「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

立春も近いです

2012年01月31日 | 日記

久しぶりに朝のひと時、ベランダで過ごせました。

風は冷たいけれど、日差しは暖かでした。

ここのところせわしくて、時々水やりをするだけの日々でしたが、

こうやってゆっくり眺めると、春の足音がそこここに聞こえて、

思わす歓声をもらしている自分を見つけました。



あまりにも生き生きとしていてまぶしいゼラニウムの葉です。



去年の11月~咲き続けている、本当に丈夫で長生き!



ミニ薔薇の蕾も見つけました。



クリスマスローズですが、茶室では「寒芍薬」「節分草」と名をあらためて登場させます。



枝垂梅は、ほころぶ寸前です。



つぼみを膨らませているヒメミズキ。



これはナツツバキの新芽ですよ。



紫陽花の芽も負けていません。

そう、ユキヤナギも緑の葉を出し始めていました。

しばらく眺めて、少し寒くなったので部屋に戻ると、

リビングの隅に挿してあった「啓翁桜」が咲いていました。



立春まであと三日。

やっぱり春は間違いなくやってくるのですよね。

初釜が終わりホッとしています

2012年01月29日 | お茶三昧


恒例の社中顔合わせ、新年茶会が終わりました。


皆さん一日頑張るとお疲れで、
翌日はお仕事をお休みするという方もいましたので、
今年は土曜日に設定しました。
今日の日曜日はそれぞれゆっくりと疲れを取っていらっしゃると思います。

私も今朝はいつもよりゆっくり起きましたが、
予想通りの偏頭痛の兆候。
何かが終わってホッとするとこのパターンなのですよ。
気が緩むのでしょうね。


早く薬を飲もうと朝食のトーストを準備していたら、
他のことに気を取られていて、この通り・・・



記念に写真を撮ってしまう私です。
でもお茶会は何事もなく(たぶん)一安心です。


昨日はお茶名を頂いた方のご披露のお点前や、
還暦を迎えた方の記念のお席、
始めて皆さんの前でお点前を披露する、若い方のお点前デビュー、
新入会の方のご挨拶代わりのお点前、
出産でお休みしていた方の復帰記念点前・・

と盛りだくさんでしたので、いろいろと調整が大変でしたが、
それぞれの方のご家族や、お友達も見えて、
社中一同でお祝いができたのか嬉しいです。


焦げたパンの写真だけでは申し訳ないので、
お口直しに、還暦の方の記念のお点前です。
半東で控えている方は来年かしらね。



私は始めに濃茶を代表の方に点てて差し上げて、
後は広間と小間を行ったり来たりで、お客様のお世話でしたが、
皆さまにはきっとアットホームな時間を過ごせていただけたのではと。


恒例のビデオに収まった方もいらして。
私は撮らないで~と逃げましたが、撮られたかも。


最後にお弟子さんのお父様が、
専門家の腕とカメラで社中全員の記念の集合写真を撮ってくださいました。
出来上がりを楽しみにしています。


そろそろ頭痛の薬も効いてきたような。
積まれた風呂敷包みを解いて、水を使ったものは広げて陰干しをして、

後は何も見ないことにします・・・




眠れない夜のために

2012年01月25日 | お茶三昧

新年のお茶席でお点前をすることになった方が、
寝る前に布団の中で、
お点前のイメージトレーニングをしようと思ったそうです。
でも、まだ一度もお茶が点てられないとか。

お点前を忘れたのかと思ったら、
お茶を点てるまで行かないうちに、いつも眠むってしまうのだそうです。
寝てしまうくらい余裕があれば大丈夫ですね。


これは良いことをきいたと、私も早速試してみました。
お点前を始めた記憶すらありません・・・
普段から五分で寝てしまう私ですからね。

今度どうしても目むれない夜があったら、
また試してみようと思います。




目覚めると銀世界

2012年01月24日 | 日記


目覚めると、外は銀世界でした。
雪をかぶった木々が花が咲いたように見えますね。

こんなことは一年に一度か二度ですから、なんだかとても嬉しいのです。

子供のころは必ず、白い雪に最初の足跡を付けようなんて飛び出して行きましたっけ。
駅のホームの先端とか、学校の校庭とか、
とにかく誰も歩いていないところを探し回りました。
すぐ解けると思いながらも、雪だるまを作り、
必ず雪合戦をしました。

この時とばかりに雪で遊べることは全部しました。
とにかくめずらしいことでしたからね。

最近は、雪解けの大変さが気になるようになりました。
なかなか解けないところが凍って、歩くのがこわいので、
外出はなるべく避けるようになりました。
朝から救急車が何台も通ると、滑って骨折した人がいたのではと、
そんな連想ばかりしてしまいます。

