「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

念願かなって

2022年10月29日 | 日記

念願かなって、京都旅行をしてきました。
計画は四年前。
しかしホテルの予約までしてのキャンセル。
膝や腰の手術にコロナと、
色々なことに阻まれて、なかなか実現しませんでした。

行き先は京都で、主だった観光地は皆訪れていますので、
メンバー三人全員が行ったことのない場所ということで、

宇治の平等院とその界隈、

それと、まだ見ぬ日本三景の一つ、天橋立です。

天候に恵まれたのは、"行いが良いから"と自画自賛で、終始上機嫌の旅でした。
観光客も多くなく、のんびりととマイペースで回ることができました。
無理をしないようにが合言葉でしたが、
終わってみると、一日平均15000歩を歩いていました。

乗り物の中では、
「マスクを着用の上、会話はお控えください。」のアナウンスに、
寝ているしかありませんでしたが、
人のまばらな現地では、十分に発散できました。
歩いておしゃべりしてお腹もすいて、
注文すれば何もしなくても出てくるご馳走を満喫し、
楽しく気分転換できた時間は瞬く間に過ぎたようです。

一日目の夕食は、豪華にと和食のお店予約をしておきました。
お料理、ちゃんとカメラに納めましたので、載せておきますね。

とても美味しくて、一品はみな少量なのに、
最後にはもう入りませんと言うほど、お腹が満たされました。

二日間で目的を達して三日目は、京都国立博物館に。
開催中の茶道展が、とても内容が濃くて、
二時間ほど見て回りましたが、かなりくたびれました。

その後はイノダコーヒー本店まで行き遅いランチ。
そして時間をたっぷりとってお土産探しをしました。
そうそう旅行支援のクーポン券をホテルで頂けたので、
食事やお土産に活用できて初めてお得感を味わえました。
いつもテレビの報道を見ながら、他人事だったのですが。

何を見ても、どこへ行っても、
「もう再びはないかも」が口癖の一行でしたが、
やはり旅の魅力には抗えないと、
次の候補地に話題がいくのは、まだ意欲は衰えないということでしょうね。
まずは無事に旅を終えたことに一安心。
私は、足の術後初めての旅で、
三日間何とか皆さんの足手まといにならずに、最後まで歩き通せたことで、
少し自信が付いたように思います。
心に秘めた次の旅も実現させられそうです。


 


生きていることをかみしめて

2022年10月18日 | 日記

バッハの名曲「マタイ受難曲」。
聴くのは初めてではありません。
一度目は三時間という長い曲を持て余しました。
でも今回はその美しさに胸が震える想いも。
一曲一曲が内容をもって訴えかけてくるのを、感じ取れました。
あっという間に流れた三時間と言ったら大げさかしら。
時とともに聴く側の心の持ちようが違ってきたのかもしれません。
座席は、なんと最前列。ソロの歌手の飛沫を浴びんばかりの席でした。
されど、後方に並ぶ合唱団の方達のお顔は全く見えず、
団員の友人の歌う姿は十分に見届けることができませんでした。

先月に引き続きの新宿文化センター。
少し遠いので出かけるのには気合が必要ですが、
これもコロナ前に戻るためのウォーミングアップと言えるでしょう。
でも社中のある方曰く。
「コロナ前の先生は、張り切りすぎでしたからおさえてください。」
私も「戻るのは半分くらいのペースまでにするわ。」と。
最近健康診断やら、その結果の精密検査に忙しくしていましたので、
これは、これから先の人生のウオーミングアップではなくて、
整理運動かなと考えたりしています。
結論は、やれることを毎日こなして、
今生きていることをかみしめようというところです。

さて先日、お正月の顔合わせの茶会の会場にするお茶室を、予約できました。
今回は、お茶室側の人数制限もあり、お社中だけでこじんまりと行いたいと思います。
又お客様をお招きする日が実現することも願いつつ、
まずは皆さんのお顔が揃う機会を作ることから始めます。
楽しみにしていてくださいね。

 

 


もう「モン活」は無理の様 

2022年10月14日 | お茶三昧

今日の主菓子の銘は「焼栗」です。


和菓子も洋菓子も、今は栗のお菓子が出回っていますね。
栗の大好きな私にはとても嬉しい季節です。
先日のデパートのお菓子売り場。
お稽古用に二種類の栗のお和菓子を選んで帰ろうとすると、
目の前に長蛇の列が出現。
先頭まで目で追ってみると、皆さんのお目当てはモンブランでした。
大きくて、栗ペーストがたっぷりとかかって、見るからに美味しそうで、
こんなに並んでいなければ私もと思うところでした。
でもでも、二年前に連日のモンブラン三昧をしたときに、
私には既にもう、洋菓子一つを持て余すということがわかりました。
今流行っているらしいモンブランの食べ歩き、「モン活」など、
残念ながら無理のようです。
「二人で半分っこね」などといって満足できますから。

