「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

お茶会成功祈願

2012年04月29日 | お茶三昧

今日は、社中の方が神主を務められている神社の、春の大祭でした。

かねがね、この日に合わせて大祭見物を兼ねて、
有志でお茶会成功祈願に行こうという予定をしていましたが、
それだけでなく、急なことだったのですが、
その日に神社を訪れた方々のために、「野点の席を持っていただけますか」
という依頼をうけてしまいました。

ほかならぬ社中の方のお願いですから、お手伝いすることにしました。

朝からとてもよいお天気で、絶好の大祭日和。
お茶席にお坐りになって、お菓子とお茶で喉を潤す方もたくさんいらっしゃいました。

神社の方の手づくりの点茶盤や、外国旅行土産の赤い傘で、
野点の雰囲気も出て、かわるがわる盆略点前をしておもてなしをしました。


式典の時はちょっと席を閉じて、皆さんで式典を見物しました。
私は代表してして、式典の中で玉串を捧げてくださいということで、
ちょっと緊張の時間でしたが。

神主の彼は二度も装束を着替えたりして、
大祭の進行役で、汗をかきかき頑張っていましたよ。


式典の後すぐ、このお姿で、成功祈願をしてくださいました。



この奥で、祝詞をあげてくださり、
私達参加者全員が、玉串を捧げました。
「今日は皆さん、お茶会成功祈願ですからね。」
「そうそう、勝手に自分の願い事をお願いしてはいけないですよね」
と言いながらも、祈願中は皆さん神妙でした。
祝詞を聞きながら、
きっと皆さんの気持ちがひとつになったに違いないと思いました。

ゴールデンウィークの一日を急なお願いで駆けつけてくださった皆さん、
ありがとうございます、そしてお疲れさまでした。
ちょっとお茶会の予行練習にもなったようで良かったですね。



ばら「ベルサイユのばら」

2012年04月24日 | 日記

近日開かれる「国際ばらとガーデニングショウ」で、
親友の池田理代子さん作品にちなんだ新種のバラが発表されます。

彼女を応援する会の会報をお手伝いしていますので、
そこに載せた記事を抜粋して、こちらでも紹介いたしますね。



今年はベルばら発表40周年です。
そういえば今、近くのデパート高島屋で、
記念展が行われています。
28日には、宝塚のスターさんと一緒の「トークショウ」も予定されています。
私はあいにくお稽古で、応援に行けませんが、
お買い物にお出かけの節はちょっと寄ってみてください。

発表当時は私も陰でちょっとお手伝いした作品ですが、
こんなに広く知られる作品として残るなんて、本当に嬉しいです。

彼女と私の付き合いは50周年をむかえます・・
年がわかりますね。

半世紀・・「今年は何かしようね」と言っていますが。

「ベルサイユのばら」
いったいどんなバラなのでしょうね。

茶席の整理札ができました

2012年04月23日 | お茶三昧

「お茶席の整理札を作ってほしいのだけど」
と声をかけたら、
「見本を作ってみました。どうでしょうか」
「いいですね~おねがいします。」

と出来上がったきれいな整理札です。



一席15名なので、1~15番までですが、一枚余裕を持って16番まで。
他にもしもの時の、番号を入れていないものが3枚。

ちゃんと考えて作ってくださいました。
柄は季節を表して、菖蒲と風車ですね。
パソコンを使って、今はとても素敵にできるのですね。
厚い丈夫な板紙で、大きさもとても手ごろです。

「シールを貼り替えれば、次にも使えます」
と言うこと。そう丈夫そうです。

お客様にはこの二組を交互に渡して、待合でお待ちいただきます。
これで受け付けのシュミレーションもしていただきましょう。

素敵な整理札、ありがとうございます。

京都日帰りで、「四頭の茶会」に。

2012年04月21日 | お茶三昧

昨日は日帰りで京都まで出かけました。
目的は、「建仁寺」の「四頭茶会」です。
開山の祖、栄西禅師の誕生日の四月二十日に毎年行われます。



四時に起きて、着物を着て、五時半の電車に乗り、
六時台の「のぞみ」で京都まで。

早起きのため、居眠りをしているうちに、九時に京都に着。


あいにくの小雨模様で、着物の裾を気にしながらお茶席を回りました。
このお茶会は、良く雨が降るということ。
聞くところによると、栄西禅師は、雨男のようです。
雨を降らせた故事が伝わっているそうですよ。


