ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

誕生日連鎖?!

2012年09月29日 | イベント
お久しぶりです。ようやく我がパソコンの環境が改善されて、ブログを書く時間も出来たので、久しぶりにガリバー通信をお届けしたいと思います。

 昨夜のことですが、もう10月が近づいているのに、まだまだ日中は真夏の様な暑さが続いていますが、昨夜は中秋の名月に近いきれいな月が私の移動八百屋の仕事を見守るように夜空に輝いていて、お客様たちと秋を感じるトークを展開しながら、いつものコースで車を走らせていました。

 夜9時過ぎに伺ったお客さんのインターフォン越しに元気な返事が返ってきたのに、その家の男の子がいつもなら出てきて、私にグルグルしてとせがむのに、昨夜は出てこないのでお父さんに尋ねると、今夜は息子の6歳の誕生日でケーキを食べてお祝いをしているとこだったと聞いたので、とびっきり美味しい小さいがしっかりしたお菓子をプレゼントして、おめでとう!と伝えてと伝言して、次のお客様の家へと向かった。

 約5キロほど車を走らせて着いたお宅では、もう9時半近くになっていたが、ている仕事をなさっ奥さんが久しぶりに帰宅されていて、お風呂で汗を流して出て来られたのだったが、珍しいですねと伺うと何と今日は子供たちが飼い犬のお誕生日なので、早く帰ってきてとお願いされたらしく、子供たちが喜ぶのでとケーキを買って帰ってお祝いをしたところと仰るではないか。

 いくら愛犬だとしても、犬のお誕生日をお祝いするために、ケーキを買って帰るという方には初めて出会った気がしたし、珍しいのでそういえばさっきのお子さんと同じ誕生日ということもたので、犬の年齢を尋ねると12歳で、人間に換算すれば一歳が七歳だそうなので、何と12×7で、もう84才となるおばあさん犬だということであった。

 ともかく昨日の9月28日が同じ誕生日といっても、人間の男児と長年ぺっトとして飼われている犬ということで、ビックリしながら昨夜の最後のお客さんのお宅へと向かったのであった。

 もう10時近くになっていたが、毎週金曜日の夜に伺っているお宅なので、まいど!と声をかけて出て来られた奥さんと、いつもの様手にお喋りしながら買い物をしていただいたのだったが、今晩は月も綺麗だが面白い話があってと、6歳の来年小学校に入学する男の子ともう老犬と言ってもよいだろう犬が同じ誕生日だったという話をしていたら、珍しいはねと犬の誕生日のお祝いケーキに驚かれていたのだったが、何となんと帰り際に、そう言えばと思い出された様に、今日は内のおばぁちゃんの誕生日だったわと仰ったのであった。

 いやはや驚ろかされたのは私であって、こともあろうに同じ9月28日が誕生日という人は世の中にたくさんおられるとは思うが、何となんと私のたまたま八百屋のお客様で続けて伺った先で、たまたま息子さんの誕生日ケーキの話が出て、続いて珍しい愛犬の誕生日だとの話だけでも偶然なのに、三軒目のお宅のおばあさんも同じ誕生日だっとは驚きを通り越して、つくり話のごとき奇跡的な偶然であった。

 よーく考えてみると、最後のお宅のおばぁさんはたぶんご主人のお母さんだった様なので、すぐには奥さんは気づかれなかった様子だったが、おばあさんのお年はひょとしたら、同じ誕生日の犬の実年齢に近い80才過ぎだとお聞きしていたので、なんとも不思議なご縁で結ばれてお客さんのネットワークの様な奇妙で面白い同一誕生日の連鎖現象に遭遇したのであった。チャンチャン!!!
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横綱日馬富士誕生。

2012年09月23日 | プロスポーツ
 久しぶりの本当に「大相撲」だったと思える秋場所・千秋楽、結びの一番!、全勝の大関「日馬富士」と一敗の横綱「白鵬」との相撲は、手に汗握る大一番で、最後は大関日馬富士の全身全霊の力が勝ったと思える形で、横綱・白鵬を土俵上にねじ伏せたと言った感じの勝利で、二場所連続全勝優勝という、文句のつけようのない結果で横綱に昇進することが確実となったのであった。

