「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

美人の「れんこん」で作ります

2017年12月30日 | 日記

毎年頂く美味しいれんこん。
いつもはジャンボサイズなのですが、
今年は食べやすく調理しやすい、小ぶりな美人サイズ。

年末はこのれんこんで「酢れんこん」を作ります。
しゃきっとした歯触りの良さを味わうために、
今回は少し厚めに切りました。

ゆで上がって、甘酢につけたところです。
味が良くしみる様に、キッチンペーパーを掛けて、
粗熱が取れたら冷蔵庫に。

この酢れんこんは、元日に友人のところへ持っていきます。
友人は、昨年終の棲家(多分)と称して、熱海の温泉付きの新居に引っ越しました。
多分と言ったのは、彼女は引越し魔。
なんとしばらく会わないでいると、
もう住んでいるところが違っていたりしましたから。
でもさすがに古希を迎えての転居ですから、最後だと思いますが。
その快適な暮らしぶりを聞いていると、うらやましい限りなのです。

その温泉付きの新居でお正月を過ごせることになりました。
久しぶりにのんびりと、一緒に温泉に浸かったり、おしゃべりをしたり、
海を眺めたりと、今から楽しみにしています。

さて、皆さんは年越しの準備は終わりましたか。
私は、初稽古や初釜の準備をして、
年明けにバタバタしないようにと今日少し頑張りました。
これで明日の大晦日はゆっくりできます。

 

皆様今年もありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませ。

 

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「懈怠」に反応してしまいます

2017年12月29日 | 日記

今さかんに巷を騒がしている貴乃花親方への処分ですが、
理事会への報告を怠ったというところで、
懈怠」(けたい)という言葉が出てきて、
「あまり聞かない言葉ですね」と話題になっていますね。
私などは「知ってる知ってる」と嬉しく反応してしまいます。
この言葉、裏千家の茶道を学ぶものにはおなじみの言葉ですから。

懈怠比丘不期明日」(けたいのびくうみょうにちをきせず)は、
裏千家を代表する茶室「今日庵」の名前の謂れとなった言葉です。
このなかにある「懈怠」が、
報告を怠ったということで使われている「懈怠」ですね。

千宗旦(利休の孫)が、新築した茶室の命名を大徳寺の清厳和尚に頼もうと思い、
和尚を招待しましたが、約束した時間に和尚が来ず、
仕方なく宗旦は「和尚がお見えになったら、明日もう一度お越しいただくよう」と
弟子に言い残し
別の急用で出かけてしまいました。

まもなくやって来た和尚は、宗旦の伝言を聞き、茶室の腰張りに
懈怠比丘不期明日」と書き残して帰っていきました。

この言葉の意味は
「遅刻するような怠け者の僧であるわたしは、明日のことはお約束しかねます」
ということだそうですが、これを見た
宗旦は、
一寸先はわからぬ人生に、明日の約束を求めた自分を反省し、
茶室「今日庵」が誕生したという逸話が残っています。

ちなみに「比丘」(びく)とは男性の出家者で
女性の出家者は「比丘尼(びくに)というそうです。


さて、昨日稽古納めも終わり、さすがに、
懈怠のおばさんに戻った私ですが、そうのんびりもしていられません。
午前中に年賀状を書き上げて、投函してきました。

午後は少し高いところの埃でも払おうと、掃除機を持ち出しました。。

普段は使うことのないいろいろなアタッチメントがあったということを思い出し、
あれこれ試してみました。

便利な部品なのでしょうが、根本的に背の高くない私には、
高いところの掃除は、何を使っても大変だということがわかりました。
そろそろ高い所だけでも業者さんのお世話にならなくてはいけないかしらと。
椅子に乗って立ったりりすると、なんだか目が回るようなふらつくような。
怪我をしたら、もう命取りになりかねませんものね。

別に暮れにしなくても、暖かい季節に頼みましょうと、
無理に大掃除はしないで、やはり「懈怠のおばさん」でいましょう。


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姥口釜で

2017年12月27日 | お茶三昧

私の好きな、仙叟好みの柏葉姥口釜です。
和銑(わずく)の古いお釜で、大切にしています。
大切にということは、毎年必ず出して使うということです。
骨董で見つけましたが、和銑のお釜は使うほど味が出るようで、
手に入れたときより、ずっとよく見えます。

