「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

完結編

2015年06月28日 | 日記

六月中にはイタリア旅行の報告を終えなくてはと、完結編です。

帰国の途に就く日の午前中は、もう一か所行けるところを見つけました。
スカラ座です。



公演がない日だと、舞台や客席を覗くことができるそうですが、
あいにく公演中で残念ながら。
そこで予定通り併設の博物館に入りました。
チケット売り場で、すかさずシニアかと聞かれて、割引になりました。
嬉しいような悲しいような。
きっと70才を過ぎていた同行の方が目に留まったのですよね・・・


丁度「トゥーランドット」の特集展示をしていたようで、
何度かの公演の歴史をたどることができました。


初演の時のポスター




代々の衣装がとても面白く、
一番モダンなものが、最近というわけでもありません。
荒川静さんの「イナバウアー」も手伝って、
日本でもすっかりおなじみのオペラなりましたが。

他にもマリアカラスの肖像あり、
たくさんの音楽家の胸像あり、遺品の数々もとても興味をひきました。


リストのピアノの前で最後のショット



このスカラ座を最後に、私たちはホテルを後にしました。

旅を通して感じたことは
「知識は喜びをより大きくする」でしょうか。
もっともっといろいろなことを知りたいなと。
そうして見聞きするものは、何倍も喜びや、驚きをもたらしてくれますね。
やることがたくさんあって年だなんて言っていられません。

と言いながらも、帰りの長い飛行時間に、
もうこんなに長く乗る所にはこられないなあ・・
なんて思うのも正直なところでしたが。

これで無事に報告が終わりました。
これからはしばらく10月のお茶会や、
その前に頑張ってやりたいというお茶事にエネルギーを注ぎます。

楽しみにしていますと、ずっと読んでくださった皆様ありがとうございます。

~完~




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骨董がやってきた

2015年06月26日 | 日記




とっても古い小さな茶箪笥
縁あって私のところにお嫁に来た

すぐに見つけて「いいですねえ」という人
「古くて汚いなあ」と心の内で思っていそうな人
「こんなの昔家にあったわ」という人

人様々だけれど私は好きだ

早速レトロなガラス食器と
これも骨董の赤絵の茶入れなど
古くて好きなものを入れてみた



満足満足




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最後の晩餐

2015年06月25日 | 日記

旅行の最後の晩はミラノでした。
ホテルから車で10分ほどのところに、あのドゥオーモ(大聖堂)がありました。
目の前が開けて、その姿を初めて目にしたときは、
さすがに「わあ~」と声が出てしまいました。


世界で三番目の大きさというゴシック建築の大聖堂。
あと少しを残して、修復もおわりというところで、
前回は覆いがかかっていて見られなかったという友は、感激をを新たにしていました。
私には一生に一度のミラノだと思いますが、何度も訪れる人もいるのですね。





中も何もかもが高くて、スマホのカメラなどには収まりませんでした。
入り口近くにあったはずという、ミケランジェロの「ピエタ像」は、
近くの美術館に収められているということで、
期待をしていったのですが見られずに残念です。
ミケランジェロはピエタ像を何体も作っているのですね。

このドゥオーモのある広場にこれまた大きなアーケードの「ガレリア」があります。
有名なブランドショップの集まる大商店街といったところですが、
多くの観光客でにぎわうところ。
ブランド品には興味のない、(買えない)私ですので、雰囲気だけを味わって、
オープンカフェでカブチーノを飲んで満足することにしました。


そしてこの夜は、イタリア旅行の最後の晩餐をすべく、
旅行会社の方が予約をしておいてくれたお店へと向かいました。

心残りの無いように、食べたいイタリアンを頂き、ワインも飲み、大満足。


お店の方も皆陽気で楽しく、
雰囲気も良く、お料理も美味しく、そんなに高くも無い。
行かれる方にはおすすめのレストランです。
やはり多分私には一期一会だと思いますが。

最終日の翌日の午前中の予定を少し残して、
心もお腹も満たされて夜が更けていきました。


それでは最後の報告に続く…



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ハプニングも思い出

2015年06月22日 | 日記

最後の訪問地ミラノに着くと、そのまま今開催中のミラノ万博の会場へ。
そこで二時間ほどつかの間の万博見学をしました。
お天気が良く、今までで一番暑い日になりました。