 千秋楽の土俵とはいえ、あまり最近は大相撲そのものに興味がわかない感じの状況が続いていたのだが、今日は奈良に所用があって知人のご年配のご夫婦と行っていたのだが、ちょうど自宅近くの知人宅に帰った直後にお茶を入れていただいたので、雑談をしながらテレビの大相撲中継を見ていたら、何と最近にはほとんど感じられなかった様な力の入った大相撲で、日馬富士が大健闘して宿敵の大横綱・白鵬をやぶったたものだから、久々に興奮して大きな声を上げてテレビの前で、「やった!」と叫んでしまったほどであった。

 冷静に考えてみると、日本の国技とまでNHKと一部のマスコミでは言っている「大相撲」なのだが、何と幕内力士の内のたぶん四割近くが外国人力士であり、特に7人の横綱・大関の内5力士が外国籍力士であり、今回の千秋楽結びの一番の大相撲もモンゴル国出身同士の決戦となっけっていて、見ている多くの日本人にとっては、盛り上がっていていいのかどうか内心は少し寂しさとでも言うべき思いが過ぎる様な戦いではあったが、両力士とも全力で取り組んだ大熱戦となっていた。

 立会いでは白鵬が優位に立つ四っつに組んだので、日馬富士が少し不利と感じたのだったが、じわじわとて、日馬がもろ差しになって半ば頭をつける感じに形勢を有利に持っていく運びとなって、テレビ観戦していた私も力が入って、よしよし白鵬を倒せるぞという気合が入って、声を出して応援していたら、二度ほど土俵際に白鵬を追い詰めた日馬だったが寄り切れず、土俵中央での投げの打ち合いとなって、横綱が片足で何度も投げを残してしぶとく日馬についていった感じだったが、ついに堪えきれずに土俵上に倒れ込んだのであった。

 土俵上で勝利を確認して、かみ締める様に喜びを抑えて立ち上がった日馬富士の顔は、とても力強い達成感と安堵感が交錯している様で、頼もしい横綱の風格を感じるような面立ちとなっていたと私は感じたのであった。

 ほんとうに、久しく感じたことのなかった大相撲の醍醐味とでも言うべき、爽やかさとさすがプロの実力と技術を出し切った感じの大相撲そのものを見たという満足感が、一相撲ファンであった私の胸によぎった感じで、国籍やら外国人同士だとかの想いもふっ飛んだ感じで、拍手を余儀なくされたのであった。

 「あっぱれ!日馬富士。横綱昇進おめでとう!」と思った瞬間、見ていたNHKのテレビ画面に「ニュース速報」として「日馬富士連続全勝優勝、横綱へ」というテロップが出て、なんだか逆に興ざめした感じを覚えたのは私だけではあるまいと思う。

 観客として観ているテレビの前の視聴者にとって、リアルタイムで感動すら覚えた一番の余韻を楽しんでいる時に、わざわざ同じ画面にご丁寧にも「日馬富士の優勝や横綱昇進へ」の速報は不要だったと思うのだが、とにかく久しぶりの大相撲そのもので、感動した一番を観られてとてもハッピーであった。

 来場所以降のモンゴル出身の両横綱を中心とした日本の大相撲に期待し、日本人力士のさらなる努力と昇進をも期待したいものである。
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どうした?!パソコン不良。

2012年09月19日 | 感じたこと
 困ったよ。ガリバー通信がお休み状態に陥っている原因は私のパソコンのインターネツトへの接続不良が続いているためなのです!

