「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

穏やかに締めくくり

2015年12月29日 | 日記

今日午前中は最後の稽古をしました。
風邪をひいてお休みした五年生の男の子。
学校が冬休みになったので、特別にお稽古です。
お父さんもご一緒に。

29日にもなると、忙しいのは気持ちだけで、
特にやる事もなくなります。
そんな時間も何とかなります。

といいつつも、そう一つやり残しがありました。
障子張りです。

気が付いたら、なんと「猫の通り道」状態で、
何か月も放っておいた障子です。


ほどよく換気口にもなっていました。
これは、今年中にきれいにして締めくくらねばなりませんね。
福が出て行かないように。
でも鬼の逃げ道も必要かしらね。

締めくくるといえば今年の私ははどうだったかしら。

感じたことが一つ。
お茶の師匠は、「白い包み紙でいいのかも」という事。
というより、私はそれしかできないと。
少しきざな言い方をすれば。
個性的な色がついていなくても、素敵な模様が描いていなくても。
その白い紙でいつもそっと包んであげられれば、
皆それぞれ自ずと自分色を見つけますね。

白く居るというのもかなり難しい事ですが。
時々変な色気も出ますから。
たまにはその紙に穴をあけられることもあるけれど、
包みきれないときはそれもいい。

最近少ししわくちゃになったけれど、
その皺を伸ばしながら、
来年も白い紙でいられるようにがんばります。

さあ午後は年賀状の宛名書き。
障子張りは明日の午前中に、陽だまりの中でやりましょうか。




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やはり生がいい

2015年12月27日 | 日記

秩父宮ラクビー場へ。

ヤマハとキャノンの試合を見てきました。
やはり生の雰囲気は何にも勝りますね。
「いけ~」とか「抜けろ~」
とか、思わずお茶の師匠らしからぬ叫びもあげて、
大いにストレスも解消してきました。
( 見たところストレスなんてないみたいですが)



ラクビー場のスタンドはいっぱいで、
外苑前駅から人の列が、切れ目なく続いていました。
帰ってからのニュースで25000人と聞きました。
さすがに人気沸騰中です。
試合中に、大画面にルールの説明が映されたりして、
にわかファンのための配慮でしょうね。
友達は筋金入りのラグビーファン。
私は肉弾がぶつかるあのムードを楽しむファン。
でも最近はルールもかなり理解して楽しんでいますよ。



試合はヤマハの勝利。
五郎丸さん大活躍。

スタンド前に選手が並んだ時は、
皆カメラを向けていました。
もちろん私も「五郎丸さんどこどこ?」と。

ラクビー場は建て替えるということで、
近くにあるファンたまり場のレストランも年内で店終いとか。
名残惜しくそこで最後の食事をしました。
オリンピックに向けて、
神宮界隈はどんどん変わっていくようです。

とにもかくにも
念願のラグビーの生試合が見られて、
今年も満足して終われます。






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美味しい話

2015年12月25日 | 美味しい話
最近ミカンに関する新情報を。

一つで千円近くもするミカンがあるそうな
これはもうこたつでテレビを見ながら食べるミカンではない。

「紅マドンナ」というそうな。

一度は食べてみたいと、もう夢見るごとく語ったら、
少し小さい「姫マドンナ」というのがあると、
なんと手元にどきました。



ミカンというよりオレンジに近いかな。
ようし~今度頑張って、紅マドンナ買ってみよう!!

姫たとかマドンナだとか、
最近は、色々な銘柄の名前が氾濫していて、
何の銘柄かわからなくなりますね。

「紅はるかというみかんもあるわ」
「それサツマイモじゃん」
ともうごちゃごちゃになっています。

今日頂いたリンゴも、
名前をきいたけれど、もう思い出せません。

まっいいか!
美味しければ。

美味しい話をもう一つ。


クリスマスバージョンの和菓子です。
サンタの帽子。
「塩野」製です。

形といい、ボリュームといい、味といい、
大満足のお菓子でした。



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12年なんてあっという間

2015年12月24日 | 日記



先日三井記念美術館に行ったついでに、
漆器やさん「象彦」の日本橋店に寄ってみました。

せっかくなので、来年の干支の干菓子盆でもと思い、
眺めているうちに思い出しました。
象彦製の申の干菓子盆はたしか持っているはずと。
危ない、危ない。

でも漆の器は、見るとやはりほしくなりますね。
お稽古に使う道具を一点手に入れてきました。
来年使うのを楽しみにしていてください。

帰って早速申のお盆を出して、
「ほらほら・・これこれ」
これは12年前に、いやいや24年前だったかも。
「干支の物はあまり使うときがないわね。」
「次に使うのは12年先ね。」
などと言っていましたが、
その12年があっという間にやってくることに驚きです。
長いスパンで考えれば、
必ず使う時がやってくるということですから、
もったいなくはないですね。

