ガリバー通信

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集団的自衛権!!!

2014年05月20日 | とんでもない!
ここ数ヶ月、ずっと「きな臭い」話題がテレビ、新聞、雑誌などで話題となっていて、とても不愉快な気分が続いていたが、ついに安倍首相が国民へ「今後の方向性?」と題して記者会見を行い、この「集団的自衛権」の行使について、憲法解釈を変えて出来る様にしないと、何と例として外国での非常事態で日本人の母子の安全が脅かされた時に、自衛隊が救出することが出来ないとパネルに描いた絵と説明を行なったのである。た

 子供だましとでも言うべき「詭弁」で、国民を欺こうとしているとも感じられる記者会見であり、とても不愉快な気分が増幅されて、いくら何でも「お坊ちゃま首相」に、そこまで「馬鹿にされた!!!」と言う感じの記者会見だったと憤慨しているのである。

 そもそも、戦後70年近く日本は外国への派兵はもとより、銃器を伴った戦争状態へは参戦することもなく「平和な日本」を継続させてこられたのは、アメリカ合衆国のお陰だけではなく、「日本国憲法」の第九条という世界に名だたる「戦争放棄と軍隊を持たない」という条文のなせる業であり、それこそ世界に誇れる「世界遺産」として登録されてもいい程の「素晴らしい憲法」のお陰なのである。

 なのに、安倍首相をはじめとする自民党を中心とする「日本を取り戻す!」ことを目標に掲げている勢力が目指すのが、憲法の改悪、日本の軍国化、天皇中心の国家、世界に名だたる帝国主義的日本の復活を願う人たちの集団であり、それに賛同しようとしている日本維新の会、みんなの党、そのほかにも野党と称される政党や組織の中にも、そういう趣旨に賛同する輩がいて国会議員という立場にいる方がいるみたいである。

 戦後70年近く経ち、やっと我が世の春が近づいたとばかりに、衆参両院で過半数を占めるに至った自民党内閣の棟梁である安倍晋三首相、そして自衛隊軍隊オタクの石破幹事長、そして髭の元自衛官佐藤議員らは、国民、メディアをあざ笑うかの如く、着々と自分たちの理想の組織や法律改正を行い、秘密保護法や日本版NSCとか言う防衛軍事の参謀組織をつくり、多くの静かな国民には徐々に「集団的自衛権」の行使が出来ないと、国民を守れない!との印象をインプリント、すなわち「刷り込み」して行くという卑怯で低劣な手法で攻めているのである。

 やっと知識人やメディアからの発言も出だして、国会では創価学会を支持母体とする公明党が抵抗しだして、今国会での意思合意は難しくはなっては来ていると言われているが、安倍自民党は何が何でも、この見解を無理強いしてでも政府見解として通したいという意向であり、防戦に立つ与党を担う公明党もいつまで立ちはだかれるかは甚だ疑問である。

 そういえば、創価学会が「集団的自衛権」の行使には反対との正式見解を表明したとの報道もあったので、すぐさま自民党も公明党との合意は難しいと思っていると思うが、アノ手この手の政治的手法で、いずれはねじ伏せようと虎視眈々と準備している様子であり、石破幹事長に言わせれば、自民党と公明党の違いは薄い壁だとの非公式なコメントまで聞こえてきており、何を機会に何時どの様に「落とし処」を決めるかを模索中と言った感じてあり、とても危険極まりない「きな臭さ」が続いているのである。

 そもそも、憲法解釈を一政府が「変える!!」ということ自体がオカシイし間違いなのだし、「憲法」は国の最高法規であり、時の政府や権力を国民に代わって監視し拘束する絶対的ルールなのであり、現状の自衛隊と言う軍隊も実は日本国憲法の条文からすると間違いない違憲なのである。

 だから、いまさらでもないが、憲法改正?改悪の意思が強い自民党政府ならば、この際手順を踏んで「憲法改正」へと準備を怠りなく進ませぱいいものを、憲法改正の条件としての「国会議員の三分の二以上の賛成」とその後の国民投票の過半数以上の賛成と言うルールが難しいと踏んだのか、とても「姑息」な手法で「憲法解釈」を変更しようと試み様としているのである。

 安倍自民党の「日本を取り戻す。」が、すなわち軍国主義日本の再来という「復古調」一辺倒だとすれば、国民の多くも国際的な世論も、ましてや「同盟国」といつのまにか言われている「USA」アメリカ合衆国も黙ってはいないと思うのだが、その前に馬鹿にされている日本国民一人ひとりが「可笑しい!」「ダメ!」「何を考えてるの?」などと安倍自民党に「NO!」を突きつけなければならない時が来ていると言っても過言ではない。

「いい加減な子供だましの記者会見で、賢明な国民の多くは騙されないよ」

 安倍晋三首相と自民党、そしてその周りで権力と利権を貪りたい輩たちに、はっきりと厳しく「ダメ」だと言いたい。

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