テーマは「食の文化」ということで、日本館は今話題の和食をアピール。




30度を超す暑さの中で、和服を着たスタッフもおもてなしでした。

日本館はなかなか人気で、いつも行列ができているということでした。
中では、リーズナブルな軽い食事から、高級和食まで提供していました。





懐石料理の有名なお店も出店で、会場でふらりとはいるには、
かなりのお値段とききました。
私たちも、日本でもふらりとは入らないお店でしたからそうでしょうね。

ここまで来て和食もないので、やはりリーズナブルな現地料理を求めて、歩きました。



イタリアの自然食を味わってみました。

ちょっとしたハプニングがあって、ミラノに着くのが二時間ほど遅れ、
私たちのお腹はペコペコでしたので、見学よりもランチが優先でした。

そのハプニングというのは、
ミラノに向かう時に、そこで別行動になる二人を、
ボローニァ駅まで送った時のことです。
そこへ警官が寄ってきて何やら始まりました。
どうやらそこに車を止めるのは駐車違反の様なのです。
車の運転手さんは日本語はおろか、英語もよくわからないイタリア人ですので、
私たちに説明をしてくれることもできず、
どのような事態で警官ともめているのかがわかりません。

そのうち車は別の場所まで誘導され、そこでまた何やら調べられています。
「まさか警察まで連れていかれることはないでしょうね・・」
と事情がつかめず、だんだん不安に。
私たちをいろいろと世話してくださった、一行の中の頼りになるメンバーの方が、
現地の旅行会社に連絡を取ったりして何とか事情が分かりました。
どうやらその車か運転手が、勤務時間の規則違反をしていたらしいのです。

というわけで、車はミラノまで私たちを乗せていくことができなくなり、
別の乗用車三台が旅行会社から差し向けられました。

一台に荷物を残りの二台に四人ずつ分乗して、
二時間のロスタイムの末ミラノニ向かえることになりました。

ヨーロッパでは、就業規則にとても厳しく、違反が見つかると大変なのだそうです。
安全のためにそうしているのわけで、途中でも時間オーバーになると、
あと少しでも、車から降りて歩かされるなんて言うこともあるとか。

言葉のわからない私は、ただただ状況を見守るだけで、
これが貴重な経験なのか、よくある事なのかはわかりませんが、
とにかく無事に運んでもらえてよかったです。

最後に、万博のシンボルツリーです。



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ボローニァ大学のNippop2015

2015年06月19日 | 日記

ボローニァ大学は、世界で一番古い大学です。
今年この大学で、「Nippop2015」という催しが開かれました。
もう第五回になるそうです。



こんな風に日本をより理解しよう、日本の文化に触れようという催しが、
このイタリアのち地も開かれているのですね。
この催しで、池田理代子さんが、講演と、コンサートをと招かれました。


午前中はまず大学の建物を見学しました。


中庭

廊下の天井

図書室


大階段解剖室


同じく解剖室


日本語で書かれた説明のプリントが用意されてありました。
Nippop開催中だからでしょう。

それによると、
「ボローニァ大学の最初の大学棟となった「アルキジンナジオ館」は、
1563年に建てられた。
「大解剖階段教室」は
「1637年に、建築家アントニオ・レヴェンティーの設計によって完成。
床・壁・天井ともすべて木で仕上げられた。
壁面には、古代の有名な医者の立像や、
ボローニァ大学のもっとも著名な医学者の胸像が飾られ、
天井面にはアポロ神を擁した星座が表現されている。
この大解剖室は、戦災で被害を受けたが、
まだ使用しうる部材をなるべく多く再利用して修復された。」とあります。

建物のいたるところに、その歴史を物語る装飾があり、
何処をとっても絵になるのはさすがでした。

大学で用意してくださったケイタリングの昼食を頂き、
講演会の始まるまで、少し街を歩きました。


ボローニァ大学で学んだ詩人、ダンテの作品「神曲」の一説が刻まれた斜塔です。
歩いて登れるそうですが、やめました。


そして夕刻近くに始まった講演会。



通訳を交えての話と質疑応答で、一時間半があっという間に過ぎました。
ヨーロッパでは「レディオスカル」という題で映画化された「ベルサイユのばら」です。

その作品はヨーロッパの多くの文学者にも影響を与え、
多くのファンを持ち、日本に勝る高い評価を得ていると聞きました。
女性が生き生きと生きるために、そんな質問が皆さん関心事でした。

