「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

白い花の季節~ホトトギスと橘

2016年03月30日 | 日記

         

二~三日前はつぼみだった木苺の花が、
母のそばでいつの間にか開いていました。
白いかわいらしい花です。

白い花といえば、そろそろ四月ですから、卯の花も咲く季節です。
四月を『卯月』といい、そのころ咲く花なので、「卯の花」とか。
もう一説は、卯の花が咲く月だから、「卯月」とも。
説はいろいろあるようですが。
卯の花とは空木のことですね。
もう四月は暦の上では初夏です。
桜の下で春爛漫に浮かれている真っ最中に、
もう"夏は来ぬ"なのですね。
「卯の花の匂う垣根に~ホトトギスはやも来鳴きて♪」
茶箱を出して、「卯の花点前」をすると、
決まってここの歌を口ずさんでしまいます。

ちなみに春は梅にウグイスですが、
初夏は橘とホトトギスなのだと。

万葉集でしょうか。こんな和歌も。
「橘のにほへる香かも ほととぎす鳴く夜の雨に うつろひぬらむ」大伴家持

橘はミカンの仲間のようですが、やはり花は白いですね。
桜とともに咲くユキヤナギも白。
「梨花一枝春」の梨の花も白いですね。

これから、清々しい白い花の咲く初夏に向かいますが、
いつもこの時期大変なのが、和服です。
正式には五月いっぱいは袷と言われますので、
茶席では暑くても、なかなか早々と単衣というわけにはいきません。
仕方なく五月の暑い日のお茶会用に、
胴抜きという、袖口と裾だけ袷に見えて、
胴は単衣に仕立てた着物を用意してあります。
気休めのようですが、袷よりはやはり涼しいです。
暦の上だけでなく、日本の気候も変わってきて、
もう亜熱帯だともいわれ出しています。
和服の常識も少しずつ変えていくべきかなと思うのですが。

 

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「伽羅先代萩」飯炊き(ままたき)のくだり

2016年03月28日 | 日記

          
          「伽羅先代萩」坂東玉三郎の政岡

坂東玉三郎の政岡を昨日テレビで見ることができました。
仙台伊達騒動をもとにしたこの出し物は、
政岡という主人公を演じる女形の役者の力の見せどころですね。
この政岡を演じるのは立女形(たておやま)という最高の女形だそうです。

私が一番楽しみにしているのが、「飯炊き」のくだりです。
政岡が、毒殺を恐れて食事を採れない若君のために、
自ら食事を作って用意するのですが、
台子のお点前で、ご飯を炊くというその所作がとても美しいのです。
お点前というより、台子の点前を取り入れた、
様式化された踊りの様な所作ですが、
流れるような動きと、一つ一つの姿かたちが、何とも優雅です。

真っ赤な衣装にまた赤い帛紗が、
いやがうえにもその美しさを引き立たせています。
茶筅でお米を研いだり、
釜の湯を沸かすために炭をついだりする所作も流れるようで、
実際のお点前ではやりすぎですが、
私にも少しはあの優雅さが出てもいいなあと思ってしまいます。

舞台で見るよりも、テレビの画面で見るほうが、
細かな所作が見られて、目を凝らして観賞してしまいました。

偶然番組表で見つけたのですが、
思いもしなかった突然の至福の時間でした。

 

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快感なんですよ

2016年03月27日 | お茶三昧

 

           

ここの所頑張って取り組んでいる、長緒の扱い。
大海茶入れや、茶箱のお茶碗、そして真台子の天目茶碗の仕覆と、
それぞれ少しずつ違うのですが、それがまた楽しいですね。
それぞれの違いを比較しながら取り組んでもらっています。

お茶をなさらない方には何のことやらとお思いでしょうが、
点前には茶筅を振ってお茶を点てること以外に、その手続きとして、
気の遠く( そう言いたい人もきっといるはず)なるほどたくさんの、
所作や、道具の扱いがありますよ。
だからこそ、飽きることなく面白いのですが。

私は、皆さんが苦労する姿に、気持ちを盛り上げようと、
「これが手際よく美しくできたら、快感なのよ」と。

そこでその練習の成果を見るべく、
仕覆を釘に掛けるお棚を出してきました。
長い紐を処理して釘に上手にかけられて、
「良かった!」
「なんだか楽しくなってきました」の声。
そうそう、なんでもできる様になるとと楽しくなるものなのです。