「和銑(わずく)」とは、砂鉄から製錬するという、
日本古来の技法を用いて精製した鉄のことをいいます。
明治時代以後、輸入された鉄鋼石を原料とする「洋銑(ようずく)」に比べて、
手間がかかり、作ることのできる量が限られています。
洋銑に比べてさびにくいのが特徴です。 

初釜で、小間の薄茶席には姥口釜を使おうと思っていますので、
初めて使う方が慌てないように、出してきました。
柄杓の掛け方が違うだけですが、一度使っておけば、間違えずに済みますね。


「なんで姥口があるのに、爺口がないのかしらね」と疑問。
入れ歯のないおばあさんの口のような姥口ですが、
おじいさんの口も同じですものね。
そうしたらある方が、
「おじいさんは爺口になるほど長生きではないからでしょう」
ですって。
何ともお気の毒なことで。

最近は歯を長持ちさせたり美しく見せる、小物や技術が進歩しましたから、
姥口なんていうおばあさんも少なくなりましたけれど。

そういえばお抹茶に「祖母昔(ばばむかし)」がありますね。
家康ゆかりの上林の濃茶ですが。
やはり、はは・・そしてばば・・がいい。
年を取ったら、女の方がちょっと得だと思えて来ました。

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懐かしい鰻重の器

2017年12月25日 | 日記

 

昨日味わった「鰻重」用の器です。
お店では、四角い器が定番ですが、我が家はこれ。
この器を出すのは久しぶりです。
ということは最近家では鰻を食べていないということですね。

七年前に亡くなった母は、定期的に鰻重が食べたいと言い出しました。
そんな時は近くにある美味しいウナギ屋さんから鰻を買ってきて、
母も大好きだった私の友達も交えて、鰻重パーティーでした。
それぞれの好みに合ったご飯の量で、この器で仕上げました。
私はご飯少なめでウナギの味を楽しみ、友人はご飯も多めで満足感を増長。
母は少ないご飯にウナギも全部は無理と、半分残してして、
次の日もう一度楽しむのが常でした。
そんな母がいなくなってからは、この器を使う機会が少なくなりました。
奥の方にしまってあったのを出してきたときは、何とも懐かしく、
「久しぶりだわ」と感慨無量。
昨日はその一緒にウナギを楽しんだ友人とのイブでしたので、
ご馳走をウナギにしてしまったのかもしれません。

それほど良く鰻重を楽しんだ母ですが、
何故か最後に残した言葉は、

「お母さん何が食べたい?」
「か・つ・ど・ん」

でしたけれど。
きっと"かつ丼"は若いころの楽しい思い出の一品だったのでしょうね。

今週は、ディナーコンサートと、クリスマス。
美味しいものを食べ続けて、さすがにちょっと体重計が怖い。
恐る恐る乗ってみましたが、大きな増加は無し。
少しその他を抑え気味にしたからかしらね。

良かったです。

最後にたまにはちらっと。
ディナーコンサートでのスナップです。

30年以上も前に仕立てた、にぎやかな会の時に着ていきたくなる着物です。
今年最後の晴れ着かしらね。

 

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イブの稽古のそのあとは(追伸あり)

2017年12月24日 | お茶三昧

    

今日はクリスマスイブですね。
こんな日に、独身女性が三人もお稽古らいらっしゃいました。
巷で言われているほど、
クリスマスはみなカップルで過しているわけではないのですよね。
ちゃんとお稽古をしたり、家族で過ごしたりですよね。

かわいらしい兎のフィナンシェをお干菓子代わりにして、
たっぷりとしたお薄を頂きました。

炉になってから、初めての「行台子」の稽古をしました。
先日亡くなった茶友さんと、
「もうすぐ教えるので、忘れているといけないから予習しましょうね」
と約束していたのですが、一緒に勉強することができませんでした。
台子を出す気力も薄れて、なかなか気持ちが向きませんでしたが、
やっと気を取り直して、今日はぶっつけ本番でお稽古しました。
一度は完璧に覚えたと思っていたお点前も、
寄る年波で、最近はしばらく教えないと、
どっちだったかしら・・なんて迷うことも出てきました。

感心なことに、予告をしておいたので、
お稽古の方も予習をしていらっしゃいました。
「行之行台子」のお点前はじめてのかたも、頑張ってくださいました。
お点前をしているとき、私にとってはさらに教えているときが、
全てを忘れさせてくれます。


