京焼 色絵桜文扇面香合
お天気の良い一日でした。
午前中は横浜まで出かけ、軸についての講義を受けました。
午後は国立博物館の茶道具を観賞に。
暖かな上野公園を歩きながら、もう桜はどのくらいかしらと。
寒暖の繰り返しが激しくて、さぞや桜も困っているのではと思いますが、
通りすがりに眺めた寒緋桜は、色も鮮やかに咲く時を待っていました。
博物館では、ピンポイントで、常設の茶道具だけを、
講師の先生に説明していただきました。
今日の一番として心に残ったのは、中興名物茶入れの転合庵。
立派な耳を持つことから、『於大名』ともよばれると。
なぜ興味を引いたかというと、この博物館の裏にある庭園には、
同じ「転合庵」という小堀遠州の茶室があるからです。
この茶室は、茶入れにちなんで作られたものと伝わります。
茶入れと茶室、二つの転合庵は、
どちらも手にした持ち主より寄贈されたものとか。
ここに収まっていれば、離れることはないですね。
そろそろ博物館裏の庭園が公開されて見られる時期です。
茶室内は非公開ですが、「転合庵」と「六窓庵」、
庭にたたずむその由緒ある茶室の姿を眺めるのも良いと思います。
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