「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

小御門神社で野点

2013年04月29日 | お茶三昧

  

お天気にめぐまれて、神社の大祭の添え釜をしました。
去年から始まり、今年は二回目の御奉仕です。



9時に第一陣が到着で、準備を始めました。
会場の様子にもことしは少しはなれました。
神社の方か大体の設営をしておいてくださいましたが、
水屋のセッティングもあれやこれやとと工夫。
知恵を出し合って動きやすいように模様替え。
社中の皆さん、本当に頼もしいです。

10時までには今日のメンバー10名がそろい、
一時間半ほどの時間に、80 名を超える方にお茶とお菓子を楽しんでいただけました。
大祭の式典の間は一時休店。
私は式典に参列していましたが、その間にもちらほらお席に人も見えられたとか。

茶箱のお点前については、稽古通りにはいかなかったようですが。
とんでもないことをしていたりして、御客様には申し訳ないのですが、
半東をしながら傍で見ていて、おかしくて仕方がありませんでした。
新しい経験を一つ増やせたのではと思います。
お客様のの途絶えた時には、
皆さんで変わるかほわる御客様になり、お茶を頂いたり、
私もちょっとお点前をして楽しんでしまいました。

お天気が良く、風もない一日でしたので、
お客様にもとても気もちよく、お茶を楽しんでいただけたのでは。

茶席のそばには藤棚があり、たくさんの花がみごとでした。
来年は他の方も是非参加してみて、楽しんでいただきたいと思いました。


今日で炉を閉じます

2013年04月27日 | 日記

   

半年親しんだ炉とも今日でしばしのお別れです。
これからお炭をおこして、最後の火を入れます。
春の終わりですね。


「先生お稽古の前に、やってしまいましょう!」

「はい、よろしくお願いします」

先日お茶の稽古の前に、
29日の「小御門神社の大祭」に向けた私の稽古をしました。
稽古といっても、お点前ではありませんよ。
当日しなければならない「玉串奉奠」の稽古です。
正しいやり方を教えていただきました。
去年もしたのですが、一年も経つとちょっと自信がありません。
皆さんが久しぶりにするお点前に自信がないのと同じですよね。

「去年他の方のを見ていたけれど、ちゃんとやっていない人もいましたよ」
なんていったら、
「だれがみているかわかりませんから、ちゃんとやった方がいいです」
と言われてしまいました。
「いつもは私が言っていることなのにね。
「はいわかりました」と素直に三回ほど練習して、
「一日一度、復習しておきますね」と私の稽古は終わりました。
私のお役は「玉串奉奠」、
皆さんには「茶箱」のお点前で当日は頑張っていただきます。

さて、五月になって風炉になると、
半年ぶりの風炉のお点前が新鮮だったりしますね。
私はこの入れ代わる時期の緊張感がとても好きです。
お道具の入れ替えなど、準備が大変ですが、
お茶を楽しむ生活を実感する時です。
この繰り返しが脳を活性化させてくれているのかもしれませんよ。


奥千本の西行庵

2013年04月26日 | 日記
花の下にて  

桜はあきらめた吉野山ですが、
頑張って険しい道を歩いて奥千本まで行きました。
そこにあったのが「西行庵」です。

鎌倉時代の初めごろ、俗世を避けてこの地に侘び住まいしたとか。
「ねがわくは花のもとにて春しなむ・・・」と歌った西行法師には、
いかにもぴったりの場所で、ありそうな話ですね。

近くには歌に詠まれた石清水もあり、一口味わってみました。
その頃から絶えることなく湧いているとか。
たてものは観光用の新しいものですが、
まぎれもなくこの清水は、千年の時を刻んできたのだなと、
西行さんを感じてしまいました。

帰り道はまた違う経路で歩きました。新緑の吉野杉の並木もきれいでしたし、
道端の山野草も、かわいらしい姿で、目を楽しませてくれました。

  
      一人静

往きはバスに乗った区間も、帰りは全部歩き切りました。
正直かなり疲れましたが、おかげてみちすがら神社にも寄ったり、
見晴らしの良い場所に立ち寄ったりと、
それ以上の満足感が味わえました。

帰ってから、二日ほどちょっと筋肉痛でしたが。
これでもう吉野に行けなくとも、我慢できますよ。

茶箱も楽し

2013年04月25日 | お茶三昧

  
            「和敬点前」


四月二十九日に、「小御門神社」の大祭で、野点の添え釜をします。
去年は急な依頼で、とるものもとりあえずの参加でした。
今年は去年のうちから、「恒例になりましたのでよろしく」となりましたので、
どのような形にしようかしらと、まえまえから考えていましたが、
「茶箱」のお点前でお茶を差し上げることにしました。