 前のパソコンの状態が先月末に最悪の状態になったため、急遽ラジオショッピングで衝動買いしたのが、2年契約のe-mobileの無線ランパソコンだったのですが、安さに飛びついた商品は東芝製だったのですが、イーモバイルの無線ランがほとんどインターネットにつながらず、悪戦苦闘しながらイーモバイルのカスタマーズセンターのサポートで、いろいろ試みたりしても不調で、ほぼ諦めムードで地域と我が家の電波状態の調査を待つこととなりました。


 しばらく、そんな事情でガリバー通信はお休みですが、ガリバー自身は元気ですのでご心配なく!

ガリバー通信を再び問題なくお届け出来るまでお待ち願います。皆さんもお元気にお過ごし下さい。

 間違いなく、秋の気配を感じる朝晩が続いています。暑さ寒さも彼岸までと昔の人は言っていますが、そろそろお彼岸です、秋の兆しの到来です。さぁ、食欲の秋、読書の秋、行楽の秋、文化、スポーツの秋です。ついでに恋も秋にはつきものなのでしょうね。がんばれ!秋とみなさん。では、近いうちにブログでまたお会いしたいと思います。
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「金本知憲」の引退。

2012年09月12日 | プロスポーツ
 今日昼過ぎの自動車のラジオで「阪神金本の今シーズン限りでの引退」ニュースを耳にし、私も含む日本中の阪神ファンにとって、自民党総裁選や民主党代表選の報道よりも、大ニュースであり早速我が家の妻と娘に一報のメールをしたほどであった。

 広島出身で広陵高校、東北福祉大を卒業したのち、ドラフトたぶん4位だったと記憶しているが、広島カープに1992年に入団した選手で、入団当時は細身でまださほど活躍を期待されていなかった外野手だったが、一軍初出場が岡山での阪神戦というご縁もあり、その後に広島カープの不動の4番バッターへと成長した彼は、11年後の2003年にFA宣言して縁あって、我が阪神タイガースへ移籍し、2003年には星野監督の下で優勝に貢献、2005年の岡田阪神の優勝にも不動の四番打者として活躍し、阪神ファンからは「鉄人・金本」、「頼れる兄貴!」として慕われ出したが、、本人は日頃の弛まない自身の体を極限まで鍛えることと、人知れない練習と技術向上への努力を繰り返して黙々とがんばった選手である。

 タイガースの選手の全てがチームメイトとして尊敬するだけでなく、他球団の選手も含め日本のプロ野球界の中にあって、世界にも誇れる連続イニング出場記録を打ち立てた張本人であるのだが、ともかく言葉ではなく存在感そのもので、特に若い選手にとっては「選手の鏡」とまで称された男が、ついに潮時を悟っての今期限りの引退を発表したことは、プロ野球ファンとして一抹の寂しさも感じる部分もあるが、ともかくご苦労様でした「お疲れ様」という労いの言葉と共に、「ありがとう!」という感謝の気持ちがこみ上げてきた。

タイガースの一員となって、金本選手自身は初めて優勝を経験したらしいのだが、阪神ファンとしては2003年と2005年のセリーグ制覇は、いずれも金本選手さまさまでありながら、何処かかつて在籍していた広島カープに対して、少し後ろめたいとでもいうべき感謝と遠慮を感じていたのだったが、ここ数年は完全なる阪神タイガースの金本選手として、成績いかんにとらわれず応援できる様になっていたのだが、故障が続き打たない守れない走れない兄貴を見るにつけ、「あーぁ」とため息が出てしまう場面が続出していたのであった。

 プロ野球選手としては、今後たぶん破ることが出来ないと思われる金字塔の連続イニング出場記録が途切れた昨年の試合以降は、ファンの誰もが金本選手への労わりの心とは裏腹に、時にはひどい野次や「プロやろ!」「打たんかいな!」などと叱責したり、中には「やめてしまえ!」と言うきつい言葉まで球場では飛んでいたので、本人にとっては修羅場に近い自問自答が続いていたのではないだろうか。

