「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「ちひろと世界の絵本画家たち」

2012年07月29日 | 日記

先週、東郷青児美術館で、
「ちひろと世界の絵本画家たち」を観賞してきました。



久しぶりの新宿西口。
以前はすぐ見えた都庁のビルも、
たくさんの高層ビルの向こうになっていました。
若いころ出歩いた街は、数年単位でどんどん変わってしまいます。

でも美術館の中は、懐かしい時間にタイムスリップでした。
岩崎ちひろさんの絵は、誰が見ても、
子供の頃の絵本を何冊か思い出すことでしょう。

「ああ・・この本持っている。」
そんな言葉を何度も発しながら、
一枚一枚、貴重な原画に見入ってしまいました。
「赤い靴」の色が不思議に魔力を持って目に焼き付いています。

この損保ジャパンの美術館には、ゴッホの「ひまわり」があります。
やはり迫力がありました。
東郷青児のコレクションも久しぶりに間近で見ました。

チケットが手に入ったからと、誘われて出向いたのですが、
ちょっと忘れかけていた感覚を呼び戻されたような。

家に帰って確かあったはずと探したた絵本ですが、
本棚には見つからず。
引っ越しの時の段ボール箱に入ったまま、
床下に眠っているようです。
絵本は捨てるはずないので、
思い出と一緒に、絶対にそこに眠っていますよね。



プリンターのインク切れ

2012年07月28日 | 日記

プリンターのインクが切れました。

少し前から無くなりますよのサインがあったのですが、
ついにエラーになり、動いてくれなくなりました。
インクカートリッジを交換するまで、印刷はお休み。

花月の勉強会の資料をと思ったのですが、
お話で済ませることにしました。
どうも、前の職業の癖が出て、何でもプリントしてしまうので、
たまにはなしも良いですよね。

ちゃんと耳で聞いて、
頭に入らなかったら、自分で調べるのも大切なことです。
最近ちょっと過保護かなと思うこともありますし。


全員に配っていたお知らせも、
掲示板に一枚掲示しておけばよいことですしね。
一枚なら、手書きでもいいということにも気がつきました。
考えてみたら、今までは一枚の掲示物でも印刷していました。

印刷機がなかったらどうするか・・・
少しその不便さを感じながら、
いろいろと工夫してみようかしらと、ちょっとかんがえてしまいました。。

そういう省エネもあるかな。
どこまで我慢できるでしょうか。

見た目に涼しくですね

2012年07月23日 | 日記

夏のお稽古でも、
頑張って和服の方もいらっしゃいます。

エアコンノ中で待っている私とは違って、
なかなか勇気が必要ですね。
車でいらっしゃる方がほとんどですので、
そんな勇気もわくのでしょう。
でも中には、「ある着物はどんどん着たいので」と、
暑い中、歩いていらっしゃる方も。
「熱中症にならないでくださいね」と心配していまいます。

せっかくの和服ですので、写真を一枚。



ガラスの器を使って、「葉蓋」のお点前です。
見た目に本当に涼しそうですね。

この時期は、御茶道具にもガラス製の物も使います。
初めは水指や、お茶碗くらいでしたが、
最近は御懐石の器や、薄茶器から茶杓まで、
それはそれはたくさん出てきて、
夏のお点前を涼しく演出してくれます。

ガラスの器を「義山」と書いて」ギヤマン」と読ませますね。
当て字でしょうが、
私は初めのころは、お稽古で出てくると、
「義山」と書いてあるのを見て、
作者の名前とばかりとばかり思っていました。

若いころはそんなこともたくさんありました。
お稽古の方が、同じように間違いをなさると、
『みんな同じだわね」とうれしくなりますよ。


花月勉強会に向けて

2012年07月22日 | お茶三昧



ちょっと涼しげな端裂れを手に入れたので、
短冊掛けを手づくりしてみました。

上下に筒を巻いただけの簡単なものです。
他のことにも再利用したいので、
裏うちなどはしないで、切りっぱなしのままです。
15分でできますよ。



8月4日、5日の勉強会の内容です。

七次式より 「員茶之式」
      「貴人清次花月」
      「茶箱付花月」

これを知った途端に、
皆さん、茶箱の「卯の花点前」の復習に熱が入っています。
当日、まごまごしていては大変と。

花月なので、難しいお点前ではしません。
「卯の花」ですが、、突然茶箱と言われても困るかもしれませんね。

そういえば、前回、「壺飾付花月」をした時は、
壺の紐の練習にかなり力が入っていました。
結局はメンバーを見て、
できそうな方に当たることにしてしまいましたが。

「茶箱だなんて、急にそんな・・・」とおっしゃいますが、
こういうことでもないと必死にならないので、
刺激を与えなくてはという親心ですよ。

余裕のある方は、予習をしてきてくださいね。

 

