「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

復活もあれば・・・

2022年08月29日 | 日記

久しぶりにオペラ鑑賞をしました。

演目は「仮面舞踏会」

会場はひところのようなピリピリとした雰囲気はなく、
感染対策を取りながらも、リラックスしたムードが流れていました。
レナート役のバリトンの村田孝高さん。
コロナ禍でも、幾つもの公演が中止という事態に直面しても、
出来る限りの努力を続けて、気持ちを繫いでいらしたのでしょう。
更に磨きのかかった歌声を堪能させてもらえました。
終わってのロビーでの出演者の挨拶もあり、
華やいだ雰囲気の中で、皆さん記念写真などを撮っていました。
少しずつ少しずつ日常に向かって復活しい行っていることが、肌で感じられました。
まだ一抹の不安がないわけではありませんが、やるべきことをやりながら、日常へと、
それがこれからの過ごし方なのだろうかと思いました。

そんな明るい兆しに、気持が楽になったのに、
「閉店」の張り紙を目にして、淋しい思いもしています。
市内で古い歴史を持つ料理屋さんが今月でお店を閉めました。
私も何度かお店のお座敷でお料理を頂いたことや、
宅配のお弁当を頼んだこともありました。
歴史ある建物の風情が目を楽しませてくれていたのですが。
お稽古の皆さんとも、
「あの時の松花堂弁当が最後になりましたね」
と、閉店を惜しんでいます。

コロナの流行から二年半、
一度は行ったことのある「あのお店が」という老舗が、
どんどんと消えてしまって信じられない気持ちでいます。


気楽に選んで、駄目でもともと

2022年08月23日 | 日記

珈琲を飲みながら、CDを流して、
図書館で借りてきた本を読む。
これがこの頃の、私のリラックスタイム。

新刊のどうしても読みたい本は買うこともあるが、
過去に、興味があって読み逃した本とか、
手元にあれば読んでみようかしらというよう本は、
図書館で借りるに限る。
もし期待外れだったとしても、家の中に本が貯まる心配もない。
気楽に選んで、駄目でもともとだ。
だから最近は、時間があれば、
散歩を兼ねて、せっせと図書館通いをしている。



 

この一週間はこの二冊。
本を閉じるのは、睡魔が襲ってきたとき。
どんな面白い本でも、午後の二時ごろと、夜就寝前に読むと、
決まって眠気はやって来るもの。
そのまま昼寝か、おやすみなさいに移行する。

以前なら、稽古のない日は必ず出歩いていた私。
コロナのおかげでこんな時間が増えた。


そろそろかしら

2022年08月18日 | お茶三昧

朝から雨模様です。
少しくらいの雨なら涼しいので、図書館まで行こうと思いましたが、
その気持ちをそぐほどの強い雨脚に、午前中に出て行くことは断念しました。
今日は午後からお稽古の方が見えますし、又の機会を見つけましょう。
というわけで、時間が取れてPCの前です。

今月は、濃茶は立礼で、薄茶は茶箱などをしていただいていますが、
濃茶のお点前が終わって、
「茶箱は畳に座ってしましょう。」となるのですが、
「お薄もこちらでしたいです。」と。
そろそろ正座や、立ち座りが大変になった方は、
立礼のお点前は足が楽で、味を占めてしまうかも。
先日も他の方が、
「立礼いいですね。これからはこちらに移行していきたいです。」
とおっしゃっていてましたっけ。
お若い方にはまだまだそんな話は他人事でしょうが。
私だって、七十才までは何の苦痛も感じなかったのですが、
膝を痛めて手術をしてからは、正座は必要最小限になりました。

こんな話題が出てきて、
さあそろそろお茶事も立礼でしてみようかしらと思うようになり、
我が家でそれをするには、どのようにできるかしら、
何が必要かしらなどと、考えを巡らすようになりました。
こうやってあれやこれや工夫できないかと考える時間が、
私の脳を活性化させてくれてます。
有難いことです。


夏の名残と秋の訪れ

2022年08月16日 | 日記

駅前での用事を済ませての帰りです。
「そうだかき氷!!」
と汗いっぱいの体を冷やすべく、たい焼きやさんに飛び込みました。
たい焼きとかき氷、面白いマッチングですね。
たくさんは食べられないと、一番小さくて、シンプルなものを注文。
今年の夏の初めてのかき氷をこれで十分に堪能しました。
おやつのたい焼きもぶら下げて、冷えた体は帰り道の半分くらいは持ちました。


エントランスには今、たくさんのユリが咲き乱れています。
暑さ寒さが思い通りに廻らない昨今でも、花は健気に咲きます。
物言わぬ姿に見とれてしまいますね。

お盆休みも終わり、八月の後半の稽古も始まります。
もう夏を振り切って、秋ですよね。

「金襴手秋草茶碗」
稽古の茶碗も萩の絵です。
一服いただきました。
寄付きには「月無心」の短冊を。
皆さんに秋の訪れを感じていただきながら、残暑を乗り切ろうと思います。

