今日、午後五時過ぎに衆議院で「道路特定財源の暫定税率を元に戻す」法案が、自民党、公明党の出席議員の多数の賛成で可決し、再びガソリン一リットル当たりの価格が、ほとんどのスタンドで約30円前後大幅に値上がりすることが決まった。
いろいろと議論されていた中で、たった一ヶ月だけの短い期間だったが、消費者国民は、安いガソリンに飛びつき、運送業者を中心に暫しの安堵感を楽しんでいたのにも関わらず、「元の木阿弥」となるのである。
福田康夫首相は、午後六時過ぎの特別記者会見で、道路特定財源を来年度からは一般財源化して、「生活者財源」とすると言明した。
何とも言葉で誤魔化そうとしているとしか思えない見栄みえの苦し紛れの「新キャッチフレーズ」だったが、よくもまあ白々と国民に嘘がつけるものだと感心するしかない。
国民の納税による全ての財源は、当たり前だよ「生活者財源」でなくてはならないはずであるのに、敢えて今回の一般財源化を政策的に言い切ったために、道路建設経費などのために使った後の残金は、福祉や医療などの「生活者」に少しは当てると言っているに過ぎないのである。
いい加減にしてほしいものである。道路特定財源の暫定税率維持を先に決めておいて、苦し紛れの来年度からの「一般財源化」を宣言したが、道路族議員や利権に関わる土木建築業界に「目配せ」しながら、大丈夫ですよ、ちゃんと道路建設はしますからと一方で言いながら、国民の怒りや不満に対して、ちゃっかり「生活者財源」にも当てますと言ってといるに過ぎないのである。
この一ヶ月間だけ、国民、消費者や自動車運行者を結果的に喜ばしてくれただけで、後期高齢者医療制度での年金天引きによる保険料負担や食料品をはじめとする各種の生活必需品の諸物価の高騰も徐々に拡大している最中に、何が「生活者財源」なのだろうか。
福田赳夫元首相のお坊ちゃまが親子二代の総理大臣になられたまでは国民も、そのいい加減差に気づかなかったのだが、ここ数ヶ月の「福田節」の記者会見を聞いている限り、本当の国民庶民の生活実態や経済的困窮さなどのリアリティは全く判らない「宰相」であることが明らかになった。
何とも先の党首会談で「可愛そうなくらい努力している」なんてフレーズが自分の責務である仕事としての執務に対して言ってしまうほどの「お坊ちゃま」であることが改めて明らかになったのである。
後期高齢者医療保険制度にしても、二年間の準備期間があったにも関わらず、混乱や不平不満が高齢者を中心に渦巻きだした今になって、やっと舛添厚生労働大臣
は「十分実態を調査する」というコメントである。
十分議論し調査し検討した結果の策ではなかったのだろうか。
全ての政策が、政治家と官僚たちにより作られた「机上の空論」が先行していて、本当の庶民の生活実態や感情、経済を無視したものであると言わざるを得ない、お粗末な「お坊ちゃま内閣」であり、戦後60年近くのほとんどの国家権力を握り続けてきた自民党政権の「構造疲労」としか思えない実態である。
いろいろと議論されていた中で、たった一ヶ月だけの短い期間だったが、消費者国民は、安いガソリンに飛びつき、運送業者を中心に暫しの安堵感を楽しんでいたのにも関わらず、「元の木阿弥」となるのである。
福田康夫首相は、午後六時過ぎの特別記者会見で、道路特定財源を来年度からは一般財源化して、「生活者財源」とすると言明した。
何とも言葉で誤魔化そうとしているとしか思えない見栄みえの苦し紛れの「新キャッチフレーズ」だったが、よくもまあ白々と国民に嘘がつけるものだと感心するしかない。
国民の納税による全ての財源は、当たり前だよ「生活者財源」でなくてはならないはずであるのに、敢えて今回の一般財源化を政策的に言い切ったために、道路建設経費などのために使った後の残金は、福祉や医療などの「生活者」に少しは当てると言っているに過ぎないのである。
いい加減にしてほしいものである。道路特定財源の暫定税率維持を先に決めておいて、苦し紛れの来年度からの「一般財源化」を宣言したが、道路族議員や利権に関わる土木建築業界に「目配せ」しながら、大丈夫ですよ、ちゃんと道路建設はしますからと一方で言いながら、国民の怒りや不満に対して、ちゃっかり「生活者財源」にも当てますと言ってといるに過ぎないのである。
この一ヶ月間だけ、国民、消費者や自動車運行者を結果的に喜ばしてくれただけで、後期高齢者医療制度での年金天引きによる保険料負担や食料品をはじめとする各種の生活必需品の諸物価の高騰も徐々に拡大している最中に、何が「生活者財源」なのだろうか。
福田赳夫元首相のお坊ちゃまが親子二代の総理大臣になられたまでは国民も、そのいい加減差に気づかなかったのだが、ここ数ヶ月の「福田節」の記者会見を聞いている限り、本当の国民庶民の生活実態や経済的困窮さなどのリアリティは全く判らない「宰相」であることが明らかになった。
何とも先の党首会談で「可愛そうなくらい努力している」なんてフレーズが自分の責務である仕事としての執務に対して言ってしまうほどの「お坊ちゃま」であることが改めて明らかになったのである。
後期高齢者医療保険制度にしても、二年間の準備期間があったにも関わらず、混乱や不平不満が高齢者を中心に渦巻きだした今になって、やっと舛添厚生労働大臣
は「十分実態を調査する」というコメントである。
十分議論し調査し検討した結果の策ではなかったのだろうか。
全ての政策が、政治家と官僚たちにより作られた「机上の空論」が先行していて、本当の庶民の生活実態や感情、経済を無視したものであると言わざるを得ない、お粗末な「お坊ちゃま内閣」であり、戦後60年近くのほとんどの国家権力を握り続けてきた自民党政権の「構造疲労」としか思えない実態である。