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ


お皿を飾ってみました

2012年07月21日 | 日記



これなんだかわかりますか。

正式の名前は分かりませんが、お皿などを飾っておくものです。



こんな風にね。

先日行った骨董屋さんで、
「これがほしかったのです。持っているのは黒いプラスチックのものなんで・・」
と訴えたところ、
「売り物ではないので、さし上げましょう。」と、
一つサービスしてくださいました。
嬉しいですね。
木製で、色もいいし、素敵でしょう。
たくさん並べて飾る場所もないし、
飾るものをそんなに持っているわけでもないので、
一つあれば十分です。

時々菓子器として使っている伊万里のお皿ですが、
こうやって飾って眺めるのも楽しいですよね。

最近手に入れた器

2012年07月20日 | 日記
最近骨董屋さんで手に入れた器です。



一目見て、使ってみたいと思いました。
日常使いたいものですから、そんなに古くはありませんが、
江戸後期の瀬戸ということです。

まず柄が何とも古くてモダン。
何にでも使えそうです。
大きさの見当がつかないと思いますが、
ご飯茶わんより小さな小鉢です。
湯呑にも使えます。
御茶事の汲みだしにも使ってみたいです。

アイスクリームでも、葛きりでも、
水羊羹でも・・・
早く使ってみたいなあと眺めています。


ちょっと目だたないところに御洒落に面取りがしてあります。
この使用感がといも好きなんですけれど、いかがですか。

御値段ですか・・
食器やさんの値段だと、きっと高いと手を出さなかったかも。
骨董屋さんだと、これなら手に入ると思ってしまう値段です。

骨董屋さんは、魔の空間ですよね。

ビアレストランでの誕生祝い

2012年07月19日 | 日記

17日は、私の誕生日でした。
銀座の音楽ビアレストラン「ライオン」で誕生会をしました。
『音楽ビアレストラン』なんて初めて聞くの方も。
歌を聴いたり、一緒に歌ったりしながら、楽しくビールを飲む。
私も初めてでしたが、そんな場所でした。
仕事帰りに立ち寄って、ただおしゃべりをしながら飲むというより、
少し目的を持って集まっている方達が多いような気がしましたが。

何故そこに決めたかといいますと、
そのお店で声楽家の教え子が、レギュラー出演しているからなんです。
出演しているのは奇数週の火曜日。
それが丁度私の誕生日と重なったので、行ってみようということに。。

お誕生日の人には何かプレゼントがあるとも聞き、
そんな期待もあって、予約して待ち合わせて、
夕方5時の開店と同時に飛び込んで、
まだ人気のないお店で、同行3人と早速乾杯をしてショータイムを待ちました。
ショーが始まることには、すでに食べ終わり、飲み終わっていたかしら。

二度目のショータイムで、
お誕生日のお客様のお祝いコーナーがありました。
その日は、誕生会出いらしていた方が、三組ありました。

名前を呼びあげられて舞台に上ることになるとは、想定外でした。
こんなことなら、ちゃんとおしゃれして決めてくるんだった。
男性には「おいくつになられましたか」と聞いた司会者ですが、
私には聞きませんでした。
女性ですから遠慮したのですね。
聞かれたら、25才と正直に?答えようと思ったのに残念です。



毛二十年も前に卒業した教え子の彼女から、お祝いのシャンペンを注がれました。



そしてわたしのために、彼女が「星に願いを」を歌ってくれました。
ビールでほろ酔いだったし、とても良い気分でした。
最後に、スタッフと同行者一緒に記念写真も撮りました。


頑張っている教え子を応援しょうという気持ちが一番だったのですが、
私にとっても、ちょっと今までにない、思い出に残る誕生日でした。

「おいくつになられましたか」
「ほほ・・25才です・・いえ、忘れました」

バーナード・リーチ展

2012年07月16日 | 日記



日本民芸館で開かれている「バーナード・リーチ展」に足を運びました。
バーナード・リーチ(1887~1979)は、
「日本民芸館」の創設者である柳宗悦と親交の厚かった、
20世紀を代表する工芸家です。
海外における、日本の民芸思想の紹介にも、大きな役割を果たしました。
この作品展は、作陶100年を記念してのものということです。


