー君こと、田中将大投手がいることを想像し、東北各地のファンだけでなく、日本全国の野球ファンが一緒に喜べる活躍を期待して止まないのである。
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後出し劇場選挙か

2014年01月12日 | イベント
 昨年の暮れにやっとこさ悪態をついて辞任した猪瀬前東京都知事の後釜,次の都知事を選ぶべき選挙が23日告示、来月9日投開票の日程で行なわれる予定で候補者選びが面白可笑しく報じられている。

 一番最初に立候補を表明したのは前回も立候補した、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんで、共産党、社民党の推薦、沖縄社会大衆党と前回の参議院選挙で初めて国政選挙に名乗りを上げた「緑の党」も推薦を表明している。

 政権与党の自民党は多様な人物が取り沙汰されたが、新党改革の元代表、元厚生労働大臣の舛添要一さんが立候補の根回しを始め、過去に自民党を除名されたにも拘らず、勝てる候補者の選定が困難だった自民党が擦り寄る形で、都議会自民党との政策協議という踏み絵を踏まされた上で、自民党推薦での立候補が決った様である。

 前政権を担っていた野党第一党の民主党は、参議院選挙での大敗北の後遺症のまま、独自候補の絞込みがほとんど出来ない状態で、マスコミは蓮ホウ議員などを噂した程度で、やはり決め手に欠く候補者選びの真最中に、なんと意外にも細川護煕元首相が小泉元首相の「原発ゼロ」政策と同様のスローガンで76歳の参戦を支持し、立候補とのニュースがマスコミを賑わしている。

 他にはとんでもない輩、あの田母神元航空自衛隊幕僚長が石原元都知事ら右翼的政治家と著名人の推薦で出馬を表明し、ともかく都知事選挙は売名行為も含めて、いつも十数名もの立候補があるから、今回も発明王を自称するドクター中松をはじめ、多くの候補者が乱立する形で、告示日を迎えることとなりそうである。

しかし、今回の立候補者予想では猪瀬前知事の辞職表明直後には、マスコミで話題とされていた候補者として、橋本聖子、小池百合子両議員や、あの東京オリンピック誘致チームの一員で、昨年の流行語大賞にもなった「おもてなし」の元キャスター滝川クリステルさんら女性候補者も取り沙汰されていたのに、蓋を開ければ今のところ男性高齢者ばかりという状況で、やはり問題を少し感じざるを得ないだろうか。

 日本の首都・1300万人の東京の行政を代表する都知事を選ぶという、大変重要かつ世界にも恥じない知事候補者として、民主的日本の現実が高齢者男性候補者からの選出選択肢しかないというのは、とても寂しい限りではないか。

 大阪府知事や、千葉、熊本、北海道など今や多くの道府県で女性知事は誕生したのだが、東京ではは全く候補者すら出ないのでは選択肢として偏りすぎてはいないのかと思うのである。
 
 私は京都府民なので、今春の京都府知事選挙の方に関心を持つべきなのだが、告示が迫りつつあり、後出しジャンケンの方が有利とされてきた今までの都知事選挙は、結局は有名な候補者をセンセーショナルに登場させるパフォーマンスに明け暮れていて、タレント、小説家、著述家などと続いた知事は、東京都民にとって行政手腕と政策についての議論の上で選出されたのか疑問で、今回も子育て、福祉、環境、産業、街づくり、オリンピックなどの多様な施策を十分に議論する間もなく、ただ約二週間余の選挙期間を連呼と握手と有名人の応援合戦に追い立てられて、一票を投じてしまっては、本当の都知事は誕生しないのではないだろうか。

 私は先日、あるテレビコメンターが語った一言、あの大阪地検の証拠捏造事件で逮捕起訴され、その後冤罪が確定し元の厚生労働省に戻られた、村木厚子元局長の名が頭に焼きついており、都民でもない私が推薦しても仕方がないのだが、この方の様に行政経験もあり、幾多の利害や誘導に渦巻く都政で、不正や汚職、癒着などの悪癖にもめげず静かに戦える女性知事候補として、村木さんが推されてもいいのではないかと強く感じている。

 ご本人にその意思ややる気があるなしは判らないが、もうそろそろ東京を皮切りに、従来型の副知事が次の知事候補とか元官僚を政党が推すとか、有名人を借りて来てともかく選挙に勝ちたいという様な候補者選びはやめにしないと、この国は地方も含めて益々クダラナイ行政機関ばかりに成り下がって行くのではないかと危惧する老婆心で一杯である。
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若い音楽家が続けて他界!!

