「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

二度目のお花見は代々木公園で

2014年03月31日 | 日記




青空に満開の桜がとてもきれいでした。
代々木公園には古いどっしりとした桜の木がありますね。

少し強い風もやはり春の風。花見のほほには気持ち良いほど。
昨日の強い風にも散らずにまだ咲き誇っている桜は頼もしい限りですね。

今日はハチ公前で待ち合わせをして、趣味(何のかな?)の仲間とのお花見。

普段はハチ公など写真に撮りませんが、シルエットがあまりに凛として見えたので、
おのぼりさんみたいですが、記念に一枚撮りました。

お目当てのお店が満席だというのでそのままそぞろ歩きで代々木公園まで。
そして表参道で食事をとり、原宿まで、
春休みの若者達でごった返す中を歩きました。

竹下通りに入り、途中でその喧騒を避けるように、ブラームスの小径に。
静かに大人(おばさん)のコーヒータイムを持ちました。
この道に入ると別世界ですね。
何年振りでしょうか。
よく訪れたころのことが一度によみがえってきてしまいました。


もうこれで、今年のお花見も終わりです。
花を求めて旅をするのも良いけれど、
身近で感じる春もいいなあと思いました。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村








夢のお手伝いもまた楽し

2014年03月30日 | 日記

栗田真帆さん


昨日は「七色唐辛子+一味唐辛子の会」の懇親会でした。
会についてはここでも先日ご紹介しましたが。

声楽の世界、広いようで狭いですね。
この会と、私の小学校教師時代の教え子の一人の若手歌手とがひょんなことから繫がり、、
今まで、私が個人的に応援してきた彼女を、会としても応援して差し上げられました。

歌のうまさは、演技力、そして美貌は十分の栗田真帆さんですが、
さらに活躍の場を広げるためにも、これからも応援できたらと思っています。



当時音楽の先生をしていた友達もお誘いしました。
卒業してから、20年以上たって、こんなところで接点ができるなんて、
真帆さんも信じられないという感想をもらしていました。
素敵な再会や、出会いを持つためには、
今この時の出会いを大切にしていくことでしょうね。
それがまた新しい良い出会いを演出してくれるのだと思います。
こんなところでも、「一期一会」をかみしめてしまいました。



昨日はそのほかにもテノールとバリトン、そしてピアニスト、
若い音楽家さんたちの生の歌声と音楽を楽しみながら、
イタリアンでお腹も満していただきました。。



最後はは恒例のくじ引きで用意した品々ををお持ち帰りいただきました。
実行委員としては、終わってホッとしたというところですが、
今年はまた一味違う満足感を得られました。

そんな満足感からか、終わって友と、ワインバーで小さな打ち上げ。
飲過ぎないように、遅くならないようにして、無事帰宅でした。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ

久しぶりの上野の花見

2014年03月29日 | 日記

今朝目をさまして、稽古の準備をしていると、
聴こえてきました。おなじみのウグイスの鳴き声が。
毎年春にやってきて、夏の暑い盛りまで、元気いっぱい鳴くウグイスです。
初めは遠慮がちに鳴いていますが、
だんだんと、己が声に酔う如く、朗々と歌い上げて、
私たちを呆れるほど楽しませてくれるのです。
いよいよ春本番ですね。

昨日はそのウグイスにも負けない声を聴きに、オペラ鑑賞でした。
残念なことに、主役を演じるはずだった、私の知人が、
間際の足の骨折でやむなく降板。
お目当ての方の歌声は聞けませんでしたが。
「ドンジョバンニ」という演目は楽しめました。

せっかく上野まで出たのですから、
同行の友人とコンサートの前にお花見と洒落ました。
まだ満開とはいきませんが、ほぼ咲きそろった桜は、
私には久しぶりに見る上野の桜と言うことで、雰囲気を味わうだけでも満足しました。


上野の山の桜は沢山の人と、こんなゴミ捨て場が桜よりも目立つのですが。


そこここに、取材のマイクを持った人がいて、
「そこのきれいなお姉さん」と呼び止められるといけないので、
そっと迂回して通り過ぎたりしましたよ。

今年の初めのお花見は、江戸っ子のにぎやかなお花見でした。
次はしっとりとしたお花見がしたいのですが。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ

消費税値上げ間近

2014年03月27日 | お茶三昧


今日のお稽古のお菓子です。
夕方稽古に見えた方に、
「昨日が桜餅だったのよ」というと、
「え~そうだったんですか」ととても残念そうでした。
実はその方、一番桜餅を楽しみにしていたのです。
「来週あなたの稽古日に合わせて用意しておきますからね」と慰めて。