特に「申」は毎年年末に、
「今年も去る(申)」と語呂合わせで使えますから、
とても重宝な干支ですよ。

幸い申の道具は、このほかに、香合も、お茶碗も在ります。
新しく何も用意しなくても、来年は大丈夫のようです。



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香りで遊んできました

2015年12月23日 | 日記

今日は同志社大学の主催の講座、
「京職人の技」の四回目です。

最終回のテーマは、「お香」。

講師は松栄堂の調合師をされている方。
お香をブレンドする職人さんをこう呼ぶそうです。

日本の香の歴史は、飛鳥時代の仏教伝来の頃から。
その原料の香木は、すべて海外からの輸入品。
それも、だんだんと不足していっていると聞くと、
その伝統を守り伝えていくことは、
なかなか苦難の道と知りました。

参加者はとても幸運なことに、
自分で調合した匂い袋を作る体験ができました。


私の匂い袋完成品

材料の香りのタブレットを自分で自由に組み合わせて、
袋に詰めて、出来上がりなのですが。





それでも自分で調合した香りだと思うと、
ちょっとうれしいですね。

高嶺(高値?)の花の「伽羅」の香木も手に取って、香りを嗅がせてもらいました。

終わって、香りの海から、光の海へと。
京橋のビルの中の光の瞬きも眺められました。


そのまま銀座まで歩いて、見つけました。

こんなロマンチックなショーウィンドウにうっとりと。

冬至の夜の銀座。
明日は休日のためか、
忘年会シーズンもあってか、
寄ったお店は何処も予約で満席と断られました。

何とか食事を済ませて一休みのおしゃべりをして、、
今年最後になるであろう、銀座散歩は終わりました。
銀座の街、また来年もよろしく。




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茶室にもジングルベル

2015年12月20日 | お茶三昧



可愛いい箱にひかれて。
中身はボンボンです。



ツリーと雪だるまとサンタの靴でした。
アルコールはほのかに香るほど。
これならひとつたべても、
飲酒運転のサンタさんにはならないですよね。


今年最後のお稽古になる方に、お炭手前をしていただいて、
続き薄茶で締めくくっていただきました。


お釜の煮え音は、茶室に響くジングルベルのようです。

マンションの茶室で炭を使うときは、気をつけないと中毒に。
一日中、換気に気を配らなくてはなりません。
お茶の師匠は一度や二度は中毒経験があると聞き、
一日中近くで炭の匂いを嗅ぐことになる私は、
よくよく注意をすることにしていますが。
既に頭痛に襲われた経験はありますから。

聞くところによると、一酸化中毒になるたびに、
頭の細胞が壊れて馬鹿になるとか・・
それはたいへんですよね。
まあ冗談ですが、命に係わることもあるから気を付けます。

そのせいではないでしょうが、
昨日は待ち合わせ時刻を一時間勘違いするという失敗を。
もう駄目かとあきらめかけましたが、
時間に余裕を持っていたことと、
いつもなら一時間かける支度を、20分ですませて家を飛び出したので、
なんと間に合いました。

やればできると、思いました。
もうこんなことはなく、一年を終えるように気を付けます。

あと十日ですものね。





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使い方いろいろ「正座枕」

2015年12月18日 | お茶三昧



お願いしておいた「正座枕」が出来上がってきました。
以前お茶事に伺ったときに、出していただいて、
とても気に入ったので、お願いして作っていただきました。

長い時間座っていて足が痛い時には、とても助かりますね。
まだ私は何とかお世話にならなくても大丈夫ですが。
これは若くても正座に慣れていらっしゃらない方には救いの神です。

市販の正座椅子もありますが、
これは中がそば殻ですから、
お尻にやさしくフィトしますよ。

ところでこの枕、使い方が色々と気づきました。
ソファーに座ってい腕枕にも。
ホットカーペットに座って背もたれのクッションにも。
そのうちに、ごろりとお昼寝用の枕にも。
いつもそばに置いておきたいです。

