「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

上級者向きですね~

2019年06月29日 | お茶三昧

「水無月」を頂く時ですね。
これは去年自作した時の写真。
今年は作らずじまいでした。

稽古場の立礼コーナーでは、盆略点前を楽しんでいます。
一番初めに稽古するお点前ですが、とてもよいお点前。
いつでもどこでも工夫してできます。


これから七・八月と暑い時期に、
ちょっと皆さんに、気軽にお茶を楽しむアレンジを、
自由に工夫していただこうと思っているのです。

見立てのお道具を使ったり、場所を上手に使って、お茶を点てたり、
稽古場のお茶ではなくて、生活の中で楽しむお茶の工夫です。

そのヒントになるような提案を、稽古の中でできたらと。
私自身の頭の体操でもありますが。

そんな話をしたら、「素敵ですね。でも上級編ですね。」と。
そうですね。
一番簡単な「盆略点前」と茶箱の「卯の花点前」を元にした、
自由なお点前のアレンジですから、これはもうお点前を創作かも。


でも自分の生活の中でお茶を楽しむには、
環境がすべて整っているとは限りませんから、
出来るおもてなしの工夫が要求されますよ。
わざわざ茶道具を買わなくても、
身の回りに代わりになるものがいくらでもある。
そんなことに気づいてもほしいと思っています。

散歩の時に見つけたもの。

捩花とテントウムシ。
ゆっくりゆっくり歩くから、
こんな小さなものにも気が付きますね。

 

 




大福をほお張りながら

2019年06月26日 | 美味しい話

 来客有り。

最近フランスに行ってらした友人が、
お土産を渡したいと、わざわざ来てくれました。
まだ電車に乗って出かけることがちょっと不安な私のために。
もう一人、元気なお姉さまを誘って。

「お干菓子になりそうなものを探したの。」と
今はなかなか自由にお菓子さがしができない私のために、
いろいろと旅先でも考えてくださったのです。
本当にありがたいです。

「お茶菓子は持っていきますよ。」と、
もう一つの
お土産は岡埜の大福です。
久しぶりに頂きます。

この大福をほおばりながら、薄茶を一服。
おかわりは、とっておきの長野土産の小布施の生落雁で。

病院にお見舞いに来てくださって以来の楽しいおしゃべりでした。
一日も早くお外に出て行きたいという思いは高まりましたが、
調子に乗る私ですので、厳に誡めて、もう少しの我慢。

でも皆さん私のことを考えてくださって、
お稽古でも使えますようにと、
居ながらにして日本各地の、そして外国のお菓子が。
本当にありがたく嬉しいですね。

明日からまた雨の日が続きそうです。
梅雨の晴れ間の今日一日、日差しをご馳走に過ごしましょう。

 


キキョウの花が開いた!!

2019年06月23日 | 日記

「わあっ」
という声が聞こえたので飛んでいくと、
今まさにキキョウの花が開こうとしていました。

パンパンに膨らんだ風船のようなつぼみを、
テーブルの上の一輪挿しに入れておいたのですが、
目の前で開き始めました。

弾けるように切れ目が入って、
それからは、ハイスピードカメラをみるように、
ゆっくりと開いていきました。
開くまではほんの二~三分ほどの時間だったと思います。

丸くなっていた花弁も、暫くたつときれいな形になりました。

朝一番に、キキョウの開花ショーを見て、
其の花を床に飾って、のんびりと稽古をした一日でした。

一つだけショックだったのは、稽古に着ていた和服を、
ランチのカレーで汚してしまったことです。

慌てて、午後の稽古の前に着替えました。
一日中穏やかってことはないものですね。


可愛いお土産

2019年06月20日 | 日記

紫陽花色のこんぺいとう。
お稽古をしている中学三年生の男の子から、
「修学旅行のお土産です。」と頂きました。
限られたお小遣いの中から、気を遣ってくださったのですね。

「どんなところを見てきたのかしら」と聞くと、
自分好みの渋いところは、全部グループの仲間に却下されたそうな。
それはちょっと残念でしたね。

お茶に興味のある中学生の男子は、きっと少数派。
というよりなかなかいない存在でしょうから、
グループ行動の目的地をリードするのは難しいでしょう。

清水寺・金閣寺・伏見稲荷・・・と観光コースを巡ってきたそうです。
その旅先で見つけてくれたお土産です。

懐かしい自分たちの修学旅行の思い出を語り合いながら、
皆さんと頂こうと思います。

 

 


巣立っていました

2019年06月18日 | 日記

 

今日は午前中に、日差しを浴びることも必要と、ちょっと歩いてみました。
なんと一人での遠出は初めてです。
遠出と言っても、試しに駅までの半分の距離を歩こうと。
マンションの敷地の周り二周くらいの距離だと思います。