 プロとはほんとうに厳しいものだし、お金を払って野球を観に来ているファンにとっては、やはり選手一人ひとりに対する多大な期待があって、それに全て答えることは出来ないと分かってはいても、打者としての選手には少なくても2割5分から3割、いや時によっては10割をも期待してしまうものだから、選手にとってはたまらないほどのプレッシャーが続いているのだろう。

 著名で好成績を収めた歴代の有名選手の中の「巨人の長島」選手の名を引退会見で口にした金本選手だったが、ホームランや打点、安打数などでは長島選手を超えているのだが、プロ野球選手の中のヒーローとしてのスター性としては、どうしても王や長島には及ばなかったとの自覚と共に、苦境の時期に励ましてくれた仲間やファンや肉親についての想いもあってか、やはり鉄人・金本の目にも涙の会見となったのだろう。
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若年性認知症!

2012年09月10日 | ちょっと可笑しいよ
昨夜あるテレビ番組が「若年性痴呆症」の特集をーしていたので、ついつい観てしまった。

 一般的にはアルツハイマー型とか言われている認知症やパーキンソン症と言われる症状などを発症している高齢者を何人も知っているし、私の母も立派?な高齢による認知症を患ってはいるが、ある時期から以降は、さほど気にならない程度で日常生活を有料老人ホームでおくっていて、たくさんの職員のむ人たちや同じフロアの入居者と共に、支えられながらの日々を過ごしている。

 しかし、昨晩放映されたテレビ番組で紹介されていた「若年性痴呆症」の患者さんと言うべき方々は、自宅で生活しながら、連れ合いさんである夫や妻に全面的にサポートしてもらいながらの日々をおくっておられるお二方であった。

 お一人は著名な飛び出す絵本のデザインを手がけておられた女性だったが、何と45歳の時に発症されたみたいで、すぐに仕事ができなくなって、ご主人も仕事をおやめになって、自宅での看病とでもいうべき生活と葛藤がはじまったのだそうだ。

 もうお一人の男の方は仕事人間として社長まで務めた方だったが、50代後半になって急に仕事の処理や部下への的確な指示などがたそうで、やむにやまれず退職し、自宅にこもってしまい奥さんが何から何までをサポートされる日常生活となられたそうであ
 しかし、ご両人とも結構明るい面を洩ってられ、女性は若い時代からダンスが大好きだったとみえて、旦那さんが音楽をかけると自然に体を動かしてステップを踏んだり楽しそうに踊りだされるそうだし、男の方は自分の新婚旅行の思い出や昔奥さんとピアノの連弾をされるほどピアノがお好きだったらしく、認知症を患って後なのにも関わらず、記憶の底にある奥さんとの連弾を楽しむことが出来ると言った得意な世界があって、その場面だけを見ていると、まさかの若年性痴呆症患者と思われるのであった。

 昨今にはじまったわけではない、現代日本の少子高齢化の傾向はますますエスカレートすると言われているのだが、私たちの団塊の世代がいわゆる社会的高齢者としてカウントされる満年齢65歳を過ぎると、もはや若年性とは称されないらしいが、現在日本国中に推定で4万人から6万人もの若年性痴呆症と称される症状を発症している人がいると思われるのだが、なかなか相談や治療の窓口が高齢者の医療や介護とは違って見当たらないケースが多いと言われている。

 とにかく、家族や仕事仲間が何か変だなと感じたり、いままでの動作や仕事ぶりなどが急に可笑しくなったり、遅くなったりとかの変化に気づかれたら、早期に診察、治療を受けられることが望ましいと思われ、根本的な原因や決定的な治療方法は定かではないむーらしいが、やはり早期発見が、症状の進化や進行を遅らせることなど研究と臨床が進んでいるらしいので、専門の医者かかかりつけ医に、まず行く必要があるというのである。