あと数日で、消費税が上がりますね。
私は別段買い占めたものもありません。
かえってたくさん在庫を抱えると、場所もとるし、
たくさんあるからと無駄遣いしそうですし。

そんな話をしているうちにふと気が付きました。
ひょっとして、お抹茶も上がるのね・・茶筅も値上げかしらと。
絶対に使う消耗品は少し買っておいたほうがいいかしらと、
にわかに心が騒いだりして。

茶道教室は消費税対策に、どんな企業努力ができるのか。
お茶のレベルをさげる・・・できない。
おひとりさまのお茶を減らす・・・そんなことできない。
私のお相伴の回数を減らす・・これはできるかな・・
ええい!思い切って月謝の値上げた!!・・・できませんよね。

でも必要なものは省けないし、結局何をやっても大したことはないと気づき、
無駄をしないように気をつけながら、今まで通りになりそうです。
だいたいこんなこと考えていると、
おおらかな気持ちでお茶生活が楽しめないですものね。
節約するのは他でしましょう。

でもね・・ささやかな抵抗で、
二三か月先の分までのお抹茶を注文してしまいましたけどね。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

世の中に絶えて桜の・・・・

2014年03月26日 | 日記




今や遅しと待っていた、桜尽くしで楽しむ稽古です。

昨日、東京の桜の開花宣言がありました。
靖国神社の標準木の、開いたばかりの桜の花を数えて、
「東京の桜は開花しました」と宣言する係りの人のちょっと得意げな顔と、
それを取り巻き、カメラのシャッターを切る記者達をみながら、
ああ日本人だなあとつくづく思いました。
それを見ながら「よっしゃ~お花見ね」と心の中で叫んでいる私も、
純粋培養の日本人のようでして。

  世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (在原業平)

とこの歌まで大げさでなくとも、
もうすでにお花見のチャンスを探しているのですから。

思えば去年は、「一度は見たい吉野の桜」と、
早くから計画して出かけたものの、
例年にない早い開花で、訪れたときは時遅しでした。

山頂の西行庵の立札にあった、
西行法師の歌もうつろに響いたものです。
それでもわずかに残る桜を見下ろし、
満開の時期なら見られたであろう一目千本を、
瞼のに思い浮かべて帰ってきましたが。

その時の同行の友は、今年こそとリベンジの予定だそうです。
私は今年は、江戸の桜を堪能できそうですので、
上野かな、千鳥ヶ淵かな、隅田川の川岸の桜かなと、
今から"のどけからまし"です。

ところでこの業平の歌の「桜」と「春」の部分をいろいろな言葉に置き換えてみると、
人の世の深い所も垣間見られるかもと思えるのですが。
「座布団三枚!!」なんていうのが出来たら教えてくださいね。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村





「七色唐辛子の会+一味唐辛子の会」

2014年03月25日 | 日記

鉢植えの小さな侘助が一輪。
去年の秋に我が家に来て、白い侘助は暮れに咲き終わりました。
赤い方も心待ちにしていたのですが、やっと咲いてくれました。
どちらもまだ小さな木ですから、切って花入れに入れる事はしないで、
しばらくそのまま楽しむことにしました。


私の親友が、クラシックの底辺を広げたいと、
若手音楽家を応援する活動をライフワークにしいています。
「七色唐辛子+一味唐辛子の会」は、
有志で立ち上げたその活動を応援する会です。
応援しながら、自分たちもその夢のおこぼれにあずかって、
元気になろうという会です。
私は広報係りで、会報を担当して応援させていただいています。
発足から9年、会報も24号を先日出しました。

その会の年に一度の会員向け懇親会が近付いたので、
その準備に昨日は実行委員が集まりました。

会は、イタリアンを味わいながら、若手歌手の生歌を聴く。
それだけで十分なご馳走なのですが、
主催者としてはさらに楽しんでいただこうと、抽選会をします。
もちろん空クジなし。
70人分の景品の準備がいつも一番大変です。
協力いただいて、提供してくださる品をきれいにラッピングして、
時間のかからないくじの引き方をあれこれ考えと。

そんな準備に張り切って出かけたのですが、
昨日は駅に着いた途端、たくさんの人があふれていて、
「人身事故のため、電車は止まっています」といわれ、
到着時間が一時間以上遅れてしまいました。