2014年01月08日 | 感じたこと
昨晩11時にテレビのテロップに「やしきたかじん死亡」というニュースが流れ、癌を患い闘病生活を続けていたが、正月3日に心不全という形で、64歳の若さ?で帰らぬ人となったという。

 先月にも、我が音楽の原点とも感じる、伝説的な日本語のロツクの元祖的存在として今なお語り続けられている「はっぴいえんど」のメンバーで、世界のビートルズに例えれば、昨秋に来日してエネルギッシュな3時間強のステージを展開した71歳になる、ポール・マッカートニー的存在ではなかったかと思える、「大滝詠ー氏」が突然亡くなったところである。

 いずれも、まだまだ若いと現代では思う、64歳、65歳での死であり、多くのファンや彼らに影響を少なからず受けたと思うミュージシャンや業界関係者のみならず、大きなニュースとして取り上げられ、彼らの冥福を祈る気持ちでいっぱいである。

 「やしきたかじん」さんは本名、家鋪隆仁と言う珍しい名前だが、大阪、関西を代表する様な毒舌?いや、歯に衣を着せぬ言動で「名物司会者」となり、聴取率男とされていたが、本来の姿、本職は歌手であり、顔を知らずして(失礼)聴いていたら、とても情感あふれる曲を歌い上げるアーチストであり、もう少し歌手としての評価やヒット曲があってもよかった人である。

 その風貌というか、人相からしてチョイ悪オヤジの典型の様な見られ方を一般的にはされていたと思うのだが、意外と内心は心優しい紳士だったのかも知れないと思うが、いずれにせよ一度はテレビに復帰したが、再び体調不良で休養し、治療に専念されていたらしいが、残念ながら他界されてしまった。

 彼はテレビでは好き放題言い放なっている様だったが、政治的には橋下現大阪市長や安倍現首相などを推したり、辛坊テレビキャスターなどとの交流や意見交換振りを見聞きしていると、意外にも保守的なところもあり、決してテレビで革新的オピニオンリーダーではなかったのだが、その風貌、風情から革新的意見や批判的感想ばかりを述べている様に錯覚していた人が多いのではないかと思うのである。

 決っして、亡くなった人を批判したいのではなく、冷静に彼のスタンスやパフォーマンスを見る必要があると感じた感想である。

 一方の「大瀧詠一」氏は本名は「栄一」というが、ほぼ本名で「はっぴいえんど」の前身の「ヴァレンタイン・ブルー」に、細野晴臣、松本隆らの誘いを快諾し参加し、翌年には鈴木茂と4人で、アルバム「はっぴぃえんど」を制作、当時アングラ・レコードと呼ばれた「URCレコード」からの発売が実現した。

 実は私は縁あって、その当時のURCレコードの大阪に勤めていたので、彼らの人柄や音楽性に、業界関係者から一目おかれる存在と既になりつつあったことを覚えている。

 大瀧氏はバンド活動と平行して、ソロ活動も始めアルバム「大瀧詠一」を「エレックレコード」から発売し、その後自らが設立した「ナイアガラ・レーベル」で、当時山下達郎や大貫妙子が所属した「シュガー・ベイブ」をプロデュースしたりと、今では常識的になっている、音楽プロデューサー的仕事の日本での草分け的存在でもあったのである。

 ついでと言っては失礼だが、昨年暮れに舞い込んだ「喪中葉書」の中で、一番驚いた亡くなられたという知らせで、私が知る小学生時代の男の子の父親の訃報があり、年が明けた昨日、そのご遺族の家を訪ねて、ご逝去されたお父様のご仏前に手を合わせて、その奥様とも一時間ばかりお話をさせていただいた。

 ご家族は三世代でお暮らしで、亡くなられた父上の父である祖父が92歳でお元気で息子さんに先立たれたお気持は、察することは難しいが、奥さんを通じて感じつつ、お悔やみと冥福を祈るしかない思いであった。
 
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正月映画三昧。

2014年01月02日 | ファミリーイベント
 新年あけましておめでとうございます。

 ガリバー通信も10年が経過して、約2000日ブログをアップしたことになり、よくもくだらないことを記し、多くの見ず知らずの方々も含め、インターネットを通じてお読みいただいた多くの方々に感謝致すと共に、今後も気軽に気ままに、その時々の季節の話からプライベートな四方山話、そして政治や国際的な話題、私個人の出会いと気づきなどについて、今後も書き綴って行きたいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願い致します。