 昔、昔の人生50年と言われていた時代にはたぶんなかったと思われる「若年性認知症」と称される病状事例が多く存在していて、一方で90歳を過ぎても、ともかく元気で働いておられる方々もーいるという現実を垣間見ると、何と人の人生、生き様は不公平だととも思われるが゜、決して若年性痴呆症だけではないが、病気を発症した方々の家族の方々が不幸であったり、不運だったりと落胆されずに、日々の生活を少しでも足楽しく有意義に過ごされることを願いつつ、長年連れ添った配偶者の方々の献身的なサポートと想いに敬服する感じの特集でもあった。

 誰もが、出来るだけ健康で家族や周りの方々に迷惑をかけず生活して、長生きしたいと願っておられると思うのだが、いろんな病気や体験を通じて、特別な感情や人間の良さを体験される方もおられると感じつつ、恥ずかしがらずに出来るだけありのままの自分をさらけ出して生きたいと改めて教えられた特集でもあつた。感謝。
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下克上かガラガラポン!

2012年09月09日 | ちょっと可笑しいよ
国民のための最高決定機関であるはずの「国会」は、民主党代表である野田佳彦氏の「問責決議案」という不信任案を参議院で、少数野党7党の提出した「消費税値上げ」などを決定した三党合意を批判する内容なのにも関わらず、自民党総裁の谷垣氏の対応決定で賛成に回り、可決されてしまったために、にっちもさっちも国会は動かなくなってしまい、無駄に時間が過ぎて自然閉会となってしまったのである。

 国会議員の先生方は、今や「国民の生活は第二」とばかりに、次の総選挙に向けて、自分たちの生活が第一との思いがあって、各々の選挙区に戻ったりして、如何に次の総選挙で自分自身が有利に戦って、おいしい?国会議員としての特権や名誉、収入を維持できるかというせっぱつまった習性とでも言うべき動きに、誰もが没頭しだしているとしか言えない状況となってしまっているといえよう。

 ここ数日間は、テレビ、新聞を中心とするマスコミの報道も、ともかく自民党および民主党の総裁選と代表選を控えて、野田首相の再選が確実視される中で、民主党は原口元総務大臣や赤松元農林大臣が対抗馬として立候補すると報道しているし、自民党では谷垣総裁の再選は危うしとの見方が強い中、共に野党第一党としての党の舵取りをしてきた女房役の、石原氏が出馬すると宣言し、安倍元首相、石破元防衛相、町村氏、鹿野氏、林氏も出馬の意欲を示していて、まさに下克上あるいはガラガラポン的状況といっても過言ではあるまい。

 そこへ来て、国政への参加を表明している橋下大阪市長むがむ率いる「大阪維新の会」が、「日本維新の会」という名で政党化して、次の総選挙では何と過半数を目標に候補者を擁立するという想いを公表し、今日大阪市内で7人の衆参国会議員と元地方自治体の首長経験者らを含む人たちの参加を前提とした「討論会」なるものを開いたという。

 いずれも、政治的行動や自由な議論、または徒党を組むというグループつくりや、その代表者やボスを決めるために必死になられるのは結構なのだが、そもそも政治とは何か、また何のための政党か、そして何をするために何を考えているのかが、不明確かつ判らないままでの権力闘争や主導権争いでは、まったくもって真の主権者であるはずの我々国民は困惑するばかりなのである。

 民主党も自民党も、その他の野党の国会議員や地方議員たちも、ともかくこの国を治め自らが犠牲になっても、国民の生活と将来の日本の国をどのような方向性と理念を持った国として成長させたり、発展させるのか、それとも少子高齢化に突入しているニッポンを如何に救うことができるのかを、大局的見地からしっかりと見定めて、国民に納得行く説明と共にビジョンを語っていただきたいものである。

 「元気な国」とか「美しい国」または、「根本から変える!」だけでは全くほとんどの国民は、何をどう変えられるのか、またどの人に政治ほ託していいのかが判らないばかりか、選挙そのものに嫌気すら感じていたり、誰がボスになっても「変わるはずがない」という諦めの気持ちが充満している感じなので、パフォーマンス的な「かっこよさ」や「スローガン」だけではなく、本当に信じて託すことができるという確信に近い想いを抱かせてくれる、真剣かつ誠実な人間としての心を見せてほしいものである。