基本の「卯の花点前」ですが、いざとなると、
皆さんまたまた必死にお稽古に取り組むことになりました。
こんなチャンスもいいかもしれませんね。

それを機会に四月はすっかり茶箱三昧をしてしまいました。
「卯の花点前」に始まり、「雪点前」「月点前」「花点前」「和敬点前」
そして最後は「色紙点前」と、全部制覇した方もいらっしゃいますよ。

初めは何となく覚えるのか゛大変だと思っていた茶箱点前も、
すべてを見通してみると、すっきりとしてくるものです。
そうしたらポイントだけ理解すれば、おのずと流れがわかってきますね。

それが少し理解できた方は、茶箱が楽しくなるようですよ。
でもお稽古の機会の多いお点前ではないので、
茶箱をしましょうなどといわれると、あわててしまう気持ちもわかりますが。

当日は長期予報ですと、お天気もよさそうです。
楽しい野点にしたいですね。



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吉野行 二日で三万五千歩

2013年04月23日 | 日記

吉野行きを敢行しました。
もちろん、桜がお終わっているだろうということは覚悟の上で。

予定を合わせてやっと実現させた旅です。
今年の桜の季節ががこんなにも早く過ぎてしまうとは、全くの予定外でしたが、
もうこの年になったらやれることはやれる時にと、予定通りに出かけてきました。

目的は吉野ですが、京都泊です。
京都に午後到着のゆっくりの出発でしたので、一か所だけ「東福寺」を訪れてみました。
このお寺は紅葉の時期には、たくさんの観光客で埋まってしまうところですが、
やはり時期外れなのでしょうか、静かに見学できました。

   

ゆっくりと時間を掛けて回り、国宝の三門にも上ってみました。
秋には見事に紅葉するもみじの新緑も、またとてもきれいでしたよ。
その後、四条あたりを散策し、京料理に舌鼓を打ち、
やっと九時過ぎにチェックインしました。

翌日は早いスタートで吉野へ。

  

学生時代の友四人組。長い付き合いの気心の知れた者同士の旅です。

地元の茶店のおじさんも、こんなことは初めてと、
桜がもう四月半ばには散ってしまったことを驚いたり嘆いたり。
私達の「奥千本」に賭ける淡い期待もやはり裏切られました。
それでも数本のなごりの桜らしき姿も見ることができ、
「あとは四本の姥桜が見事ね」
などといいながらも、思い描いていた吉野の里を歩けたことにそれなりに、
いえいえ、十分に満足して帰ってきました。

桜の時期はやはり、人混みの中の見物だったとか。
負け惜しみではありませんが、爽やかな新緑のを眺めつつ、
しばらくぶりの山あるきに、かなり足は疲れましたが、
こんな時期だからこそゆったりと自然を満喫できたのだと思いました。

一日目 11000歩以上  2日目は山道も含めて24000近く 
合わせて35000歩近く歩きました。
歩けるうちに何処へでも行ってみよう自信もついて。

 

お土産は「吉野本葛」と葛菓子。
皆さんに美味しい葛切りを作って差し上げましょう。

爽やかな一日~正午の茶事~

2013年04月19日 | お茶三昧
昨日稽古で、正午の茶事をしました。
気温が上がり、袷では汗ばむ陽気でしたが、
参加の皆さんは最後までしっかりと頑張りました。


今回とても嬉しかったのは、65才でお茶を始められて今年83才になる方が、
初めてお茶事で濃茶を点てられたことです。
それを助けるように、亭主役のグループの方達が、それぞれの役目を分担して、
見事な連携プレーで、おもてなしの空間をつくりあげてくださいました。

その方は今月に入って、毎週二回ずつお稽古にいらしゃいました。、
そして一心に濃い茶の稽古をなさった努力は、見事に実を結び、
お正客さんからの、
「とても美味しくいただきました」
との心からのことばに、本当に満足そうでした。

高齢だからと言って、決して自分を甘やかすことなく、
少しでも良い姿をと努力する姿勢には頭が下がり、
私も本当にできる限りの応援をしたいと思いました。


  


茶事が終わって、秋に「口きり」を予定している方達は、
大いに刺激を受けて、新たな目標に向かってやる気が高まってきたようです。



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間に合いそう!