 昨年となりましたが、時折大好きな映画の話題を私なりに、勝手気ままに記していましたが、昨年の12月は邦画の「そして父になる」を妻と共に鑑賞したあとは、孫たちのクリスマスプレゼントとして、大好きな「カーズ」の姉妹編とでもいうべき「プレーンズ」と題する世界一周の飛行機レースのアニメを見たくらいでしたが、昨年の暮れにレンタルショップの半額割引特典のあるカードを入手したのがきっかけで、喪中のお正月はレンタルDVD鑑賞に明け暮れることとなりました。

 私自身はやはり映画館の大きなスクリーンで、映画は観たいなぁと思うのですが、昨年どうしても見ることの出来なかった邦画の作品の中で、宮本輝さんの原作の「草原の椅子」というタイトルの映画がどうしても観たいと思っていたので、まずはその作品を借りることとしました。

 ついでに洋画で何かもう一作と陳列棚を見ていて、そのレンタルショップお勧めの「最強の二人」をついでに借りて年の瀬に帰ったのですが、やはりバタバタとした年末には見る時間がなくて、ようやく正月元旦の夕刻に自宅でゆっくりと鑑賞することとなりました。

 ひょんなことから実の母親から虐待を受けていた四歳になる少年を預かる羽目になった主人公の佐藤浩市が、その男の子に接するうちに、その子供の心の傷と素直な気持ちを理解するようになり、飲み屋で出会った同年配のカメラ量販店の社長と、陶器のお店を営む上品な女性とも知り合い、知り合いの写真家の写真集に魅せられて、男の子と共に、その写真集の題材となったパキスタンの砂漠地帯に四人で旅することとなり、男の子の成長と共に、彼らの心の葛藤や悩みがふっきれて行くという物語でした。

 現代社会に生きる誰もがいろんな人間関係や自分の努力だけではどうしようもない現実や葛藤に悩みつつ、日々の仕事や生活に流されてしまうという問題の中で、一人の孤独で口を閉ざしてなかなか他人とは打ち解けられない傷ついた少年を介して、大人たちは自らの心の中を整理して、障碍者であっても健常者であっても誰もが居心地のいい椅子、つまりノーマライジェーションを大切にした「自分らしくてフィットした」生き方を見つけるといったメッセージが込められていて、幼い少年の大好きな怪獣「ザウルス」と共に旅した大人たちが変わるというお話でした。

 ついでに借りた「最強の二人」はさほど期待はしていなかったのですが、金持ちの障碍者のケアのために雇われた黒人青年とのやり取りと仕事ぶりがユニークで、あまりにも真面目に福祉や障碍者ケアを考えすぎて、かえって障害を持つ人たちが普通の生活を出来ないという矛盾に陥ってはいないかという社会的課題に対して、実在する障碍者がモデルになったという、この作品の痛快かつ健常者と障碍者が対等に人間的に付き合うという当たり前のテーマを面白可笑しく映画化していて、なかなかの楽しく意義ある作品でした。

 この二作は私自身の好みで借りてきたのですが、一応割り引き期間の最終日になったので、奥さんにリクエストを尋ねたら、しばらくして「トム・ハンクス」と「ケビン・コスナー」の二人の俳優の作品をとのたので、彼らが出ていてまだ見ていない最新作を探して、ケビンの「チョイス!」とトムの「リンカーンを殺した男」を借りて来たのでした。

 上記の二作品もまったく内容については知らずに、正月が明けてからー見たのですが、コスナーの「チョイス!」は、アメリカ映画らしいドラマで、グウタラで離婚した親父としっかり者の娘の父娘生活中のケビンが娘の願いでもあった大統領選挙の投票をすっぽかしたために娘が投票所に忍び込んで密かに投票した一票が電源が切れたために無効となり、その1票で大統領が決まることとなり、再投票までの10日間が大々的にアメリカ中で大注目となり、大統領候補の両陣営が、このケビンコスナー演ずる男を相手に、政策と公約を訴ったえるという架空話なのですが、結末はこの父自身が人間として生きる生き方を両陣営の候補者と大観衆の前で演説してエンドロールになるという作品でした。


 いずれにせよ、お正月から自宅で正月番組とはいえ、つまらないバラェティやお笑い、スポーツ番組ばかりを観てしまうよりは、とても見ごたえのある秀作の映画を四本も観る正月となったのだが、今思えば昨秋に召天した母が晩年に口癖の如く言っていた「正しく生きなさい」という遺言の様な言葉が、この全ての作品に共通したテーマだったのではないかと痛感した次第である。

 今後も、これからの人生を「自分らしく、正しく生きよう!」と思う正月でありました。
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