彼女はこの後に三日後に、コンサートで歌うことにもなっていましたが、
私たち応援部隊はその日に帰国の途に就くということで、
心を残して、翌日はミラノに発ったのです。

最後にボローニァの朝の散歩で歩いた公園での一枚。





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次の訪問地ボローニァへ

2015年06月19日 | 日記

イタリア旅行、報告することがたくさんありすぎて、
始めの地「カターニャ」からなかなか出られません。
二日目に隣の街「シラクーサ」に一日足を延ばして、
遺跡や、歴史建造物を見てきましたが、
そこは飛ばして、次の訪問地ボローニァに話を進めましょう。

実はボローニャに向かう日に、
空港閉鎖というハプニングがありました。
「テロか!!」と心配しましたが、
近くに第二次大戦の不発弾が見つかったとかで、
安全のための一時閉鎖と言うことでした。
おかげでお昼頃の出発が、夕方になってしまいました。
それはそれで、カターニャでの思い出が加わって、
もう少し心残りの街歩きと買い物ができて、我々には結果オーライでしたが。

さてボローニァのホテルは真夜中近くに着いたので、
翌朝は街の様子を早く見たくて朝の散歩に出ました。



道路の歩道は皆このようなアーケードななっているところが多いです。
このためボローニァは「傘のいらない街」と言われているそうです。



アーケードの立派さや、美しさは、やはり街の歴史の重みを感じますね。
ここでの目的は、ボローニァ大学です。
その報告は次に譲りますね。

報告が続くことを匂わせて、今日はここまでです。
お稽古の準備を始めなくてはなりません。
ちょっと涼しいようで、助かります。




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久しぶりの美味しい話

2015年06月16日 | 美味しい話




わらび餅を頂きました。
お稽古がお休みの時でしたので、ひとり占めで頂きました。
黒糖入りなのにさらに黒蜜を掛けて、冷やして、あま~くして。

旅から帰ってきた毎日旅行報告だけをしていたのではありません。
ちゃんと五日連続でお稽古もしていました。
六月に入り、紫陽花のお茶碗やお菓子で、
お土産話をしながらのお稽古でしたが。

朝茶事の計画が出て、亭主希望さんが、
夏らしいお菓子を手作りすべく策を練り始めました。
もうすぐそんな茶事をしたくなる、暑い夏がやってくるのですね。

手作りといえば、
「甘酒を作りたいので材料をかいにいきます。」
お稽古の帰りにそういっていた方からこんなメールが。

「甘酒が出来ました!めっちゃ美味しいです
タイミングが合ったら、持っていくので味見をお願いしますヾ(=^▽^=)ノ



中央の緑の粉は、きな粉です。」

そのあと追伸で、ご家族にも評判が良くて、
あっという間になくなったそうで。今第二弾を仕込み中だそうです。

最近甘酒の効果が見直されて、ブームの兆しとか。
甘酒を「飲む点滴」という人もいるくらいだそうで。
美容にもよく、腸内環境を整えダイエットにも効果あり。
また、頭皮を若返らせて美しい髪を作ってくれるという優れもののようです。

タイミングが合うのは何時かしら。
楽しみにしています。



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聖ステファノ聖堂

2015年06月16日 | 日記
イタリアでは、カターニャ、ボローニャ、ミラノの三都市を歩きましたが、
そこではたくさんの聖堂を目にしました。

可能な限り中に入り、その荘厳な雰囲気を肌で感じてきました。

時には静かに静かに、朝のミサの邪魔をしないように・・・




最後に訪れたミラノの大聖堂はさすがに他を圧倒しました。
大修復がほぼ完了して、その姿は白く生まれ変わった様です。
屋上にも上り、遠くミラノの街も眺めてみました。



屋上はまだ修復途中ですが、なんとも場違いな、
何か気になるモニュメントのようなものがいくつか立っていました。


歴史の競演か、その真意を知りたいところです。

こうして多くの素晴らしい建築を見てきたのですが、
私の一番心に残ったのは、
ボローニアで出会った「聖ステファノ聖堂」でした。




ここは一つの建物ではなく、いくつかの建物が一緒になった教会。
その起源は5世紀までさかのぼると。
一緒に時代をさかのぼるかのように、古い様式へと教会が連なっていました。