でも今日は午後から美容院の予約を入れていました。
土曜日の初釜に、社中の皆さんにお茶を点てて差し上げなくてはなりませんので、
身だしなみ程度にちょっとは綺麗にしておこうかと。
まあ、皆さんはそんなこと期待していないとは思いますが。
それで滑らないところを選びつつ、慎重に慎重に歩いて行ってきました。

凍ったり解けたりは二三日繰り返すかもしれません。
仕事でお出かけの皆さん、十分にお気を付けくださいね。

ちょっとした楽しい器

2012年01月23日 | 日記



可愛い辰の絵のついた器
実は「柚子そうめん」というお菓子が入っていました。
老舗の和菓子屋さんの定番のお菓子です。

今年の干支バージョンで、限定の器ですね。
とてもかわいらしいので、
今年一年いろいろなものを入れて使ってみようと思います。



これは先日しばらくぶりで行った国技館の相撲見物土産です。
お相撲大好きな親友が、時間が取れると招待してくれます。
私はお相撲も楽しいですが、取り組みを見て拍手をして、食べること・・
それだけに集中できる時間を過ごすことに、とても癒されるのです。

去年はいろいろな問題に揺れた相撲界ですが、
両国の駅を降りて、力士ののぼりを見ると、
日本人として、何か懐かしさがこみあげてきて
やっぱり伝統は絶やしてはいけないなと思いました。

帰りの荷物を軽くするために食べられるものはお腹に入れて、
食べられないお土産を持ちかえりますが、
その中に必ず潜ませてあるのが、いろいろと考えてくださる器です。
いかにも相撲見物土産というのではなくて、
写真のように良く見るとどこかにそれらしいものが付いているという器が多いですよ。
今回の器にも真ん中に小さな「軍配」がついているだけです。
「へえ軍配は太陽と月が付いているのだ」と今回はしみじみと眺めてしまいました。

こんな楽しい器ですが、今までの物を便利に使わせてもらっているので、
今回はどなたかに差し上げようかしらと思っていたところに、お稽古の方が見えました。
「こういう器、遊びでお店で使えますか」と早速きいてみると、
「面白いですね。お料理を召し上がった後で、軍配に気がつく人がいらっしゃたら。」
と受け取ってくださいました。
「軍配」は縁起もいいし、何かを発見してもらう楽しみもありますよね。

自分から求めた器ではありませんが、
ちょっと手に入ったこんな器も面白いなと思いました。





初雪を眺めながらお茶会準備

2012年01月20日 | お茶三昧

今日は寒いい一日でした。
お稽古の合間に外を見たら、雪交じりの雨でした。
このままゆ雪になるのかと思いましたが、積もることはありませんでした。
「こちらは五センチくらい積もっているわよ」と友達からのメールが。
関東でも積ったり積らなかったりのようですね。
明日初釜のお仲間もいます。大丈夫かしら。
私の社中の新年顔合わせ茶会は来週ですから、人ごとではありません。
明日は雪が降っても、お点前や半東の方達は、這ってでもお稽古に来るでしょう。
ここのところそんな勢いですから。
皆さんえらいですね。
まあ社中だけのお茶会ですから、のんびりと楽しみたいです。

さて、まだ新年の茶会もを終えていませんが、
五月のお仲間の先生との「皐月茶会」のお茶券が仕上がりました。
こちらは私だけの茶会ではないので、のんびりとなどと言っていられません。
責任重大です。
見本を印刷して、お稽古の時にみなさんにちょっと見てもらいながら、
「あとはミシン目とナンバリングで完成」と言うと、
「内職します。こういう仕事好きなんです」とお手伝いの申し出が。
お稽古に来たときにやってくださるそうです。
嬉しいですね。



これで二月初めには、無事にそれぞれの先生にお渡しできます。
これからお弁当選びの試食会、会場の茶室の最終下見など忙しくなります。
道具の取り合わせに、ちょっと迷っているところもあるのです。
具体的に動き出すと、三か月なんてあっという間に過ぎてしまうでしょうね。
とにかく体調管理に気を付けて、そ日を迎えるようにしたいです。






手づくりの干し芋

2012年01月17日 | 美味しい話

手づくりの干し芋を頂きました。

生干しの状態なので、
「カビが出ないようにしてくださいね」と注意されました。

そこで二~三枚に切って、しばらくベランダの寒風にさらしました。



待ち切れずに生のうちに、おやつに少しずつ頂きましたが。

干して固くなったお芋は、少しあぶるとやわらかくなって美味しいですね。



以前しスーパーで見つけると、
やはりそのままかじったり、あぶって食べたりしましたっけ。
しばらく遠ざかっていましたので、
久しぶりにとても懐かしく感じて、その食感を楽しんでいます。