"快感"になるのも近いかしら。

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久しぶりの研究会

2016年03月25日 | お茶三昧

 春ですね。
いつの間にか、ベランダの黄そけいの花も開き始めました。

           
お稽古の時には皆さんが、
「庭のお花です」と色々な花をお持ちくださいます。

           

          

嬉しくも、桜ばかりでなく、
様々な花が春爛漫を告げてくれる季節が来ました。

先日は、久しぶりに研究会に出かけることができました。
年に五回ありますが、毎年三回も出席できれば良いほうで、
稽古日と重なったり、予定が入ったりで全出席は難しいのです。

今回は幸いにも時間を空けることができました。
それでも午前中に稽古をして、
1時30分の開会に間に合うように飛んで行ったのですが。

参加すると、やはり収穫がたくさんあります。
同じ事の繰り返しのようでも、新しい発見や、
目からウロコの情報も。
稽古と同じことですね。
繰り返しの積み重ねが、
突然ふともたらしてくれる光明の衝撃。
"この瞬間のために努力はある"と思いますものね。

研究会場でちょっと気になったことが。

何人もの方が、ノートを広げてメモをしていたことです。
私が出席し始めた頃は、もう30年以上も前ですが、
稽古場でのメモはもちろん、研究会場でのメモもいけません
と指導されましたから。
不立文字(ふりゅうもんじ)の教えからでしょう。

どうしても大切なことで忘れたら困るという時には、
やむを得ず「ごめんなさい」と懐紙の端に、
こっそりメモを取るという気の使いようでしたよ。
今はそんなことも言われることはないのかしら・・
それとも知らないうちにメモ解禁なのかしら・・
と思っていたら、同行のお社中の方が、
メモと筆記用具を握りしめているではありませんか。
私はあわてて、「ダメ、しまって!」と。

その方、
「そうなんですね。メモを取っていないと寝てしまうもので」
とおっしゃっていましたが、
その言葉通り、隣で気持ちよさそうにお休みでした。
悪かったかしらね。

時にはいけないとわかっていることでも、
皆がしているからとついやってしまって、
見つかって情けない思いをしたこともあります。
そんな経験もあって、もう古いのかもしれませんが、
いけないと指導されたことは、私は守ろうと思っています。

久しぶりの研究会でしたが、
すっきりと解決したこともいくつかあり、
とても有意義でした。

 

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さきがけの春を求めて

2016年03月22日 | 日記

               
                 

桜の開花宣言の出された一日、
春を感じに出光美術館に出かけました。
「みやび」の女性像を堪能。
思っていた以上の作品数に、二時間を超える観賞になりました。
美術観賞も体力と勝負に。
そのたくさんの肉筆画の間に、
古九谷や鍋島の皿と、仁清の茶碗が飾られていて、
美人画で飽和状態の頭と目を、
お口直しのようにリフレッシュしてくれましたが。

その後はランチの予約の場所に、銀座まで走りました。
食後のデザートに選んだのは、春真っ盛りの様な、
こんなきれいなケーキでした。

          
                銀座マリアージュ・フレールの「オペラ」
私はこのケーキで満足したのですが・・
同行の友人は、この後ふらりと寄ったバカラのお店で、
このケーキのごとく春めいたペンダントと、イヤリングを手にしてしまいました。
私はこれを買うなら、むしろ素敵な帯締めと・・思いとどまりまり被害(?)なしです。。

その後は桜の兆しを求めて日比谷公園を歩きましたが、
「ソメイヨシノ」の開花した姿を見つけることはできませんでした。

           

お花見はまたあらためてですね。
水ぬるむ噴水を眺めて、ここにもしばらく来なかったなと。
最後はオープンカフェでのコーヒーで締めくくって帰ってきました。

世間の三連休。
私の一日だけの休日がおわりました。

 

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タルトでおもてなし

2016年03月20日 | お茶三昧

「一度お稽古のある日にでも、ご訪問いたします」
「いつでもどうぞいらしてください」
とお約束していた方から、
「明日はいかがでしょうか」と昨夜連絡が。

明けての今日ですから、何の準備もできなくて、
お稽古の姿のままにお迎えしました。
早くから連絡をしては、
かえって特別な気を使わせてしまうとの、
思いやりと受けさせていただきました。

