「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

おきて破り

2023年12月26日 | 日記

「たまにはおきて破りをしてください」と、chocolateのプレゼント。
膵炎で入院して、退院時の食事指導に従って、
好きなものを我慢している私には、
おきて破りとはなんと魅惑的な言葉でしょう。
気持ちの良い午後、カフェインレスのコーヒーを飲みながら、
時々一粒ずつ頂くことにしています。

昨日はクリスマスと忘年会を兼ねて、外食ランチをしてきました。
お寿司が食べたいということになり、勇んで出かけました。
実はお寿司も今の私にはおきて破りなのです。
ネタの脂質に気をつけなくてはいけないことと、生ものが消化が悪いということで、
出来るだけ避けたい食品のリストに入っています。
ですから、トロとかサーモンとかイクラとかウニとか、脂ののった魚は避けて、
マグロや貝、ホタテ、海老などを中心に食べれば大丈夫と。
サーモンやカツオも、友達に半分手伝ってもらって食べましたけど。
「たまには良いですよ。」と言うお医者様の言葉にもはげまされ?、
とっても満足したおきて破りでした。
夜は、二か月ぶりのアルコールをとワインも少し飲みました。
一日の脂質30グラムを守って、体重も三キロ以上減ってしまいました。
膵臓に負担をかけない食生活を余儀なくされていますが、
おきて破りというご褒美を楽しみに、これからも食事に気を付けていきます。

さて見て見ぬふりをしていた年賀状、
もう手を付けないと大変な時期になってしまいました。
まあ、毎年のことですが。


後輩は小学生

2023年12月19日 | お茶三昧



毎年頂くお菓子の家ですが、
いつも少しずつ皆さんと食べてしまって、クリスマス前には形が無くなります。
今年は眺めることを目的にして、
きれいなままクリスマスを迎えさせてあげようと思います。

お稽古に通われる方々は、皆さん私より年下です。
私が60代のころは、年上の方もいらっしゃいましたが、
高齢になられて、通うことが難しくなりました。
今は後期高齢者の私が押しも押されぬ最長老です。

「後輩が入門されましたよ。」
と30代方にお知らせすると、
「わあ」と顔をほころばせて。
20代で入門されたその方も、何時しか気が付いてみると30代半ば。
それでも周りはお姉さまばかりです。
やっと先輩になれましたと喜びましたが、
でもその後輩は、小学校一年生と二年生なのです。
歳の差ありすぎですね。

私も何十年かぶりの小さい方とのお付き合いです。
そのエネルギーに負けないように頑張らなくては。
でもさすがに若い。
小さな体で、動作はおぼつかないのですが、
教えたことを何でもすっと吸い込んでしまうので、頼もしいですよ。
お母様は、お一人は一緒にお稽古、
もうお一人は独身時代に通われていた方で、今回は付き添いです。
でもお稽古を見守りながら、
「こんなのんびりした時間は、家では持てないので、癒されてます。」
と、娘さんの点てたお茶をおいしそうに味わっていました。
ハラハラしながらの付き添いも、大変だと思いますが。

 


買い物の途中で立ち寄って

2023年12月13日 | 日記

時々散歩を兼ねて、少し遠いスーパーまで行きます。
往復で5000歩ほどになるので丁度良い距離なのです。
その途中にある「白樺文学館」。
「志賀直哉邸跡」の道を挟んだ場所にあります。
この地に骨をうずめようと居を構えたころに、
一度訪れたことがあります。
今、以前テレビで紹介された展示をしています。

いつか寄ってみようと思っていたので、
ふらっと入って見学してきました。

式場隆三郎は、ゴッホと山下清を日本中に知らしめた、
精神科医、文筆家、実業家で、
柳宗悦が率いた民藝運動にも影響を受けた人です。
展示は、その生涯でかかわった人々に関するもで、
なかなかボリュームがあり、興味深いものでした。
柳宗悦に関する展示で、
宗悦の妻兼子が、私の高校の大先輩で声楽家だということを知りました。
思わぬ縁に感激してしまいました。

買い物袋を提げての地元のちょっとした文学散歩になりました。



師走でも気持ちはゆったりと

2023年12月06日 | 日記

12月もはや六日、のんびりしていられないと思いますが、
よく考えてみると、そんなに急ぐ用も無し。
ゆったりとやるべきことをこなしましよう。

私は毎朝決まった時間に、太陽の光を15分間浴びることにしています。
夜寝るときのメラトニン生成のためです。
こうすると15時間後に心地よく眠りにつけるそうです。
今は七時頃からですが、
ベランダから太陽が昇るのが見えて、部屋に光が差し込むと、
椅子に座って、ぼおっと外を眺めて15分ほど過ごします。

今日も又この光が眺められる幸せを感じたり、
一日の予定に思いを巡らせたりして、
ゆったりし気持ちを整えていきます。
それから朝食の支度です。
これを続けているせいか、夜は気持ちよく眠りに着けます。
そんな話をしたら、ある人が、
「私は疲れているから、いつもあっという間に寝てしまうわ!」と。
思えば私も若いころはそうでしたっけ。
でも今はこの安眠のためのルーティーンが気に入っています。

昨日は、銀座まで出て、会食をしました。
今回は私に合わせてこのグループも、和食をチョイスしてくださいました。


曲げわっばに詰められたお弁当です。
少ないように見えて、ちゃんとお腹いっぱいになりました。
デザートは甘味で、白玉善哉。
珈琲は我慢して、ほうじ茶に。
そして二次会も甘味喫茶へ行き、ここではみつ豆を頂きました。

実は数日前、退院後の検査に無事合格したのですが、
その時にお医者様に、
「脂質を押さえていたら、どんどん痩せていきます」と訴えたら、
その食生活は大切ですが、たまの外食の時などには、
少しくらいオーバーしても大丈夫ですと言っていただけたのです。
それで少し気持ちを楽にして、ストレス解消をしました。

最後は、このグループ恒例の、
帝国ホテルのクリスマスツリーと花見物。





 

コロナに阻まれて、三年ほど来られませんでしたが、
久しぶりに皆で眺めることができました。
いつもの上品なツリーと、
真っ赤なバラの花の見事な姿は健在でした。
「また来年も見たいね。」
「まだまだ何度も来られるわよ。」と写真を撮りながら。
そうありたいと、これまでになくしみじみねがっている私がいました。




日没前でしたが、外はもう街中がきらきらと輝いていました。
きっと今年最後に見る都会のイルミネーションです。