お弁当が決まって一安心

2012年01月14日 | 日記

社中の新年顔合わせのお茶会のお弁当が、何とか決まりました。

例年社中Sさんが和食屋さんということで、すっかりお任せしていましたので、
当日のお昼のことは何の心配もなかったのですが、
今年はその方が都合がつかず、お願いすることができなくなりました。

皆さんの頭には、毎年いただける温かいお吸い物付のお弁当が、
しっかりインプットされていますので、
それに匹敵するお弁当を探さなくてはなりません。

早速行動力抜群の若い方がデパートの地下に寄って、
和食のお弁当屋さんのパンフレットをもらってきてくれました。
会場のお茶室までは配達してもらえることを条件に。

皆さんであれやこれやと探しましたが、
例年の予算内ではとても満足できるお弁当は見つからず、
かといって会費を上げるわけにもいかず、悩みに悩んだ末に、
「え~い、何とかしましょう」
と潔く予算オーバーのお弁当に決めました。
後は私のやりくりの腕次第ということで。
お吸い物をつけることはできないので、
そこはお茶で我慢していただくことにしました。

つくづく、朝早くから全員に素敵なお弁当を作って運んできてくださり、
その上初釜にちゃんと参加されるSさんのありがたさを、
皆さんでかみしめた次第です。

選んだのは、美味しいことで名前の知れたお店のお弁当ですから、
今年はそれで皆さんに喜んでいただこうと思います。



めったに飲めないお酒

2012年01月11日 | 日記


先日とても素敵なところにご招待を受けました。
そこでお食事とともにとても美味しいお酒を頂きました。

まずはドンペリで乾杯をしました。
私などにはめったに飲めないお酒です。
次はこれもめったに飲めない日本酒を少し頂きました。
そしてまたまためったに飲めない美味しいワインを頂きました。

「アルコールは少し控えて」と、
先日の人間ドックで注意事項に書かれましたが、
ああ・・・めったに飲めないという誘惑に負けて、
その言葉は頭の隅に押しやって、一生の思い出にと頂いてしまいました。
嫌いではない(好き)ということは困ったものですね。
「ブログに載せたいので」と失礼して写真まで撮ってしまいました。



最近弱くなって、少し多めに飲むと、翌日に残るかなと心配しましたが、
とてもすっきりとした目覚めでした。
めったに飲めないお酒は、酔いも優しくて次の日に残るなんて言うことは無いのですね。

お酒もおいしかったのですが、
ワイン色に染まった、人との出会いも、私を酔わせてくれました。



小御門神社に初詣

2012年01月09日 | 日記

成田の近くにある、小御門神社に初詣に行ってきました。
お稽古にいらしている方が神主をなさっているので、
陣中見舞いを兼ねて有志で参拝に行きました。
まだ30代の和会彼が夢を託している神社です。

とても立派な神社で、鳥居の前に立つと、霊気が漂うようでした。


神主の彼が私達の姿を見て出てこられて、
せっかくだからと、境内の裏まで回り、
いろいろと詳しく説明をしてくださいました。
なかなか格式のある神社なのたということがわかり、
感心する私達に、彼も嬉しそうでした。

私は境内の自然がとても気に入りました。
冬枯れの木々が、春になって緑に染まるころも、
さぞかし美しいだろうと想像できました。
青竹が細工されて、花が挿してあったのが目にとまり、
「青竹で蓋置もできるわね。今度作ってもらおうかしら」
と言って笑われましたが。

社務所に案内されて、暖かいお茶の接待も受け、
おまけに「大剣」というお札まで頂いてしまいました。
今年はきっと良いことがありますね。
悪いことが起きたら、お祓いをしてもいただけそうですし。



二年をかけた神社の改修工事も
そろそろ完成にに近いとか。
暖かくなったらまた訪れてみたいと思いました。

初詣客でにぎわうような場所には無いので、
静かにお参りができて、神聖な気持ちにも浸れましたが、
こんな良いところなの、にもったいないなとも思いました。
もっとたくさんの人にお参りしてもらえたらなと。