「○○小学校の副校長ですが、
茶道体験の授業を又していただけないでしょうか。」
という電話がありました。
コロナで間が開きもう縁が切れたと思っていたのですが、
子供達のために、再開したいと思われたのでしょう。
術後の足も何とか調子が良いですし、
再びの依頼にお断りする理由もなく、お引き受けしました。
お手伝いできることがあるのは幸せです。

このようなことがあると、なんとなく世の中が少しずつ、
コロナ前に戻りつつあることが、感じられます。
ちょっと心配なのは、自分の体がコロナ前に戻れるかということですが。
鈍ってしまっていないかしらね。

 

 

 

 

 


少し気が早いですが

2022年10月09日 | お茶三昧

「実家の柿ですが。」と届けてくださいました。
早速水菓子として賞味させていただいて、

しみじみと美味しい一服を頂きました。
ちょっぴり、「柿食えば・・・」の気分に浸れました。

今日は午前中の暖かいうちに、朝一番でと高島屋まで出向きました。
入り口にはすでに回転を待つ人の波。
連休の中日で、人も出回っているのでしょうね。
かくいう私もその一人なのですが。
お稽古のお菓子を探すのが目的ですが、
それに加えて、旅行を控えて何か一つくらい新調しようかしらとも。
食料以外の買い物なんて、久しぶりにテンションが上がりました。
こういう時って、歯止めが効かなくなりそうで危険なのです。
気を引き締めて見て回りました。

 

今は名残の時期の稽古中ですが、
何人かの方から、
先日話題にした高級抹茶が頂いてみたいという声が上がりました。
一人でいただくには高すぎるけれど、
皆さんで一人分ずつ分けていただくのなら、体験可能ではと。
それも話のタネに良いかもしれないと思いますね。
希望者だけというのも秘密めいて嫌ですので、
この際皆さんで炉開きのお祝いに、「パー」と豪華も良いかしら。
それでコロナの憂さも吹き飛ばせるかもしれません。
お茶会も軒並み中止、目立った行事もない日々が長く続きましたから。
というわけで、お抹茶代は割り勘で、
お菓子はちょっと上等なものを私がご馳走するということで、
炉開きの時に実施することにしました。
半年ぶりの炉のお点前で頂く濃茶の一服は、
きっとさらに格別なものになるでしょう。

お抹茶もお菓子ももう注文が済みました。
後は炉開きを待つばかりです。
ちょっと気が早いかしらね。


暑さ納め

2022年10月04日 | お茶三昧

今日で暑さ納めと天気予報で伝えていました。
今日は暑くならないうちに、早朝散歩をしてきました。
風が強く、公園の湖水は大きく波立っていました。
あちらこちらで、キンモクセイの散り花の絨毯が見られました。
明日からは散歩も楽になります。
やっと稽古でも袷が着られそうです。

稽古は名残の時期の中置きです。
これは去年お茶事をしたときのやつれ風炉の写真ですが、
今年は、「五行棚」で稽古をしています。
五行棚はこの時期だけの道具ですから、楽しまなくてはと。

先日の稽古の時でした。
皆さん次の方のために、自分が使ったお棗のお茶を、
きれいになおしてくださいます。
その方の帰った後に薄茶点前で、お棗のお茶を確かめた方が、
「わあ綺麗ですね。」と薄器の中で美しく整えられたお茶を見て感嘆のを。
「○○さんが直していってくださったのですよ。」と言うと、
「感動していましたとつたえてください。」と。
こんなこともお茶のコミニュケーションなんですよね。
思いやりが繫がっていく様子を見るのは嬉しいものです。
初めのころは自分のことで精いっぱいですが、
だんだんと余裕が出てきたらお互いにどのようにしたら、
時間の無駄がないかとか、気持ちよくお稽古できるとか、
気配りをすることもできるようになること、
それをまた先輩の姿を見て学ぶことも大切だと思いますね。
先輩も良いお手本にならなくてはなりませんが。
「☆☆さんが感動してましたよ。」なんて伝えたら、
その方は益々技に磨きがかかるでしょうね。