せめてお茶碗は気に入っているものをと、
大樋を出してきて、
そして私の好きなタルトで一服差し上げました。
私が濃茶を差し上げ、
丁度お稽古でいらしていた方に、お薄をお願いしました。

こんな粗末な稽古場にもう一度いらしていただけることは、
あるかもしれませんし、ないかもしれません。
いずれにしてもつかの間の一期一会。
勉強会でお世話になっている先生ですので、
平常心に欠けたお点前をお見せしたことを反省したり、
新たな刺激を頂いたりの、私にはとても楽しい時間でした。

ところで、タルトは端が一番お得と、
以前書いたことがあります。

       
            上品な真ん中

       
            お得な端っこ

端はお客様には出せないわねと言いながら、
少し厚く切ってあって、餡のはみ出している、
ひそかにいただく端っこがとても楽しみなのです。

今日一日を思い出しながら、お得な端っこは、
無事私のお腹の中に納まりました。

良い一日でした。

 

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気のせいですよ!

2016年03月18日 | 日記

                 

朝からせっせとぼた餅をつくり食べていただきました。
大きめのサイズを仏壇に供え、皆さんには小ぶりな上品なものを。

「先生、少し痩せませんか」
稽古の時にそういわれました。
「体重減っていないし、そんなことないですよ。気のせいですよ。」
そう答えながらも、はて何か痩せる原因などあったかしらと。

時々稽古でお昼を抜くことがあるけれど、
ちゃんと埋め合わせはしているし。
身も細るような思いもしていないし。
しいて言えば、最近足の衰えを感じたり、気になる痛みがあることくらい。
人間関係・・いじめられていない。
もちろんいじめてもいないです。

そんなことを言われながら、
一緒に今日三つ目のぼた餅を食べました。
朝、作りたての味見で一つ。
午前中の稽古のご相伴で一つ。
午後に締めで一つ。

痩せるはずなどないです。
案の定、夕方体重を測ったら、減ってはいませんでした。
やっぱり気の所為でした。

                 

夕食後には、もう少し取っておこうと思ったワインを、
やはり開けて美味しくいただいてしまいました。
ちょっとしたことでマイナーな気分だったのですが、
それも気の所為だったようです。

 

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じゃこうねこコーヒー茶会

2016年03月17日 | 日記

          

月曜から三日間、外出続きで、
今日からは反対に稽古の毎日で、お茶づけ状態で過ごします。
メリ・ハリのある生活とでも言っておきましょう。

外に出る用事をこなしながら、
人と接すると様々な情報も得られるものです。

その一つが「麝香猫(じゃこうねこ)コーヒー茶会」です。

じゃこうねこコーヒーとは、
インドネシア語でコピ・ルアクと呼ばれ、
じゃこうねこの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことで、
大変高価なものだそうですね。
500gで、三万から五万円ほどするようです。
独特の香りと、コク・・・そうでしょうね。
じゃこうねこの体内を通る間に、
豆にどんな変化がもたらされるのやら。
初めに味わった人の勇気をたたえたいです。
冥土の土産に一度は味わってみたいもの。

そんなコーヒー豆を使った茶会が、名古屋で開かれるそうです。
私がお茶道具の勉強させていただいている講座の先生が、
レギュラー席(薄茶に当たるのでしょう)を持たれるということなのです。

もう一席はエスプレッソ席で、バリスタさんが亭主のようです。
じゃこうねこ豆のエスプレッソ!!
くらくらっとしてしまいそうです。

どのような趣向なのでしょうね。
お菓子にもこだわったようですし。
楽しむことのお好きな先生ですから、
道具の取り合わせなどもとても興味がありますが、
名古屋まで行く余裕はないので、
機会を見て、その様子など伺おうと思っています。

 

 

