内モンゴル地球散歩のエピソード3をお送りします。
私が中国内蒙古自治区の大草原に行くきっかけとなったのは、91年に開催した「内モンゴル地球学校」なのだが、この日本の子供たちを100名、内蒙古の白音オーボウへ連れて行った企画に起因している。
その準備の段階から数えて15回目の内モンゴル訪問となっているのだが、この企画イベントから、その縁を絶やさず、交流したいとの思いで、毎年夏に、この指たかれ方式で、ほとんど毎年同じ草原に行くようになったのである。
実は、91年の交流活動の時に、内モンゴル草原に生活する蒙古族の子供たち24名ほどが参加してくれたのだが、その中に、今回も大変お世話になったB君がいて、それから10数年後の現在、B君のご両親に私たちのツアーのサポートをしていただくことになっているのである。
草原近くの町に現在は生活するBさんは、ほんとうに我々日本人の大きなルーツであることを現実的に明確に知らせてくれようなフレンドリーで、とことん親切なサポートとお世話をしていただいているのである。
息子や子供たちが、遠い異国の地、京都でお世話になっているので、当然のことと謙虚におっしゃって最大限の歓迎とお世話をしていただくことに、まことに恐縮しながら大変感謝しているのである。
Bさんファミリーは実は6人家族なのだが、現在そのうちの3人の兄妹が、日本に留学していて、京都宇治の3DKの団地で、仲良く暮らしながら勉学に励んでいるのである。
兄は大学院の修士課程の学生で、成績優秀のため各種奨学金をもらっており、妹も現在来日して5ヶ月しかたっていないが、日本語習得の特別科での成績は兄貴以上に優秀な状態で、来年度大学受験と共に、奨学金申請すると立派に支給される実績と今後の期待を獲得できる人材である。
このように真ん中の弟を含めて3人の子供たちを、日本に留学させている親父とお袋の懐の深さは、相当なもので大家族的ファミリーが、その生き方をサポートされているのである。
ともかくBファミリーは、内モンゴルに生きる蒙古族の見本のような家族であり、とても親日的で、子供たちが将来益々日蒙の友好交流に活躍することを夢見ておられるのである。
しかし今回のツアーに参加したB君の所属する大学の職員であるTさんは、熱心に内モンゴルのご両親に語ったのである。
こんな素晴らしい大自然と素朴だが豊かな生活をおくることのできる故郷を捨てて、日本みたいな経済力は世界のトップレベルでも、人間的社会かどうかを見極めてみれば、こんな危うく崩壊寸前の国はなく、ぜひ留学もほどほどにして母国の故郷に早く帰るべきだと主張したのである。
観光目的や勉学目的で短期間訪れることは歓迎するが、経済優先の見せ掛けの先進国、経済力だけの人間の本来の素朴でも人間らしい生き方、生き様が暮らしの中にほとんど欠落した現代日本に長く留まることは止めた方がいいと強調したのである。
どっこい蒙古人は、経済力や地位、名誉ではなく、人間的な暮らしを自然環境厳しい中でも代々送っている。素晴らしい民族であり、この自然に生きる生き方を忘れてもらってはいけないのである。
内モンゴルに生きるBさんファミリーの蒙古民族としての伝統と歴史を重んじた暮らしを、誇りを持って続けていただきたいと、心から願うものである。
私が中国内蒙古自治区の大草原に行くきっかけとなったのは、91年に開催した「内モンゴル地球学校」なのだが、この日本の子供たちを100名、内蒙古の白音オーボウへ連れて行った企画に起因している。
その準備の段階から数えて15回目の内モンゴル訪問となっているのだが、この企画イベントから、その縁を絶やさず、交流したいとの思いで、毎年夏に、この指たかれ方式で、ほとんど毎年同じ草原に行くようになったのである。
実は、91年の交流活動の時に、内モンゴル草原に生活する蒙古族の子供たち24名ほどが参加してくれたのだが、その中に、今回も大変お世話になったB君がいて、それから10数年後の現在、B君のご両親に私たちのツアーのサポートをしていただくことになっているのである。
草原近くの町に現在は生活するBさんは、ほんとうに我々日本人の大きなルーツであることを現実的に明確に知らせてくれようなフレンドリーで、とことん親切なサポートとお世話をしていただいているのである。
息子や子供たちが、遠い異国の地、京都でお世話になっているので、当然のことと謙虚におっしゃって最大限の歓迎とお世話をしていただくことに、まことに恐縮しながら大変感謝しているのである。
Bさんファミリーは実は6人家族なのだが、現在そのうちの3人の兄妹が、日本に留学していて、京都宇治の3DKの団地で、仲良く暮らしながら勉学に励んでいるのである。
兄は大学院の修士課程の学生で、成績優秀のため各種奨学金をもらっており、妹も現在来日して5ヶ月しかたっていないが、日本語習得の特別科での成績は兄貴以上に優秀な状態で、来年度大学受験と共に、奨学金申請すると立派に支給される実績と今後の期待を獲得できる人材である。
このように真ん中の弟を含めて3人の子供たちを、日本に留学させている親父とお袋の懐の深さは、相当なもので大家族的ファミリーが、その生き方をサポートされているのである。
ともかくBファミリーは、内モンゴルに生きる蒙古族の見本のような家族であり、とても親日的で、子供たちが将来益々日蒙の友好交流に活躍することを夢見ておられるのである。
しかし今回のツアーに参加したB君の所属する大学の職員であるTさんは、熱心に内モンゴルのご両親に語ったのである。
こんな素晴らしい大自然と素朴だが豊かな生活をおくることのできる故郷を捨てて、日本みたいな経済力は世界のトップレベルでも、人間的社会かどうかを見極めてみれば、こんな危うく崩壊寸前の国はなく、ぜひ留学もほどほどにして母国の故郷に早く帰るべきだと主張したのである。
観光目的や勉学目的で短期間訪れることは歓迎するが、経済優先の見せ掛けの先進国、経済力だけの人間の本来の素朴でも人間らしい生き方、生き様が暮らしの中にほとんど欠落した現代日本に長く留まることは止めた方がいいと強調したのである。
どっこい蒙古人は、経済力や地位、名誉ではなく、人間的な暮らしを自然環境厳しい中でも代々送っている。素晴らしい民族であり、この自然に生きる生き方を忘れてもらってはいけないのである。
内モンゴルに生きるBさんファミリーの蒙古民族としての伝統と歴史を重んじた暮らしを、誇りを持って続けていただきたいと、心から願うものである。