クリスマスイブはこのようにして半日過ごしましたが、
夕方からは、お稽古のあとで、
イブを美味しいお食事をして過ごすことになっています。

おいしいものがあとに控えていると、
お稽古をしていても、気もそぞろになってしまいそうですが。

では皆さんも素敵なイブをお過ごしくださいね。

 

 

追伸

美味しいお食事の内容は、
鰻重&サラダ&ケーキ&ワインでした。
ケーキは「サバラン」
私らしいケーキを選んでくれたのでしょうでしょう。
クリスマスらしくなくても、
今一番食べたいものを食べよとということになったのですよ。
果物は食べきれずにお持ち帰りしていただきました。
ご報告まで。

 

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新しい帛紗

2017年12月23日 | 日記

クリスマスケーキの差し入れがありました。
丁度お稽古の方が3人と私。
お抹茶はケーキにも合いますね。
ちょっと大きめでしたが、
「最近はこの半分くらいでいいのよね」と言いながら、皆さん完食。
幸せな気分で、良いお年をとお帰りでした。

御免なさいね。大きなケーキはこのとき限定。
巡り会わせですからね。

 

新年の社中の茶会で、お点前をする方が、
「新しい帛紗でと思いますが、初めのたたみかたが心配です」と。
帛紗はただの四角い布に見えますが、
たたみ方に決まりがあって、間違った折り目をつけてしまうと、
お点前の時に支障をきたすのですよ。

初めての時は、私に教えてもらいながらたたみましたが、
二枚目からは、もう自分で初めの折り目を付けます。

でも時々怪しい人もいらして、私に「その折り目おかしくない」
と見つかってしまうこともあります。
初めに変な折り目をつけてしまうと悲しいですね。
そんなことにならないように、確認したいようです。
そうそう、今更聞けないなんて思わずに、どんどん聞いてくださいな。

新しい帛紗で新年のお点前、気持ち良いでしょうね。

 

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ディナーコンサートでの偶然

2017年12月21日 | 日記

クリスマスディナーコンサートに出かけました。

贅沢な時間でした。

同テーブルとの方たちと、楽しくおしゃべりをしていたのですが、
その中になんと、
私の教師時代の最後の教え子の、お母さんとお祖母さんがいらしたのです。
初めは気が付かなかったのですが、話の内容から名前をきいて、
「もしや、★★ちゃんのお母さん?」
「○○先生ですか」と。

もう20年も前のことです。
私も年を取りましたし、和服を着た姿は、そのころとは全然違いますものね。
娘の担任だった人とはちょっとわからないですよね。
1年生で受け持ったその娘さんも、もう27歳です。
お母様とそっくりな顔が、すぐにうかんできました。
お母様は早速携帯で、
「今先生と一緒なのよ」と、
遠くでお仕事中の娘さんにメールをしたりして、
この偶然に二人で抱き合って、感激してしまいました。
立派に成長された娘さんにも、会ってみたいと思いました。
写真を見せてもらいましたが、面影が一年生の時のまま残っていました。

たまたま、いろいろな偶然が重なっての再会でした。
サンタさんの粋なプレゼントかしら。

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憩いのたまり場

2017年12月18日 | 日記

ここは憩いのたまり場。

好きな骨董小物の納まる古い箪笥。
水栽培のお芋の葉と、藪ミョウガ、そしてアイビー。
並ぶ白い花入れは二十年も前の自作。
プレゼントの小物入れのガラスの器と、
「三年は持つわよ」と誕生日に頂いたブリザードフラワー。
お気に入りの一輪挿しが二つ。
テレビの上の、
小さいものしか置けない小さな空間。
でも思い出はたくさん並んでいますよ。
カーテンを開けて、
そこに朝日が当たる時間がとても好きです。

茶友の突然の死に、少し沈んでした夜、
姪が泊りに来て、いろいろと世話をしていて、
少し気がまぎれました。
姪も、疲れていたようですが、
一緒にお茶を点てる時間を持ちました。
翌日は「頑張る」といって帰っていきました。

 

