「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

特技に感動

2023年01月30日 | お茶三昧

社中の方に、素晴らしい特技をお持ちの方がいらっしゃいました。
お稽古を始めてまだ日も浅いのですが、
その方はお稽古での様々なことをすべて、
イラストと、それに感じたことや気づいたことをメモとして添えて、
毎回記録に残していらっしゃったのです。

今回初めてお茶会の時の記録を、
「まだ完成していないのですが」と見せてくださいました。


その方にとっては初めて参加するお茶会で、
濃茶も初めての経験だったのですよ。
お会いする方達も初めての方ばかりです。
それなのにお会いした方々の着物から、なさっていたこと、特徴等を、
全員記録に残しておられるのです。
二~三人名前が確かではないという方がいるというので、
そこに添えられててる文を読むと、
私が「ああ○○さんでしょう」「それは☆☆さんかな」と、
答えてあげられるほどちゃんとその人をとらえていらっしゃるのです。
「メモをなさっておいたのですか。」ときくと
「いえ帰ってから思い出して書きました。」ということで、
数回会っても名前と顔が一致しない私などは、
びっくりして、すごい事だと感動してしまいました。
イラストもとってもかわいらしく、
普段のお稽古の記録も、お道具屋お菓子なと、
楽しいイラストで、丁寧に記録されているのにもびっくり。


イラストでつづった「私のお稽古日記」などという本が出版できそう。
世の中には素晴らしい才能をお持ちの方がいらっしゃるのですね。
一度会った人は覚えてしまうなんて、羨ましい限りです。

そんな発見もあった今回のお茶会ですが、
写真が出来上がってきて皆さんにお渡しし始めています。

私の写真もありますが、
皆さんを心配そうに見守るこの後姿、
母に似てきたなあと、思わず年は隠せないと思いました。

 


やって良かった、行って良かった

2023年01月27日 | 日記

色々と心配しながらも、実施した新年の社中茶会。
もう二週間が過ぎようてしています。
この間、皆さんからLINEで、スナップ写真がたくさん送られてきて、
それを映っている方に転送したりしながら、
久しぶりの晴れやかでにぎやかな時間を思い出しています。
その後何事もなく過ぎたようで、やって良かったと安堵しています。

今週はこの冬最強の寒波が襲ってきました。
お茶会の時でなくて幸いでしたが、
実は一番の寒い日に私には予定が入っていたのです。

楽しみにしていたコンサート。
雪の予報まで出て、これは大変と。
しかしこれも完全防備をして、なんと着物で行ってきました。
着物のほうが暖かいかしらと。
着物の下は、暖かいものをたくさん着て、懐炉まで貼って、
脱いだ姿は全く色っぽくないなと、笑えて来ました。

でもそんなにしてまで頑張った甲斐があって、
コンサートとトークは往き帰りの寒さを忘れさせてくれました。
久しぶりに、村田孝高さんと理代子さんの生の歌を聞けましたし。
青島広志氏とのトークも、矢継ぎ早に向けられる質問がとても興味深かったです。
このコンサートを機会に、青島氏の著書を手に取ってみたのですが、
ヤーモアあふれる内容に、トークタイムも期待していきました。
かなり個性あふれるかたとお見受けしました。

朝は、ベランダのバケツの水が凍っていたほどの一日でしたが、
これも頑張って行って良かったです。

そして今日は内視鏡での精密検査に。
結果はわかりませんがともあれこれも無事に済んで、
速いもので一月もあと二日の稽古を残して終わります。

 


何を読もうか

2023年01月24日 | 日記

試しに一年間定期購読してみた雑誌です。
我々の年代の生活にいろいろとヒントを与えてくれています。
あと一冊で期限が切れますが、継続はしないことに。
大体傾向もわかりましたので、参考に取っておいて、
必要な時に読み返して見られるようにしておこうと思います。
健康な老後のためのいろいろな取り組み、
出来そうなことは取り入れて、いくつか実行していますけれど、
全部はできないですよね。

さて、図書館の本も、
二週間ごとに三冊ほど借りてくるのを続けましたが、
蔵書に限りがあるので、最近出版された読みたいものはありませんし、
適当に選んでで読んでいるのですが、
本当に面白かったと思う本は少ないです。
わざとお茶関係の本は避けていたのに、
やはり自分が興味が湧くのは、お茶の本だということがわかりました。
これからそう長くない人生、色々な知識を広げようと思ったのですが、
長くないからこそ
お茶のことをもっと知りたいという思いの方が強いようです。

