ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

ガラガラポン!しなくっちゃ。

2005年03月15日 | ちょっと可笑しいよ

 ガラガラポンって、何ですか?
 日本の政府や自民党をはじめとする国会議員も、行政官僚も、地方自治体の首長、議員、行政マンの言動や振る舞いを見たり聞いたりするにつけ、何故かガラガラポンの必要性を強く感じるようになっているのである。

 ガラガラポンは、子ども達が大好きな遊び場やスーパー、おもちゃ屋などにある、ガラガラと言う音を立てて、中に素敵なものが入ったカプセルが出てくる、100円か200円の小さな自動販売機を連想するガラガラポンなのである。

 今日の夕刊にも全く唖然としてしまうような、大阪市の職員厚遇問題に関連する記事が掲載されていたのである。その内容は改革委員会の提言を受けて百数十億円にも上る、職員の福利厚生関連の財政支出を来年度から削減することに引き換えて、今度は市民サービス窓口を今までの5時閉庁から2時間延長する案を決め、削減された手当などを、この事業の残業手当で補填すると言うのである。

 呆れて物も言えないというか、まったく公務員気質と言うか、「親方日の丸」の税金泥棒と言わざるを得ないばかりか、同じ市民、納税者の負担する税金による歳出には違わないのに、彼らにとっては、名目が違っても実質がさほど変わらなければいいとでも言う、事なかれ主義の典型的な対応としか思えない。

 現在市議会でも予算特別委員会が開催されており、来年度予算の審議中だが、団塊の世代を中心とする退職者の増加に対して、退職金の財源はどうかと質問したところ、担当課長は、退職手当組合の負担金で充分で心配要らないと答弁したので、その原資も全て税金じゃないですかと念を押したところ、いや私達も個人として負担していると答弁するのだ。

 公務員、つまり市職員の給与、手当、賞与、退職手当、また共済年金と、全ては税金で賄われているのであって、普通の市民、勤労者の事業や会社の業績に基づく給与、報酬ではないことが、まず公務員の皆さんの自覚に欠けている事が、改めて明確になったと言えよう。

 つまり公務員は昔は「公僕」と称して、「公の僕、おおやけのしもべ」であったはずが、今や民間企業の倒産やリストラなど、経済的不況下での厳しい経営環境を強いられている企業も多い中で、何があっても倒産しないし、給与や手当は保障される「親方日の丸」で、私達は働いているのだから、もらって当たり前の公務員気質に変化してしまっているのである。

 私たちの小さな市役所に働く職員でも、40歳平均の年収入は750万円前後であり、何と市議会議員の年収600万円弱を遥かにしのぐ多額の収入を得ている上に、定年を迎えると定年時の月額給与50万円の60ヶ月分の約3千万円平均の退職金が支給されるのである。

 そして定年後はどうかと言えば、公務員にだけ許された再任用制度といわれる給与は下がっても、年金支給年齢が65歳になっても困らないような再雇用制度もあるし、中には「天下り」と言われる役所に関連した外郭団体などの管理職や理事に就任する者もいて、一時が万事、仲間内の職員への厚遇は続くのである。

 その上、国民年金は20歳から40年間支払っても、毎月満額でも6万数千円、年額にしても最高80万円弱しか支給されないのに、税金で補填された公務員は共済年金として、何と年額300万以上が保障されているらしいのである。この差は驚きであり、空いた口がふさがらない。

 国、都道府県、市町村と給与、収入の中身はそれぞれ異なる部分はあるが、全国各地に生息する公務員と言う手前勝手な輩達は、一部のまじめに一生懸命、市民や住民、国民のために努力と研鑚を惜しまない数少ない公僕的職員を除いて、大半が親方日の丸族であり、私は敢えてガラガラポンしなくっちゃならないと想っているのである。

 たまにはいいものがプラスチックの丸いケースから飛び出すかもしれないが、大抵は100円、200円の対価にあまりソグワナイ物しか出てこない、このガラガラポンに期待しながら、納税者、市民が真剣に行政と行政マン、つまり公務員のガラガラポンを試みる必要がある。

 私たちの町、みんなの町が、三位一体改革と称する国の財政削減の嵐の中で、住民本位の本当の市民主体の住民自治運営をして行けるかどうかが、これからの時代の地方自治体の職員達、つまり公務員にかかっているのだから、市民参画の視点で参加と点検を厳しくする、ガラガラポンを皆でやってみようではありませんか。

 市役所や役場の職員のガラガラポンを市民、住民が積極的にしなくっちゃいけない時代でーす。

 
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