「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  (裏千家茶道)

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

知られざる茶書「茶人つれづれ草」

2016年09月29日 | お茶三昧

            

 

先日ご紹介した「茶の湯ブンガク講座」、
親しみやすい題と、軽妙な帯コメント、
「思わず話したくなる茶の湯の名作イッキ読み」でしたが、
とても内容が濃く、面白い本でした。
一つ一つの原典に触れてみたくなります。

多くの文学作品の中に見られる茶の湯は、
作者の茶の湯な対する様々な認識が、
作者らしい切り口で表現されていたように思います。

特に興味深かったのが、付録として紹介されていた、
「茶人つれづれ草」(抄訳)です。

おなじみの兼好法師の「徒然草」の文章を生かしつつ、
茶の湯の世界になぞらえて、語っています。

例えば
「つれづれなるままに、日暮し硯に向かいて、
心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、
怪しうこそ物狂おしけれ」が、
「つれづれなるままに、日暮し茶の湯に向かいて、
よしなし道具を、そこはかとなくかき集むけば、
あやしうこそ物くるおしけれ。」

などと続きます。
多くは茶をたしなむものには、「あるある」と耳の痛い話題です。

「付録」となっていますが、多くのぺージを割いていて、
わかってはいるけれど、改めて反省させられたりすること多しでした。
あまり単独の本としては、手にすることができないようですから、
この本で、垣間見ておくのも良いと思いました。

ここのところはっきりしない空の毎日ですね。
シャキッとした日差しを浴びたいと、
人も、植物も、恋しく思っているものを。

 

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秋は来ぬ

2016年09月27日 | 日記

しばらく見ないでいたホトトギスの鉢です。
今朝じっくりと見たら、つぼみがちゃんとついていました。
いつ出るかいつ出るかと、楽しみにしていたのに、
毎日見ているときはちっともその期待には応えてくれなかったのに。
ここの所の雨で、水やりの手間を省いているうちに、
気が付いたらこんな風に顔を出していました。

                  

隣の萩はもう散り始めていて、

                

春先に株分けしたシャコバサボテンは、ますます元気に。

                

数日前に、夏の初めに咲いてそれきりだった木槿が、
しばらくぶりに一輪花を開きました。
茶室の床で一日眺めました。

少し不規則で、思い通りにいかないのが自然ですが、
九月も終わりに近づいて、本格的に秋は来ぬです。

 

今日は午前中はつくばに、知り合いの方の「個展」を見に。
このあたりよりたくさん秋の兆候が見られるかしら。
そしてその足で表参道まで飛んでいきます。
都会のウインドウは、間違いなく秋・冬でしょうね。

 

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よく回ります

2016年09月26日 | お茶三昧

 風炉の灰形を作るときに便利なものに回転台があります。

           

この上に風炉を乗せて、回転させながら、
やりやすい角度から灰を作ることができます。
私はこの回転台を持っていませんので、
いつも角度を変えて見てみたい時は、自分が風炉の周りをまわるのです。
傍目にはさぞ滑稽な景色かと。
そのうちにとは思いますが、絶対なくてはならないものでもないような。

私の欠け風炉は小型であることもあって、とても灰が作りにくく、
(と風炉の所為にしていますが)
これはやはり回転台が必要かなと思っていたところ、
はたと思いつきました。

"そうだ陶芸用のロクロがあるではないか!!"と。

                               

ちょっと不安定ですが、小型の風炉が幸いして何とかなりました。
力を入れなくともすっと風炉が回ってくれるので、想像以上の快適さです。
よく回りすぎるくらいです。
ひとまずこれで、そろそろ本腰を入れて、
欠け風炉用の「二文字掻上げ灰」を完成させなくては。

先日少し筋を入れるコツを伝授していただきました。
言葉としては「そうかなるほど」と思いましたが、
やってみるとそれでも手ごわいです。
解決策は一度でも多く作ることのようですよ。

今日は茶事の前日にお菓子を一緒に作る、お菓子担当の方から、
「こんなお菓子にしてみたいのですが」
とイメージ写真が送られてきました。
お菓子の銘も考えているようなので、
あとは亭主役の方との打ち合わせですね。

亭主の方にはご招待状のお返事も届き始めたと思います。
懐石係りの方も、献立に悩みつつ試作を重ねていることでしょう。
皆さんの力の結集で、楽しいお茶事になりますように。


