「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

風炉から炉へ

2014年10月31日 | お茶三昧


今日は朝から風炉と炉の入れ替えをしました。
まだ暖かですし、炉を開くのはもう少し後でもと思いましたが、
切りの良い所で、今日準備をして明日の11月1日から炉の稽古にしようと。

そういえば先日の徳川茶会は、濃茶席は炉でお点前でしたっけ。

半年間を思い出すとやはり、
10月のお茶会に向けて準備をしていた日々が心に残っています。

「お稽古は直球しか飛んでこないし、それを打つ勉強だけど、
お茶会で飛んでくるのは変化球ばかりですよ。大変だったでしょう。」

お茶会の後は、そんな言葉で、皆さんを励ましたり慰めたり。

「今までの五年間はなんだったのかと落ち込みみました。」
半東を務めて、ちょっと失敗をした方の反省の弁です。
「何をおっしゃいます。私など、いつも今までの40年を超える修行はは何だったのと
反省ばかりですよ。まだ5年ではないですか。これから頑張ってください」と。
男性の方はとても真面目に反省なさるのですね。
よく頑張られたと思っていますよ。

「水屋ででお茶碗を洗っていて、
一椀だけ、帰ってきたお茶碗にお茶の粒がのこっていました。
私たちにはたくさん点てたうちの一椀だけど、
お客様には一期一会なのですよね。申し訳ないと思いました。」
お茶会は、陰で点ててお出しするお茶が大事と、
美味しいお茶を点てる練習を心してしたからこその言葉ですね。
そんな言葉を聞くと、そう思ってくださっただけでも嬉しいです。

水屋でのパニックだった話なども、今は笑い話ですが。

いろいろありましたが、
「お茶がとてもおいしかったです。」
そんな言葉がたくさん聞けたことが、何よりの喜びに感じたお茶会でした。

明日から始まる炉の季節。
また新しい楽しい思い出作りが出来ますように。



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機能は同じですが

2014年10月30日 | お茶三昧

お稽古にきれいなお着物でいらした方が、水屋でお袖を濡らしそうなので、
「タスキをかしてあげますね」と渡したのがたのが・・愛用の「襷」



これでございます。

以前はこんなきれいなものを使っていたのですが。


古くなって伸び切ってしまったので、新しくしようとしましたが、
間に合わせにゴムを結んで使って見ました。

見てくれは悪いけれど、機能は同じでちゃんと役に立つので、
それ以来これを使っています。

「便利ですね」という若い方に、
「本当はきれいなものがあって和装小物で売っていますよ。」
というと、
「私もこれでいいです~」と。

どうも師匠の美意識はそのまま弟子に受け継がれるようで。
これはまずいかも。

さて今日は風炉での稽古が最後になりました。
風炉に名残を惜しみました。
明日は道具の入れ替えをします。




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気になります

2014年10月29日 | 日記

どうでもよいことなのですが・・・
↑のテンプレートが時々勝手に変わります。

珈琲を注ぎ終わると、ドーナツを乗せたお皿が現れます。

初めは四つ乗っていました。
しばらく続いたのですが、ある日突然二皿になりました。
「なんで増えたの~」と喜んでいたら、
数日するとまた一皿になったのですよ。
それもドーナツの数は一つ乗っているだけです。

なんだかとてもひもじいと思っていたら、
数日たつとまた四つに。
そしてまたお皿の数が増えて…

記録しておいたわけでないので、周期はわかりませんが。
それともアットランダムなのでしょうか。

二皿の喜びの期間は短くて、今日再び一皿に減ったので、
順番だと次はドーナツはお皿にたったひとつになるのですね。

毎日ブログを開くたびにドーナッているかが気になる。
今度出かけたらおいしいドーナツを買って来よう!!


話変わって、朝食のお皿の一枚です。



トーストしたパンと一緒にちょこんと乗っているのは、
コレステロールのお薬です。
飲み忘れることが多いので、かならず一緒に乗せることにしています。
こうしておけば、食後のコーヒーを飲んでそのまま薬は飲み忘れ。
ということにはならないと思うからです。
もう薬は朝食のメニューの一つです。

コレステロールといえば、お茶会も終わったので、
そろそろ人間ドックの予約を取らなくてはと思っています。
お茶会前に何か見つかっても困るので、終わるまで待っていたのでね。
ドーナツが気になるようでは、きっと異常なしですね。



