「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

お祭りに浮かれ

2024年07月20日 | お茶三昧

誕生月の七月。
喜寿を祝ってくださる色々なイベントもほぼ終わりました。
これから又、次の節目の年まで何か目標を持って過ごしまします。


お稽古の日が近くの八坂神社のお祭りと重なりました。
家の前を御神輿や山車が通ります。
近づいてくると、にぎやかなお囃子が聞こえてきます。
江戸っ子で、下町育ちの私は、このお囃子が大好きで、
聴いているだけで浮き浮きとしてきて、もうじっとしていられません。

「あ~来た来た、御神輿が通るわ。」と、
お稽古中なのに、ベランダの近くによって御神輿見物。
そんな後姿を残されてしまいました。

「いつも見られない一面がまたとても楽しい時間になりました。!!」と。
こんな感じだったのですね。
お恥ずかしい。

「お祭りのお囃子に合わせて、お茶を点てるなんていいわね。」
なんて言いながら、この日は浮かれて楽しくお稽古しました。




お菓子は手作りの「朝顔」で。

梅雨も明けましたし、暑い夏を乗り切らなくてはね。

 

 

 


梅雨明け間近

2024年07月15日 | お茶三昧

梅雨明け間近の一日、葉蓋のお点前をしました。
毎年このころになると、
お庭の木の葉を切って、持ってきてくださる方がいます。
お稽古のタイミングが良い方はこのお点前ができます。
まだ稽古が浅くて、やっと今年初めて体験する方がいらして、
せっかくの葉をたたんで捨ててしまうところで、目を丸くしていらっしゃいました。

今日は出かける用事もないので、
午後から和菓子作りをしました。
今年は練切の「朝顔」を作ります。
一度に四個ずつ作り、何度か暇を見て作るので、
これもタイミングが良いと召し上がっていただけます。

お稽古の回数が、月に三回の方、二回の方、一回の方といらっしゃるので、
どうしても皆さんに平等に体験していただけないのです。
私も、あの方はこのお菓子は・・
と思い出しながらお菓子を用意していますが。
まあ、一期一会の出会いを楽しんでください。
「朝顔」お出しするのが二日後なので、即冷凍保存。
写真を撮るのを忘れました。

 


いよいよベランダの片づけ

2024年07月09日 | お茶三昧

先日友人たちと食事をしました。
食後のお茶の場所に悩んだ末、
最近できた銀座のとらやさんのカフェに行ってみました。
和菓子と飲み物のセットで2000円弱。
ゆったりと落ち着いたスペースなので、くつろげました。
飲み物のメニューに、カフェインレスコーヒーもありました。
稽古で抹茶は毎日というくらい頂いているので、
私としては嬉しい選択ができました。

さて、先週お茶事が済んだので、
いよいよベランダの茶庭を片付けることにしました。
秋に始まるマンションの大規模修繕に備え、
ベランダの物を撤去しなくてはなりません。
ウッドデッキや、蹲、枝折度や衝立など、
茶庭の風情を出すために、色々なものを置いてありましたので、片付けるのも大変です。
植木と、蹲と、砂利だけを残してすべて捨ててしまおうと思い、
業者に電話をして、見積もりに来てもらいました。
二か月の余裕があるので、都合の良い日どりも取りやすいと思います。

 

 

いろいろ工夫して楽しんだベランダ茶庭ともお別れです。
次の片づけは私がすることにはならないかもしれませんし、大変だということが分かったので、
綺麗にした後は、いたってシンプルにしておこうと今からどうするか考えています。
ベランダが広くて庭ができると選んだマンションです。
私も若かったですから、どんどん物を増やしていきましたしね。
25年間十分楽しませてもらいました。

今は植木の預かっていただけるところを思案中です。

 

 

 


お茶事、終わりました。

2024年07月01日 | お茶三昧

稽古茶事無事終了。
皆さんお疲れ様でした。

ご亭主は初体験の方。
お茶碗を記念に求められて、茶碗荘のお点前で初使いをされました。
お茶事で茶碗荘の初めての試みでしたが、
初座の床に、御物袋に入れたお茶碗を荘りつけて、
お稽古の時の荘るという意味が解って良かったと思います。

「お菓子を何にしましょう。」
「六月三十日だから、水無月がいいかしら。」
ということで、どこで手に入れようかしらと。
意外とこのお菓子、近くでは手に入りません。
そこで「手作りされたらどうですか。」と言うと、
やってみますということになりました。
私のレシピをコピーして差し上げると、
何回か試作をされて、当日は一番良い出来に仕上りに嬉しそうでした。

