「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

利休は水にこだわりました

2014年03月24日 | お茶三昧

時々いただく「六時屋タルト」
今回はちょっと違います。

創業70周年記念の特別のものということで、
「超」がついています。
心なしかいただくお茶の味にも「超」がつきました。

お茶の味といえば、使うお水で違いますね。
昔から茶人は、名水を求めて愛用したといいますから。
名水というだけでなく、水をくむ時間も心がけました。
午後からの陰の水を使うなどもってのほかで、
明け方の陽の水汲んで使います。
特に元旦の朝汲む水を「若水」というのも、よく知られていますね。

利休の逸話にこんな話があります。

朝茶に招かれて出向いた先で、
井戸の水が凍っていて、釣瓶が動かないのを見て、
「これは朝水を汲んでいないようだ。昨晩の汲み置きの水を使うのだな」
と機嫌を悪くして帰ろうとした。
それを見ていた亭主が、
「昨日の水と思ってお帰りになるつもりでしょうが、私はいつも、
お茶の水は、その日の朝に醒ヶ井の水を取り寄せて使いますから」
というと、利休もそれならばと、お茶を楽しんだという。

「醒ヶ井」というのは、京都の醒ヶ井六条にあった名水で、
村田珠光や武野紹鴎が愛用したというした水です。

名水を毎朝汲むわけにはいきませんが、
私も水だけはこだわって、最上の浄水器をつけていますよ。
ご安心くださいね。





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