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久しぶりに出して着ました

2014年10月28日 | 和服生活

美味しそうな点心を前に



先日の「徳川茶会」
名古屋まで行って、多治見まで足を延ばす・・
何を着て行こうかと迷いましたが、
あまり仰々しくない、一見小紋感覚の訪問着を着て行きました。

これはまだ30代の初めに、
父が唯一私のためにわざわざ呉服屋さんに来てもらって、
染から頼んでくれた思い出の着物です。

縮緬に紅型で、訪問着に染めてあります。
色合いと好きな紅型ということが気に入って、
父の思い出とともに大事に着ています。
ここしばらく手を通していませんでしたが、
何とも落ち着く着物なのです。

生前は、ちょっと口やかましくて、
もう少し自由にしてくれてても・・・と時々煙たくも思う父でしたが、
亡くなった時に、父の知り合いの方達から、
「いつも娘自慢をしていたね」とうかがい、
束縛は可愛さゆえだったのかもと。
時には反抗したこともある自分を、ちょっと反省もしました。

母親と違って、父親なんて、損な役回りなのでしょうね。

予報は雨で少し着物を心配しましたが、当日は天気予報は外れ。
私は晴れ女だと自信を持てました。
濡らしてなるものかという天国の父のおかげかもしれませんが。




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徳川茶会と大織部展へ

2014年10月27日 | お茶三昧


早朝の新幹線に乗って、名古屋まで。
徳川美術館に着いたのは、予定通り9時30分でした。
もうすでに並んでいる方達の後ろに並び、
受付を済ませて、いただいた席札は、
「薄茶席11時50分・濃茶席12時40分」でした。
前日からの宿泊組もおありでしょうから、仕方のないところでしょう。

徳川美術館で催される≪徳川茶会」は、 今年は第五十回記念と言うことです。
十月から十一月にかけての土・日・祝日に、九日間催されています。
私が参加した日は所属する「桃夭会」の担当のお席です。

順番待ちの間にまずしたことは、点心を頂くことでした。
とにかく朝五時に、軽く取った朝食です。
十一時にはもう、空腹に耐えられず。
同じ思いで集まった皆さんで、点心席はたちまち満席。


期待通りのお食事を頂きました。
お酒も一口。同行のご人と酌み交わし。
「今日は車でないから大丈夫ね」と、もう一献と思ったのですが、
お銚子は、ハルカ遠くに行ってしまって、
回してくださいと声も掛けるのもちょっと恥ずかしく、一献にて終了。

お腹が満たされたところで、茶席の待合に向かいました。


茶席に続くたたずまい

濃茶席となりにある「心空庵」


濃茶席は筒井紘一先生、薄茶席は奥様がご亭主を務められていました。
筒井先生のご説明はいつもながらわかりやすく、伺っていて心に沁みます。
今回のお道具では、床の軸「遠浦帰帆図」( 重要文化財 名物)、
古備前の水指 銘 青海 ( 重要文化財 大名物)が素晴らしいと。
茶席で目の当たりにすることができたのは本当に幸せでした。

お釜は芦屋釜。
良いお釜の蓋は素手で持っても熱くないと。
試しに蓋にちょっと触れてみました。確かに・・・

いつも稽古で、男性陣に、「小習はお釜の蓋は男性は素手でとりますよ。」
と言いつつ熱さに負けて、帛紗を使ったりしていますが、
それは男性陣が軟弱なのではなくて、お釜のせいなのねと思い、
今度説明して謝らなくてはと。

写真は待合でいただいたお菓子だけで、お許しください。

「千代のゆかり」(両口屋是清製)


会記にある、茶入( 唐物丸壷・大名物)、茶杓( 千利休作 銘 虫食い)
茶碗( 井戸 銘 大高麗  大名物)は別展示で、道具飾席に飾られていました。

副席の薄茶席も、大変和やかで、たっぷりとお薄を頂けました。



記念品は織部茶碗と、当日開催中の「やまと絵」の図録です。
図録はさすがにどっしりと重かったので、
記念品は軽いほうがいいかしらと、ちょっと思いましたが。
何故かというと名古屋まで来たのですから、多治見まで足を延ばし、
「大織部展」の最終日に駆けつける予定だったからです。

それでも頑張って、大織部展もしっかり堪能してきました。

岐阜県現代陶芸美術館

残念ながら、期間限定で、目にする事のできない名品もありましたが、
十分に見ごたえのある展示でした。

はしごをした私の足はさすがによれよれになりましたが、
帰りの新幹線の中で、ビールで乾杯をして、
味噌カツ弁当を食べて、疲れをいやすこともできましたので、
「満足満足」の一日になりました。