実はこのバーナード・リーチは、我が街にも縁があります。
我孫子の柳宗悦邸内に窯を築いて、一時作陶活動をしています。

展示された作品の中に、二~三点、我孫子の自然を映した作品を見つけました。

自作の理念を「東と西の結婚」に定めたというその作品は、
エキゾチックでもあり、日本的でもあり、とても魅力あるものでした。
一同に多くの作品を見ることで、まとまった力で迫ってきたように思います。

ちょっと興味深かったのは、
日ごろ、茶掛けの表装を見慣れているので、
柳宗悦装案の軸装の素朴さが、新鮮だったということです。
民芸調の布地に、作品の下絵が暖かく囲まれていました。

すぐ影響を受けやすい私は、
そのあと立ち寄った骨董店で、藍染の端裂を買ってしまいました。
何かに加工されて、そのうち日の目を見ると思います。
暑い一日でしたが、魅力的なものを眺めている時間は、
暑さも忘れさせてくれました。
危険だと思った骨董屋さん覗きは、案の定でしたが、
暑気払い、暑気払い・・ということで。

夏祭り

2012年07月15日 | 日記

今日はお祭の本番です。
朝早く、花火が目ざまし時計と同じ時刻に上がりました。
盛り上げてくれますね。


さて、午前中は、お囃子をBGMにお稽古でした。

「こういうのも風流でいいですね」
などと言いながら、「名水点」と「洗い茶巾」でお茶を。
ぴったりのお点前かも知れませんね。

午後はじっくりと夏祭り見物をしました。
御神輿を担ぐ若い衆も、世話人のお年寄りも、
この暑さの中、ご苦労様です。
などと言っていては夏祭りは楽しめませんね。

暑さと人混みがこんなに大変だと思うようになっては、
私も情けないと。

雰囲気だけでもちょっと紹介です。


手づくり感いっぱいですね。





私の知っている大きなお祭りとは比べられないですが、
それでも祭はやっぱりいいなと思いました。

これから夏本番というのに、
夏祭りが終わってしまうとなぜかさびしいですね。

八坂神社の祭礼

2012年07月14日 | 日記

7月14 日、15日は、地域の八坂神社の祭礼です。

丁度マンションの前の通りを御神輿が通ります。
そして隣の料理屋さんの前で、一休み。
毎年お稽古をしながらも、賑やかに声や、御囃子に、
お尻がむずむずしている私なのですが。

浅草育ちの私は、お祭というと、飛び出していきたい衝動にかられます。
血が騒ぐのでしょうかね。
この地に住んで14年。
初めのころはマンションの下まで降りて行って、
御神輿が通り過ぎるまで、眺めていたものですが、
最近は六階のベランダから見下ろすことで、我慢できるようになりました。
お稽古中ですものね。仕方がありません。
年を取ったということもあるかしら。

そんな話をしていたら、
御神輿の「宮入」が、なかなか面白いですよ、ということを聞きました。
それは是非見なくてはと、ちょっと昔の血が騒ぎだしました。

お稽古の時に「明日の夜は宮入を見にいくのよ」と話をしたら、
お稽古の帰りに駅前に飾ってあった御神輿の写真を撮って、
「楽しんできてください」とわざわざ携帯で送ってくれた方がいましたよ。



ますます気持ちが盛り上がってきました。
明日は久しぶりの祭の人混みを味わってきましょうか。 

予備知識をと、インターネットで検索したら、
動画もUPされていました。
今はどんな情報も手に入るのですね。

侘び

2012年07月12日 | お茶三昧

ある方が、「侘び」について聞かれたそうです。
そして「うまく答えられませんでした」と。

お茶に長く携わっていても、
侘びについてそう簡単に答えられないものです。
何時かは自分なりの侘びを語れるようになりたいとは思いますが。

利休の師、紹鴎は侘びを
「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮れ」(藤原定家)
という歌で表現しました。

そして利休は、この歌で。
「花をのみ 待つらん人に山里の 雪間の草の春を見せばや」 (藤原家隆)