到着したとたんに、
「お昼食べていないでしょう。とっておいたわよ」
とありがたく、みなさん持ち寄りの豪華なお昼をいただき、
午後から一生懸命働きましたが。

最近は電車がいろいろな事情で遅れることも多いので、
本当に余裕をもって出かけないと危ないですね。

懇親会は3月29日です。
この暖かさで、桜も開花しているかしらと期待して。


「七色唐辛子+一味唐辛子の会」も覗いてみてください。

入会は年会費1000円でどなたでも。
興味がありましたら、どうぞご参加ください。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ





利休は水にこだわりました

2014年03月24日 | お茶三昧

時々いただく「六時屋タルト」
今回はちょっと違います。

創業70周年記念の特別のものということで、
「超」がついています。
心なしかいただくお茶の味にも「超」がつきました。

お茶の味といえば、使うお水で違いますね。
昔から茶人は、名水を求めて愛用したといいますから。
名水というだけでなく、水をくむ時間も心がけました。
午後からの陰の水を使うなどもってのほかで、
明け方の陽の水汲んで使います。
特に元旦の朝汲む水を「若水」というのも、よく知られていますね。

利休の逸話にこんな話があります。

朝茶に招かれて出向いた先で、
井戸の水が凍っていて、釣瓶が動かないのを見て、
「これは朝水を汲んでいないようだ。昨晩の汲み置きの水を使うのだな」
と機嫌を悪くして帰ろうとした。
それを見ていた亭主が、
「昨日の水と思ってお帰りになるつもりでしょうが、私はいつも、
お茶の水は、その日の朝に醒ヶ井の水を取り寄せて使いますから」
というと、利休もそれならばと、お茶を楽しんだという。

「醒ヶ井」というのは、京都の醒ヶ井六条にあった名水で、
村田珠光や武野紹鴎が愛用したというした水です。

名水を毎朝汲むわけにはいきませんが、
私も水だけはこだわって、最上の浄水器をつけていますよ。
ご安心くださいね。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ


親子で使う古帛紗

2014年03月23日 | お茶三昧



お若い方が、初めての「茶杓荘り」(ちゃしゃくかざり)を稽古しました。
このお点前は由緒ある茶杓をご披露するときにしますね。

点前の最後に大切な茶杓を古帛紗に載せて、拝見に出すのですが、
その時に使われた古帛紗に目が行きました。

きれいな色の春らしい模様の古帛紗に、
「とても素敵な古帛紗ね」というと、
「はい、母が使っていたものです」と嬉しそうに答えてくれました。
お母様のお使いの古帛紗を、娘さんが受け継いで使うなんて、
お茶のお稽古を始めなければなかったこと。
お茶を始められる若い方にはそんなケースが多いです。
お稽古用のおなじみの茶杓より、
その古帛紗のほうが「由緒ありね」と思いました。

その方がお帰りになった後、裂地に目のない私ですから、
早速、裂地名鑑を持ち出してきて、
目に焼き付いたその素敵な模様の裂地を探してみました。

「鳥文」の部に見つけました。
裂地の名前は「昭光裂」(しょうこうぎれ)でした。
~鮮やかな橙色の地に、春爛漫と咲き誇る桜の折枝文と、
飛び交う金色の鳥文の図柄~
と説明がありました。
「昭光」とは、明らかに輝いていることを意味するそうです。
華やかでおめでたい文様で、若い方が持つにはお似合いですね。

私は若いころは地味好みというか、渋好みというか、
すぐに大人っぽいものを持ちたがったような気がします。
最近になって、反対にきれいな小物が持ちたくなりましたが。

小さな裂地にいろいろな歴史や思いが込められて、
お茶席の様々な場面で使われる。
古帛紗はつい目の行ってしまう魅力的な小物なのですね。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ



紀州の梅と水戸の梅

2014年03月22日 | 美味しい話

「紀州南高完熟梅ぼし」


「偕楽の梅」


二種類の梅を味わいました。
上が梅干しで、下はお菓子です。

紀州の梅は、私の大好きな塩分5%の甘い梅干しです。
大粒で、和菓子ひとつ分くらいの大きさがあります。
甘いので、それこそ、和菓子を食べているような感じです。
私の周りの梅干し好きさんには、
「あれは甘すぎて梅干しではない」という方もいらっしゃいますけれど。
私は塩辛いものや、すっぱすぎるものは苦手ですので、
この梅干しでなくては毎日一粒なんてことはできません。。
でも毎日食べるにはちょっと高級品ですね。
この梅干しが同じように大好きな友達が、今日訪問予定ですので、
一緒に味わいながらいただこうと思います。

