「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

表現できることは幸せ

2023年05月31日 | 日記

ある時こんなお申し出がありました。

「以前みていただいたお稽古備忘録なのですが、SNSで細々とまとめていきたいと思いまして、
先生のお許しがありましたら、お稽古で出会ったお茶碗、お軸、ありがたいお話を、
イラストや文字で残していきたいと考えているのですが、
そんなことしていってもよろしいでしょうか」
私は、「どうぞ楽しんでください。でも私もへんなこと言えませんね」と笑ったのですが。
そしてさらに「先生のお姿も。」と。

というわけで、ときどきこのような姿が登場しているかもしれないのです。

 
まあ~イラストがかわいいおばあちゃんで良かったですが…
 
 
これは同学年の友人が、出しています。
無類の映画好きで、若いころコピーライターをしていた彼女は、
「会員の人が楽しみにしているので励みになっているの」と頑張っているようです。
好奇心も、脳の衰えも感じない姿に触発されます。
 
私もお茶を教え始めた頃から、八年ほど「茶道新聞」なるものを発行していました。
 

月に一度ほどのペースで、最後は七十八号で終わっていました。
 
 
裏にはこんなことも書いて楽しんでいたのですよ。
教室をひらいて間もない私は、よちよち師匠と自らを称していましたっけ。
別にこれで最終号としたわけではないのですが、
そのころからブログを書き始めたので、そちらがとってかわった形になりました。

本格的に教え始めて二十年以上経ちました。
よちよち師匠は、いまや少しよたよた師匠になりつつありますが。
(シャキシャキ師匠の時代があつたかどうか・・)
 
自分の表現手段を持っていることは幸せなことです。
文章だけでなく、音楽、絵、踊りとなんでも。
お茶も、お点前、お茶事、その他、やはり自己表現の姿。
それで心が解放されますから。
 
若い人の新しい挑戦、歳をとってからの再挑戦。
どちらも素敵なことだと思います。
 
身近な人たちの姿に、最近もう少し頑張れるかもと。

 


無病息災でいられるのは難し

2023年05月25日 | お茶三昧



瓢箪が六っついた蓋置です。
語呂合わせで、六瓢( 無病)息災と言って、楽しみます。

我が稽古場には、私を含めて四名の後期高齢者がいます。同い年です。
皆、気持ちは元気ですが、最近いろいろと体に支障が出てきています。
骨の変形による足の痛みは、稽古での正座をあきらめることに。
痛くて治療中でしばらく稽古に通えないとの知らせも。
私は四年前に出た症状で、正座が取り戻せる手術をしましたが、
今は正座ができますが、必要なとき以外は正座をしないようにしています。

皆さんこの先お茶とどのように付き合っていけるか、模索中。
無病息災でなくとも、これからもいろいろと楽しみたいですものね。
蓋置を出して眺めながら、そんなことが話題になる稽古の合間です。


金沢旅行おまけ

2023年05月19日 | 日記

金沢では、見て歩くばかりで、買い物はほとんどしませんでした。
ただ、社中の皆さんにお稽古で召し上がっていただけるように、
お菓子を買って、お店から直接家に送りました。

今日から日常に戻り、お稽古が始まりましたので、
早速ご賞味いただいています。
森八の「城の石」という手作り最中で、
日持ちがするのでこれに決めました。

一つだけ記念にと、自分用の箸箱を買いました。

小さめのお箸が入っています。
今は、食事の度にこれを使っています。

 

ひがし茶屋街でお土産屋さんを覗いた時でした。
長い行列があったので、何かしらと先頭を確かめると、
金箔が付いているソフトクリームでした。
「さすが金沢、金箔つきね」と興味ありでしたが、
ソフトクリームに目のない私も、行列の長さに諦めました。
しかし、旅行の最終日、何かやり残したような気がしました。
「ソフトクリームを食べていない!!
旅先では、なぜかソフトクリームに郷愁を感じて。
見付けると必ず飛びつく私ですので。
今度見付けたら絶対食べようと歩いていたら、見つけました。
それもちゃんと金箔が付いている。