一番奥の部屋に入った時の驚きを今も覚えています。


シンプルで、静かで。
ゴシック建築で飾られたあふれるような荘厳さ、
権威の象徴のような姿ではなく、
ただ祈りの場であるといったそれだけの、それでいて何か厳しさの漂う空間でした。

そう、千利休の茶室、「待庵」にも似たような。
ステンドグラスではなくて、石を薄く削ってはめ込まれた窓から入るかすかな外光は、
茶室の窓の自然の光にも似ているように感じてしまいました。

魂を救うという意味では、
人間は進化ではなく退化していると思われた一瞬だったと。


最後にカターニャのコンサートの時の和服の写真をおまけに。
荘厳でもなくシンプルでもなく・・・
コミック祭りではやはりコスプレかしらね。








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イタリアンの毎日

2015年06月14日 | 日記
この辺りで、イタリアで賞味した食べ物を紹介します。

大好きなイタリアンのランチやディナーを楽しんだのはもちろんですが、
食べることに専念して写真はゼロです。
まあ皆さんパスタやピザはよくご存じでしょうから、
おやつに頂いたものや、現地独特の食べ物を紹介しますね。


ここはカターニャの市場です。
懐中物に気をつけながら、雑踏の中を決死で通り抜けてみました。

三泊したカターニャのホテルでの朝食も、
三日間飽きずにいろいろといただきました。
朝からこんなに食べていいのかしらと言いながら、
せっかくですものみんな食べてみたいですよね。


後から聞きましたが、宿泊した「ウナホテル」は、
旅行者にはなかなか人気のホテルのようです。
何しろ観光者にはとても便利な良い場所にありますから。
おすすめですよ。

シチリアのランチはこれが一番と。
ガイドしてくださった方が連れて行ってくださいました。
名前が覚えられないので、見かけた看板を記憶の助けに。
早速いただきました。
大きいものは一つでお腹がいっぱいの大きさです。
揚げおにぎりといった感じで、中身はいろいろな御飯です。



こん甘いなものまでついてきて、さすがに半分しか食べられませんでした。


ランチ時でも、冷たいビールで乾杯。


ミラノでは万博会場でランチになり、頂いたのはこれ。



名前は覚えていません。

冷たいものは・・

これを食べられるお店は日本では一か所とか。



体重が気になったけれど、ままよ旅の空~

最後の晩餐の時のデザートです。


匂いすらお届けできず、写真ばかりすみません。
最後に、ランチの後でくつろぐ私でご勘弁ください。


ここでいただいたエスプレッソが、とても美味しかったです。

to be continued・・・・


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「エトナコミックス2015」に~旅行報告~

2015年06月12日 | 日記
今回のイタリア行のきっかけは、
友人池田理代子さんの「エトナコミックス2015」への参加です。
彼女はここで記者会見、サイン会、トークショウ、コンサートと四つ続きの仕事をこなしました。
更にボローニア大学でのイベントで講演とコンサートというスケジュールも。
体調の悪い中大変だったと思います。

我々はその応援かたがた、イタリアを楽しもうということで、
後から追いかけて出発しました。


その目的の一つのコミック祭りに、コンサートの時間に合わせて夜出かけました。
もう閉まりかけていた「べるばら」のブースを特別にのぞかせてもらえました。
日本から持参した貴重な原画も展示されていました。


「ベルばら」の原画


コンサート会場


会場前広場の賑わい


我々が駆け付けたときはもう日も暮れていましたが、
コミックのお祭りはまだまだたくさんの若者でにぎわっていました。
ステージ上ではコミック界では名が知れているらしい日本のアイドル歌手が、
イタリアの若者の熱い応援を受けて歌っていました。
われわれ日本人にはというか、 アダルトには聞き覚えのない歌手ですが。
コミックは今や世界の若者の文化交流に欠かせない、
大きな波になっていることは確かのようです。