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ちょっと嬉しいことが

2016年09月23日 | 日記

昨日は二子玉ライズへ。
先日ここでもご紹介したオペラ、
「セビリアの理髪師」を楽しんできました。

          

舞台装置は、スクリーンと椅子が一つという、
とてもシンプルなものでしたが、
聞きごたえのある歌声と、軽妙な演技に、
あっという間にその世界にひきつけられ、終わりました。

お誘いした方にも喜んでいただけ、
帰りには応援する村田孝高さんのCDまで買ってくださいました。
とても嬉しいです。

そしてもう一つ嬉しいことがありました。

会場近くで、私に声をかける方が。
「もしかしてブログをかいていらっしゃる・・・」
といわれて、驚きました。

ブログを覗いてくださっている方で、
先日の記事を見て、この公演にきてくださったということです。
私自身はとても恥ずかしかったのですが、
わざわざ足を運んでくださったことに感激です。

こんなこともあるのですね。
このような社中との連絡の延長の様なブログを、
見てくださる方もいらっしゃいますから、
ちょっと責任も感じますね。
それと、もう少し頑張ろうという気持ちにもなりました。

お名前まで伺うことができませんでしたが、
ありがとうございました。
これからもブログにおつきあいいただけたら幸せです。

一夜明けて、今日は朝からの稽古です。
三日間の外出で歩き回り、足の方は少々疲れ気味ですが、
気持ちはとてもリフレッシュして。
いつもに増して張り切りようで、
皆さんちょっと押され気味・・でしたかしら。
いえいえ「充実していました」ときっと思っていますよね。

 

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茶入の仕覆を新調しに

2016年09月22日 | お茶三昧

            

茶入れの仕覆と、茶入れを入れる挽屋の仕覆です。

この仕覆をまとう茶入本人は、
ただいま、新しい仕覆を作るための採寸中。

もともと添っていた青海波緞子も渋くてよいのですが、
少し雰囲気の違う仕覆を作ってあげたくなりました。

裂地を二種類選びました。
一番気に入った裂地は、少し分量が足りないかもといわれ、
駄目な時のためにもう一つ候補に選び、お願いしました。
もう少し、胴のあたりが痩せていればよかったのですが。
私ではありません、茶入れの話ですよ。

実は布地と仕立て代込でのお値段は、
私の洋服よりも高価になりました。
自分の服の時は躊躇するのに、
道具の時は思い切りが良いのが不思議です。

自分の衣装より、
茶入の衣装が新しくなった方がなぜか嬉しい。
これでまた今年も、私用の新しいコートはお預けです。

でもこれくらいは豪勢にと、
久しぶりで、パフェなるものを食べました。

              

同行三人とも、美味しく一気に平らげました。
私の体は衣装より、これで内側から満足させました。

         

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ほめられて育つ

2016年09月21日 | お茶三昧

            

あるところで、こんな公衆電話を見ました。
最近少なくなった公衆電話ですが、
こんなものもあるのですね。
ちゃんとプッシュホンになっていますけれど。

今日は六本目の茶杓を削りました。
材料の竹を選ぶときに、
削りやすそうなものと、ちょっと大変かなというものがあって、
「どれににしますか」と見せられたので、
「簡単なのでは削りがいがないですよね」といったら、
「そう思うようになったということは、上達したということです」と。
それならうれしいけれど本当かしら。
先生は決してけなしませんからね。
途中までの物を見ていただくと、何時でも、
「ああ、いいですね」といいながら直してくださいますから、
きっとほめて育てようとなさっているのでしょうね。

褒められて育つ私は、いい気持で削り、
茶杓がどんどん増えていくのです。

皆さんに差し上げるのもいいかしらと思っているのですが、
もらっていただけるかしらね。

 

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いつも通りの月曜日

2016年09月19日 | 日記

今日は敬老の日だったのですね。
敬老する親は今は無し、敬老されるほどの年でもなし。
世間は休日で連休なのだという意識もなくて、
でも私には大切ないつもの月曜日。
私にとっての日曜日ですからね。

今週は明日から三日間、何やかやと都心に出て行くので、
今日はやる事をやっておかないと、
次のチャンスは一週間先になってしまうことになるのです。
気になっていることを済まそうとむまず美容院へ行きました。
だましだまし、自分で染めていたけれど、
もう私には手に追えなくなったのでカラーリングをしに。
二十年以上もお願いしている美容師さん。
おしゃべりをしたくないときは黙っていてくれて、
話したいことがあると付き合ってくれます。
イケメンの美容師さんが良いという人もいますが、
私は気を使ってしまい、どうも落ち着きませんね。