公式ホームページもありますので覗いてみてください。
小御門神社




今年初めての目の保養~上田宗箇展~

2012年01月08日 | お茶三昧



仕事始めで、街が動き出した日に、
今年初めての目の保養をしてきました。
その前にまずお腹を満たしてからですが。

食事をした近くのデパートで、
「上田宗箇展」が開催されているということで、
誘われて覗いてみたのです。

上田宗箇は、桃山時代の武将で茶人です。
秀吉の側近大名として仕えた人であり、
また古田織部の直弟子として茶の湯にも深く傾倒した人物。
~利休の一切をそぎ落とした「わび」と織部の「へうげ」の世界を融合させ
自らの茶道の美意識を「ウツクシキ」ということばでかたっている~
という説明に、興味深さも増しました。

再現された茶室の前で流されていた「上田宗箇流」のお点前をみながら、
他流の所作に新鮮さを感じながらも、
所作が持っている意味をあらためて考えさせられました。
茶を点てるという一つの目的に向かう点前という所作が、
とてつもなく神聖なものだという思いでいっぱいになりました。
自流の点前を正しく伝えていくことがその心を伝えていくことだと。
もっと自分を鍛えなくてはと、

ふっと目の前が明るくなったような思いがしました。

こんな時間が今年もたくさんほしいです。
もちろんランチの後でね。



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稽古始め

2012年01月06日 | 日記


差出人の名前のない年賀状がありましたが、
今日のお稽古で、
「あのう・・申し上げにくいのですが、名前のない年賀状はたぶん私だと思います」
とちゃんと名乗り出てくださいました。

ブログを見て、「私だ!」とすぐ気付いたそうです。
宛名を書く段階で、私の名前の字が間違っていないか心配で、
調べてからと思って、途中にしていたのがいけなかったようですよ。

せっかく楽しい賀状書いてくださったのですから、
名乗り出ていただけて良かったです。

お稽古始めの今日は、やっぱり気持ちが引き締まりました。
お茶に触れている時間は、今年も私にたくさんの力を与えてくれるでしょう。
それだけで十分と、しみじみ感じた一日でした。



「辰」と「龍」

2012年01月05日 | お茶三昧


「たつ」という字は二種類ありますね。
「辰」が先で「龍」は十二支として分かりやすくするための当て字のようです。
「辰」は「振」の意味であり、「震」にもつながるそうで、ちょっと怖いです。
もう「震」はいりませんね。

「龍」はへんが体を表し、つくりが躍動する様を表し、
それが一緒になって「龍」だそうです。
王者、あきらか、大きい、豪傑、俊才、めぐみ、たまもの、いつくしみ、やわらぐ・・
多彩な意味を持つということですので、
今年は「辰」よりも「龍」で行きたいと思いますね。


さて明日は稽古始めです。
社中全員の顔合わせは後日になりますが、
まずは皆さんと新しい気持ちで顔を合わせるのが楽しみです。
新しい年への希望などうかがってみたいです。

ではその前に私の今年の掛け声です。

「もう少し遠くまで」

年末から新年にかけて、自分の未熟さが身にしみて、
今年は反省の年にしようなどと殊勝なことを考えていましたが、
それではなんだか希望がないと思えてきましたので、
相変わらず変わり身の早い私は前向きに転換しました。

茶室にこもっていないで、いろいろな意味で、
ちょっと深く・・先へ・・遠くへ・・というところでしょうか。

新年早々、この掛け声でちゃんといいことありました。
ちょっとほころんだ梅の枝を、明日は床の花入れにと思います。












賀状をありがとうございます

2012年01月02日 | 日記

一日の午前中に、年賀状が届きました。

去年は喪中ということで、賀状は失礼したのですが、
今年は新しい年への希望あふれる言葉がたくさん届き、
やっぱり年に一度でも消息を伝えあうのはいいなと思いました。
そしてすぐにお会いするだろうと思う方達からの、
年頭の挨拶も又いいものですね。

賀状をくださった教室の皆様、有難うございました。
お稽古が始まる前に届くかわかりませんが、お返事をさせていただきました。

ただ・・
差出人の無いはがきが一枚ありまして・・
文面から、お稽古の方だとはわかるのですが。
お心当たりのある方はそっと教えてくださいね。
(返事の届かなかった方がそうですよ。)

何枚も書いていると一枚くらい抜けてしまうこともありますよね。

それからひとつ分かったことがあります。
郵便は受取人の名前が書いていなくても届くということ。
マンションだからでしょうね。
住所と部屋番号が書いてあると、ちゃんと届けてくれますよ。
実は先の年賀状は私の名前も書いてありませんでした。

「わあダブルパンチ、もう名乗れない」なんて思わないで、
これも何かの記念です。
誰にも言いませんから、是非名のりでてくださいね。