お目当ての「四頭」の席に入れるのは12寺半過ぎということで、
裏千家の席と、煎茶席を回り、お点心を先に頂きました。



お茶席の写真は遠慮しましたので、
お決まりのお食事の写真をお見せしますね。
国宝の「風神雷神図屏風」の飾られたお部屋で、美味しくいただきました。

ところで「四頭」とは禅寺に伝わる、古い茶礼で、
いわゆる「お茶のお点前」があるわけではありません。

雲水達の儀式にのっとったきびきびした動きに見とれているうちに、
あっという間にお茶を頂き終わりました。
「四頭」は四人の正客を意味していて、私はたまたま、
四つのうちの一つの頭の位置に坐りました。
待合で説明を受けたので、その通りに無事に勤めましたよ。
天目台に載ったお茶碗を支えて持っていると、
そこへお湯を注いで、立ったままお茶が点てられます。
修練された四人の雲水の、一糸乱れぬ動きは、
程よいリズムがあってとても気持ちがよいものでした。


午後になっても雨はすぐには上がらず、
庭の新緑も濡れた姿しか見られなかったのは残念です。

お茶会が済んで、帰りの電車の時刻まで、時間があったので、
裏千家の資料館に足をのばし、
「四季の画賛と待合のしつらえ」というテーマの展示も見てきました。

京都駅で、社中の皆さんへのお土産のお菓子を買って、
家に帰りついたのは午後九時過ぎでした。

早起きは大変でしたが、盛りだくさんで、満足の一日。
今回はたまたまお誘いがあって、このお茶会にご縁がありました。
一度は体験してみてもいいと思いますが、
京都まで行くことを考えると、簡単には決行できないですね。

 

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新宿御苑の桜

2012年04月19日 | 日記

桜のシーズンは去ったのですが、
あいにく今年はまだ本当のお花見をしていません。

今年は吉野の桜を見に行こうと、
学生時代からの友達と言っていたのですが、
スケジュールが上手くいかずに、来年に持ち越しました。

でもやはりお花見がしたいと、新宿御苑に八重桜見物に行きました。

大丈夫でしたよ。


きれいな桜がまだ私達を待っていてくれました。



枝垂桜は満開でした。


きれいでしょ、桜のレースのカーテン。


清楚な八重桜、「一葉」
名前の由来は樋口一葉でしょうか。


ちょっと変わった品種の桜も見つけました。


こんな花です。数珠のようだからこの名前なのでしょうね。


桜だけでなくいろいろに花も楽しめました。
たんぽぽ・すみれ・ヤマブキ・つつじ・・





この花の名前がわからなくて、おばさん四人がああだこうだ言っていたら、
傍らでカメラを持つおじさん(失礼)が、
「ニワトコですよ」と教えてくださいました。
名前は聞きますが、初めてしげしげと見たかもしれません。
別名「接骨木」という名で、漢方薬にもなると、後で調べて知りました。

花ばかり撮っていないで、一枚くらい自分たちも撮りましょうと、
「ニワトコ」を教えてくださったおじさお願いしました。
「昔は私達も花のようだったのにね。」
と言いながら、最近おばさん四人はすっかり写真嫌いになっているのです。


後ろの桜と、どちらがお姉さんかしら。

平日の新宿御苑でしたが、
名残の桜見物と、うららかな春の一日を楽しむ人々で、結構にぎわっていました。
去年は震災でお花見はせずじまい。
二年ぶりの新宿御苑でしたが、都会のオアシスは健在でした。

畠山記念館へ

2012年04月17日 | お茶三昧


畠山記念館の春季展へ足を運びました。

今回の展示は「唐物と室町時代の美術」です。



講師の先生との待ち合わせ時間より、すこし早目に着いたので、
ゆっくり庭を歩いてみました。

幸いにも名残の枝垂れ桜がみられました。



足元は花弁の絨毯。



きれいですね。


ここは、展示品の数があまり多くないので、とても気に入っています。
あまり盛りだくさんだと、最近は疲れるほうが先で感動も薄れがちなんです。
今回も40点ほどの作品が、ゆったりし展示してありましたが、
今目録を読み返すと、すべての作品が頭に浮かびます。