五つも頼んでしまいました。
皆さんご自由にお使いくださいね。



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ビフォー・アフター

2015年12月17日 | 日記

キッチンのコンロを入れ替えました。
ついでに換気扇も。


before



after


これでお鍋を焦がすことも、
トーストを真っ黒にすることも、
心配しなくていいんだ。

18年物のコンロと別れるときは、
やはり写真に残しておこうと思ってしまいました。
使えばまだ使えるけれど、
何かあってからでは遅いので、
安全装置満載の新しい機種に代えたほうがと、
交換を決行したのです。

決めた途端に、神のお告げか、
初めてガス漏れ警報器が鳴ってしま事件が。
換気扇の回し忘れもこれからはあるなあと、
必要ないと思ったけれど、連動式のレンジフードに。

早速使ってみて、
ガスを付けると、換気扇の明かりがついて、
勝手に回り始めた。
その感激に昨日は酔いしれていましたよ。

これでこれからは心配なしです。

実は今回のリフォーム。本命は「トイレ」なんです。
蓋が閉めることができない状態で何年も・・・
皆さんにも不便な思いをさせていて、
とても気になっていたトイレをやっと直しました。


アフター


こちらの方も快適ですよ。





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銀座のクリスマス

2015年12月16日 | 日記



今日は、さる会の忘年パーティーに誘われて、
銀座のビアホールまで行ってきました。
クリスマスらしい風景を今年は見る機会が無く、
お稽古に来た若い方に、
「都会はちゃんとクリスマスムードにあふれているの」
等と聞いて笑われましたが、
やっと雰囲気を味わうことができました。

今年はいつも楽しみにしているミキモトのツリーはありません。
ビルの建て替えで、もう復活はないのかしら。
銀座の景色も年々変わりますね。
私たちの年代には、いつまでもあってほしい時計塔と鳩居堂。
どんなブランドのビルが立ち並んでも、
四丁目の角だけはそのままでと思いました。

派手ではないですが、どこか懐かしさの漂う、
そんな銀座のクリスマスが私は好きです。

ビアホールの五階を借り切ってのパーティー。
きっとビールは飲み放題かと期待して、
和服では後れを取ると思ったのですが、
結局着ていく適当な洋服を考える時間がなくて、
和服を着て出かけました。
まあこのほうが飲みすぎてなんてことにならなくて、
心配ないかもとも思いましたが。

音楽と食事を楽しみ、ちょっとお手伝いをして、
あっという間に時間が過ぎました。
和服を着て行ったおかげで、飲みすぎることもなく、
しっかりした足取りで帰ってきました。

良かった。




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最後の茶会で出会った言葉

2015年12月14日 | お茶三昧



今年最後のお茶会に伺ってきました。

濃茶席の床のお軸は「透関」。
ご亭主は、とても博学でいらっしゃる大学の先生ですので、
わかりやすく説明してくださいました。

「禅宗において,修行の障害となるものをつきぬけること」ということ。
最後にこの言葉に出会うとは、
一年を反省させられ、また気持ちを新たにして、
新しい年を迎えなくてはと、思い知らされました。

ちなみに「玄関」という言葉にも触れてくださいました。
やはり元の意味は禅宗の「玄い道に入る関門」という意味とか。
玄関は修行の始まりなのですね。
なんだかこれからは毎日、通る玄関を、
違う気持ちで通過してしまいそうです。

年の瀬のせわしさを、
忘れさせていただく時間をと出かけましたが、
出会った言葉で、自分をまた、
厳しくも振り返る時間にもなりました。
終わりのないお茶に携わる喜びも、
改めて感じる時間にもなりました。

薄茶席のお軸は「無事」でしたので、
「今年も一年無事に終わってよかったわねえ」
とのんきにしていたら、
「透関」でガツンと頭を打たれたというところでしょうか・・

がしかし、今回も図らずもお正客に。
お決まりだった方が、お膝が痛くて正座がおできなならないと、
堅く固辞されたからです。
正客はいい思いもさせていただけるのですが、
先輩を差し置いて務めるのはやはり身の縮む思いです。

帰り道の話題の中心は、
またもやお正客譲りの戦いに負けたことに関してでした。
上手にお正客をお断りすることは本当に難しいです。
いつも押し切られる私です。
これもまだまだ修行が足りないと。