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突然の訃報

2017年12月17日 | 日記

朝日のまぶしいベランダ。
いつも部屋の中においてあるドラセナと、
北側の玄関ポーチで頑張っているヤツデを、
日向ぽっこさせました。

部屋に飾ってあった、小さな植木も一緒に。

よく見れば埃で薄汚れているヤツデの葉を、
「気が付かなくてごめんなさいね」と、一枚一枚拭いてあげて、
見違えるほどつややかになりました。
こんな時間が必要なんですよね。
天日干しのキノコが、ビタミン満載なのと同じで、
日差しの下で私も毎日何かしなくてはと思いました。

 

このまま一日が長閑に過ぎていくはずでした。
でも、突然の訃報に気も動転してしまいました。

近日会う予定でいたお茶友達が、急死したとの知らせ。
留守電に残されていた、聴きなれた優しいご主人の声。
「火曜日に伺うのをたのしみにしていました。」と。
心筋梗塞とのことでした。
私もその日のために、床のお花のことやお菓子のことなど、
いろいろと準備をしていたところだったのです。

10年ほど前に、お家元の東京道場のゼミで知り合い、
終了後も、一緒にお勉強しましようと、
月に一度お互いの家を行ったり来たりして、楽しんでいました。
「お茶友達っていいわね。」
といつも口癖のように、嬉しそうにおっしゃっていた優しいお姉さまです。
お姉さまと言っても、わずか三歳年上で、まさか急にこんなことになるなんて、
いくら何でも夢にも思っていませんでした。

 

稽古が終わって、一人になって、
ご冥福を祈りながら、お茶を点て床に供えました。
二人でお茶を点て合っている時のことが思い出されて、
もう会えないということが信じられなくて、
ただただ涙が止まりませんでした。

いつも私を駅まで送り迎えしてくださったご主人を、
お慰めする言葉が見つかりません。

 

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今年最後の歌舞伎

2017年12月16日 | 日記

稽古を終えてから、夕方銀座に出ました。
今年最後の歌舞伎見物です。
夜の部は、「瞼の母「」と「楊貴妃」です。

何とも懐かしい「瞼の母」
中車の番場の忠太郎はなかなかよかったです。
何しろほろりと来ましたから。
年のせいでしようか、泣かせどころでは必ず期待に応えてしまいます。

玉三郎の楊貴妃は、まあ美しいことといったら。
能に「楊貴妃」という演目がありますが、筋書きは同じですね。
流れる歌で繰り返されて、心と耳に残った言葉は、やはり、
天に在らば願わくは、比翼の鳥とならん、地に在らば願わくは連理の枝とならん

こういう美しいものを見て一年を終えられることの幸せを、
感謝しなくてはなりませんね。

歌舞伎を見る前に少しの間を縫って、友人の展覧会にも立ち寄れました。
学生時代のお仲間と開いた三人展ということ。


あっとホームな作品展でした。
いつも忙しい様子の彼女に、こんなに作品を制作する時間があるとは、
何事も好きなことには、
どんなに時間がなくとも取り組めるものなのですね。

全てが終わってPCの前に座っています。
傍らには赤ワイン。


長い一日でした。
今夜は( も)よく眠れそうです。

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忙しさをちょっとわすれて

2017年12月14日 | お茶三昧

   

十年以上使っているクリスマスのお茶碗。
何気なく手に入れたのですが、
毎年こうして出しては、少しだけクリスマスです。

今日の午前の稽古はベテランさんが集って、あれこれと楽しみました。
私も濃茶のお相伴をしたりして、のんびりとしました。
ベテランさんは、
「えっそれでいいのかしら」とか、
「何か忘れていません」とか言えば、
「あらそうでした」となどと言いながらお点前が進みます。
一緒にお客様に加えていただくこともできます。

近々研究会で、お点前をする方のリハーサルにお付き合いしながら、
お菓子とお茶でお腹もいっぱいで、
「お昼はいりませんね」と。
師走も半ばの稽古も何やら穏やかに過ぎていきました。
皆さん忙しくいろいろとおありだった一年でしたから、
ょっとだけそれをわすれて過ごす時間になったでしょうか。

午後の方が見えるまで少し時間がありましたので、
一人でお点前をしながら、私は足腰の調子を確かめました。

お正月には皆さんの前で、濃茶のお点前をしなくてはなりません。
よろよろしたりしたら恥ずかしいですものね。

今よりももっと・・などとは言いませんが、
できるだけ長く現状維持したいものです。

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正月事始め

2017年12月13日 | 日記

      

