「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

夏の終わり

2023年08月28日 | 日記

厳しい暑さも朝晩は少しはしのぎやすくなってきたような気がします。
今朝は久しぶりに早朝散歩をしてみました。
暑さの中で、閉じこもっていると、運動不足にもなりますし、
心なしか脚力がおとろえたのではないかしら。
先週末は、二日連続で、都会に出て楽しい時間を過ごしました。
久しぶりの過密スケジュールに、昨日の午後は、さすがに疲れが出たようで、
食事をするのもつらいので、早めに休みました。
おかげで今日は無事に散歩ができるほど復活です。
猛暑の疲れも出たのでしょうね。
あと少し、自分を過信しないで、無理なく過ごしたいと思います。

土曜日はオペラ鑑賞でした。

シェークスピアの作で、さすがに、
日本語訳も誌的で味わい深く感じました。
マクベスを演じた村田孝高さんの、
さらに円熟味を増した歌声に、安心して物語に入り込んでいけました。

終演後のカーテンコールで熱演をたたえたかったのですが、
翌日の予定が早朝五時半起きで、
着物を着て出かけるお茶会が予定されていましたので、
あらかじめ決めていた時刻の電車で帰宅をしないと厳しいと、
緞帳が下りると同時に会場を飛び出しました。


五時の開場に並ばなくてはならず、夕飯を食べるタイミングがないと、
一緒の友人と、喫茶店でケーキとコーヒーをお腹に入れて、
コンサートに臨みました。
ケーキは久しぶり。
白桃のモンブランが美味しかったです。

翌日の日曜日は、東京での、「六閑斎追善茶会」に出かけました。
ご一緒する社中方のご主人が、会場まで車で送ってくださるということで、
朝早くから支度をして待ちました。
社中の方の94才になられるお母様もご一緒ということで、
車で送り迎えでということになり、便乗した次第です。

94才で現役の先生をしていらっしゃるお母様は、
本当にお元気で、御茶席を楽しんでおられました。
お膝の痛みを克服なさったお話なども伺い、
私も弱音など吐かずに頑張らなくてはと、思いました。

朝一番のお席に入ることができましたので、
お昼前には、帰宅できました。
お供物としてもちかえったお寿司を家でゆっくり頂きました。

両日とも幸いに、35度を超えるような猛暑日ではありませんでしたので、
出かけるにも、和服を着るにも、ずいぶんと楽で助かりました。

来年は八月の予定は極力入れないようにしなくてはと、
今からその暑さを予想して、決意を固めた今年の暑さでした。
まあね、来年はどうなっているかわかりませんが。
今年は頑張れたので、まず良しとしましょう。

八月も終わります。さすがに気持ちは夏の終わりです。
少しずつ使い始めた訪れを感じさせるお茶道具も、すべて秋になります。
九月は残っている風炉の炭手前の稽古もしようと思っています。
あと少し、ご自愛くださいませ。

 

 

 

 

 


絵日記

2023年08月18日 | 日記

前回の記事に登場したお嬢さんの絵日記。
小学校一年生です。
絵も文章も良く書けていますね。
夏休みの話題の一つになって良かったです。
いただいたお茶の味が「ふかかった」そうです。
絵日記を見たりすると、子供の頃の夏休みが思い出されます。
あの頃は、毎日の気温も記録したりしていましたっけ。
確か28度とか、高くても30度あたりだったような気がします。
今は36度などという恐ろしい数字が並ぶでしょうね。

さて私はと言えば、絵日記に書くような特筆した出来事もなく、
暑い暑いといいながらも、エアコンの中で稽古をしたりして過ごしていますが。

先日思い立って冷蔵庫の整理をしました。
全部取り出して、中をきれいに掃除して、
さて何を納めたらよいかと、選別作業です。
まあ賞味期限切れの物もあったり、
これは何年物?というようなわけのわからない物まで納まっていました。
入っているものが一目瞭然のように並べなおして、作業は終了。
冷蔵庫を開けたときの気持ちが、暑苦しさから解放されました。
この作業はおすすめです。
暑い時期ですので、手早くやらなくてはなりませんが。

お稽古は、駅から徒歩でいらっしゃる方には、
冷たい氷水を用意して差し上げています。
お稽古前にまずグイっとです。
お菓子ものど越しの良い冷たいものをと、葛切りを用意しました。
ある方が、「葛切り初めて食べます」とおっしゃるので、
「今年初めて?それとも人生で・・」と聞くと、
「生まれて初めて頂きます。」と。
以前手作りの葛切りをお出ししたこともあるのですが、
それも記憶がないそうで。
「この年で初めての物をいただけるなんて幸せです」
といたくお喜びでした。

なんだかんだと言っているうちに、八月も後半。
この暑さもあとひと月くらいの我慢でしょうか。

 

 


立秋

2023年08月08日 | お茶三昧

八月に入り、ブログの更新をしないままに、はや立秋です。
まだまだ秋というにはほど遠い毎日の暑さですが、
この声を聴くと一抹の寂しさを覚えるのはなぜでしようか。

先週は、地元の花火大会が復活しました。
久しぶりに、ベランダから眺める花火を堪能しました。
心なしか、時間が短縮されたようにも感じましたが、
混雑による事故のことや、費用のことなどいろいろと都合があるのでしょうね。

お稽古は逆勝手など楽しんだりしています。


暑い時期のちょっとした気分転換ですが、
どなたかが、
「先生は、私たちの暑さでぼ~とした頭に喝をいれてくださっているのね。」
とおっしゃり、それもありかもと否定もせずです。

さて今日は十年ぶりにお顔を見せてくださった方が。
結婚なさってお稽古をお休みされ、
すぐにお子さんが生まれ、あっという間に三人のお子さんのお母さんになられ、
「もう四十ですよ。」に、時の経つの速いものだと。

お茶に興味ありという、小学校二年生のお譲さんと、
今年中学生になられた息子さんとご一緒に、夏休みの茶道体験に見えられたのです。
お茶に興味ありのお譲さんは、なんとなかなかの歴女。
室町時代から明治まで、小学校二年生とは思えぬ知識をお持ちで、
私もたくさん問題を出されて、たじたじでした。
私も負けじと大人げなく、マニアックな問題で応酬しましたが。


楽しそうに何度もお茶を点てる体験をして、二時間ほど過ごしました。
お兄さんは鉄道オタクのようで、鉄道の話になると、食いついてきましたよ。
とにかくお茶を点てながらの、にぎやかで楽しい時間を過ごしました。
お母さんは下のお子さんがもう少し大きくなるまで、忙しい毎日でしょうね。
次にお会いできる時は、また成長したお子さんたちの姿が見られるかしら。

さて明日からは稽古日が続きます。
少しは暑さも遠慮してくれると、いらっしゃる方々も助かりますね。