そして夕方からは、頂いた栗が新鮮なうちにと、
栗きんとんを作りをしました。

            

皮つきで1kgほどの栗で、22個できました。
和菓子屋さんのように整っていませんが、
かたちはこんなものでいかがでしょうか。
冷凍しておいて、皆さんにも食べていただこうと思います。

土日と絡めて、祝日を動かすのが、
どうも落ち着かないと思いませんか。
敬老の日は9月15日と決まっているほうがいいのに・・
とぶつぶつ言っています。

今日の大切な月曜日は、このように過ぎました。
まあまあの私の休日でしたよ。

 

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「ただもんじゃあない」アイテム?

2016年09月19日 | 日記

                                   

稽古が終わった後、思い立って、栗ご飯を作りました。
二合分として、15個の栗をむきました。
きんとんなど他のものを作るときは、
ゆでて半分に切ってスプーンでほじくればよいのですが、
栗ご飯はそうもいきませんね。
これが私の普段の一食のご飯の量ですが、
もち米7割で炊いたので、美味しくて、
今日はちょっとおかわりをしてしまいましたよ。

 

昨日はオペラを鑑賞に出かけました。
前日の涼しさに安心して、着物で出かける用意をしていました。
ところが打って変わって残暑の戻った暑さ。
でも今更着ていく洋服を考えるのも面倒と、
予定通り和服で出かけました。
オペラの会場に向かう前に、鳩居堂により、
必要になった奉書巻紙を三つ買いました。
それを手提げ袋に入れてくれました。
その足で今日のお稽古に使うお菓子をと三越へ。
手提げ袋はいくつも持ちたくないので、
お菓子は鳩居堂の袋の中に一緒に入れてもらい、いざオペラ会場へ。

会場で会った友人の知り合いの方に、
「お着物素敵ですね。それに鳩居堂の紙袋!
ただもんじゃあないとお見受けしていました」といわれて、
「とんでもない、ただものです」と恐縮。

そうか!!和服に鳩居堂の紙袋は、
「ただもんじぁない」アイテムなのかも。

                   

これからは何か勝負の時は、
和服で決めて、この紙袋を持つことにしようかしら。
すぐにはゴミ袋なんぞには使わないことにしました。


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名月は見られましたか

2016年09月15日 | お茶三昧

            

15日の十五夜。
これはとても珍しいのですね。
十五夜は旧暦の8月15日ですから、
新暦に直すと毎年十五夜の日が違いますね。
このように新旧の15日が重なった十五夜は、
1970年以来、46年ぶりということです。

栗の枝を頂きました。
まだ青いイガが付いています。
早速十五夜のお供えにしました。
中秋の名月を「芋名月」といい、
後の月の九月十三日の十三夜の月を「栗名月」といいますが、
立派な栗を早くもお供えしました。

そんな十五夜の日は、朝から月見団子を作って、お稽古のお菓子に。

        

お団子の脇には、ゴルビーという大きな葡萄と、
ゆでた落花生を添えてみました。
忘れずに朝一番にお仏壇にもお供えをして。

        

お干菓子は薄氷の「風の盆」バージョン。
過ぎゆく夏の名残です。
お盆の兎がチラリと見えます。

稽古が終わると、
「月見団子まだ間に合いますね。私も今晩のために作ります。」
といって帰られた方もいらして、
今頃はお団子を食べているかしらね。
あいにく我が家の月は薄い雲に少しぼやけていましたが。
それでも今も居場所だけはおしえてくれています。

いつだったか、十五夜の夜とお稽古が重なり、
煌々と照る月をベランダ越の空に眺めながら、
風流にお茶を点てて楽しんだことがありました。
名月の夜の幸せな思い出の一つです。

今日は一人月見酒・・なんてしていませんよ。



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ご存知でしたか?