お客様も、「今日は夏越の祓で、ぴったりのお菓子ですね。」
と喜んでくださいました。
良かったですね。

お客様は四名。

亭主側は、亭主と半東、懐石担当二人で同じく四人で。

お点前は緊張して少し上がり気味でしたが。

 

少し早いのですが、朝茶事の形式でしました。
水屋もてきぱきと。
私は御簾の陰から時々声掛けをすれば何とかなりました。
責任を持ったのは、風炉の火の下火を入れることと、軸とお花を入れること。



(あら、撮られていました。)

始まる前にご亭主と半東さんと、記念写真を撮りました。

 

今日のご亭主さん、お茶名をいただいて、早く記念のお茶事をと思いつつ、
コロナ禍に阻まれたりして、やっとの実現です。
「失敗したところは、次にリベンジね。」というと、
ほっとしたように、そして次への決意も湧いたように見えました。


初めての経験

2024年06月23日 | お茶三昧

 

ミニ向日葵が咲きました。
本当に可愛らしい向日葵でした。

 

ところで今朝は大変でした。
稽古日に寝過ごすなんて初めての経験です。
スマホのアラームを目覚ましにしているのですが。
何故か手違いでそれがオフになっていました。

それでも普段なら、目覚ましの鳴る前に目を覚ますのですが、
何故か今日に限って、いつもより二時間近くもよく寝てしまっていたのです。
こんなこと珍しいです。

さあ大変、お稽古の方がいらっしゃるまでに二時間もありません。
その間に食事をして、お稽古の準備です。
いつものようにゆったりと食事をして、のんびりと食休みなんてできません。
それだけなら少し急げば何とかなりますが、
なんと今日はお稽古でお出しするお菓子として
「葛切り」を作らなくてはならなかったのです。
黒蜜は昨晩作っておきました。あとは出来立ての葛切を用意すれば。
というわけで、朝食15分、化粧と着物を着るのに25分、茶室の掃除に10 分の超特急。
残りの時間でお稽古の方が見えるまでに、汗をかきかき葛切りづくりをしました。
出来上がったところに、ピンポーン!
ぎりぎり間に合いました。
無事に皆さんに作り立ての葛切りを食べていただけました。

 

話は変わりますが、先日藪内流の御茶席を楽しんできました。

 


席主の方は、陶芸家でお茶人のアメリカ人の方です。
日本名をお持ちです。
他流のお点前やお好みのお道具はなかなか新鮮でした。
席主の方が、気さくにお道具の説明をしてくださり、
お席終了後もお道具を拝見しながら和やかな時間を過ごしました。
その後の点心席のお料理も、飲み放題?のお酒も美味しかったですよ。

会場内のギャラリーでは、
丹波焼を中心とする作家さん達の作品展が開かれており、
それも楽しんできました。
気に入って、手の出るくらいのお茶碗もありましたが、
ぐっとこらえて我慢をしました。
お茶席ではそれぞれの作家さん達の作品のお茶碗で、
お茶もいただけました。

続けての外出で疲れたのでしょうか、
二三日後に微熱を出しました。
次の日から、休む間もなくの稽古でしたからね。
気候のせいかもしれませんが。
梅雨入りしましたね。
ご自愛くださいませ。

 

 


お家元とのつどいに

2024年06月17日 | お茶三昧

「お家元とのつどい」に社中の若い方三人と行ってきました。
暑い一日が想定されましたが、まだ六月半ばなので、
単衣を着て出かけましたが、30度は越えなかったようで助かりました。

総勢1400人が参加ということで、
目白駅からは、貸し切りバスが送迎のピストン輸送をしていました。
われわれもそのバスに乗り込んで会場まで。
茶道人口が減っていると言えども、それだけの人数が集まると壮観でした。
若い方はまだお家元のお点前を拝見したことがないとおっしゃるので、
私もお付き合いして、第一回ということで参加してみました。

受付を済ませるとお呈茶があり、大勢さんで並んで、次々とお茶を一服いただきました。

頂いた後のお茶碗はお土産としてお持ち帰りということで、
参加の記念になりました。
茶箱にでも使えそうな可愛らしいお茶碗です。

呈茶の後は、会が始まるまで時間があるので、
その間にお昼を済ませることにしました。
近くのカフェに行くと、そこは同じ目的の着物姿の方達でいっぱい。
だいぶ待たされて、ぎりぎりでランチを済ませることができました。

