ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

勝った、負けたと大騒ぎ。

2006年10月24日 | 日本の課題
 プロ野球の日本シリーズは、中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズとの戦いとあって、どちらが日本一になっても久々の40何年ぶりとか50何年ぶりとなるらしく大騒ぎだが、名古屋ドームでの一勝一敗の後、今日から札幌ドームで3,4,5戦が戦われるのである。

 私は阪神ファンなので、セリーグの覇者である中日ドラゴンズに日本一になってほしいと思いつつ、今年は「新庄剛志」の引退の盛り上がりを考えると、北海道にフランチャイズを変えて三年目の日ハムの勝利をも願っているのである。

 ヒルマン監督率いる「北海道日本ハムファイターズ」は、球団の地元への強力な宣伝と親しめる球団を目指して活動されてきたことが実り、また外人監督としてのコミュニケーション不足と思われがちだが、日本的野球に慣れて、郷に入らずんば郷に従えで、ヒルマン監督も「ベースポール」から「野球」を徹底したらしい。

 ともかくメジャーリーグでもカージナルスの唯一の日本人選手、田口壮選手が活躍し、ニューヨークメッツに立ち向かっているのである。

 まだまだ野球のポストシーズンが賑やかで、今年は「日米野球」が開催され、アメリカンチームにイチローや松井秀樹が出場し、日本チームでは来年はメジャーで活躍するであろう、西武の松坂大輔や阪神の井川慶、そしてヤクルトの岩村明憲などがいることだろう。

 どちらにせよ、勝った、負けたと大騒ぎはプロ野球だけではない。

 先週の日曜日に行われた、安倍内閣発足後の初の衆議院補欠選挙であったが、神奈川と大阪でいずれも自民党の候補者が公明党の全面的支援を受けて「勝った」のである。しかし大阪では民主党の元衆議院議員は共産党候補の得票を含めれば「勝って」いたであろう。

 今や自民党単独で戦っても、なかなか勝ち目が厳しいので、全面的に創価学会の組織力での「公明党」頼りの選挙が続いていて、本当に自民党が二勝とはいえないのではないだろうか。

 当日行われた地方自治体の首長選挙では大阪府の大山崎町で、現職の自民、民主両党が推す現職町長が共産党が推薦したイラストレーターでもある真鍋氏に負けているのである。

 国政選挙では、今や自民党と公明党は合体して「自明党」とした方がいいと思うが、地方自治の首長、議員選挙では公明党は公認候補がいて確実に当選するのだが、自民党の党籍を持つ候補者も殆ど「自民党」とは名乗っていない場合が多いのである。

 しかし先日、懸案だった京都府議会議員の選挙区定数が一増一減に決まり、わが町の選挙区は定数2となったため、早くも現職の民主党が1議席、25歳の新人を担ぎ出した自民党が1議席と確定した感があり、共産党は蚊帳の外という予想となってしまっていて、不戦勝の様子になりそうなのである。

 何事も「不戦勝」はよくない。来春の市長選挙及び市議会議員選挙の立候補の下馬評や予想が、あちこちでされていて、投票率は下がっていても、人の当落、勝ち負けにはえらい関心があって大騒ぎするのが日本人なのであろう。
コメント (1)
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