 多くの国民が、ほとんどの人はテレビ、新聞などの報道だけが頼りであり、実際の国会議員や地方議員とひざ詰めで議論したり、想いをじっくりと聞く機会などは少ないので、ぜひブームや劇場型といわれる様な政治ショーや権力闘争だけを見せたりするのではなく、政治家もしくは候補を予定している方の価値観、人となり、性格なども含めた人間性をしっかりと伝えられる報道を心がけていただきたいものだと思うのである。

 いずれにしても、民社党は野田氏が再選されても、次の総選挙では自民党に第一党の地位を譲り、次期自民党総裁になった国会議員が首相になるだろうと言われている現状での、国民不在の両党の代表選と維新の動きは白々しい限りである。
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「あなたへ」

2012年09月03日 | テレビマスコミ
 久しぶりに映画を観た。

 何故か、82歳になった高倉健の主演作品、「あなたへ」である。

 愛した妻(田中裕子)の想いを知るため、亡くなった妻との記憶をめぐりながら、長崎が故郷の妻が残した「海に散骨してほしい」との遺言を実行しようとする元刑務所の刑務官だった高倉健が旅するのである。

 勤務先の刑務所に退職届を出して富山から、妻とのドライブを夢見て自らが改造したワンボックスのキャンピングカーで出発した主人公だが、途中に岐阜県、兵庫県朝来市、山口県下関市、北九州市などを経て、目的地である長崎県の小さな港町へと車を走らせる高倉健が出会う様々な人たちに、インテリ教師か車上荒らしの容疑者かのビートたけし、イカ飯の実演販売の仕事人として旅する草なぎ剛と佐藤浩市らがいるのだが、目的地の長崎では港のにぎわう食堂を営む未亡人、余貴美子と娘である綾瀬はるかなども出演していて、サブキャストもそれなりに著名な俳優、女優たちが固めている。

8月25日にロードショーが全国でされたばかりの作品で、四日目の火曜日に近くのシネコンに車を走らせて妻と共に観たのだが、観終わった直後の感想は、映画の最後のお話がなんとも腑に落ちないとでも言うべき部分があって、どうもあまりすっきりとしない想いが胸の中をよぎっていて素直な感想としては、もうひとつと言った感じであった。

 その理由は、映画の終盤で妻の遺骨の散骨を手伝ってくれた船主の息子だと思われる男が7年前の嵐の海で失踪し還らぬ人として、死亡したとされていたのだが、その張本人が佐藤浩市が演ずる男だったという話で、しかもそのことを悟った主人公が、その娘である綾瀬はるかと若き漁師の三浦貴大の結婚準備中の二人の写真を余貴美子から預かって、仕事の休憩中に呼び出した本人に見せるというストーリーが、どうも腑に落ちないばかりか、この映画のテーマとはずれた話であり、納得が行かないまま終わったためでもあった。

「あなたへ」の主題から外れたストーリーそのものが挟まれていてもおかしくはないのだが、亡き妻の想いや遺骨を散骨した主人公の心の微妙なうつろいなどを描くシーンよりも、海の男が地上に上がるきっかけとして利用した嵐の海と、その後戸籍上は死んだはずの男が、この世に存在していて、その残された家族の動向を知るという、奇妙な事実が映画のラストシーンに近いところで表現されていたので、感動とか涙するというよりも、しらけた感じで終わったことが残念なのである。

そして一番残念に感じたのが、やはり82歳になっている高倉健さん自身であり、彼のスター性は誰もが認めるところだが、私は東映任侠路線時代の彼のスクリーンでの演技はほとんど見てなくて、山田洋次監督の幸せの黄色いハンカチ以来の高倉健の渋さと人間性がにじみ出た演技が大好きだったので、今回の作品の主人公を演ずるには年を取り過ぎていたという印象が拭えなかったのであった。