開会のセレモニーの後、お家元の「お茶湯」のお点前を拝見しました。
「さすがにまよいのないお点前でしたね。」
などと若い方達の感想です。
そののち、お家元がお点前の説明をしながら、
舞台上でのご指導でした。
「いろいろとべんきょうになりました。」と、
これも若い方の感想です。


休憩時間にロビーに出ると、和服姿の人の波。
こんなにたくさんの着物姿を一度に見るのも壮観です。
皆さん、これもいろいろと和服を着るうえでの参考になったようです。

お茶会ではありませんが、このような一日も、
刺激をいただけて皆さんにはよかったのではと思います。
私も若い方の新鮮な感想を伺いながら、楽しく過ごさせていただきました。

翌日の今日もこれから、気楽なお茶席とお食事のお茶会に出かけます。
続きますが、疲れないかしらね。

 

 


お茶事に招かれて

2024年06月09日 | お茶三昧

まもなく喜寿を迎える私を、お茶事で祝ってくださいました。

「先生の喜寿のお祝いのお茶事をします。」
そんな計画を伝えられたのが半年前。
それから日取りが決まり、場所が決まり。
ご招待状が届き、お返事をしたため、
どのようなお席になるのかしらと心待ちに過ごし。
嬉しい当日となりました。

「師匠冥利につきますね。」とうらやましがられました。

都内の、ビルに囲まれた中にある、オアシスのような茶寮。
淡々斎ゆかりの茶室がおもてなしの場でした。
「このお茶碗で飲んでいただきたい。きっとお好み。」
と選んでくださった御本茶碗や、安南のお茶碗。
和やかにすごせるように、
お客様にあまり手数を掛けないようにとの趣向を凝らし、
型にはまらないないおもてなしでした。
私たちのためだけに清々しく整えられた露地の打ち水の清らかさ。
贅沢な空間と時間を満喫しました。

相客としてお付き合い下さった社中の方々にも大変感謝をしています。
節目の年にまたとない幸せな時を過ごさせていただきました。
私なりに、手塩にかけて育てた弟子の成長した姿も、
嬉しくもまぶしくもありました。

これから私は皆さんに何を伝えられるのだろうと、
更なる精進を誓った一日でもありました。


お茶会を楽しんできました

2024年05月02日 | お茶三昧

友人の所属する支部の、恒例の五月の茶会。
今年はあいにくの雨に見舞われてしまいました。
午後からは本降りの予報に、濡れるのを覚悟して和服で出かけました。
会場が都内の結婚式場ですので、和室がありませんから、
お点前は舞台をしつらえて見せていただけますが、お客様は皆椅子席です。
これが、畳に座ることが大変になってきた私たちには、とてもありがたいことです。

グループごとに時間が決められていて、
濃茶席、薄茶席、立礼席と流れるように待ち時間もなく進みます。
わたしたち一行が予約した時間帯は、
十時半に受付で、十二時半からお点心をいただいて終わるという、
二時間半の行程で、丁度よい時間帯でした。
お点心がまた、結婚式場の美味しい本格的な和食が頂けるのも嬉しいです。
皆さんに好評のお茶会で、私たち一行、社中の方と、私のお友達は、皆、
去年も参加して今年もという方々ばかりです。

お心入れのお道具も素晴らしく、目の保養をさせていただきました。
そしてお菓子も又、季節感あふれる美味しいお菓子でした。
私には掟破りになるカフェインですが、
濃茶、薄茶と、三服ちゃんと頂きました。

写真はお菓子だけ撮りました。

濃茶席‣玉柏きんとん

薄茶席・あおば羹

立礼席・兜 菖蒲


久しぶりのお茶会が雨というのは残念でしたが、
初風炉の清々しいとても良い時間でした。
やはり、出向いていけるうちは(げんきでいなくては)、
機会があったらできるだけお茶会には参加したいと思いました。

さて今日からは、風炉のお稽古を始めています。


ひなまつり

2024年02月26日 | お茶三昧

昨日はお茶事でした。
趣向は「ひなまつり」
お香合のお雛様が愛らしいすがたで。

 


今回はご亭主の方がベテランでしたし、お水屋も経験豊富な方達でしたので、
私は本当に口だけで済みました。
でも、ベテランでもおかしなことをしてしまうのが、
本番の面白さでしょうか。
陰で正客との問答を聞いていて笑ってしまうこともありました。
お菓子の銘なども、「桃きらら」が「春うらら」になってしまったり、
「花兎」が「雪兎」になってしまったり。
それでも伝説になるような出来事がなくて、
まあ無事に済んだというところでしょうか。

