帛紗のお雛様
こんなお雛様でも飾ればうれしいひな祭り。
昨日は風邪でどうしようかしらと悩みながらいらした方が、
帰るころにはすっかり元気になって。これもお茶の効用でしょうか。
夜には、「生涯に二度目のインフルエンザでした」という方も。
考えてみると、私の記憶が確かならば、
私はインフルエンザに罹ったことがありません。
インフルエンザも近寄らない・・いえ見放されたのでしょうか。
ありがたいことですが。
さて「六窓庵」を手掛かりに、茶室の天井を見てみましょう。
六窓庵の天井は、床前二畳が野根板の竿縁天井で、点前座は網代の落ち天井、
躙り口側が化粧屋根裏と、それぞれ変化をつけています。
野根板とは杉などを薄く剥いだ薄い板のことです。
落ち天井とは、天井が二段になっている場合の低いほうを言います。
小間では点前座の天井をこれにしますね。
化粧屋根裏とは、梁、垂木、裏板などの屋根裏を天井に見立てたものです。
写真は「六窓庵」のものがないのでイメージですが、
どれも茶室の天井の代表的な意匠です。
茶室に入って普段はあまりきょろきょろと天井など眺めないかもしれませんが、
かなり凝っていますので、これも必見ですね。
小雨の土曜日、午前と午後と、ゆったりとお稽古をしています。
いつも見てくださってありがとうございます。
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