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松風庵に寄せて

2014年10月25日 | 日記

私の稽古場を「松風庵」と名付けたのは、
お茶のお湯の煮え音「まつかぜ」から来ています。

それはこの音を聞きながらお茶を頂く時間が、
何よりも好きだから。

初めにこの松風を使ったのは、
以前出していた社中向けの茶道新聞の題としてです。
その時は「まつかぜ」とひらがなで使いました。

今は茶室「松風庵」で、ショウフウアンと読ませています。

と言っても誰もそんなこと知らないと思いますし、
「先生のブログの題ね」くらいなものなのですが、
自分だけのこだわりで、自分だけがそう呼んでいる。
マンションの稽古場でも、何かかっこいい名前を付けたかっただけなので、

そしてブログを始める時に、
またそれをタイトルにして「松風庵日記」となりました。
ブログをはじめてからは、それで満足してしまって、
社中新聞は以後休止状態ですが。

最近同じ名前のお店を二軒見つけました。
ネットで検索していて目についたのですが。。

一軒はお蕎麦屋さん。
う~ん・・有りそうな屋号ですね。
なんと同じ街にあります。

もう一軒はお菓子屋さん。
嬉しくて思わずお菓子を注文してしまいました。
宅配で送られてきたそのお菓子を、ちょっとしたお礼の品にしたり、
お稽古で皆さんに味わっていただいたりして楽しんでいます。

お蕎麦屋さんを探してまで行って見ようとは思いませんが、
同名のよしみで、やはり繁盛していてほしいですね。

茶室「松風庵』は、おかげさまで身に余る繁盛をしています。
もったいないくらいです。
好きなことを楽しめる幸せをいつも噛み締めています。


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進級試験合格ですね

2014年10月23日 | お茶三昧


入門から半年。
"割り稽古""盆略点前"と、
「何時まで経っても覚えられません」と悲鳴を上げながら頑張ってきた方に、
来月から炉になるのをチャンスに、平点前の稽古に移っていただこうと、
「今日は盆略点前の卒業試験ですよ」と宣告しました。

「どうしましょう」とおっしゃりながらも、
まずはウォーミングアップで一点前なさいました。

そこへ先輩が二人いらしたので、
「さあ審査員がお二人ですよ。美味しいお茶を点てて差し上げてくださいね。」
と私に言われて、プレッシャーの中で始まったお点前でした。

進級試験も、審査員も冗談ですが、
緊張感が功を奏して、今までで一番の出来栄えでした。
お湯の量がまだよくつかめていないようでしたので、
私が鉄瓶から注ぐお湯が適量になったところで、
「はい!」と声をかけて差し上げましたが。

お茶はきれいに点てられて、先輩二人からは、
「おいしいですよ」と言っていただけて、
無事に来月から、柄杓が持てることになりました。


鉄瓶を柄杓に持ち替えてのお稽古。
「まだまだはやいです」とおっしゃいながらも
柄杓デビューは待ち遠しかったと思います。

風炉の稽古もあと少しです。
皆さんの半年間の思い出は何でしょうか。
年の暮れを前にして、
お茶の正月「口切り」も、もう目の前に迫ってきましたね。



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お帰りなさい

2014年10月22日 | お茶三昧


カワラナデシコが、10月になって咲きました。
先週はその名残の花を少し楽しみました。

雨の朝、どんよりとした空。
こんな日はなかなか意気が上がりませんね。
気候が人格や性格の形成に影響するというのはよくわかりますね。

四季や天候の変化の細やかな日本は、
底抜けに明るくもなく、痛いくらい辛抱強くもない。
移り変わる季節の中で、無常を受け入れられる。
そんな国民性なんですよね。

常夏の島ハワイに二年間暮らした方が、先日帰国の挨拶に見えました。
帰国してすぐに九州にお引越しなさって、
里帰り中によってくださいました。

あちらでも楽しいお茶生活を送ることができたそうです。
ハワイ大学で毎週のようにお稽古ができ、
時には鵬雲斎大宗匠にもお目にかかれたとか。
ご主人はお茶名を、ご自分も上級の許状を取られたそうです。
茶道をたしなんでいたことが、
海外での生活を、より充実したものにしてくれたとおもいます。
日本ではありえないような出会いもああるものです。
「良い経験ができました」という言葉に、
まだお若いその方のこれからのお茶生活の充実がうかがえました。