2013年04月17日 | お茶三昧

明日は稽古茶事です。

朝ベランダで花のチェック。
ここのところの朝の日課。
床の茶花はどれにしようかな・・

    


山芍薬がいい感じに膨らんででいます。
きっと明日に間にあわせてくれたのですね。
ご亭主さんも喜ぶでしょう。

今日は平常の稽古の方と、明日の茶事の準備の方と、
入り乱れてのお稽古ですが、
このつぼみを見たら、明日の茶事への期待も膨らみますね。

修了証を頂きました

2013年04月15日 | 日記
  

スイスのお土産に頂いたチョコレートです。
私はこのチョコレートが大好きなんです。
初めはお稽古の方にもおすそ分けして一緒に味わったりしましたが、、
せっかく私にいただいたのですから、
今は独り占めで、とっておきのコーヒータイムに楽しんでいます。


ところで、今日は四年間、月に一度通った、
裏千家東京道場のゼミの最後の日でした。
修了式があり、修了証を頂きました。

月に一度ですが、朝は五時起きで、
無地の紋付を着て遅刻しないように出かけるのは、
結構緊張する一日だったと思い返しています。

その間に、母の介護とそして別れもありました。
その時だけは、二回お休みをさせていただきました。

今日その最終日をむかえて、ほっとしたような、さびしいような。
刺激と反省をたくさん与えてくれた四年間でした。
また次の目標を見つけなくてはと思っています。

というわけで、ゼミ終了のめでたい日なので、
さっそくとっておきのコーヒータイムです。

   
白い箱のチョコレートを五粒も頂きましたよ。
止まらなくなりそうだったので、心を鬼にして蓋をしました。
四年間が甘い香りとともに溶けていきました。

買い物だけで4000歩

2013年04月13日 | 日記
     
            蓬餅

午後から明日のお稽古のお菓子を準備しなくてはと、
15分ほど離れた和菓子屋さんに向かいました。
「蓬餅」を見つけて買ってきました。
そういえば、桜の季節が三月末だったので
その時期は稽古がなく、四月になってからは盛りを過ぎていて、
桜餅を頂く気分もそがれ、今年はお稽古で頂く機会がなかったような。
そうこうしているうちに、もうすぐ「かしわもち」ですものね。

帰りにスーパーによって、買いものをして帰ってきたら、
歩数計が4000歩近く増えていました。

家の中でいくらがんばっても1000歩どまりですが、
一歩外に出ると、ちょっと用足しをしただけで、そんなにも歩くのですね。
ネットスーパーを減らして、買い物に行く数を増やした方が健康的かしら。
でも稽古の日は籠城状態ですし、おまけに坐っている時間が長い。

「なんて落ち着かない先生でしょう・・」
と思われるくらいまめに立たないと、と真剣に思うこの頃です。

生まれて二日目です

2013年04月11日 | 日記
  

出産でお稽古をお休みしている方から、嬉しいメールが入りました。
無事男の子が生まれたそうです。

難産ということでしたが
生まれてきてありがとうという気持ちで涙が出たそうですよ。

写真も添付されていて、旦那さん似の醤油系のお顔とか。
赤ちゃんは何をしていても、何処から見ても可愛いですね。

落ち着いたら、お子さんを連れて会いに来てくださるそうな。
こんなニュースは本当に嬉しいです。

すくすくと育って、幸せな人生を歩んでほしいですね。
おめでとうございます。

茶事を控えて

2013年04月10日 | お茶三昧
   

来週の稽古茶事をまえにして、本格的な準備です。

お料理、花 お菓子は、亭主担当グループが用意します。
お料理を作る方は試作したりして頑張っていますよ。

お菓子は、予定より季節が進んでしまったので、
変更をよぎなくされて、思案中とか。
そろそろ決まるでしょうか。

お花が一番難しいですね。
皆さん情報を出し合って、どんな花が手に入るか心づもりをしています。
私も毎日ベランダを眺めてはどの花が使えそうかと。
山芍薬も、おだまきも、シランも、そろそろ準備はOKのようです。
一週間後に花がほころびそうなのはどれかしら。

いずれにしてもこれらのことを皆さんが、
自分達で頑張れるようになったことは、とても嬉しいことです。
それもとても楽しそうに準備していることが何よりです。

私の役目はお道具を最終決定して用意したり、
炉の灰をふるってきれいにしたり、炭を洗ったり、
露地代わりのベランダの御掃除をしたり。
そうそう当日の待合になる私の個室もお掃除しなくては。
茶事のおかげで、私の部屋は定期的にきれいになりますよ。