いつもお料理の写真を撮れずにいるのですが、
今回は半東さんが水屋で持ち出す前に写真を撮っていてくれました。




この茶事のために、お雛様を出さずにいたのですが、
今日はやっと出すことができ、床の間を占領しています。
毎年ながら、お雛様のお顔を眺めると、ああ春が来たのだわと嬉しくなります。
我が家にいらして25年のお雛様。
そのお顔に、心なしか貫禄が付いてきた様に思えるから不思議ですね。


台目切もできます

2024年02月13日 | お茶三昧

茶室の炉の切り方は八通りあります。
その一つが本勝手台目切ですが、
もちろん我が家にはそのような茶室はありません。
でも何とかお稽古がしたくて、
場所を区切ったり、しつけ棚ふうなものを据えて、
工夫して台目切のお稽古をしたいと思いました。
ある時そんな話をしたら、社中のとても器用な男性の方が、
早速その装置を作ってきてくださいました。
嬉しや、やっと二月の後半はそのお点前ができます。
これで、八炉全部のお点前のイメージを持っていただけます。
本物には程遠く、そんな子供だましのような物でと笑われそうですが、
何事も工夫すればできるというのが私のモットーですのでね。

ところで先日膵臓のその後の検査で、異常なしと結果が出ました。
脂質を控えた食事を心がけて頑張っていますので、一安心です。
おかげて体重はだいぶ落ちましたが、体調は良いようです。
これで少しおきて破りの機会が増えそう。
ちょっとだけなら、あれも、これもと、楽しみが出てきました。
でも油断はしないようにしないといけませんね。
二月はあと二回、食事会の予定があります。
少しリラックスして、美味しいお料理(和食)が楽しめます。


寒さの峠

2024年02月06日 | お茶三昧

立春も過ぎましたが、今が寒さの峠でしょうか。
昨日は積雪もある雪に見舞われましたね。
出かけていたのですが、早めに切り上げて帰ってきました。
何年か前の大雪のお茶会を思い出しました。

お稽古は、一月後半は筒茶碗を使って、絞り茶巾をしました。
そして二月に入り、逆勝手でお点前をしています。
季節を感じるお点前を楽しんでいるうちに、春はもうすぐそこですね。

可愛い方のお稽古も進んでいます。
付き添いのお母様は、リビングで待っていてくださるのですが、
一生懸命、私の横でまねをしてお稽古している姿を見て、
「隠し撮りをしてしまいました。」と。
私も映っていたのですが、歳の差約70才の姿はカットです。
まだまだ鉄瓶は扱えないので、小さなポットを使っています。
それでももうすぐ三年生。
できることもだんだん増えてきますね。
吸収力の速さはやはり若さです。

暖かな日が少しずつ増えてくることを期待して、
今月もお稽古をしましょう。


新年の茶会も終わりました

2024年01月23日 | お茶三昧

新年の社中顔合わせの茶会が終わりました。
予報通りの雨でした。
広間と小間の二席に辰をたくさんそろえたので、
雨を呼びすぎたのでしようか。



茶入・・瀬戸の肩衝 銘「清友」
茶杓・・「千代の栄」 
仕覆・・紫地龍丸紋錦

今年は何年かぶりに私がお点前をして濃茶を飲んでいただけました。

足の手術をしてそろそろ五年が経ちます。
何とか正座をして、嶋台のお茶碗で、
重ね茶碗のお点前をすることができました。
大きな嶋台のお茶碗を重ねて持ち出しましたが、
いまだ心配ですから濃茶もまだ各服点てです。
かげ点てのお茶も各服ですので、
お水屋も手際よくお出しできるように、色々と工夫をして大奮闘。



おかげでとてもスムースに進み、
私のお点前が終わるまでに、皆さんにお茶をお出しすることができました。

昨年は午前組と午後組の二部制にしましたので、
濃茶席が二回で、時間的に忙しい思いをしましたが、
今年はとてもゆとりが持てました。
お昼のお弁当も到着を待って早めに頂けました。



午後は、小間席との調整の合間に、
皆さん久しぶりにのんびりと歓談ができたようです。
稽古日が違う方達は、年に一度の逢瀬ですもの。


こんな光景もたくさん見られました。

広間の薄茶は、おかわりをしていただきました。
おかわり用のお菓子は、おみくじ付煎餅。
皆さんの今年の運勢を占っていただきました。
私は水屋でお相伴でしたが、大吉を引き当てましたよ。

