ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

懲戒免職!

2006年10月26日 | ちょっと可笑しいよ
10月のトップニュースは、残念ながら我が町の市職員の収賄容疑での逮捕事件である。

 あれから約一ヶ月近くが経って、ようやく市の懲罰審査会が開催されて、今朝当該職員の「懲戒免職」が決定したとの知らせを受けた。

 当然予想されていたこととは言え、本人及びご家族を知るものとしては、慙愧に耐えない。

 まだ小さなお子さんが二人おられ、まだまだ働き盛りの身の上なのに、これからの裁判を含めて、長期にわたる拘留と共に、世間からの冷たい眼が容赦なく降りかかることになるのである。

 どうしてしまったのかい?。まだ収賄した総額は不明だが、長期にわたってほぼ単独の業者の担当者と親しく付き合っているうちに税金を使っての公共事業の発注が、まるで「自分のポケット」から自由に出せるような錯覚と言おうか、勘違いに陥ったのであろう。

 本人の弁は、新聞報道を通じてしか伝わってこないのだが、毎年の管理維持契約が随意契約として、本人だけの担当で行われていたという実態からすると、本人の犯した罪は当然、本人が「懲戒免職」という一番厳しい処分に甘んじなければならないが、市役所、教育委員会部局を中心とした「管理、監督」の責任も多大である。

 今後の他の職員、幹部の「処分」は、今後の捜査と実態が全て明らかになった時に下されるそうであるが、「信頼」という行政サービスに従事していた職員の「裏切り行為」とも言える「不正な金銭」の授受は、市民の信頼を裏切っただけでなく、日常業務にも混乱を招き、業者選定の「恣意」の難しさを露呈した。

 現在閉会中の「決算特別委員会」を開催中であり、明日は四日目の審議の所管が「教育委員会」部局に当たるので、この処分結果だけでなく、真相解明と再発防止策のための議論が集中するだろう。

 最初は「ちょっとした出来心」で、公務員であることの自覚が吹っ飛び、如何にも自分が偉くなったような気分で、業務を取り仕切っている内に、人間の欲なのか、ちょっと小遣い銭欲しさに要求してみたところ、業者も何とか業務委託を継続したいので、数万円から10数万円を渡したことが、恒常化していたようである。

 「人間の欲」は、決して「金銭欲」だけではないが、伝え聞くところによると、「パチンコ代」だったと供述されているらしい。私の好きな小さなレストランのお兄ちゃんが夜九時過ぎに仕事を終わって、気分転換に近くのパチンコ屋に行くと、よくあったというのである。

 「パチンコ代」欲しさに、結局、仕事は懲戒免職されて、収入は一切なくなった上、裁判の判決如何んによっては、刑務所暮らしと収賄した『お金』以上の罰金が課されるかもしれない。

 「割りに合う」犯罪なぞないのである。

 こんな写真の麻雀の上がりはないのである。
コメント (1)
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