一昨日に百歳の現役映画監督だった新藤兼人さんが死亡したというニュースがあり、今日の昼過ぎのNHKテレビのスタジオパークのゲストは百歳の現役医師である日野原重明さんだったので、ともかく百歳という一世紀を生きてなお現役で仕事をされるというお二人について感じたことを記すこととした。
以前のガリバー通信でも、新藤兼人監督については「一枚の葉書」という作品に関連して書いた記憶があるし、日野原重明さんについても記したことがあったし、数年前に亡くなられた百歳の現役スキーヤーであった三浦雄一郎さんの父についても記したことがあるので、やはり「百歳」という多くの人にとっての長生きしたいという願望と共に、実際の人生で百歳を生きるだけでなく、それなりの世界で著名になるだけの実績や実力をお持ちであった方々に敬意を表すると共に、感動と憧れの想いが強く募るのである。
新藤兼人監督は「午後の遺言状」や「裸の島」などが代表的な作品として語られているので、以前テレビで放映していたことがあったが、今日改めてDVDを借りてきて、「午後の遺言状」を観たのであった。
実は「一枚の葉書」を観たかったのだが、レンタルされていてなく、午後の遺言状を観ることとなったのだったが、杉村春子演ずる舞台女優と新藤の妻であった乙羽信子演ずる女優の長野の別荘のお手伝いさんを中心に物語りは展開するのだが、やはり「遺言状」とタイトルについている様に、別荘を訪ねて来た老いた夫婦がいて、その奥さんは主人公の女優の演劇の仲間だったのだが、老人性痴呆症を患っていて、世話をする能役者の夫とと共に昔共演した女優に会いにやってきて一泊した後の数日後、海への入水自殺、心中をしたのだが舞台女優に簡単な遺書めいたものを残していたというのであった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/cf/979d42ac6879776a1827ad8edb2021f2.jpg)
新藤兼人監督の15、6年前の作品なので、まだ監督自身は85歳前後だったと思うのだが、やはり老いて行く自分と妻、そしてテーマとした「遺言」は、自分自身のテーマとして強い意志で制作された作品だったと思うので、場面展開やストーリーの背景に常に亡くなる前の新藤監督をイメージしながら観ていると、少しだが老いて行く高齢者の複雑かつ強い思いの一部分を感じる作品であった。
一方の日野原先生は、いまだ現役医師として聖路加国際病院で医師としての働きを続けながら、数々の講演や著作の執筆を現在もされていて、百歳を越えた現在も頭脳明晰でお話も分かりやすく、小学生も含む多くの人たちに「命(いのち)」の大切さや一生懸命に生きることを教えておられるというスーパー100歳なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/7e/503ff4f630e803a100a137b09c658dc7.jpg)
一番ビックリしたのは、100歳を越えてもなお、10年後の自分を想像しつつ、予定も書き込んだ日記帳を持っておられて、常に前に向かって生きるという強いモチベーションをお持ちであることが窺えて、多くの高齢者も含む人間へのエールを感じる、とても素晴らしいスピリットの持ち主であることから、多くの人が握手や出会いで生きるエネルギーを与えられると感じるといい、今後も日本中を飛びまわる元気な姿と声とメッセージを期待するのである。
新藤兼人監督の訃報は残念だが、100歳になってなお、周辺が許せば「もう一本映画を撮りたい」と仰っていた強い意欲は並大抵なエネルギーではないと感じだが、やはり人生は永遠に続くことはなく、あっけない終焉を迎えてしまったのだが、堂々たるフィナーレまでの道のりを歩まれたことは絶賛に値するし、ご冥福を祈りたいと思います。
出来れば御両人の爪の垢でも煎じて吞んで、百歳にあやかりたいと多くの人は思っていることだろう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/70/10c778decdd028e050256853a186c3e7.jpg)
以前のガリバー通信でも、新藤兼人監督については「一枚の葉書」という作品に関連して書いた記憶があるし、日野原重明さんについても記したことがあったし、数年前に亡くなられた百歳の現役スキーヤーであった三浦雄一郎さんの父についても記したことがあるので、やはり「百歳」という多くの人にとっての長生きしたいという願望と共に、実際の人生で百歳を生きるだけでなく、それなりの世界で著名になるだけの実績や実力をお持ちであった方々に敬意を表すると共に、感動と憧れの想いが強く募るのである。
新藤兼人監督は「午後の遺言状」や「裸の島」などが代表的な作品として語られているので、以前テレビで放映していたことがあったが、今日改めてDVDを借りてきて、「午後の遺言状」を観たのであった。
実は「一枚の葉書」を観たかったのだが、レンタルされていてなく、午後の遺言状を観ることとなったのだったが、杉村春子演ずる舞台女優と新藤の妻であった乙羽信子演ずる女優の長野の別荘のお手伝いさんを中心に物語りは展開するのだが、やはり「遺言状」とタイトルについている様に、別荘を訪ねて来た老いた夫婦がいて、その奥さんは主人公の女優の演劇の仲間だったのだが、老人性痴呆症を患っていて、世話をする能役者の夫とと共に昔共演した女優に会いにやってきて一泊した後の数日後、海への入水自殺、心中をしたのだが舞台女優に簡単な遺書めいたものを残していたというのであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/cf/979d42ac6879776a1827ad8edb2021f2.jpg)
新藤兼人監督の15、6年前の作品なので、まだ監督自身は85歳前後だったと思うのだが、やはり老いて行く自分と妻、そしてテーマとした「遺言」は、自分自身のテーマとして強い意志で制作された作品だったと思うので、場面展開やストーリーの背景に常に亡くなる前の新藤監督をイメージしながら観ていると、少しだが老いて行く高齢者の複雑かつ強い思いの一部分を感じる作品であった。
一方の日野原先生は、いまだ現役医師として聖路加国際病院で医師としての働きを続けながら、数々の講演や著作の執筆を現在もされていて、百歳を越えた現在も頭脳明晰でお話も分かりやすく、小学生も含む多くの人たちに「命(いのち)」の大切さや一生懸命に生きることを教えておられるというスーパー100歳なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/7e/503ff4f630e803a100a137b09c658dc7.jpg)
一番ビックリしたのは、100歳を越えてもなお、10年後の自分を想像しつつ、予定も書き込んだ日記帳を持っておられて、常に前に向かって生きるという強いモチベーションをお持ちであることが窺えて、多くの高齢者も含む人間へのエールを感じる、とても素晴らしいスピリットの持ち主であることから、多くの人が握手や出会いで生きるエネルギーを与えられると感じるといい、今後も日本中を飛びまわる元気な姿と声とメッセージを期待するのである。
新藤兼人監督の訃報は残念だが、100歳になってなお、周辺が許せば「もう一本映画を撮りたい」と仰っていた強い意欲は並大抵なエネルギーではないと感じだが、やはり人生は永遠に続くことはなく、あっけない終焉を迎えてしまったのだが、堂々たるフィナーレまでの道のりを歩まれたことは絶賛に値するし、ご冥福を祈りたいと思います。
出来れば御両人の爪の垢でも煎じて吞んで、百歳にあやかりたいと多くの人は思っていることだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/70/10c778decdd028e050256853a186c3e7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/3c/3edd4e9931d55624f607fb7798f80bfd.jpg)