久しぶりに一点前していただいたりして、、
お土産話に花を咲かせて、無事の帰国を喜びました。

ハワイから九州へ。
私には遠さは同じように感じますが、
またの再開を楽しみにしています。



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本屋で立ち読みも久しぶり

2014年10月21日 | 日記
お茶会の写真をプリントしてもらいに写真屋さんへ行きました。

「仕上がりは五時半ごろです」
そういわれて空いてしまった待ち時間。
出直すまでもないと、近くの本屋で時間つぶしをすることに。

特に目的の本もなく、店内をぶらぶらして、
目についた本を手に取ってパラパラとながめるだけです。

立ち読みなんて随分していないです。
最近はお目当ての本をネットで探して、送料無料で送ってもらえるので、
本屋にわざわざ行くこともなく済むことが多いですから。
便利ですが、このために町の小さな本屋さんが、
立ち行かなくなって店じまいという現象もあるようですが。
便利さの追求と、文化を残すことはいつも裏腹の現象なのでしょうか。

そのためか、偶然に出会う本が少なくなりました。
こんな楽しみがあったのだと、
久しぶりの暇つぶしの立ち読みで思い出しました。
30分で、読み易そうなエッセイ本を一冊読み終えました。

禅宗のお坊さんが書いた、
人生の悩みの元をなくすには…そんな内容の本です。

"苦しみはすべて思い込みから来る"
そうそうわかっているのですけれどね。

"落ち込んでもいい、立ち直りを早く"
私の得意とするところです。

こんな言葉を残して私の久しぶりの立ち読みは終わりました。
一仕事終えた後の思わぬ時間。
気持ちが少しゆったりしました。



出来上がった写真を皆さんに「お疲れ様」とお渡ししています。
前回もお一人、今回もお一人、集合時間に間に合わなくて、
写真に納まれなかった方がいらっしゃいました。
朝早く着物を着て、集合時間に間に合わせるのは、大変なことですね。
「着物を着るために四時半起きで頑張りました!!」
「着物を着ただけで、今日のエネルギーを使い果たしました~」
そんな苦労話も聞きましたよ。
またまた「お疲れ様でした」
お茶会を機会に着付けの勉強を始めた方もいますよ。
次の機会には、もう安心ですね。



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父の形見の数茶碗

2014年10月19日 | お茶三昧


お茶会後の一週間、さわやかな良いお天気が続いています。
使った道具を乾かすには、湿度も低くとても助かっています。
準備も大変ですが、全部片づけ終わるまでにも、
お釜や陶器の物など、濡らしたものは時間がかかりますね。

今回使った数茶碗は信楽焼です。

もう25年以上も前に亡くなった父の形見です。
父が退職をする時に、県人会から記念品をと言われた時、
娘がお茶をしているからと数茶碗を希望したそうです。
それがこのお茶碗です。
派手な御茶碗ではありませんが、
飽きの来ない、私はとても好きな御茶碗です。



小間のお茶会の時はこのお茶碗が活躍します。
脇役ですが、趣のある静かな御茶碗です。

このお茶碗を片付けると、そろそろ炉を開く準備も始めなくてはなりません。
季節に追いかけられていますが、それも楽しいお茶三昧です。






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聴きたいような、怖いような・・

2014年10月18日 | お茶三昧


赤絵安南写 妙全造   仁清写し 木賊に兎  久宝造



お茶会では、一人一人にドラマがあったようです。

Aさん
「失敗しました~お正客のお茶の時に、お茶が十分にすくえなかったので、
薄くなるといけないとお湯を少なくしてしまいました。
それで次客さんの時はしっかりすくおうとしたら、畳にこぼしてしまいました・・・」
( そんなのしっぱいじゃないからね)

Bさん
「水屋で陰点てのお茶を点てていた時、、
一緒に点てていたBさんのお茶がとてもおいしそうで、
あああんな風においしそうにお茶が点てられるのだと、
カルチャーーショックでした。つ目標ができました。」
( いろいいろな方の姿から学ぶのもこんな機会だからこそですね)


C さん
「受付で、団体でいらした方たちに、今八人ですので、あと四名様です。
この回は全員はお入りになれませんと言ったら、
"どうしても駄目なの!"と迫られて怖かったです・・」
(そんなお客様がいらしたのですね。初めての受け付け、ご苦労様でした)

とお稽古で伺う感想いろいろ。
これからうかがうそれぞれのドラマも、
何が飛び出すか、楽しみに聴きたいような、
ちょっと怖いような・・・ですね。




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映画の試写会「イロイロぬくもりの記憶」

2014年10月17日 | 日記


12月に公開予定の映画の試写会に行ってきました。

友人が配給に携わっている関係で、楽しませていただきました。

まだ30代のアンソニー・チエン監督の台湾映画です。
「初めての長編作品で、名誉ある映画賞を総なめにする快挙!」とありました。

ひと仕事終えた私には、とても静かな気持ちで見られた映画でした。
映画自体も、難しい問題をそこに秘めつつも、
穏やかに安心して見られる映画でした。
一人一人の感情がそのまま素直に、そうだろうと思われるように流れて行って、
自分の日常とは違うけれど、日常だなとも思える映画でした。
公開されたらぜひ見てください。
ネットでのサイトも設けられています