2016年09月14日 | 日記

          

小泉氏と知り合いの友人が、
政治家としてでなくいち個人として小泉さんがなさっているこの
この活動に賛同して、
少しでも力になりたいとチラシを送ってきました。

この基金は

「五年前の3.11の東日本大震災の折、アメリカから多くの兵士やボランティアたちが
『トモダチ作戦』と称して、救援活動に駆けつけてくれました。
しかし
彼らは、福島第一原発の事故のことを知らされず、
その結果、多くのアメリカ人が放射能に被爆してしまいました。

帰国後すでに7名が、明らかな放射能による影響を受けて命を落とし、
さらになお400名以上の方が、がんや白血病などの病に苦しんでいます。

ご存じのようにあの当時、アメリカには、健康保険の適用がなく、
彼らは十分な治療を受けることもできず、
病気のために満足に働くこともできない状態にあります。

 そんな彼らをすこしでもたすけたいという思いから設立された基金」です。

詳しくはこちらでご覧いただけます。→トモダチ作戦基金

 一人でも多くご賛同いただける方がいらっしゃればと、
ごご紹介させていただきます。




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どうにもならない「二文字掻上灰」

2016年09月13日 | お茶三昧

           

                                          「あまのはら」 (結 製)

とてもきれいなお菓子です。
竿物ですが、切り口の景色が場所によって違います。
黒い縁高の中では下の黒が透けて、まるで夜のようですが。
器によっても違う姿が楽しめそうですね。

このような美しいお菓子の写真の後には、
とてもモザイクなしではお見せできない、
初めての「二文字搔上灰」の灰形です。
なんと写真に撮ると粗がさらに強調されてしまいました。
それで不本意ながらこの写真です。

               

まず、欠風炉のヘリが邪魔をして、灰形を作るのが大変です。
灰匙を持った手をどのように入れればよいか四苦八苦。

ようやくできた二文字灰に、
火箸などの細いもので、掻上げながら筋を入れていきます。
それも、深からず浅からず、あまり細くてもいけない。
均等に、まっすぐ。

出来ません。
ちょっとでも震えると曲がります。
力が入ると"深くて太い溝"になる・・
なんか嫌なものを連想しますね・・・。
もうそろそろ手が震える年ですからね。
何でも、少しでも若いうちに習得しておくべきですね。
今日から毎日一回は作ろうと心に決めました。

でも皆さんが「名残の茶事」をしたいという、
健気な意欲を見せてくださったからこそ、
私も初めての灰形に挑戦する機会が出来たのですから、
何とか少しでも良い姿になるように頑張らなくてはと。

モザイクなしの写真を、
ちらっとでもお見せできるようになりたいです。

 

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大相撲初日観戦へ

2016年09月12日 | 日記

「美味しいちゃんこやさんを教えてください」
突然こんなメールが。

一瞬、美味しい和食のお店ならともかく、
なんで私にちゃんこやさんを聞くのと思いましたが。

でもそこは、私には相撲とちゃんこのお店に詳しい、
力強い味方がいますので、
早速教えてもらって、お答えしましたよ。
その方のお友達が東京見物にいらっしゃり、
両国あたりをご案内するので、美味しいお店を探していたそうですよ。
お役に立てて良かったです。

自分は知らなくても、その道に詳しい友達を持てば、
人のお役に立てるものですね。
そうなんです大切なのは人脈。

さて、その相撲とちゃんこに詳しい?友のおかげで、
大相撲観戦に行ってきました。
初日という貴重な日は今回が初めてなので、
相撲観戦はしばらくぶりという一緒に観戦することになった友人と、
少し早めに両国駅で待ち合わせをしました。

そして桟敷席は、砂被りに近い前の方で、
本物の関取は大きく見えましたよ。

             

優勝賜杯の返還あり。

         

優勝額の除幕式あり。

         

こうやって幕のかかっている額が、
会場の注目の元に、幕が除かれて姿を現します。

         

先々場所優勝の白鵬は今場所は初日から休場で、
ちょっと寂しいのですが。

初日ならではの行事を堪能し、
食べて、おしゃべりして、取り組みを楽しんで時間は過ぎましたが、
一つだけ心残りが。
いつも見られない、「満員御礼」の垂れ幕の降りる瞬間。
今回も今か今かと待ち、注意していたのに、
気が付いた時は…

             

既に満員御礼でした。
おろす時に合図をしてくれればいいのにね。

土俵入りの終わったあたりに来たら、じっと見ていればいいのかしらと。

          

たくさんの美尻も見られましたし、
こんなことまで無邪気に楽しめる時間をありがとう。
明日からまた"お茶の師匠"としてしっかりと頑張ります!!!