「青磁鳳凰耳花入」の色か何ともいえずきれいで、これぞ砧青磁。
書画の中には足利義政の自作自筆の短冊も。
例によって表装の裂地にも目を奪われてしまうのですか。

唐物の中には、茶入が二点ありました。
「鶴首茶入・銘 養老」
「肩衝茶入・銘 星」

大ぶりの肩衝茶入の「なだれ」がとても美しく、
「今日心に残った一つ」に選びました。
銘が「星」というのも忘れられませんね。

必ず最後に一つを選んで感想を書くのが、この勉強会の決まりなので。
青磁の花入とどちらにしようか迷いましたが、
やはり茶入を選んでいました。

今回の展示品は、すべて畠山記念館の所蔵品なので、
又お目にかかる機会もあるでしょう。

夕方から雷雨の天気予報でしたので、何処にもよらずに帰りました。
帰りついて一時間と経たないうちに、
ピカッ・・ゴロゴロと来ましたから、早めに帰宅して正解でした。

 

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「時時勤払拭」ですよ

2012年04月16日 | 日記

今日出会った軸の言葉を紹介。

 「時時勤払拭」

    (じじ、つとめてふっしきせよ)
 
時時は、「ときどき」ではなく「いつも」にちかいです。
「いつもきれいにしていなさい」・・・ということ。
「きれいにとは、「磨く」にも、日々新たに」、にも通じるように思いますね。
ちょっと耳が痛かったです。

釈迦の弟子で、ひたすら掃除をし続けて、悟りを開いた人もいますから、
明日から少しは努力しましょう。

そしてもう一つ。

  春宵一刻値千金

蘇軾「春夜」の一節
     

    春宵一刻 値千金
    花に清香有り 月に陰有り
    歌管楼台 声細細
    鞦韆院落 夜沈沈


皆さん、こんな一夜を今年も過ごせましたか。
待ち望んだ季節も、過ぎてしまえばあっという間。
私はせめて、軸の言葉を口ずさんで、酔いしれたいと思います。

 

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人前結婚式でした

2012年04月15日 | 日記

今日は結婚式に参列してきました。
ここのところ半年に一件のペースです。
おめでたい席はいくらあってもいいですよね。。

場所は代官山。
おしゃれな街で人気の場所。


そして、期待通りおしゃれなフレンチレストランが会場でした。

結婚式はは神式でも仏式でもない、
ごく親しい方達に見守られての、人前結婚式でしたよ。
フラワーシャワーの花弁が、
花嫁さんのドレスの裾模様になり、とてもきれい。
思わず急いでシャッターを切ったのですが・・


ボケてしまいました。



お庭でのケーキカット。

お天気が良くて、とても気持ち良く、
お二人には、最高の結婚式になったことと思います。

もうひとつ私を最高の気分にしてくれたのは、
もちろん、美味しいフレンチのお食事ですが。


皆さんには写真だけで申し訳ありません。

お茶の稽古を通してご縁のあった方が、
こうして幸せに人生をスタートされる。
本当に嬉しいですね。

それにしても休日の代官山は、たくさんの人でにぎわっていて、
以前入ったお目当てのカフェも混んでいて、あきらめて帰ってきました。
さすがに人気スポットという感じでした。


「卯の花」に寄せて

2012年04月14日 | お茶三昧



ベランダの「空木」が白い花を咲かせています。
一名「卯の花」ともいいますね。

その卯の花を眺めながら、
今日は茶箱の「卯の花点前」を楽しみました。

午前中のお稽古の時はウグイスの声も聞けました。
「ホーホケキョ」あり、「ケキョケキョ」ありで、
いかにもウグイスという感じで楽しくなりました。


「卯の花というと初夏の花ね」
「そうなんですね」
「『夏は来ぬ』という歌を知っていますか」
30代の方に聞くと、知りませんと言われてしまいました。

ちなみにこんな歌です。

作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助

1 卯の花の匂う 垣根に
  時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
  忍び音もらす 夏は来ぬ

2 五月雨の 注ぐ山田に
  早乙女が 裳裾(もすそ)濡らして
  玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