そうしたら本棚にあるこれまでに読んだ本で、
読み返したい本がたくさんあることがわかりました。
もう一度読むと新たに気が付くこと、心に引っ掛かることがあるのではと。

図書館からは肩の凝らない本を一冊ずつ借りてこようと。
そう落語関係、良いですよ。
柳家小三治の「ま・く・ら」は面白かったです。

今日から最強の寒波とか、
明日は夕方からの予定が入っています。
暖かくしていかないとね。
その二日後に精密検査が予定されているので、
体調を崩すわけには行きませんから。


取り違え

2023年01月21日 | 日記

「他の方の物を持って帰ってしまいました。」と足袋カバーを。
どうも自分のものと違うと、洗って持っていらしたのです。

お茶会では、皆さんよく草履を間違えます。
似たような物が多いですものね。
私はSサイズなので、ほとんど間違われませんが。
扇子なども間違えることがあります。
扇子は似ているので、名前を書いておくように言ってありますが。

今回申し出があったのはこれだけですので、
どなたかお心当たりの方は、ご連絡ください。

この冬最強の寒波が到来とか。
今こそこれをするのがふさわしやと、
薄茶は筒茶碗を使って、「絞り茶巾」のお点前をしています。
皆さん水屋で、赤楽の筒茶碗を見つけると、
「ああ今日は絞り茶巾ね」と。

今が一番寒い時期。
体調に気を付けて乗り切りましよう。

 

 


時が経ってから落ち込む

2023年01月19日 | 日記

散歩道にあるレストラン。
気になっていました。
いつも散歩する時間にはまだ開店していませんが、
今日は散歩の時間を変えたので、初めて寄ることができました。





テラス席がとてもエキゾチックな雰囲気で、開放感があり、
寒い日なのに中に入らずに、テラスに座ってみました。





散歩コースの遊歩道が目の前に見え、
通りすがりの人と目が合わんばかりですが、
思い出したような日差しが寒さを忘れさせてくれる、
そんな席で、のんびりと一人で食事をしました。
お茶会が終わってホッとしたのか、
新しい時間を過ごしたい気分だったのです。

自分自身のことで不安だったことは、
案ずるより産むが易しで、乗り切れたのですが、
お茶会に関しては、少し時が経って、思い返すと、
反省することばかりで、落ち込むものです。
こんな私でも落ち込みます、人間ですもの。
そんなこともあるのも、仕方がない。
良い勉強をした、つぎにいかせばいい・・と、
もう気持ちも入れ替えていますか゛。

「お持ち帰りの揚げたてのカレーパンもあります。」
そう言われてそっそくお持ち帰りです。





落ち込んだ気持ちも、ブログを書くことで、
そしてこのカレーパンで、上がってきましたよ。
ああ、悩み方が足りないですね。


晴れやかに

2023年01月17日 | お茶三昧

久しぶりに、晴れやかな一日を過ごせました。
社中顔合わせの新年初茶会。
心配していたお天気も夕方まで持ちました。

このコロナ禍の三年の間にお茶名を頂いた方が二名いらして、
午前の部と午後の部に分かれて、
お茶名披露を兼ねて、濃茶をたてて頂きました。
午前中は若いお譲さん。
ご両親が、いつも皆さんの写真を撮ってくださるのですが、
今年は愛娘の晴れ姿をカメラに納められて、さぞうれしかったのではと。




午後は、少し落ち着いた年代(?)の方がご披露の濃茶点前。
お二人が無事にしっかりとお点前をしてくださってほっとしました。

感染対策のための人数制限や、マスクの着用など、色々と気を使いましたが、
お点前の方には、記念の写真ということで、
途中からお点前の間はマスクを外すのを許していただきました。

お薄席は、広間と小間に分かれて、
それぞれの席主の方の趣向で、楽しんでいただきました。


社中の方のご家族の飛び入りもありました。
93才のお茶の先生をなさっているお母様とご一緒の方。


お正客をしていただけました。

6才のお嬢さんを、ぜひ体験をさせたいと連れていらっしゃった方。



お茶もとても上手にいただいていました。

 