もう一つの梅は、知る人ぞ知る水戸の銘菓「水戸の梅」の姉妹菓子です。
昔食べたことのあるものとは少し違いますが、
とても上品にできていますよ。

お稽古で若い方に、「水戸の梅は懐かしいわね」というと、
「私ははじめていただきます」と。
そうなのですね。やはりしる人ぞ知るなのでしょうか。
私には、お隣の県のお菓子でもあるせいか、若いころから時々頂いたお菓子です。
でも初めての方も、とてもおいしいと召し上がってくださいました。

そういえば我が家の梅も終わってしまいました。
この後の手入れを、植木に詳しい方に聞きましたが、
やはり植木鉢を一回り大きくして、土を新しくしてはと。
暖かくなったら、ベランダの植木と戯れる日も作らなくてはなりませんね。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ



そろそろ桜餅ですね

2014年03月21日 | 美味しい話

「花むらし」(源吉兆庵製)


今日の稽古の主菓子です。
昔は桜餅一辺倒だったこの時期のお菓子ですが、
今はいろいろと工夫された、様々な桜のお菓子が巷にあふれています。

本格的な花だよりが聞かれて、稽古にも桜グッズがちらほらです。
桜が満開のお茶碗に、「夜桜棗」と。

「またこの時期になりましたね」
「毎年ちゃんと使ってもらえるお茶碗は幸せですね。」
そうですね。季節のものはその時しか使えないというけれど、
反対にその季節には必ず出してもらえます。
いつでも使えるものは、意外と全然思い出してもらえないことも。

そして、
「そろそろ桜餅ですね」と稽古のお菓子を期待する声に、
「さあ用意しなくては」と時期を狙います。

何時だったか、だいぶ前のことですが、
手作り桜餅セットと、ホットプレートを用意しておいて、
「自分の分は自分でつくってね」と、
稽古にいらした方にそれぞれ作っていただいて、楽しんだことがありました。
今はちょっと人数が増えたので、
そんなサプライズも計画しなくなりましたが。
形の不揃いな手作り感満載の桜餅が、稽古場を和ませたことも懐かしいです。

この時の桜餅は関東風の桜餅でしたが、
下町育ちの私は、ミノムシのような何枚もの桜の葉にくるまれた、
あの長命寺の桜餅がまた食べてみたいなと、思い出したりしています。




でも関西風の道明寺も大好きなのですよ。
とにかく期待に応えて一度は桜餅をお稽古に出さなくてはいけませんね。
食べはぐれないように、お休みしないでくださいね。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ


釜鐶も楽し

2014年03月21日 | お茶三昧


可愛いでしょう。
これはお茶の釜を持つときに使う釜鐶なのですよ。
蝶の形をしていて、その名も「蝶鐶」といいます。
丸い輪の鐶ばかり見ていますが、
こんな鐶もあるなんて楽しいですね。
鐶としてでなくとも何かに使ってみたいですね。

ちょっと変わり種の鐶を紹介します。


「常張鐶」は「掻立鐶」(かきたてかん)ともいい、上張鐶とも書きます。


常張釜

こんな特殊な鐶付のお釜に使います。

お茶にはこんな遊び心があって、本当に飽きないですね。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ







一休み

2014年03月17日 | 日記

浜松図真形釜(芦屋)


筋釜(天命)


昨日は国立博物館で、芦屋釜と天明釜を数多く見てきました。
何点かまとまった形で見比べてみると、
両者の釜肌の違いがよくわかりますね。

荒肌であるが,侘びた趣をかもしだしている天明(天命)釜。
端整な姿となめらかな肌の芦屋釜。
どちらもそれぞれの持ち味で、
茶を楽しむ人の目を楽しませてくれています。
天明は小間に、芦屋は広間にふさわしいといいますが、
こうしてみるとそれもうなづけます。

昨日はこんな目の保養と、夜にはお茶事の反省会と称した宴で、
すっかり満足して、今日は一休みでした。
ブログもお休みしたかったのですが、
なんだか忘れ物をしたような気がして。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ


東京国立博物館の転合庵

2014年03月17日 | 日記

 

京焼 色絵桜文扇面香合



お天気の良い一日でした。
午前中は横浜まで出かけ、軸についての講義を受けました。
午後は国立博物館の茶道具を観賞に。

暖かな上野公園を歩きながら、もう桜はどのくらいかしらと。
寒暖の繰り返しが激しくて、さぞや桜も困っているのではと思いますが、
通りすがりに眺めた寒緋桜は、色も鮮やかに咲く時を待っていました。