 
3 番 4 番 5番 と続きます。


明治のころの音楽の教科書に載った唱歌ですが、
この歌も古き日本の歌になってしまったのですね。



なつ椿の葉が育ち始め



斑入りガクアジサイもすくすく伸びて、

桜の花が散り始めた今、夏の支度が始まったのでしょうか。

玉串を捧げることに

2012年04月12日 | 日記


四月二十九日は、
社中の方が神主をしていらっしゃる、小御門神社の大祭です。
有志を募って、大祭見物とお茶会成功祈願に行く予定でした。

そこへ突然、「大祭の添え釜をお願いできませんか」という話が飛び込みました。
ほかならぬ可愛い弟子の頼みですから、もちろん引き受けることにしましたが。

というわけで、一行は物見遊山ではすまなくなり、
添え釜のお手伝いをしていただくことになりました。
皆さん快く引き受けてくださいましたよ。
来月のお茶会前のウォーミングアップのつもりで頑張っていただきましょう。

そしてなんと、私にはおまけがあり、
当日は式典に参列して、玉串を捧げてくださいということです。

それで、今日はお稽古の後で、玉串野ささげ方の正しい作法を、
神主さん直々に、教えていただくことになりました。
いろいろと教えていただきながら、
「素人があまりきちんとできたらおかしくないですか」
と聞いたら、
「そんなことありません、正しい作法でやることが、
 神様に対して大切なことなのです」
と言われてしまいました。
というわけでも90度のおじぎとか、拍手の仕方とか、
こういう時は右足から出るとか、この場合は左回りとか、
正式な作法を伝授されました。
まるでお茶のお点前みだいで、面白いなあと思いましたよ。

お茶会前なので、たくさんお点前の注意をした後で、
今度は私が作法を教えていただくことになり、
覚えられなかったらどうしましょうと心配でしたが、
まあ何とか合格しました。
それでも心配で帰りがけに、
「次回のお稽古の時も復習してくださいね」
としっかりお願いしてしまいました。

頑張った暁には、お茶会成功祈願を、
念入りにしていただきましょう。


点前こそ薄茶にあれと聞くものを・・・

2012年04月10日 | お茶三昧

 



点前こそ薄茶にあれと聞くものを 
            そ相になせし人はあやまり

      
                    (利休道歌より)

お茶事で、「御茶」と言えば濃茶のことですが、
最後を締めくくるのは薄茶ですね。
締めくくりが粗末では、すべてが台無しです。
ですからメインが済んで、あとは薄茶だからと言って、
そ相にしてはいけないということですね。

お稽古を始めてまず点て方を学ぶのが薄茶ですが、
この薄茶をいつも美味しく立てることはなかなか難しいです。
お抹茶の量、お湯の量や温度、そして茶筅の振り方。
その一つがちょっと違っても、味は変わってくるものです。

土曜、日曜の二日間をかけて、
今回のお茶会で半東を担当する方達の、勉強会をしました。

会記に書かれた、当日使う道具の一つ一つを実際に手に取ってみたり、、
準備や後片付け、水屋の仕事の内容を確認したりしました。

そして大切な内容の一つは、薄茶の点て方だったのですよ。
水屋からお出しする陰点てのお茶を、
誰が点てても美味しく点てられるようにと、
皆さんで点て合って、お互いに味見をしながら、
お茶の量、お湯の量を確かめました。

大寄せのお茶会では、
何よりも陰点てのお茶が美味しくなくてはならないのです。
お点前の方のお茶を主茶碗でいただける方は正客一人です。
それはそれだけでとても幸せなことですから、
きっと満足してくださいますが、
水屋からの点て出しのお茶をいただくお客様には、
その喜びに負けないくらいの美味しいお茶を点てて差し上げたいですね。

今までの失敗した反省を踏まえて、
今度こそお客様全員に美味しいお茶をと、皆さん一生懸命でした。
いくら味見と言っても、薄茶も続けて三服もいただくと、
ちょっとお腹がいっぱいという感じになりましたが。

熱のこもった勉強会も終わりました。
これで皆さんに大事なことは確認していただきましたから、
あとはじっくりとひとりひとりがそれを熟成して、
当日を迎えてくださるとと思います。

 

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小学生みたいですね

2012年04月05日 | お茶三昧

今日、ネットで注文したプリンターのインクカートリツジが届きました。
機種に合うインクが近くではすぐ手に入らないので、
最近はすべてネット注文です。
送料もかかりますが、買いに行く交通費を考えると、
また時間のない時も便利なので、
最近はネットの買い物がどうも多いようです。

さてお茶会のスケジュール表や分担表、会記など、
皆さんにお配りする資料が全部出来上がり、ホッとしています。
もう変更もないかなと印刷に踏み切ったのですが、
印刷が終わった途端に、
変更しなくてはならないことが出てきたりもしましが。

