「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

一休み

2014年03月17日 | 日記

浜松図真形釜(芦屋)


筋釜(天命)


昨日は国立博物館で、芦屋釜と天明釜を数多く見てきました。
何点かまとまった形で見比べてみると、
両者の釜肌の違いがよくわかりますね。

荒肌であるが,侘びた趣をかもしだしている天明(天命)釜。
端整な姿となめらかな肌の芦屋釜。
どちらもそれぞれの持ち味で、
茶を楽しむ人の目を楽しませてくれています。
天明は小間に、芦屋は広間にふさわしいといいますが、
こうしてみるとそれもうなづけます。

昨日はこんな目の保養と、夜にはお茶事の反省会と称した宴で、
すっかり満足して、今日は一休みでした。
ブログもお休みしたかったのですが、
なんだか忘れ物をしたような気がして。





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東京国立博物館の転合庵

2014年03月17日 | 日記

 

京焼 色絵桜文扇面香合



お天気の良い一日でした。
午前中は横浜まで出かけ、軸についての講義を受けました。
午後は国立博物館の茶道具を観賞に。

暖かな上野公園を歩きながら、もう桜はどのくらいかしらと。
寒暖の繰り返しが激しくて、さぞや桜も困っているのではと思いますが、
通りすがりに眺めた寒緋桜は、色も鮮やかに咲く時を待っていました。

博物館では、ピンポイントで、常設の茶道具だけを、
講師の先生に説明していただきました。

今日の一番として心に残ったのは、中興名物茶入れの転合庵。


立派な耳を持つことから、『於大名』ともよばれると。
なぜ興味を引いたかというと、この博物館の裏にある庭園には、
同じ「転合庵」という小堀遠州の茶室があるからです。
この茶室は、茶入れにちなんで作られたものと伝わります。

茶入れと茶室、二つの転合庵は、
どちらも手にした持ち主より寄贈されたものとか。
ここに収まっていれば、離れることはないですね。

そろそろ博物館裏の庭園が公開されて見られる時期です。
茶室内は非公開ですが、「転合庵」と「六窓庵」、
庭にたたずむその由緒ある茶室の姿を眺めるのも良いと思います。




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