今日から暮れの28日まで、
一気に走って、今年が終わります。
突き抜けることはできませんが、
暗い中をとにかく前に進みますね。



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六瓢で無病息災

2015年12月12日 | お茶三昧


瓢が六つで六瓢の蓋置です。

瓢箪は古くより縁起の良いものといわれていて、
三つ揃えば三拍(三瓢)子揃って縁起がよい。
六つ揃えば無病(六瓢)息災といわれています。

そんな願いを年末に改めて心に刻んで、
12月のお棚の稽古にとこの蓋置をだしてあります。
皆さん使ってくださいね。

先日お稽古を始められて三か月を過ぎた方が、
初めて柄杓を扱う稽古をしました。
憧れの柄杓を手に、これからの楽しみも広がりますね。

初めは先輩たちを見て、
「すごいなあ・・私もできるようになるかしら」
と思っていたことも、いつの間にか、
「そんなときもあったはねえ」となります。

皆さんご自分のペースで、
それぞれの目標を見つけて今年も一年過ごされたなら、
私もとても嬉しいです。
お茶に求めるものは人それぞれ違います。
そして続けていくうちに変ってくるものもあります。

私の望みは自分らしいお茶を見つけて、
楽しんでほしいということ。
無理なく、でもたまにはちょっと自分に負荷をかけて。
そこに進歩もありますものね。

今年もいろいろありましたが、
とにかく無事に終われたことを感謝したいです。



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和気あいあいの夜咄の茶事でした

2015年12月11日 | お茶三昧



床の「セキショウ」
夜咄の花これが決まりなので、いろいろ考えなくてすみます。
お茶事中は暗くてほとんど見えなかったので、
明るくなってからカメラに納めました。
根っこのついたまま入れてありますので、
終わってすぐ鉢に戻しました。
庭に植えて増やしてくださるそうですので、
これからはセキショウ探しはしなくて済むむと期待しています。。


まだ明るさの少し残る4時半の席入りでした。
手燭という炎の出ている物を持つのですから、
露地を歩くときも皆さん慎重に慎重に。
たった一~二メートルのベランダ茶庭の露地なのに。

膳燭の明かりで髪の毛を焦がさないように、お懐石を頂き、
暗い中でのお点前も、いやがうえにも集中力が増しますね。


今回は皆さんのご希望で、
私は三客になって席中でオブザーバーに。
水屋はベテラン組ですから、心配はありませんでしたので。
お料理担当の方が、
「すみません、一つ一つが大きすぎましたね。」と。
確かにそうでしたが、皆さんご飯を控えめにして完食しましたよ。
一か月前から何度も試作なさったとか。
努力の成果あり。とてもおいしかったです。

後から出てくる失敗談には笑いこけましたが。
笑って済ませられることばかりでしたので、
次に生かしてくだされは問題なしです。

夜咄の茶事も、回を重ねるごとに、
道具も少しずつ増やして差し上げることができました。
特殊なお茶時はその時だけ使うお道具があるので、
全て一度にそろえるのは大変なのですが、
だんだんそれらしくなってきたかしらとほっとしています。
あの道具がないからとか、
これを使うのが決まりなどと言っていると、
いつまでたっても経験できません。
それらしく工夫をして楽しむことの方が、
出来ないとあきらめるよりずっと良いですものね。

お客様は皆さん主婦の方で、
遅い時間なので、すぐにお帰りでしたので、
記念撮影をしそこないました。

ご亭主組の、片づけも終わった後の晴れやかな笑顔です。
「先生も入ってください」といわれましたが、
写真はご辞退しましたよ。
だって皆さんお若いんですもの。



皆さんの結論!!
「夜咄の茶事の時は化粧はいらない」でした。

来年は他の方からも、「やりたいです」
と声が上がるのを期待しています。


ところで終わってのその夜、
私は左腕の痛みで目が覚め、しばらく眠れませんでした。
痛み止めを飲んで、やっと朝方すこし寝ることができました。
張り切って掃除や準備を一気にしたので、
腕を使いすぎて疲れてしまったのでしようか。
確かに重いものをだいぶ動かしました。
こんなことは初めての経験です。
もう無理はできないとつくづく思いました。
でも今日は元気におお稽古しましたから、大丈夫ですよ。