それに続いて、コスプレコンテストが続き、
オスカル様のコスプレも登場。

やっとしっとりとした友の歌が始まりました。
すべて日本の歌曲を日本語で歌っていました。
異国の夜の不思議な時間でした。

日本ほどきちっとした時間で動いていない主催者のスケジュールの中で、
理代子さんもとても気をもんだりして、大変だったと思います。
お疲れ様の気持ちも込めて、大きな拍手を送ってきました。
なんと私は持参した和服を着ていきましたよ。
私も見事にコスプレでしょう~といいながら。
写真を一緒に撮ってくださいと言われてしまいました。



コンサートの後は8人で出発したメンバーに現地で合流したメンバーが加わり、
13人でホテルのバーラウンジで真夜中までもりあがりました。
旅の初めですから、最後までの体調を考えて、
もちろん私は控えめに飲みましたが・・・。


まだ続きます!!



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戻ってきた日常ですが~イタリアの旅の報告2~

2015年06月10日 | 日記

異文化に浸った10日間が過ぎて、
今日は六月初めての稽古日。

六月のしつらえに道具を入れ替えて、着物を着ると、
いやでもびしっと気が引き締まり、
「さあまた頑張らなくちゃ!!」と気合も入ります。

あのミラノのゴシック建築の極みの大聖堂を見て目を見張った驚きと、
茶室のシンプルな佇まいとの極端な対比に、一時の夢を見ていたような。

でもその夢はまだ冷めやらず・・・
今日も少し思い出してみます。

シチリア島の中心でもある「エトナ山」に向かいました。
中腹まで車で行き、少し山肌を感じながら歩きました。



エトナ山は、ヨーロッパ最大の活火山で、高さが約3325m。
富士山より少し低いです。
なんと、2013年6月に富士山と同時に世界自然遺産に登録されたということです。
カターニャの街には、
噴火で流れ出した溶岩を壁の石材に利用している建物も多くみられ、
その溶岩の黒と白い石とのコントラストが、美しいハーモニーを作り出していました。

街に帰る途中で立ち寄った小さなワイナリー。

樽から目の前で瓶に詰めてもらったワインを、自分の楽しみにと買いました。


裏のブドウ畑を案内してもらえて、
まだ固い小さな青いブドウの実を目の前で見てきました。
少し寝かせておきましょうか。
何時開けましょうか。
思い出を飲んでしまったらもったいないようで、
なかなか開けられないかもしれません。

続く・・・




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「ただいま」の後は~イタリア旅行報告~

2015年06月09日 | 日記



ホテルの屋上レストランからのエトナ山の眺め


「ただいま」の後は、まず写真の整理と、
空港から送った荷物が届いたので洗濯です。
これを後回しにしていると、億劫になります。
というわけで今日は体を休めながらも、一気にこれらを片付けることに。

さて旅の記憶をとどめる場所はやはりここが良いようです。
少しずつ紹介しながら記録に残したいと思います。

イタリア旅行の最初の三日間は、
南イタリアの「シチリア」の都市、カターニャでした。

カターニャはシチリア第二の大都市で、南イタリアの“ミラノ”と呼ばれているそうです。
2002年にユネスコ世界遺産に登録されています。

と、その程度の知識で訪れましたから、新しい出会いがたくさんありました。
まずこの街が作曲家ベッリーニの生まれた地だということです。
友の影響で少しはオペラに親しむようになりましたが、
その程度では彼を詳しく知るまでには至らないようで、
作品を聞いても知らないオベラばかりですが。





ベッリーニの名のついた公園があったり、博物館があったり、
広場には大きな像が立っていました。

そんな広場につながる「エトナ通り」のホテルに宿泊しました。
徒歩圏内にたくさんの見所がありとても良い場所です。

通り沿いの店でショッピングも


17世紀後期に起こった噴火の被害と、続けて起こった地震で町はを全壊しましたが、
その後、18世紀の初期にバロック様式によって多くの建物は再建され、
いたるところに美しい建物が見られます。



教会の入り口で、花束を持って花嫁を待つ新郎です。
日常的ににこんな風景が見られるのも素敵です。

そして残されて発掘された遺跡も。


実は好意で案内をしてくださったガイドの方は英語での説明。
そして少し日本語を話せる方がそれをおぎなうということで、
乏しい語学力の私は100パーセントの集中力で聞いて、50%くらいの理解でしたが。

次回に続く・・・・




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