 

 

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「茶の美学」谷川徹三

2016年09月11日 | お茶三昧

             

哲学的で難しい本ですが。
私の点前における聖書です。

お茶を志したなら、一度は読みたい本と、
人に勧める本です。
「わかってもわからなくても。」と付け加えて。
私の出会いがそうでしたから。

先日ある場所でこの本と再会。
家の本棚に収まっていたのをまた持ち出してきました。

一緒にいた方が、この本の「字組の素晴らしさ」に
とても感動していらっしゃいました。
それはその方の職業がなせる業なのですが、
内容のすばらしさは、その字組にふさわしい、
いやそれ以上です。

若い時に読んで、点前に関しては、観念として理解したものを
どのように体現していくかが夢だったのですが。
今は、歳とともに「枯れた舞」を余儀なくされています。

今久しぶりにその文章を目にして、
もう一度読み返すべきと思いました。
あの時気が付かなかったことが、こんなにもまだ詰まっているということに、
新たに驚いているからです。

目先のことに追われている毎日です。
再びお茶に係わるすべてのことを、
「美」という観点から、新鮮な気持ちで見直すことができそうです。

 

 

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ちょっとうらやましいのかな

2016年09月09日 | お茶三昧

                       

今日は重陽の節句でした。
菊の節句とも言いますね。

稽古場の寄付きに下げた短冊です。

「なんとお読みするのですか」と。
「とおりのもと」と読みますが、
中国の詩人陶淵明の歌から取られています。

「菊を採る東籬の下、
  悠然として南山を見る。」

ですからこの言葉から、菊を思い浮かべてほしいというわけです。


さて名残の茶事に
やつれ風炉を使うことになり、
鉄風炉には、灰の前土器は赤ということで、
どこかにしまってあるはずと探してやっと見つけました。

                

前回の名残の茶事の時は五行棚で中置をしたので、
やつれ風炉を使うのは初めてです。
前回のご亭主で、使うことができなかった方が、
「お稽古の時にもつかわせていただけますよね。」と。
ちょっとうらやましいのかも。
大丈夫。せっかく出して灰形まで作るのですから、
お茶事に参加できなかった皆さんにも楽しんでいただきますよ。


それにしても、日中はまだまだ残暑が厳しいですね。
早く自然の風を入れながらの稽古がしたいです。


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「千家十職の軌跡展」観賞会へ

2016年09月08日 | 日記

           

日本橋三越で今開催中の「千家十職の軌跡展」へ。
既にいかれた方たちから、色々と感想を伺っていたので、
何とか時間を取って足を運ぼうと思っていたところへ、
事前レクチャー付の観賞会のお誘いがありました。
レクチャーを聞いて、展覧会を見て、なんとそのあとに、
「美術談議ワイン会」というオプション付きです。

耳と、目と、お腹まで満たしてくれる会とあっては、
断る理由はありませんね。

展覧会は、一番の入り口に展示されていた、
三千家がそれぞれ所持する、長次郎の黒楽茶碗に始まりました。
所狭しと並べられた茶道具に、お茶をする者にはを見張るものばかり。
でもきっとお茶とはあまり縁のない方には、
これ何に使うのというものもありますよね。
炭斗を見て、「水を入れるいれもの? 」などという
近くで聞こえてくる参観者の声に、
思わず突っ込みを入れたくなったりしながら、
デパートという美術館にはないくだけた会場の雰囲気に、
かなりリラックスをして観賞してきました。

感想としては、もちろん道具は素晴らしいものがたくさんで、
見ごたえがある展覧会でしたが、
作品を減らして、もう少しゆったりと展示してあったらと。
良いものをじっくりと観賞して心に残したいと思いました。
三千家が張り切っての展示ですもの仕方がないですね。

三千家のそろったこのような展示は、
そう何度も期待できないと思いますから、
まだの方は会期終了が迫っていますがぜひ。

その後のワイン会ですが、コレド室町のレストランで。
美術談議という名目は果たせたかどうかは別にして、
新しい出会いもあり、楽しい時間でした。
会終了後、その新しい出会いの方たちも交えて、二次会とやらに誘われて。
"二次会!!"なんと久しく味わっていない言葉でしょうか。
今日中に帰れるということを条件に、
立ち飲みの居酒屋へ。
実はこういうお店は初めてでした。
ほろ酔い気分で記念写真まで。

                

 

             

日本橋の夜は更けて。
思いがけない貴重な初体験でした。

目を見張るような茶道具も、
レストランでのワインも
一皿300円のおつまみも、
みんな味わえる人世の楽しさかな。

 

さて明けての今日は午前中から稽古。
目覚めたときは、前日の宴の余韻か体に少し…
でもちゃんと復活して、お稽古しましたよ。

 


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