いくら待ってもきりがないので、
後は手書きでその都度修正していただきます。

お茶会が初めての方もいらっしゃいますから、
こちらが大丈夫と思っても、
思わぬところでまごついたりするようですので、
親切丁寧なプリントを作ったり、
渡しもれのないように、プリントに名前を書いておいたりしたので、
「まるで小学生みたいですよね」と笑われました。
そう言われても、なんとなく、
「先生~私もらってません・・・」なんて人が出そうな気がして。

でも、私にはお稽古にいらっしゃる皆さんが、
昔教えていた小学校生と同じだなと感じることがあります。
もちろん「可愛い」という意味でですよ。
ことりひとりが何か一つでも新しいことがわかって、
嬉しそうに帰る姿は、子供も大人も同じだなと。

大人の皆さんごめんなさい。

再び春の嵐

2012年04月03日 | 日記

今日は強風が吹き荒れるというので、
朝からベランダの植え木の避難をしました。
風当たりを少しでも避けられるようにと、隅に寄せたり、
弱そうなものは家の中に取り込んだりと。



昨日植え替えたばかりの都忘れ



おだまき



芽を出したばかりのみんなも頑張ってくださいね。


今日は午後から友人と会う予定でしたが、
昨日からの天気予報で、帰りの電車が止まるかもしれないと、
取りやめにしました。
若いころは、雨が降ろうが雪が降ろうが、平気で出かけたものですが、
最近はこんな時は絶対に無理をしないようになりました。

取りやめと言えば、約束事をこちらから取りやめる時、
よく「キャンセル」という言葉を使いますね。
これは旅館や、レストランの予約を取り消すときはいいのですが、
親しい仲とか、お稽古事などにはあまり好きな言い方ではありません。
ちょっと事務的な感じがしませんか。
「またこんどね。」とか、「また誘ってくださいね」
など思いの伝わる言葉に置き換えたいなと思ったりします。
もっとさびしいのは「パスさせてください」ですが。
自分の都合だけで、相手への思いやりが感じられないと思うのは、
私だけかしら。

こちらがその人のために、いろいろ考えて準備している時など、
もう少し言い方があるかなと思ったりします。
まあこれもこちらの都合の取り方かもしれません。
もちろん相手は、ちゃんと申し訳ないという気持ちを込めて、
そう言っているのでしょう。

言葉に対する感じ方は人それぞれですね。
だからこそ、言い方は難しいなと思います。


桜ショップで見つけたもの

2012年04月02日 | 日記

銀座にある桜ショプという、手づくりの木の家具のお店に、
ちょっと用ががあって行ってきました。

お店の中には、どれも欲しくなるような木の家具が、
綺麗に展示されています。
お茶の立礼に使えるテーブルも素敵で、行くたびにほしいなあ・・・と。
でも買っても、立派すぎて何か家具を処分しないともう我が家には入りません。
大きさばかりでなくお値段も立派なのでね。

店内を眺めていて、可愛いものを見つけました。
どなたかにプレゼントするのにいいかしらと思いましたが、
試しに、私用のご褒美に買うことにしました。
一体何のご褒美でしょうね。



中身はこれ、筆ペン。



軸のところが、伝統工芸の筆に使用される竹でできています。
こんな感じになりました。



筆先も職人さん手づくりの毛筆だそうです。
本当の筆で書いている感触がして、とてもいい感じですよ。
使い心地がよかったら、いずれどなたかにプレゼントしたいです。
使っていただけそうな方にね。

いいものを見つけたなとわくわくしていたら、
一枚のチラシが目につきました。



お店で開催する、作品展のチラシです。
その下の方に見つけたのがこれ。



「マルテの手記」!!

なんとこの本は私の青春の代名詞なんですよ。
中学一年の時に初めて読んでから、もう何度も読み返し、
リルケにあこがれ、
彼の詩をドイツ語で読んでみたくて、
ドイツ語で書いてある本を買い・・
何時かはドイツに行って、リルケの墓に薔薇の花を手向けたい。
そう思いながらも、
いまだにお墓参りは実現していませんし、
ドイツ語の本はインテリアになり、何度かの引っ越しの後に、
思い出ボックスに入ってしまわれていますが。

何処で開催されるのかとよく見たら、
香川県高松でした。
青春を懐かしみに行きたいけれど、かなり遠いですね。


でも、今日はこの二つで、なんだか少しときめきました。