それにしても封切り以来の邦画観客数では、若者に人気の「るろう剣心」についで2位という興行成績であり、中高年齢層を中心とした根強い「高倉健」人気が、「あなたへ」に期待したことがよくわかる映画だった。
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防災の日

2012年09月02日 | 季節の話題
 お久しぶりです。暦の上では「秋」となりましたが、まだまだ日中の暑さは真夏のままで「残暑お見舞い申し上げます! 」ですね。

 実はガリバー通信がまたまた約一週間お休みになってたのは、前回のブログで記した如き愛車の廃車の後、今度はパソコンの調子が悪くなって文章の入力にとんでもない時間がかかる様になったので、車と同様に前のパソコンを諦めて急遽衝動買い的に注文した新しいパソコンがようやく昨日届いたため、友人の力を借りて昨夜遅くに何とかインターネットの操作環境を新たにして、今日から再スタートさせたのです。

 昨日の9月1日は「防災の日」で、関東大震災が発生した日を国民が自然災害を中心とした防災意識の向上とともに避難訓練や日々の防災に関する「備え」を確認する日としたのですが、私は自然災害に対処するというよりも、日常的に使用している情報や通信のツールとしての「パソコン」の無防備さを克服し、少しでも安心して使用できる環境整備に集中していました。

 政府や行政機関、そして民間団体や地域社会では熱心に、防災意識の向上や備えについて努力されたり、啓蒙活動や訓練をされていること自体は大切なことだとは思うのですが、果たして会議や議論をいくらしても、自然災害や事故を完全に防備したりすることは不可能な面があることを知って、私たちはもっと謙虚に自然と付き合う必要があるように感じてならないのです。

 
 昨春の東日本大震災、大津波、そして福島第一原発の事故を経験した我々日本人は、特に改めて自然災害に対する対応や対策、そして訓練や備えについて多くを学んだり準備したりする機会を得てはいますが、果たして地球上に起こりうる災害や事象について、すべて防備するということができるのでしょうか。

 私は昨年の災害だけでなく、ここ数年毎年の様に発生している「ゲリラ豪雨」や「竜巻」「雷」といった自然現象も含めて、地球上ではこれからも我々人間が想像したり想定できる範囲やイメージを超えた現象や災害、気象異常などがますます起こり得ると思うのですが、やはり人智尽くして天命を待つという言葉通りの努力や計画、準備は必要ですが、必ずしもそれで全ての人たちの安全や命が保障されるということはありえないと思うのです。

 人間のの予想やイメージ、シュミレーションをはるかに超える様な災害や天変地異が、今後もこの地球には起こり得ると思うのですが、太陽系という宇宙空間だけを考えても、まだまだ科学や天文学、気象学、災害防止研究の専門家たちでもわからない事象が将来起こることも容易に予測できる様に、自然に対して人間の力や対策が全て通じるわけではないからです。

 すなわち、多額の公共事業として10数メートルを超える防波堤を建造したり、防災対策と称して巨大なコンクリートの塊のダムや建造物をいくら造ったとしても、巨額の財政支出で土建業者や建築屋さんたちに利益をもたらすだけで、長年の経年変化や疲弊化、老朽化などで何の役にも立たない?無用の長物となるのは時間の問題なのではないでしょうか。

 地球上に生きとし生けるものとして、もう少し謙虚になって少なくとも地球上の自然と如何に共生しつつ、多くの動植物も含む生態系に対して、できるだけ負荷を与えない生き方、つまり人間の英知や科学的発見や発明に伴う技術や知識を行使して、人工的な建造物を造ったり目先の利益や都合だけで自然のリズムや有り様に多大なメスを入れることは止めるべき時代が来ているのではないでしょうか。

 私たちの地球は、私たちだけのものではなく、多くの動植物や未来に生きる私たちの子供や孫たち、そして全世界の人類の生きる場所として、自然に逆らわず、謙虚に感謝と努力をささげて生きさせていただく舞台なのですから、しっかりと目を見開いて考え、防災とは何かを検討していただきたいものです。

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