帰るころには雨も上がり、終わりよければすべてよしと、
楽観的な私の総括でした。
皆さん今年も、お茶をたくさん楽しみましょう。


お茶会の準備

2024年01月15日 | お茶三昧

綺麗な柚子をたくさんいただきました。
早速の柚子三昧で、なににでも柚子です。
柚子の香りで、お料理が一味違うので楽しめますね。

社中全員の顔合わせの新春茶会が近づきました。
先週、市のお茶室に正式に手続きを済ませてきました。
お借りするお道具、持ち込む道具の一覧表も作成して、
今日はいよいよ道具を出して荷造りの準備です。
あれは何処に・・これはあそこだったかしら・・と、
前日でないと準備できない物以外はすべて出したはずです。
と何とも頼りない言い方ですが、最近時々抜けることもあるので、
一覧表を見ながら二重三重のチェックをしないと、安心できません。

今週末の天気予報は雨模様とか。
何とか念力で、雨など降らせないようにしたいです。
干支である辰のお茶碗やお菓子も使います。
龍は雨を呼ぶそうですから、心配しています。

さて、新年もあっという間に15日の小正月。
小豆粥をいただく習わしですね。
お正月の行事もこれで一段落。
これからは、一年で一番寒い時期です。
体調に気を付けて乗り切りましょう。

 


後輩は小学生

2023年12月19日 | お茶三昧



毎年頂くお菓子の家ですが、
いつも少しずつ皆さんと食べてしまって、クリスマス前には形が無くなります。
今年は眺めることを目的にして、
きれいなままクリスマスを迎えさせてあげようと思います。

お稽古に通われる方々は、皆さん私より年下です。
私が60代のころは、年上の方もいらっしゃいましたが、
高齢になられて、通うことが難しくなりました。
今は後期高齢者の私が押しも押されぬ最長老です。

「後輩が入門されましたよ。」
と30代方にお知らせすると、
「わあ」と顔をほころばせて。
20代で入門されたその方も、何時しか気が付いてみると30代半ば。
それでも周りはお姉さまばかりです。
やっと先輩になれましたと喜びましたが、
でもその後輩は、小学校一年生と二年生なのです。
歳の差ありすぎですね。

私も何十年かぶりの小さい方とのお付き合いです。
そのエネルギーに負けないように頑張らなくては。
でもさすがに若い。
小さな体で、動作はおぼつかないのですが、
教えたことを何でもすっと吸い込んでしまうので、頼もしいですよ。
お母様は、お一人は一緒にお稽古、
もうお一人は独身時代に通われていた方で、今回は付き添いです。
でもお稽古を見守りながら、
「こんなのんびりした時間は、家では持てないので、癒されてます。」
と、娘さんの点てたお茶をおいしそうに味わっていました。
ハラハラしながらの付き添いも、大変だと思いますが。

 


初陣

2023年11月14日 | お茶三昧

12月をおもわせる寒い一日でした。
若い方が、お茶事の亭主初体験をしました。
まさに初陣ですね。
周りを固めるのは皆さん年上のお姉さま。
お水屋はベテランぞろいで、一丸となって支えて差し上げましたので、
緊張の中にも大過なく最後まで務めることができたとおもいます。



皆さん退院直後の私を気遣ってくださいましたので、
私は下火を熾して、お湯を沸かす準備くらいで、
あとは初めてのご亭主さんに、
ご挨拶も言葉のアドバイスなどをして口だけ時々出せばよく、
今までになく手のかからないお茶事でした。
それだけ皆さん経験を積んで、考えて動けるようになったということで、
とても嬉しく思いました。

濃茶は各服点てで、薄茶はすべて替え茶碗でしました。

千鳥の盃は、感染対策で、同じ杯を飲みまわすわけにはゆきませんので、
そこだけはまねごとにしましたが。

始めてで、お客さんも四名ということで、三時間半には納まりませんでしたが、
思ったより流れもよくできましたので、合格ですね。
初めてのお客様も、正座の大変さに耐えなくてはならなかったこと以外は、
とても楽しく、良い経験をさせていただきましたと、喜んでおられました。

私も前日と当日、それなりに動きましたので、
退院後間もないので疲れが出ないかと心配でしたが、
何とか乗り切れました。

「やはりお茶事は良いですね。」と、皆さんの感想です。
お疲れ様した。