目標の地点には、あの満員御礼のようだった、ツバメの巣があります。
どうなっているかしらと行って見ると、もう空っぽでした。
巣立ちの時は何時だったのでしょうね。
ちょっと寂しいけれど、無事に巣立ったなら一安心です。
また来年もきっと来ますね。

用心のために杖を抱えて、出かけましたよ。
まだ不安定な歩き様ですが、
でも杖を使わずにゆっくりゆっくり歩き、何とか帰って来られました。
歩数計は1550歩と出ました。

なんだか「やったね!」の気分。
私も巣立たなくてはね。


中休みでしょうか

2019年06月17日 | 日記

今週は梅雨の中休みでしょうか。
雨のマークがありません。
と言っても私の住む地方だけのようですが。
人間、自分中心にお天気もまわっていますから、そういうことにします。
雨の降らぬ間に、足慣らし!!少しできるかしら。
今日は三か月ぶりに美容院に連れて行ってもらいました。
伸びた髪をカットしてきましたが、ちょっとさっぱりしすぎたかも。
ゴミ捨てついでに家の周りも一回り。
いつも付き合ってくれる姪が、
「少し歩き方も速くなった」と言ってくれました。
嬉しかったです。

 

去年、こぼれ種から増えたジュズサンゴを分けてあげた友人から、
「もう赤い実が付いています。」とLINEで写真が。
ちょっと早すぎですよね。
確か秋口に実を付けたはず。
我が家の鉢は、まだ葉ばかりです。
ともあれ嫁に出した植物が、すくすくと育ってくれているのは嬉しい限りです。


虎が雨

2019年06月15日 | お茶三昧

少し前に見つけた燕の巣。
初めは黄色い口を大きく開けて、エサをねだっていた雛たちも、
親燕の努力の甲斐あって、すくすくとこんなに大きく育ちました。
いやいやもう巣は窮屈そうですね。
巣立つ日もうすぐなのでしょうか。

天候のせいでしょうか、
私の膝はすくすくというわけにはいかないようで、
ボチボチと快方に向かっていると信じる毎日です。

今日の稽古で使われた銘に「虎が雨」が。
 旧暦5月 28日に降る雨を言います。
この日は曾我兄弟の仇討ち決行の日で、
曾我十郎祐成に愛された大磯の遊女虎御前が、
十郎の死を悲しんで流す涙が雨となって降ったとか。

雨の日は思い切り雨にちなんだ銘を楽しむのも良いですね。

今日は一日雨。
稽古もしっとりとできました。

 

 

 

 


チャンスがあったら

2019年06月11日 | 日記

入院中お暇な時にと、プレゼントされた本です。

あらためて開いて見ています。

旅の途中で立ち寄れるお店があったら、食べてみたいですね。
そんな風にお店を探して歩けるようなのんびりとした旅が、
これからまたしてみたいです。
もうすでに食べたことのある最中もありましたよ。

土地の歴史や、観光名所、名物を模った最中は、
おもわず吹き出してしまいそうなものもたくさん。
上品なものも良いけれど、やったもん勝ちみたいな形が又楽しいですよね。

昨日は一日雨空で、足ならしに外へということもできませんでしたが、
今日は雨は落ちてこないようです。
午後郵便物を取りに降りたついでに、
家の周りを杖無しで一回りしてみようかなと、今は思っています。

朝と晩の日課に、課題の自主トレをしています。

入院中に理学療法士さんに教えていただいたリハビリを、
退院後も毎日してくださいといわれています。

良くなりたい一心ですので、三日坊主の私も、
さすがにまじめに取り組んでいます。

 


稽古とは

2019年06月09日 | お茶三昧

 

お茶の稽古は、もちろんお点前を覚え、
より上達させることを目的にしていますが、
でもそれは真の目的ではないと思いますね。
お点前をする時間を過ごすことが一番大切なことと。
ちょっとカッコよく言うと、
「点前に集中して無になる時間を持つ」
点前の上達はその延長線上にですね。

お茶を点てて飲むというささやかな時間は、
人それぞれに違った意味を持っていると思います。
今の私などにはただただ幸せを感じる時間になっていますが。

風炉に入って二か月目。
六か月間の風炉の時期に、
月に二回~三回ののお稽古でできるお点前は限られています。
中級や上級のお点前にもどんどん取り組んでいただかなくてはと、
少し光の見えてきた足の状態を感じながら、
稽古の時間を楽しんでいます。

そうそう、椅子で稽古を見るようになってから、
とても見晴らしがよくなりました。
皆さんには、
「死角なしですね。なんでも見えてしまいますね。」
と恐れられています。

手負(膝を手術した)の猪(亥年生まれです)の秘かな楽しみです。

 


よみがえる思い出

2019年06月07日 | 日記

外出デビューを狙っていたのに、果たせなかった一日。
やはり今の足の状態では無理でしたので、判断は間違っていませんでした。
でも出かけて行った方達のことを思うと羨ましさでいっぱいになりますが。