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夜咄の茶事前日

2015年12月09日 | お茶三昧


「溜精棚」


明日は夜咄の茶事の稽古です。
お懐石担当の方は、今頃せっせと、
料理の仕込みをしているでしょうね。

亭主役の方は、茶事の流れの確認を頑張ると、
今朝はやばやメールがありました。

以前お点前をする方が、
「寝る前にお布団の中で復習をしようと思ったのに、
お茶が点つ前に寝てしまいました。」
と言っていましたっけ。

お茶事の本を枕にきっとすやすやかしら。

ともあれ客も亭主も、予習怠りなく明日に備えると、
意気込みは素晴らしかったので、期待しています。

お仕事をなさっている方も多いので、
前日から準備ということも難しいですから、
私はベランダの掃除や、
炉の灰や炭の用意などをして差し上げておきます。
明日は早々と集合してみなさんで準備です。

お棚は「溜精棚」を使います。
このお棚の名は、裏千家の六畳の茶室「溜精軒」に由来します。
この「溜精軒」は玄々斎の好みで、逆勝手出炉となっており、
除夜釜だけに使用されているそうです。
風炉先の下地窓が使いふるしの柄杓の柄でつくられていて、
その意匠を取り入れたのが「溜精棚」です。
暮れの夜咄で使うというのも、そんな話題につながって、
きっと楽しいでしょうね。

ご亭主役の方は、今年お孫さんがお生まれです。
お使いになるお茶碗は「いとおしきもの」という銘です。
一年の締めくくりとして楽しかった出来事などを振り返りながら、
無事を祝う会になりそうです。

私は朝から待合となる私の個室を、
余計なものを納戸に片付けて、掃除しなくてはなりません。
暮れの大掃除にもなるから、いいかなあ。




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LEDの40000時間にはかなわない

2015年12月07日 | 日記



クリスマスのリースを戸口に飾りました。
リースを飾るなんて何年振りでしょうか。
若い頃はいろいろと凝って、早々と準備もしたものですが。
最近はツリーも出さずに終わっていました。

その分、街中で豪華なツリーや、
素敵なイルミネーションを楽しんで、
それで十分に満足させてもらっていましたけれど。

こうやって飾ってみるとやっぱりいいなあと思いますね。
最近盛り上がっているハロウィンなどとは、
歴史が違いますものね。
子供のころから楽しみだった行事は、
年齢や気持ちを逆戻りさせてくれますね。

というわけでお茶碗もクリスマスバージョンで。
茶碗荘りのお点前を。



そして昨日は思い立って、
リビングの照明の電球をLEDに変えてみました。
ついでに傘もひとつひとつ取り外してきれいに洗って、、
見違えるように明るくなりましたよ。



高い所の作業は大変で、もうこんなことは最後で、
次にやるときは人に頼まなくてはと思いました。
でもこの電球は40000時間の寿命とか。
計算してみたら、20年も持つということがわかりました。

きっとその時は私の命の灯が先に消えているかもしれない。
この電球が寿命で点かなくなる瞬間を、
見たいような、見たくないような…
ひょっとしたらみられるかも。
まあ、先のことはわかりません。
まずは今年も無事におわりますように。


※「事務連絡です
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こちらからの返信が送れません。返信が出来ますように、
もう一度メッセージを入れていただけると幸いです」





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開門落葉多

2015年12月06日 | お茶三昧



12月になると、もう床は「無事」など掛けたくなりますが。
ちょっとその前にこんなな軸で季節を感じたりしています。

所によっては低気圧の大風に見舞われたと言うニュースに、
このような軸があったと思い出してしまったのです。

「門を開けば落葉多し」ですが、この語句の前に、
「聽雨寒更盡(あめをきいていてかんこうつき)」とあります。

「雨音を聴いているうちに寒い夜更けが過ぎ、
そして夜が明けたので門を開けてみると、あたり一面に葉が落ちていた・・・
そうか一晩中聴いていた雨音は、実は軒端をたたく落ち葉の音だったのだ・・・
という幽寂な閑居の風情を言っていると。

門と敷石に舞う落ち葉の画が、とても静かで素朴です。
「字は無理だけど、この絵は描けそうね。」
「いやいや描けそうでかけないですよ」

そんなことを語り合いながら、師走のクリスマスの、
ちょっとにぎやかな音の気配を感じたりしています。
でも例年になく今年は静かな気もするのですが、
暖かい冬だからでしょうか。


ところで困っています。
メッセージを頂いた方に返信をしているのですが、
どうしてもエラーかでて帰ってきてしまいます。
「立礼のお稽古についての問い合わせ」の方です。
その方のアドレスに問題があるのでしようか。システムの都合でしょうか。
こうなると何もわからず手も足も出ません。



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