博物館では、ピンポイントで、常設の茶道具だけを、
講師の先生に説明していただきました。

今日の一番として心に残ったのは、中興名物茶入れの転合庵。


立派な耳を持つことから、『於大名』ともよばれると。
なぜ興味を引いたかというと、この博物館の裏にある庭園には、
同じ「転合庵」という小堀遠州の茶室があるからです。
この茶室は、茶入れにちなんで作られたものと伝わります。

茶入れと茶室、二つの転合庵は、
どちらも手にした持ち主より寄贈されたものとか。
ここに収まっていれば、離れることはないですね。

そろそろ博物館裏の庭園が公開されて見られる時期です。
茶室内は非公開ですが、「転合庵」と「六窓庵」、
庭にたたずむその由緒ある茶室の姿を眺めるのも良いと思います。




いつも見てくださってありがとうございます。
よろしかったら↓ぽちっとお願いします。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村


ラファエル前派展と小笠原伯爵邸

2014年03月15日 | 日記


「早い!!
もう、3月です。
さて、次回デートですが2プランあります。

A案
午前中、森アーツギャラリーで「ラファエル前派展」を見て、ヒルズ内で昼食。
午後、三菱一号館美術館で「ザ・ビューティフル」展を見る。
この二つは兄弟展のような関係で、チケット割引もあり、この二つを見ると
ビクトリア朝時代の英国の唯美主義のなんたるかが分かるみたいです。

B案
午前中は同じ、その後新宿の小笠原伯爵邸でランチ+邸内見学。
テレビでこの伯爵邸のことを見て、ぜひ、行きたいと思ったのですが、
現在はスペインレストランになっていて食事者のみ、見学ができるみたいです。
ものすご~く素敵で、ぜひ、見たいのですが、お食事はやはり少しお高めです。
・・・・・
伯爵邸,チェックしてみて“奮発!”の価値あると思ったら、即、ご連絡ください。」

というメールが届き、私は即B案で返信しました。
展覧会の梯子はもう体力的に無理。
目も、足も、集中力も、一軒が限界のこの頃です。

というわけで、十時過ぎに美術館入口で待ち合わせて、
今日一日のスケジュールが始まりました。

「ラファエル前派展」は、お目当ての作品を間近で見られ満足しました。
石丸幹二さんがナビゲーターの音声ガイドも心地よく、
伝統的な画壇に反旗を翻した若き芸術家たちの作品を見ながら、
作品陰にある、複雑に絡み合った人間模様は、芸術家ならではのものかと。

それぞれの絵に添えられた額縁がまた美でした。
絵と一体になり、表現したいことを助ける一部をになっている。

私はよく軸の表装を見て、その魅力にひかれるのですが、
洋画の額もただの額でないということを今日は強く認識しました。

思った通り、一つで十分なボリュームでした。
その足で、予約をしておいた小笠原伯爵邸に向かいました。

小笠原伯爵邸エントランス


庭からレストランを


この伯爵邸には、小川三知のステンドグラスがあります。
上手には撮れませんでしたが。




ここはレストランで食事をすると、邸内を案内してくれます。

化粧室の窓と天井

窓のバルーンカーテン、若いころにあこがれましたっけ。

ちょっと優雅な気分で、たまには人物も入れて撮ってみました。


お料理も量より質、とても美味しかったです。
命の洗濯ができましたよ。



いつも見てくださってありがとうございます。
よろしかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村








鴛鴦と鳳凰

2014年03月14日 | お茶三昧

青木木米  交趾写鴛鴦香合



「鴛鴦」(おしどり)という字は、「鴛」が雄で「鴦」が雌を表すとか。
きれいな羽を持った派手なほうが雄で、
残念ながら地味なほうが雌ですね。
これは雌を引き付けるためですから仕方がないですね。
最近は人類もそれに近くなつたような気もしますが。

同じように「鳳凰」(ほうおう)も、
「鳳」が雄で「凰」が雌を表します。
この鳥の場合は、ちょっと雄雌が区別できませんね。
文字に表現されているのですから、雌雄があることはあるようですが、
違いが分かるような絵もありませんし、
屋根に飾りとしてついていても、阿吽になっていても区別がつきません。
実際に見ることができませんから、
いろいろと論議はされてもそこで終わりのようです。
ただ鳴き声は雄は「ホウ」となき雌は「オウ」となくとか。
これも聴いたたことがないので真偽のほどはわかりかねますね。

最後におまけで、鷲と鷹はどう違うか。
これは同じです。おおきさのちがいだけのようです。
鷲は、「ワシ」と威張っているから大きいほうです。
そう覚えておくといいかもしれませんよ。




いつも見てくださってありがとうございます。
よろしかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村