初めに見つけた物より金箔の量が少ないのが残念ですが、
念願叶って大満足しました。

日常から解放されて、好きなことだけできる
(いつでもすきなことしかしていませんが)
旅はこれだから楽しいのですよね。


金沢へ

2023年05月17日 | 日記

更新ご無沙汰でした。
五月の前半は、四年ぶりの大寄せ茶会に出向いたり、
懐かしい人に会ったりの連休前半に続いて、
後半からずっと、二日間のお休みを挟んで、九日間お稽古をしていました。
そして続いて、念願の金沢への旅に。

金沢へは以前能登を旅した時に立ち寄りましたが、
もう一度落ち着いて歩いてみたいと思っていました。
それに、北陸新幹線にもまだ乗っていないので。
計画したとたんコロナに阻まれて延び延びになっていましたが、
嬉しいことに「喜んで付き合うわよ」というみちづれもできたので、
早速実行に移しました。


30年近く前の金沢駅の記憶はありませんが、
きっと驚くほど変わったのでしようね。
その時に見て歩いた場所も、兼六園と、忍者屋敷くらいだったと思います。
今回は美術館巡りや、史跡や、街並みを楽しもうと思いました。
それと美味しいものを食べること。



主計町茶屋街とひがし茶屋街を歩いたり、
近江市場を覗いたり。

前田利家とまつゆかりの尾山神社。

金沢城公園や、兼六園のそぞろ歩き。
大樋美術館や、中村記念美術館で茶道具も鑑賞できました。

石川四校記念文化交流館はレンガ造りの建物が美しい。

最終日には、話題の二十一世紀美術館に立ち寄り、


しいのき迎賓館での優雅なランチも。


骨董店も何件か覗き、九谷焼や輪島塗のお店も見つければ覗いてみました。
コンパクトな城下町ですから、歩いて全部回りました。

一日目の夜は、美味しいとおしえて頂いたお寿司屋さんで、
石川県のお酒ですっかり良い気持ちになりました。
二日目の夜も、香林坊でのどぐろやホタルイカをおつまみに、
やはりお酒で良い気持ちになりました。

とにかく、足は持つかと多少不安のあった旅ですが、
無事に帰ってまいりました。

お稽古の時に皆さんにお土産話をお聞かせしますね。

 

 

 


ゴールデンウィークはどのように

2023年05月04日 | お茶三昧

兜のお茶碗で一服。
短い期間ですが、毎年顔を出します。
五月に入り、お稽古も風炉となりました。
ゴールデンウィークも後半はお稽古の毎日です。

さて前半はいろいろと予定も入り忙しく過ごしていました。

そうそう懐かしいお顔を見ることができましたよ。
小学校の時にお稽古を始め、高校入試のためにお休みをされた方が、
無事に高校を入学されたのですが、そのとたんにコロナの流行に突入。
そのまましばらくお顔が見られませんでしたが、
今度は大学な入学されたということで、
三年ぶりにお父様と一緒にお顔を見せてくださいました。
高校に入るころはまだ少年の面影を残していましたが、
久しぶりにお会いしたら、すっかりイケメンの青年に成長されていました。
社中の皆さんともお噂をしていましたので、
懐かしかろうと思い、一緒に写真を撮りました。





お稽古にいらしたころは、私より小さかったのですよ。
彼はどんどん大きくなり、私は縮みましたから。
これからは大学生として、またたくさんの経験を積んで、
たくましく成長されるのでしょうね。
お顔を見せてくださってとても嬉しかったです。

 

久しぶりに大寄せ茶会にも出かけてきました。
会場は都内の有名な結婚式場ですが、和室はありませんので、
大広間に舞台をしつらえてのお点前で、お客様は皆椅子席となります。

友人の先生が、薄茶席を担当されることになり、
友達や社中の方を誘ってお、祝いに参加させていただきました。

濃茶席は各服点てで頂きました。
そして薄茶席、立礼席と三席楽しみました。

お点心は、立派なお料理が頂けてお腹もいっぱい。

お天気にも恵まれて、
お誘いした皆さんにも、十分に満足していただけて良かったです。

 

連休前半はこの様に過ごして楽しかったのですが、
一つだけパソコンに不具合が生じ、ウィルス感染かと・・少し落ち込みました。

さて後半はお稽古で過ごします。
皆さん連休のお疲れが出ませんように。