自粛を解いて、決行を決めてから、色々と心配なこともありましたが、
何とか無事に終えることができてほっとしています。
席主初体験のお二人も、無事に終えることができてほっとなさっているでしょう。
色々と勉強して、頑張ってくださいました。
出来るだけ皆さんの自主性にお任せして、
私は交通整理の役に徹しました。
終わってみれば、花びら餅を頂き、
お昼のお弁当をいただくことはできましたかが、
お茶は一服もいただけませんでした。
どこかのお席に潜り込んで一服する予定でしたが、
時計とにらめっこで、午前組の時間が押してるとか、
最後の片づけが時間内にできるかとか、
そんなことに気をもんで、瞬く間に時間が過ぎた感じです。

三年ぶりに顔を合わせて、懐かしがったり、喜んだり、
皆さんが久しぶりの晴れがましい時間を楽しんでいる姿を見ているだけで、
私は十分幸せで、満足しました。

時間内ぎりぎりに片付けも済みました。
ゴミを持って帰ってくださる方、洗い物を全部持って帰ってくださる方、
皆さんの進んでてきぱきとやってくださり、私も助かりました。
お手伝いの方がいらしてくださって、今日は最終の後片付けです。

ひとつ大きな行事が終わりました。
皆さんと新しい気持ちで、また前に進んでいきたいと思います。

 


準備完了

2023年01月14日 | お茶三昧

新春茶会の準備を午前中(今)完了させました。
後は夕方お菓子が届けばすべて終了です。

小間と広間の二席分の荷物です。
それぞれ分けておいて、当日間違わないように運び込みます。
ちゃんと小間の物には、目印の水色のリボンをつけてあります。





身内だけのお茶会ですので、大きなものや重いものは、
お茶室に備えてあるものをそのままお借りしました。
それだけでも荷物がこじんまりしています。
それに薄茶席の席主担当の方が、
ご自分のお道具をいろいろとお持ちになるので、
私は脇を固めればすむというのも、助かりました。
それでも水屋の物も含めるとこの荷物です。

うかがうと、大部分の方が茶室まで下見に行かれたようです。
当日迷ったり遅刻したりしないようにと言うことですね。
こういうことも、お茶のお稽古をしていることで、
経験から心構えとして身に着いたのでしょうね。
有難く、嬉しく思いました。

さて今日はあとは自分の着る着物の準備だけと思っていましたが、
今年お役目が回ってきた管理組合の理事の仕事として、
町内防犯パトロールが午後から実施されるということで、
今回の担当に当たってしまいました。
午後から一時間ほどパトロールをしてきます。
今は少し小雨が降っていますが、
明日は日中は曇り空で済みそうな予報です。
皆さんが下見かたがた弁天様に初詣もなさったくださいましたから、
明日はきっと良いお茶会になるでしょう。


保護メガネあります

2023年01月10日 | 日記

北風の強い中、今日は眼科に術後の検診に行ってきました。
目の手術をしてから一年と二か月たちます。
その後の経過も良く、特に問題のないということでした。

私の場合は視力が1.2まで回復し、メガネ無しの生活になりました。
とてもよく見えて、落ちている髪の毛一本も、気になってしまいます。
見えるようになって初めてしたことが、お風呂掃除ですからね。
今まで見えなかった汚れが目に着いて仕方なかったのです。

ところで、術後につけていてくださいと言われて買った保護メガネ。
二週間ほど使っただけでもう用がありませんが、
これから手術をする方にお貸ししようと大事にとってあります。
話を聞くと、私の周りにはそろそろ手術をしようかしらという、
適齢期の方がたくさんいらっしゃいます。
すぐいらなくなるものですから、わざわざお買いにならなくとも、
お顔がMサイズだと思う方はどうぞお使いください。