クリスマスが近づきました。
今年も小さなポインセチアを買ってしまいました。
玄関のドアーにはリースも下げて、
ちょっとだけ、雰囲気を楽しみます。
以前は電飾がちかちかするものも飾りましたが。
そして茶室の中にも、お茶碗が雰囲気を醸し出しています。

今日は正月事始めの日。。
正月を迎える準備を始める日だとか。
昔はこの日に門松やお雑煮を炊くための薪など、
お正月に必要な木を山へ取りに行く習慣があったそうです。
この日は正月の年神様をまつる準備のため、
大掃除も行われていました。
成田山も今日あたり大掃除でしょうか。

私の年末事始めは、まず二十日過ぎになったら、
年賀状を書き始めることかしら。
毎年結局ぎりぎりになってしまうのですが。

今頃からなんでも準備をしておけば、余裕ですね。

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一つ一つ締めくくりです

2017年12月11日 | 日記

   

昨日は、今年のオペラ鑑賞の締めくくりをしてきました。
「ルチア」は初めてでしたが、それがレベルの高いもので良かったと思いました。
安定した素晴らしい歌声で、たちまちその世界に引き込まれました。
ストーリーは壮絶な悲劇でしたが、
ビジュアル的なうつくしさも洗練されたいました。
(主役のテノールさんの背が高かったのもよかったかしら)
さすが藤原歌劇団でした。
誘ってくださったお姉さまに感謝です。

この藤原歌劇団の新春公演に、応援するバリトンの村田孝高さんが出演します。


今その稽古にも熱が入っているそうです。
年明け早々の舞台は大変ですね。
正月ものんびりとお休みできないと思いますから。
こちらは我が家からは一番近い上野の文化会館です。
今パンダで注目の上野動物園も近いので、
両方観に行けたらと思うのですが、抽選には当たらないでしょう。
パンダのような村田さんで満足なんて言ったら怒るかしらね。

1月28日の日曜日です。
この舞台がわたしの新年初オペラ鑑賞になります。
おっとその前に、社中の皆さんと初茶会があります。
まずは大切な行事を済ませてからですね。

このようにして来年の予定が少しずつ入り始めた師走ですが、
今日はインフルエンザの予防注射も済ませてきました。
ワクチンが足りないとかで、予約しておいたのですが、
無事済ませることができました。

暮れまでに、まだ都会に出る予定が残っていますので、
インフルエンザなどにつかまらないように注意しますね。
お稽古の皆さんも、どうぞお気を付けください。

 

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無事是貴人

2017年12月10日 | お茶三昧

 

そろそろ、この言葉をかみしめる時期になりました。
残り僅かの日々も無事でありますように。

酉年も、最後にもう一度、心に刻んでみましょう。

淡々と年の瀬の稽古も日々がかさねられて、
「一年が早いですね」の言葉が、繰り返されます。

「ずいぶん手がおおきくなったわね。」
四年生からはじめて中学生になったS君の、
成長した手の大きさに驚かされました。
「初めはお茶碗が大きく感じました」
彼はそう言って笑いましたが。

時が確実に過ぎていることを感じさせてくれるのは、
そんな何気ない一瞬でしょうか。

いえいえ、我々だってきっと、
まだ成長(そう願いたい)し、
変化(これが恐ろしい)していっているはずですよね。

 

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臘八にキササゲを

2017年12月08日 | お茶三昧

今日は12月8日「臘八」( 臘月の八日)で、
お釈迦様が悟りを開いた日です。

お坊さんの何日間か続けた、一年で一番厳しい修行(臘八接心)が、
明ける日でもあるそうです。

     

床に初めて「キササゲ」を入れてみました。
いかにも「臘八接心」にふさわしい風情ではありませんか。
椿は、「加茂本阿弥「」です。
この麗しく清楚な椿に添えられた不思議な姿は、
12月ならではの取り合わせですね。

これはすでにドライフラワー状態ですので、
水がなくてもずっと持ちます。

一体どんな花かと調べてみました。

花はこの様で、

こんな実ができて、それが最後には、
えもいわれぬ面白い姿で、花入れに納まるのですね。
そういえば生け花の花材として、見たことがあるような気もします。
「利尿剤」としての薬効もあるそうです。


どのような植物も、花だけでなく枯れた姿も、
見方や使い方で、そこに美的価値を見つけられるものですね。
毎日眺めていると、愛着も出てきますよ。
大切に取っておいて、又使ってみようと思います。

 

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