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ぼた餅の準備をしながら

2016年03月14日 | 日記

                     犬のメガネケース

東日本大震災からもう五年が経ちました。
母はその前年に他界しましたから、
震災を経験することはありませんでした。

母と買ったメガネケースは、いまもPCの脇で、
メガネを加えて頑張っています。
お彼岸が近づいて、
いつもより頻繁に仏壇に声をかけたりしています。

さてお彼岸にはぼた餅でも作ろうかと、
出かけたついでに、北海道産大納言を買ってきました。
皆さんにも味わっていただけたらと思っています。

「先生! なんでも鑑定団の安河内さんに似ているっていわれませんか」
「いいえ~いわれたことないわよ」
そんなに会話から、若いころは「藤村志保に似ている」
と言われたことなんか思い出したりして。
(多少の誤差はお許しを)
でも仏壇に飾ってある、10年ほど前の、
母との多分最期のツーショットを見ながら、
私はいずれは80才を過ぎたら、
きっとこんな母に、似てくるのだろうと思ったりしていますが。

                

 

 

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長緒ですか・・・

2016年03月13日 | お茶三昧

         

久しぶりに出かける用事もなく、
午前中に稽古のない日曜日です。
ちょっとゆっくり起きられたのが幸せかな。

最近今までには感じなかった体の冷えを、
足腰に感じるようになりました。
そして長く正座をしているためか、膝もだいぶ疲れているようです。
そこで、腹巻パンツと、膝用サポーターをと思い立ち、
のんびりした朝ですので、PCを開いてお取り寄せです。

こんなことも、
皆さんを"長緒の始末"で特訓した呪い?かしらね。
茶箱の「雪点前」をしながら、お茶碗の仕覆の長緒の始末と、
「大海茶入」を使って、茶入れの長緒の始末の違いを、
しっかりと覚えていただきました。

どうも皆さん袋や紐が出てくると、
「でましたね」とお顔が少々引きつります。
なんとなく苦手のようです。
箱の紐もしかりで、
お茶会の片づけで帰ってきた箱の紐の姿に、
思わず笑ってしまうこともありますよ。

茶入れの長緒は出したらもうそのままですので、
時にはお棚の竹くぎに吊るしても、ほどけないように始末しますが、
お茶碗の仕覆は、最後にまたお茶碗をしまわなくてはならないので、
ほどくことのできる片トンボに始末します。
トンボの羽の片方なんて素敵な名前を付けたものです。

違いがよくわかるように、両方を同時に稽古しました。
かえって混乱したという方もいらしたかしらね。

今日は午後からもう少し長緒と付き合います。
そして、腹巻パンツと、膝用サポーターの到着を待ちます。

 

 

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出典探しが面白い

2016年03月11日 | お茶三昧

 

            
                     野馬釜

銘一覧に「野馬」という言葉があり、
読み方はという話題になりました。

以前も聞かれたことがあったのを思い出しましたが、
「のま」とか「のうま」と読ませますね。
そして「やば」と読むことも。

「のま」というときは、野生の馬また、野飼いの馬の意味ですが、
「やば」と読ませると、陽炎( かげろう)のことにも。
なんとなくわかる気がしますが、出典をたどっていくと、

和漢朗詠集の46番目に
 「 翅(つばさ)を低(たる)る沙鷗(さおう)は潮(うしほ)の落つる曉
絲を亂る野馬(やば)は草の深き春」という漢詩の一節があります 。
意味は、
「暮春の暁、潮が引いたあとの沙州に鴎が翅をやすめている。
草深い春の野原ではかげろうがゆらゆらと糸を乱してゆらめいている。」
ということですが、難しいですね。

ひょんなことで、「和漢朗詠集」に触れることになり、
その中にお茶とは切り離せない言葉も見つけたりして。
「雪月花」という言葉を文学作品中に用いたのは、
白居易( 白楽天)が最初で、
その一節はやはり『和漢朗詠集』に載っていました。

ちなみにこれからよく目にする、
「梨花一枝春」も白居易の有名な「長恨歌」から。
あの美女、楊貴妃の悲しみの姿を形容した言葉。

出典探しは面白いです。

蛇足ですが、「梨花一枝春」には私の名前が入っています。
楊貴妃のように美しくないけれど、
"私の春ですよ~"と見るたびに嬉しくなります。

 

 

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別れを思い出す季節

2016年03月09日 | 日記

                             