というわけで、稽古を入れずに空けておいた時間は、
ぼ~とPCの前です。
そこへスマホに、Googleから「この日の思い出」などと、
懐かしい写真が送られてきました。
2015年の六月の今日はイタリアにいたのですね。
数枚の写真に、思い出が一度によみがえります。

きっとこのことはブログにもアップしているはずと、
その時期の記事をたどってみると…沢山の写真とともに、
イタリアの旅行記が事細かに報告されていましたよ。
そして驚いたことに、あの頃はブログも精力的に書いていたのですね。
もっともっと忙しかったはずなのに、やはり若かったのですね。

こんな風にアルバムや日記代わりにブログに残しておくのも、
かさばらない方法として良いかもしれません。
10年ほど前からは、写真はほとんどPCに保存で、
必要なもの以外はプリントアウトしなくなりました。
何かの拍子にすべて飛んでしまう危険もありますが。
でもブログに載せたものは、
良くも悪くも自分が削除しない限り残っているのですよね。

出かけられない毎日は、
そんな記事を懐かしく見ながら過ごすこともありますよ。
これだけ出歩いたから悔いはないかなと思ったり、
出かけられるようになったら、量より質で、
一つ一つ丁寧にじっくりとその時間を過ごそうとも思ったりしています。

四年前、イタリアのワイナリーでワインを。
ワイン・・・こちらの解禁もしなくてはね。




体の声に従って

2019年06月04日 | 日記

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この日を目標にしてきましたが、まだ無理とあきらめました。
司会進行の池田理代子さんの応援もしたかったのに。

私のお出かけ復帰の記念日にと頑張ったのですが、
心の声よりも、体の声に従うことに。

出来たら友人と姪と三人で行く予定でした。
昨日代わりに行っていただける方にチケットをお譲りして、
やっとあきらめがつきました。

今月はお茶会のお誘いも。
これもやはり出かけられません。

一緒にお茶会などを楽しむお仲間の先生のお席ですので、
ぜひお祝いに駆けつけたいところなのですが。
社中の方二人に代わりに参加していただけることになりほっとしています。

由緒あるお茶室でお茶を頂けて、
美味しいお食事が楽しめるそうです。

コンサートは当日券も少しあるそうですし、
銀座にいらしたら、ふらっと寄ることもできますよ。
この日は、長谷川画廊でも、友人が三人展を開いています。
お茶券もまだ間に合うということですのでいかがですか。

いつもの私なら、どれにもせっせと駆けつけて、
楽しんでいたこと間違いなしですね。

今はもう少しデビュー待ちの日々を我慢して過ごします。

 


古巣忘れず

2019年06月02日 | 日記

六月になると掛けたくなる軸です。

大網和尚遺詠の歌を「柳に燕の図」の賛に認めてあります。

燕が毎年同じ場所にやってきて巣をつくる様子は何ともほほえましいですね。
軒下を貸すお家はそれを又楽しみにしている。

この軸を掛けるといつも、うとくなっている人はいないかと、
暫し目を閉じて反省してしまうことも。

二三日前、天気の良い日に姪と近くを散歩しました。
姪は目ざとくツバメの巣を見つけて、
「ほらあそこに」「あそこにも」と嬉しそうに覗きに行きます。
時折すーと飛んでくる燕に、
「エサは雛たちみんなに平等に与えているかしらね。」と私も。

昨今の人の世の痛ましい事件を思うと、
何とも心和む光景ではないですか。

半年間膝の故障でうとくなっていた方達に、
良くなったらお詫び行脚をしなくてはね。





 

 


実感がわくまでもうすぐ

2019年06月01日 | 日記

 

六月になりましたね。そろそろ梅雨入りの声も。

稽古の菓子を用意するのも、
今のわたしにはけっこう大変なことです。
都会に出て、買って帰るということもできませんし、
連れて行ってもらえる近くのお菓子屋さんも限られています。

そんなわけで、老舗のお菓子屋さんのオンライン通販を利用しています。
昨日は二件のお菓子屋さんに、和菓子を注文しました。
日持ちとか、数とかを考えると、何にしようかといろいろ悩みまが。

少しはお干菓子代わりに手作りの物をと、
材料の在庫を調べたりしています。
力のいるお菓子を作る体力にはまだ自信がない。

 

もう少しすると、良くなったという実感が感じられますよ。」

同じ膝の手術をなさった方がそう教えてくださいました。
それを楽しみに焦ってはいけないのだと思いました。

「この日までにはよくなりたい」とか、
「少し頑張って歩く練習をして見ようか」などと、
どうしても自分のペースで動きがちでした。

良くなった実感を感じられるまで、
自然の体のペースに任せて見ようと思いました。

すると少し気持ちが楽になりましたよ。