週に二回もお稽古にいらして、
当日のために濃茶の稽古を熱心になさる方も。

茶事には目に見えない準備が山ほどあって、
まだまだ皆さんには分からない部分もありますが、
皆さんの頑張る様子を見ていると、そんな大変さも楽しいものです。


小さな春です

2013年04月08日 | 日記

  

こんなかわいらしいものを頂いたので、何日か眺めて楽しみました。
つくしなんて、ずいぶん本物を見ていません。
何十年も前に、土手につくし採りに行ったことが思い出されました。

他にもペンペン草といっしょに、ベランダの鉢でみつけた雑草を、
水屋に置いてみました。
小さな春ですが、心がなごみました。

昨日は春の嵐が吹き荒れていましたね。
午後にわか雨もありました。
お稽古が終わって外の様子を見ると、なんと綺麗な虹がかかっていました。

  
虹もまた久しぶりに見るような気がします。
濃く、薄く、二筋見えませんか。
お稽古の方と思わず歓声をあげて、一緒に写真を撮ってしまいました。

嵐もあれば虹も出る。
自然も人生も同じですねえ・・。

ウグイスの声を聴きながら

2013年04月05日 | お茶三昧

穏やかな春の一日、
ウグイスの声を聴きながら茶箱点前の稽古です。
四月になってやっと耳に入った鳴き声が、
初めはおぼつかない様子でしたが、日に日にしっかりとしてきて、
今日あたりはもう朗々と歌い上げているようにきこえます。
何処から聞こえてくるのでしょう。
去年と同じウグイスかしらね。

「毎日の練習の成果がちゃんと出ているわよね」
「ほんと自信にあふれてる」
「お点前も、ウグイスに負けてられないわ」

そしてしばし、みなさんで鳴き声に耳を傾ける一時。

今月はお茶事をするグループがありますから、
そちらの方達の勉強にも熱が入っています。

お茶事は二週間後なので、そろそろお花の心配もしなくてはなりませんね。
その頃丁度良い花が、ベランダの鉢から見つかればよいのですか。







こんな調子です。ちょっと間に合わないかしらね。
でも毎日眺めるたびに大きくなっていますよ。



お気に入りのスマホカバー

2013年04月03日 | 日記
   

旅先で手に入れたスマホカバーです。
オールスマホ対応と言われて、かわいらしいのが気に入って。

  

開くとこんな感じで、スライドできるので、カバーのまま写真も撮れます。
これならカメラのレンズの位置に関係なく撮れますね。

何故紐をつけたかというと、家にいるときに首から下げるためです。
家の中でも歩数計に反応させるためです。
こうして首から下げておけば、何処に置いたかと探すこともなく、
一緒に動けば、家の中で果たして一日何歩歩いたかわかるからなのです。

きっと稽古日などは一日坐っている時間が長いので、
何ぼも歩いていないでしょうから。

ちなみに朝からお稽古の今日、
夜になって結果を見ると850歩で、1000歩に満たない数字でした。
なるべく立って動くようにしたのにこんなもんなのですね。
悔しいので、1000歩になるまで、家の中を歩きました。

何日か試して統計をとってみたいと思います。
そのうちあきらめもつくでしょう。

四月は透木釜

2013年04月01日 | お茶三昧
   

三月の暖かさで、桜も散り急ぐと思いきや、
寒さが戻って、少しは命が伸びたようです。
でもそれも時間の問題のようです。

四月になると透木釜を掛けて、少し暑苦しく感じる炉の火を、
少しでも隠すようにして、季節の移ろいを感じさせてくれます。

五徳をはずして、透木を用いて炉壇に釜を掛けます。
点前には何ら変わりはありませんが、
釣り釜と同じように、炭手前に風情を感じますね。

小さな拍子木のような透木ですがやはりお好みもあり、
小物ながらも、存在感はありますよ。
利休好みは厚朴、宗旦好みは桐 竺叟好みは桜 円能斎は梅です。
みただけて分かるでしょうか。

炉用は風炉様に比べて少し大きく、
長さ11.7cm 幅2.1cm 厚さ1.2cm ほどが標準のようです。
五徳を使わないので、このような時に、
蓋置は五徳を用いたりすると面白いです。

   
       五徳の蓋置

透木を扱う所作を見ながら、炉の季節を惜しむのも良いものですね。




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