「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

初めての経験

2024年06月23日 | お茶三昧

 

ミニ向日葵が咲きました。
本当に可愛らしい向日葵でした。

 

ところで今朝は大変でした。
稽古日に寝過ごすなんて初めての経験です。
スマホのアラームを目覚ましにしているのですが。
何故か手違いでそれがオフになっていました。

それでも普段なら、目覚ましの鳴る前に目を覚ますのですが、
何故か今日に限って、いつもより二時間近くもよく寝てしまっていたのです。
こんなこと珍しいです。

さあ大変、お稽古の方がいらっしゃるまでに二時間もありません。
その間に食事をして、お稽古の準備です。
いつものようにゆったりと食事をして、のんびりと食休みなんてできません。
それだけなら少し急げば何とかなりますが、
なんと今日はお稽古でお出しするお菓子として
「葛切り」を作らなくてはならなかったのです。
黒蜜は昨晩作っておきました。あとは出来立ての葛切を用意すれば。
というわけで、朝食15分、化粧と着物を着るのに25分、茶室の掃除に10 分の超特急。
残りの時間でお稽古の方が見えるまでに、汗をかきかき葛切りづくりをしました。
出来上がったところに、ピンポーン!
ぎりぎり間に合いました。
無事に皆さんに作り立ての葛切りを食べていただけました。

 

話は変わりますが、先日藪内流の御茶席を楽しんできました。

 


席主の方は、陶芸家でお茶人のアメリカ人の方です。
日本名をお持ちです。
他流のお点前やお好みのお道具はなかなか新鮮でした。
席主の方が、気さくにお道具の説明をしてくださり、
お席終了後もお道具を拝見しながら和やかな時間を過ごしました。
その後の点心席のお料理も、飲み放題?のお酒も美味しかったですよ。

会場内のギャラリーでは、
丹波焼を中心とする作家さん達の作品展が開かれており、
それも楽しんできました。
気に入って、手の出るくらいのお茶碗もありましたが、
ぐっとこらえて我慢をしました。
お茶席ではそれぞれの作家さん達の作品のお茶碗で、
お茶もいただけました。

続けての外出で疲れたのでしょうか、
二三日後に微熱を出しました。
次の日から、休む間もなくの稽古でしたからね。
気候のせいかもしれませんが。
梅雨入りしましたね。
ご自愛くださいませ。

 

 


お家元とのつどいに

2024年06月17日 | お茶三昧

「お家元とのつどい」に社中の若い方三人と行ってきました。
暑い一日が想定されましたが、まだ六月半ばなので、
単衣を着て出かけましたが、30度は越えなかったようで助かりました。

総勢1400人が参加ということで、
目白駅からは、貸し切りバスが送迎のピストン輸送をしていました。
われわれもそのバスに乗り込んで会場まで。
茶道人口が減っていると言えども、それだけの人数が集まると壮観でした。
若い方はまだお家元のお点前を拝見したことがないとおっしゃるので、
私もお付き合いして、第一回ということで参加してみました。

受付を済ませるとお呈茶があり、大勢さんで並んで、次々とお茶を一服いただきました。

頂いた後のお茶碗はお土産としてお持ち帰りということで、
参加の記念になりました。
茶箱にでも使えそうな可愛らしいお茶碗です。

呈茶の後は、会が始まるまで時間があるので、
その間にお昼を済ませることにしました。
近くのカフェに行くと、そこは同じ目的の着物姿の方達でいっぱい。
だいぶ待たされて、ぎりぎりでランチを済ませることができました。

開会のセレモニーの後、お家元の「お茶湯」のお点前を拝見しました。
「さすがにまよいのないお点前でしたね。」
などと若い方達の感想です。
そののち、お家元がお点前の説明をしながら、
舞台上でのご指導でした。
「いろいろとべんきょうになりました。」と、
これも若い方の感想です。


休憩時間にロビーに出ると、和服姿の人の波。
こんなにたくさんの着物姿を一度に見るのも壮観です。
皆さん、これもいろいろと和服を着るうえでの参考になったようです。

お茶会ではありませんが、このような一日も、
刺激をいただけて皆さんにはよかったのではと思います。
私も若い方の新鮮な感想を伺いながら、楽しく過ごさせていただきました。

翌日の今日もこれから、気楽なお茶席とお食事のお茶会に出かけます。
続きますが、疲れないかしらね。

 

 


お茶事に招かれて

2024年06月09日 | お茶三昧

まもなく喜寿を迎える私を、お茶事で祝ってくださいました。

「先生の喜寿のお祝いのお茶事をします。」
そんな計画を伝えられたのが半年前。
それから日取りが決まり、場所が決まり。
ご招待状が届き、お返事をしたため、
どのようなお席になるのかしらと心待ちに過ごし。
嬉しい当日となりました。

「師匠冥利につきますね。」とうらやましがられました。

都内の、ビルに囲まれた中にある、オアシスのような茶寮。
淡々斎ゆかりの茶室がおもてなしの場でした。
「このお茶碗で飲んでいただきたい。きっとお好み。」
と選んでくださった御本茶碗や、安南のお茶碗。
和やかにすごせるように、
お客様にあまり手数を掛けないようにとの趣向を凝らし、
型にはまらないないおもてなしでした。
私たちのためだけに清々しく整えられた露地の打ち水の清らかさ。
贅沢な空間と時間を満喫しました。

相客としてお付き合い下さった社中の方々にも大変感謝をしています。
節目の年にまたとない幸せな時を過ごさせていただきました。
私なりに、手塩にかけて育てた弟子の成長した姿も、
嬉しくもまぶしくもありました。

これから私は皆さんに何を伝えられるのだろうと、
更なる精進を誓った一日でもありました。


心和む時間

2024年06月04日 | 日記

 

散歩に出たら、こんな光景に出会えました。
白鳥の親子連れです。
ベンチでのんびり眺めていたら、見知らぬ方が隣に座って、
「可愛らしいですね。」と。
同じような年代の方で、やはりお散歩のようで。
穏やかなお天気の午後のひと時、しばしおしゃべりをして。
心和む時間でした。




 

ミニ向日葵もすくすく育っています。
花が咲くまであとどのくらいでしょうか。
梅雨明けの頃かしら。
植物が育っていく姿もいいですね。




 

二年生でお稽古を始めたお嬢さん、もう三年生になりました。
着付けのお勉強もしていて、自分で着ていらっしゃいましたよ。
浴衣でのお点前にもう夏が来た風情。
こんな姿にも、心が和みますね。
付き添いのお母様も、嬉しそうに眺めていらっしゃいました。

六月に入り、梅雨入りも間近でしょう。
お稽古中に雷を伴う大雨が降ったり、
天候は不安定な時期ですが、
「小雨になるまで、もう一服していらっしゃいな。」と、
それも楽しみながらのお稽古です。

六月もよろしくお願いします。