以前私が、別のサイトで書いていたブログの記事にこんなものがあります。

『「Aばかりじっと見ていると、Aしかみえないのよね・・
ちょっと目をそらして、時間をおいて、またAを見ると、その陰にあるBもみえてくるのよね・・」
今日若い子とふとこんな話になった。
その子が「今自分の周りに精神的に病んでいる人が多いんです・・」
と言う。
「目をそらすことを教えてくれる人が、周りにいないと、どんどん追い詰められていくのよね・・」
「一人で悩んでいたらいけないんですよね。」
そんな話をしながらお菓子を食べてお茶を飲む・・
「お茶のお点前って・・一つのことにこだわらずに、
新しい目でものを見直すこともちゃんと考えてできているのよ。」 
そういうと、
「わかるようなきがします・・」
とうなずいて、そして
「わたしずっとお茶を続けます・・
この時間がなぜかなくてはならないものになって来ているんです。」
と言ってにっこりと笑いました。』

この時の若い子がだれだったか・・・はっきりとは思い出せません。
若い子が何人かいましたから。
書いた時期から考えると、あの子かな。
今、二人の子育て中で、ご主人の仕事の関係で遠くにいる。
去年、お盆の頃に実家に戻られた時に久しぶりにお顔を見せて、
「近くで先生を探して、またお茶を始めました」
と嬉しそうだったあの子(失礼もう"子"ではないですね)かな。

三月から四月。
このころになると様々な、別れと出会いを思い出します。
 

 

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残り少なくなって

2016年03月07日 | お茶三昧

            

三月に入り、お雛様を片付けるころになると、
炉の時期の残り少なくなったことに気づきます。
さて一通りのお点前ができたかしらと、
皆さんの稽古の記録を眺めて、後半の二か月の策を練ります。
資格のある方に、真のお点前の稽古をしなくてはと、
真台子を出してタイミングを見ては稽古をしています。
午前中は新人さんの盆略点前を見て、午後は真のお点前、
そして夜は行台子などという日もありますが、
おかげさまで私の頭は老化している暇もないようです。

真台子の後の薄茶は、
ゆったりと「入子点」などをする時も。
そのシンプルで、完璧なお点前の流れに、
両極端であって、どちらにも、
気を緩められない厳しさを感じたりもします。

しかし半年というのはあっという間ですね。
その間に特にお茶会などの行事が入ると、
一通りのお点前をおさらいすることはできません。

私が稽古を始めたころは、
月に四回でしたから、毎週のように稽古に通いました。
それが月に三回が普通になり、
今は二回ということも多くなりました。

教えるほうも習うほうも、忘却との戦いのようで。
みなさん気長に参りましょうね。

 

 

 

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ティータイムが待ち遠しい

2016年03月06日 | 日記

 

       

ポットの模様が可愛い器。
スリランカ土産です。

       
分解するとカップと中には茶漉し。
茶漉しに茶葉を入れてお湯を注ぎ、蓋をして待つ。

                   

蓋を裏返して茶漉しを置いて、そのままお茶を頂きます。
       

スリランカのジンシャーのきいたタクッキーが合います。

気に入った抹茶茶わんで、お茶を頂くときと同じで、
味も時間も甘く膨らみます。

こんなかわいい器で一つで、
ティータイムが待ち遠しいのですよね。

今の私のマイブーム。

 

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3月5日からBSで放映されます!

2016年03月04日 | 日記

 私が応援するバリトン歌手の村田孝高さんが、
明日3月5日からのBSの番組にテレビ出演します。

BSフジ午後六時半からの「レシピアン」というクラシックの番組です。

日程は3/5, 3/12, 3/19, 3/26 の四回で
元バレリーナの草刈民代さん、ソプラノ幸田浩子さん、
そしてテノール山本耕平さんと四人での出演です。

収録は、先日有馬温泉のエクシーヴで行われたそうです。
村田さんのブログから写真をお借りしてきました。
お時間がございましたらぜひご覧くださいね。

                          
                             イメージ 31

昨年暮れに発売になりました初CDも、
六本木と代官山の蔦屋にて店頭発売されました。
                                                    

村田さんは今イタリア公演に出かけておられますが、
現地からのブログ更新もされています。

村田孝高オフィシャルブログ

応援している方が活躍される姿を見るのは嬉しいです。

私のお茶会には、いつも親友と一緒に来てくださるのですが、
お茶も習っていらして、
今度お点前を披露されるということなので、
こちらの応援にも駆けつけようと思います。

 

 

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