今の私の目標は、新年初茶会が終わるまでは、
体調を絶対に崩してはいけないということです。
眼科は混んでいるので、大事を取って二重のマスクにしましたよ。
外出は今日の眼科だけにして、
家の中で、せっせとお茶室に運ぶ荷物をまとめています。
明日からは普段の稽古が続きますから、できるときにやっておこうと。
前日は、お菓子の係りの方が、お店から受け取って運んできてくださいます。
濃茶は「花びら餅」で薄茶は一席は主菓子、もう一席はお干菓子です。
お弁当も予約済みと連絡がありました。
これであとは皆さん体調を整えて、参加してくだされば、
三年間できなかった社中の顔合わせがやっと実現します。
「下見がてら、弁天様に初詣をして、
お茶会が無事に済みますようにと、お参りをしました。」
という社中の方からのLINEも。
コロナ対策をしっかりとして、無事に終わらせましょう。


兎・うさぎ・ウサギ

2023年01月08日 | お茶三昧

香合の兎です。
こんな可愛らしい兎と顔を合わせたら、
思わず微笑んでしまいますね。



さすがにウサギ年です。
頂いたチョコレートの中にも兎がいました。
兎がもてはやされる一年も、もう松の内が開けましたょ。
時間だけは、兎のように跳んでいかずに、亀のようにゆっくりと、
色々と楽しみながら過ぎてほしいものですが。

新年の社中顔合わせの茶会も近づきました。
それぞれの役割分担で準備を進めていますが、
そう、当日のお菓子にも兎がいますよ。


今年は会場になるお茶室を今までとは変えてみましたので、
当日迷ったり、遅刻したりしないようにと、
皆さんえらいですね、ちゃんと下見に行っていらっしゃるようです。

お点前をなさる方は、稽古初めから平点前の復習です。
平点前を見ればその方の技量がわかります。
基本がきちんとできているお点前は、こころを落ち着かせてくれます。
だから皆さんかえって緊張なさるようです。
ここの所コロナのため、一人稽古が建前となっていましたので、
久々にお客様を前にしてのお点前はなおさらのようです。
お茶会では主客ともに、心地よい緊張感を味わっていただきましょう。

私も当日使う道具をまとめたりしていますが、
こんなことも久しぶりだなあと、
手落ちの無いようにチェック表など作って準備をしています。
道具は良いのですが、最近体重計に乗るたびに、ちょっと不安です。
着る予定の着物の身幅が足りなくなっていないかと。
そんなに食べているつもりはないのですが、日々微増中です。


まず一服

2023年01月03日 | お茶三昧

年が明けて、三が日も過ぎようとしています。
五日の稽古始めに向けて、明日から始動です。
長いと思っていた十日間の正月休みも、
あっという間に過ぎた感があります。

兎のお茶碗を出して、まず一服いただきました。
可愛らしい二匹の兎が描かれています。
干支と同時にお茶ではその年の勅題も話題に載せて、
道具を楽しんだりしますね。
今年の勅題は、「友」です。
このお題を茶席でどのように表現するか、考えてみるのも楽しそうです。
このお茶碗の二匹の兎は友達同士としようかしら。
ちょっと安直で、ひねりがないかしら。
親友 茶友 茶飲み友達 趣味仲間 学友 等々、
友にもいろいろです。
年を取ると、人とのつながりが、元気の元となるようです。
ストレスのたまらない、心地よい人間関係、大切にします。


明けましておめでとうございます

2023年01月01日 | 日記

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


昨日は年越しまで起きていましたので、
今朝はすこしゆっくりと目を覚ましました。
午前中に駅近くの神社には初詣。

 




一か所お参りして、いったん家に戻り、年賀状を受け取って、
お返事を書いてから昼食をとり、
午後から郵便投函がてら、もう一か所初詣をしました。
どちらも普段はひっそりしていますが、さすがにお正月ですね。
お参りの人で行列ができていました。
「近所に住む○○と申します。
今年一年健康に気を付けて過ごしたいと思います。
よろしくお願いいたします。」
と神様には、どちらでもそう祈りました。
それ以上に願うことなどないですものね。
皆さんと楽しくお茶を続けるにはそれが一番です。

さて今年は、5日に稽古を始めて、
十日後には皆さんで顔を合わせる初茶会です。
一つ嬉しい行事が決まっているだけで、
準備に忙しくとも、気持ちがウキウキします。
皆さんの久しぶりに楽しみですという声を聴くと、
尚更、良い時間にしなくてはと思います。

リビングには、二枚ある干支の色紙のうち、こちらを掛けました。
「寿風満地」
良い一年になりますように。