お茶会が終わってからの三日間、
一日は体を休め、
二日目は映画で精神を休め、
三日目は友人とランチで栄養補給・・

今日からまた平常のお稽古が始まります。
稽古場に広げてある、まだ乾ききっていない道具の場所を移して、
中置の稽古で、名残の風炉を楽しみましょう。



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東博での茶会・反芻して反省も

2014年10月16日 | お茶三昧

肩衝釜  江戸時代中期 京釜   水指  萩焼




茶碗 九代目大樋長左エ門造  秋草棗  前端春斎作


写真はすべて当日の物ではありません。事前の資料写真です。
写真が出来上がったららご紹介できるものもあると思います。
当日は写真班にお任せで、私は一枚も写真を撮りませんでしたよ。
さすがに「ブログ用に」なんて言っていられませんでした。


お茶会を終えて、
部屋中に広げて干しているお釜や茶碗を眺めながら、
少しずつ冷静にその一日を振り返っています。

細かいところでいろいろと悔いの残ることも多いです。
事故の報告はなかったので、何とか無事に終わったのでしょうが、
皆さんからいろいろと反省を伺って、次の機会に生かしたいです。

お客様に喜んでいただけて、
水屋の皆さんが協力して仕事が出来たらそれでいうことはありません。
多少亭主の私が、普段使慣れない言葉に、口が回らなくとも、
ご愛嬌( 愛嬌というとしでもありませんが)で許していただきましょう。

自分もはたから見ればきっとそうなのでしょうが、
お席に出られてお点前をする方や、半東の方の緊張は、
そばにいる私にひしひしと伝わってきましたよ。

ああ・・ここはこうするといったのに・と思うところも多々ありましたが、
それはもう仕方のないことで、しっかりと準備したのですから、
「当日の失敗はいいですよ」と言いましたしね。
初体験の受付の方たちもさぞや大変だったと思います。

席主はどうしても、お客様にばかり失礼のないようにと目が向いてしまいます。
「いそいでくださいね」という言葉も出てしまいます。
ああ・・ゆったりとしたお茶会がしてみたいです。
でも大寄せ茶会では無理なことですね。
雨の中頑張った皆さんには心から感謝していますよ。


お菓子  金団 銘 若栗

当日のお菓子など眺めて、お味を反芻するのは楽しいですね。



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後の月見を

2014年10月15日 | お茶三昧


今回の茶会の場所は、
上野にある、東京国立博物館の庭園内にある、
金森宗和の茶室「六窓庵」でした。
私の憧れの茶室でしたので、
そこで皆さんにお茶を差し上げられるというのは
とても幸せなことでした。

当日は「後の月見」をしていただこうと道具組を考えました。

この日のために初づかいした茶杓で、銘は「十三夜」

今年は中秋の名月が例年に比べてすこし早かったですね。
月見は十五夜の後に来る次の十三夜の月をもう一度愛でて、
初めて月見をしたことになるといいます。

台風が近付く今にも降り出しそうな中で、
月見の気分もままなりませんでしたが、
せめて茶室の中ではと、
一時その世界に浸っていただけたらと思いました。

実は、茶杓は今回の会主の大前先生の作で、
私が一目ぼれをしてしまった茶杓です。

皆様にも手に取ってその姿をと感触を味わっていただけたのは、
何より嬉しく、私の最高の思い出にもなりました。

茶杓については以前、こちら→「茶杓と出会えました」で紹介しましたね。

今回のお茶会の一期一会を思い出しながら。
毎年このお茶杓で月見ができることが楽しみになりました。




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台風襲来の前に無事終了しました

2014年10月14日 | お茶三昧



「寒露に月を愛でる」
そんな一時をお客様に過ごしていただこうと、
皆で頑張ったお茶会でした。
台風が目の前に迫っていました。
でも何とか終了間際まで、空は絶えてくれました。

道具を載せて走る帰りの車の中で、
だんだんと激しくなる雨にかすんで見えた、
スカイツリーにさえも感謝してしまいました。
そしてやっと空腹に気が付きました。
車の中でお弁当を頂きました。

始まってから終わるまでの12席の間、
水屋に座って一息という時間はありませんでした。
雨が降り出す前に一席でも多く、
お客様をお待たせすることのないようにと。

皆さんも頑張りました。
お疲れ様でした。

昨夜の台風の風の音は、
私には子守唄でした。

まずは無事終了のご報告まで。




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