 


流れていました

2022年08月12日 | 日記

昨日はご心配をおかけしました。
お見舞いをいただいた方、ありがとうございます。

今朝一番で専門医で検査をしてもらいました。
診察室に入ると、
「いまは痛くありませんか」
「はい」
「すっきりした感じですか」
「はい」
「画像に石は見つかりませんね」
「・・・」
「昨日のうちに流れたのかもしれません」

ということで、最後の主張をして、結石はどうやら出て行ってしまったようです。
半日の間に、色々な情報が入り、
自分はどのケースかしらと心配していたのですが。
あっさりと一件落着してしまいました。
ただ、腎臓の中に予備軍がいるようで、
今後定期的に見守っていきましょうということになりました。

今回のことでも、天下泰平の日々などなく、一寸先は闇ということがわかりました。
だからこそ一日一日大切に過ごしたいです。

お騒がせしました。

 

 

 


それぞれの夏だけれど・・・

2022年08月11日 | 日記

「職場でコロナ感染者が出て、濃厚接触者になったので。」
とお休みの連絡。
とうとうコロナも近くまで忍び寄って来たかしら。
隔離期間が無事に過ぎますように。

「漢検三級合格しました。次は準二級です。」
嬉しそうな社中の若い方。
「お茶にも役立つかと思って」とは頼もしいです。
暑い夏もこんな目標があると難なく乗り越えられますね。

「八月からお稽古を再開と思っていたのですが、コロナがまだ下火にならないので、
もう少し様子を見ます。」という連絡も。
何年も間が開いていて、最近再会を決意したばかりなのですが。

私と言えば、先日久しぶりに整体院に行って体をほぐしてもらいました。
膝の手術をしてからは、
体を触られるのがちょっと怖くて、行くこともなかったのですが。
なんでもっと早く来なかったのかしらと思うほど、すっきりしました。
徒歩で5分の距離ですから、これからはもう少し豆に通おうと思いました。
整体院の先生は、月に何度か市の施設で、
「コンディショニング体操」という講座を開いているそうなので、
これを機会にそこにも参加することに決めました。

相変わらずの猛暑と猛コロナをかいくぐって、
皆さん良くも悪くも、それぞれの夏を何とか無事に過ごしているなと思った矢先。
私は今朝急な脇腹痛に襲われました。
今日は祭日だし、我慢ができなくて、救急車を呼ぶことに。
検査の結果、尿路結石ということでした。
また「石!!」だと・・
一年半ほど前に「耳石」で眩暈。
こんなにも"石"は人間に悪戯をするものなのかと思いました。
他にも検査してほしいところもあり、
明日、専門の病院でこれからの治療法を相談します。

なんという夏でしょう。

 

 


とにかく暑いです

2022年08月03日 | 日記

昨日はここらあたりも、37度を超える気温を記録しました。
とにかく暑いですね。
エアコンの効いた室内にいるのですから、関係ないと思うのですが、
建物全体を覆う熱に、なんとなく圧迫感を感じてしまうのでしょうか。
気のせいか食欲も出ないので、気分転換に午前中は一服点ててみました。
ギヤマンの黒いお茶碗です。
この時期には一度は出して使います。

明日から八月の稽古が始まりますので、
道具の入れ替えを少ししました。
盛夏の趣向も一週目くらいまでですね。
外がどんなに暑くても、立秋を過ぎると秋の訪れを感じさせたくなります。
そうやって、この暑さももう少しというかすかな希望を見出したいものです。

四五日前に図書館に本を返しに行き、代わりに借りてきた本の一冊です。
「旅」という字に誘われて、何気なく手に取って読んでみようと思いました。
著者が、50代後半頃の旅のエッセイ集です。
読んでみると、それよりずっと年齢が上の今の私の心境にぴったり当てはまり、
共感する言葉がたくさんありました。
まだそのような年代の時は私には考えもしなかったことですが、
50年以上も時代が違うと、年寄という自覚の始まりも早かったのでしょうか。
やたら老いてきたことへの心や体に沸き起こる現象を語る言葉が、
今の私にはとて心に沁み、「そうそう同じ」と膝を打ってしまいました。
他のテーマであと二冊ほど並んでいたので、次回はそれでも読もうかと思います。
一緒に借りてきたほかの本は面白くないので、すぐに置いてしまいましたが。

CDはクラシックのバイオリンの調べ。
本を読むのにちょうどよいBGM になりました。
これは次回はピアノ曲にしてみようと思います。

それにしても今日も気温はうなぎのぼりでとても外出などできないので、
少しでも涼しい日を狙って、図書館まで往復します。