侘びについて観念的に理解することはできます。
そして人生経験を積んでいくと、実感として感じることも。
でも実践はかなり難しいと思います。
私のような凡人は、まだまだ花も紅葉も好きですし、
時には浦のとまやの良さもわかり、あこがれもしますし。
道具はあり合わせにと言われても、もっと道具がほしいと思いますし・・

でも侘びを ・・少し足りないこと・・・物の豊かさでなく心の豊かさ・・
ととらえていいなら、私にも「侘び」がつかめるかもしれません。

お稽古の場で、
若い方達がいろいろなことを見たり聞いたりして、
自分のお茶を見つけようとする姿を見ることは、
とても楽しいし、嬉しいものですね。
   

母の三回忌

2012年07月10日 | 日記

今日は母の三回忌です。

もう二年経ったということですね。
「三年間は思い出すと泣いていた」と言っていた人がいます。
そうですね。
毎日お線香をあげながら、「今日もよろしく~」
などと声をかけているときは何ともないですが、
あらためて思い出すと・・・ですね。

命日には決まってカツ丼を供えます。
母が最後に声に出していった言葉だからです。

流動食しか食べられなくなっていた母には、
カツ丼はもう食べるのは無理でしたが、
きっと美味しいカツ丼が頭に浮かんでたのでしょうね。

今はきっと何でも食べられると思いますので、
ミニカツ丼を供えました。

私はお仏壇の前で一緒に、
ひれかカツたっぷりでいただきました。

省エネしたいけれど

2012年07月09日 | お茶三昧



甘さ控えめの水羊羹

日持ちがしないというので、
急いで、たくさんいただきました。

冷たく冷やしたお菓子で涼をとるのも省エネにつながるでしょうか。

お稽古ではどうしてもエアコンなしではいられません。
何しろ火の前に坐るのですから。
それにお着物でいらっしゃる方も。
私を含めて、暑さで熱中症の危険がありますので。

せっかくエアコンを使うのですから、
お稽古の合間も有効活用したいとおもい、
少し読書にはげもうと、読みたい本を集めつつあります。

今まではPCの前に坐ることが多かったのですが、
熱を発する機器の前にいるよりも、
冷えた和室でのんびり読書をしながら、
汗をかきかきいらっしゃる方を待つのもいいですね。
ちょっと申し訳ないような気持もしますが。

皆さんでお稽古をすれば、
少しはクールシェアーになるでしょうか。

お稽古にいらっしゃるのに、この時期は本当に大変だと思います。
そろそろ冷えたウエルカム麦茶の出番ですね。

帰るところ

2012年07月08日 | お茶三昧
二年近くお稽古を離れていた方が、
また少しずつと、復帰なさいました。

「お茶はやっぱりいいですね。帰るところがあってよかったです。」
そんな言葉に、嬉しくなりました。

帰るところでいてあげられて良かったと思いました。

京都で見つけてきたお菓子。
日持ちが短い順にお稽古でおだししていますが、
皆さんのお口にはどのお菓子が入りましたでしょうか。



色も涼しげな洲濱です。



押し物の「青楓」と太閤秀吉も称賛したという謂れのある「真盛豆」

お菓子の味比べをしながら、
お点前をして過ごす時間。

帰るところなら、本当に嬉しいです。


カメラが見つからない

2012年07月08日 | 日記

カメラが見つからない・・・

最後に撮った写真は覚えている。
それをPCに保存して、ブログでも更新しようかなと思ったけれど、
何処を探しても見つからない。

携帯電話なら電話をかければ、
どこかで応えてくれるので探し様があるけれど。
カメラは応えてくれない。

ブログを更新する気にもなれない。

がしかし、
思わぬところにあるはず。
でもその思わぬところとは何処だ。
一度あきらめて、又気を取りなおして今度は徹底的に探した。
携帯は押入れの中かで鳴っていたっけな。
カメラは・・・押入れには無かった。

死に物狂いで探し、あったあった。
納戸部屋の荷物の上にちょこんと乗っていた。

私の行動様式がわかった。
何かを持って物を取りに行く。
それを持ってくる時は、持っていたものを手放して置いてきてしまう。
そしてそのままそれは忘れてしまう。

特に携帯電話とカメラと眼鏡は要注意。

せっかく見つかったので、日の目を見た映像を一枚。
友人の家の畑で、私が採取したキュウリ


とげとげが痛いとても新鮮に無農薬野菜。
収穫の喜びを伝えようと思ったけれど、
今日は探し物で疲れたので、写真のみにて失礼。