「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

 貴人点・アイスクリーム添え

2011年03月30日 | お茶三昧

ただいま旅行中ですが、さびしいといけないので、予約投稿を。
しまごろは旅先で、美味しいものを食べていると思ってくださいね。


先週のお稽古の時の話です。

「見たら食べたくなってこんなもの買ってきてしまいました~」
お土産はアイスクリームでした。

「冬のアイスクリーム美味しいのよね。」
「こたつでアイスクリーム最高よね。」
皆んなお楽しみがひとつ増えて嬉しそう。

一点前終わるまで、冷凍庫に入れてとおいてと・・

「さあ休憩して食べましょう」と出してきたらカチンカチン。
仕方なく早く溶かそうと炉のそばに並べて、
次の方のお点前に入りました。



お点前途中でちょんちょんと触ると、丁度いい感じになってきたので、
お菓子と一緒にアイスも食べて、
抹茶ミルクのような「お薄」を頂きました。
炉を囲んでのアイスクリームも最高でしたよ。

今日のお点前は「貴人点・アイスクリーム添え」でした。



茶庭をちょっと復活

2011年03月29日 | お茶三昧

四月の初めにお茶事を控えています。
計画したころは桜の花も満開に近いかと思っていましたが、
今年の桜は例年になく遅いようですね。

それでも少しは日差しの暖かかった昨日の日曜日、
大規模修繕で一度更地となってしまったベランダの茶庭を、
少しは復元しておかないとと腰を上げました。



山野草の苗を鉢に植え、これからが楽しみです。

植え木も少し運び込みました。

最低でも蹲踞がないと形にならないと、
にわか仕立てで何とかし上げましたよ。



あとは枝折戸を取り付ければいいかしら。

これからゆっくり考えて仕上げていきますから、
今回はこれで許して頂きますね。

ご出産おめでとうございます。

2011年03月27日 | 日記

ただいま産休中の方が、
先日無事に女のお子さんをご出産されました。

父娘でお稽古なさっているので、お父様が写真をDVDにやいてきてくだいました。



写真を見ると可愛い~~~
みなさんにも写真の一枚をお見せしたくなりました。
横向きだから、肖像権大丈夫ですよね。

お父様はこれでおじい様になりました。
大きな災害の後で、落ち着かない中の出産は大変だったでしょう。
でも今はご実家で、ご両親と親子三代で安心して過ごされているとのこと。
赤ちゃんを囲んで忙しいけれど嬉しい毎日でしょうね。

嬉しいニュースと赤ちゃんの可愛い寝姿が、
このところの暗い話題を私から吹き飛ばしてくれました。
お健やかに育ちますように、お祈りいたします。


裏千家我孫子茶道教室


土鍋でご飯を炊く方法

2011年03月23日 | 美味しい話

ご存知でしょうが、
ネット出見つけたレシピでご説明しますね。
私がくどくど書くより早いので。


材料
米1合、水1カップ( 200cc)

炊き方
1.お米を1合(180cc)計る。(ジャーに付いてる計量カップで1杯)

2.炊く30分以上前に米をといで、ザルで水切り。

3.土鍋に米と水1カップ(200cc)を入れ、蓋をして中火にかける。

4.中火にして5分ほどたつと、ブクブクが上がってくるので、
火を弱め、吹きこぼれないほどの火力に調節する。

5.そのまま10分間炊き続ける。  
 絶対に蓋を開けない!

6.10分たったら、強火にして10数え、火を止める。
耳を澄ますとチリチリと、オコゲができてる音が聞こえるので、それを確認すること。 
 香ばしい匂いがしてるかどうかもチェック!

7.15分間蒸らす。蓋を開けない!15分後に蓋をあけると炊けている!


普通の鍋でも炊くことができます。
ホーロー鍋などの厚い鍋なら土鍋と変わらずおいしく炊きあがるそうです。
皆さまお試しあれ。

節電で、土鍋でご飯炊き

2011年03月21日 | お茶三昧

「計画停電でもお茶事はするのですか」
と、四月の初めにお茶事を予定しているグループの方から訊かれました。

「大丈夫ですよ。お湯は炭で沸かすし、昼間なら、電灯を点ける必要もないし・・
電気を使わなくても、お料理は出せるし・・何も困らないですよ」

考えてみれば、お茶事は昔は電気なんか無くても、できたのですものね。
ご飯も鍋で炊けばいいのです。

そこで思いつきました・・・・

電気炊飯器は消費電力が大きいと聞いていたのもあり、
食事時の節電のため、土鍋でご飯を炊くことにしました。

土鍋で炊いたご飯は美味しいと聞いていたのですが、
スイッチを入れれば勝手に炊いてくれる炊飯器を、やはり便利に使っていました。

これを機会に土鍋でと、、鍋用の土鍋を出してきて即実行しました。
三合炊きましたが美味しかったですよ。
少ない方がたき加減は難しいようですが、次は二合で試してみようとおもいます。
炊飯器より時間もかからないし、節電にもなるし。
タイマーをセットして、火を止めるのさえ忘れなければ大丈夫です・・。

地震から十日・・余震の揺れにも慣れましたが、
節電生活にも大分慣れましたね。

畳の場所交換をしてみました

2011年03月20日 | お茶三昧

地震から十日。
少しずつお稽古の方も見えるようになりました。
出席率はまだ五割くらいです。

ガソリンが調達できた方
自転車で来られる方
歩いてこられる方・・・・
皆さんとはお稽古を始める前に、
まずはきまって地震の時の話でひとしきり・・ですが。


ところで地震が起きる前の話ですが。
お稽古場の畳がだいぶ傷んできたので、去年の秋ごろからずっと気になっていました。
「そろそろ畳替えをしようかしら」そんな風に言うと、皆さん首を振って、
「あまりきれいになると、安心してお湯がこぼせません~」と。
その気持ちもわかりますがね。何時までも安心されても困るのですよ。

そんなことを言いながらも、毎日気にしていたのですが、
ふと、「そうだ畳の場所を入れ替えてみようかな」と思いつきました。
何しろ点前座の畳が一番ひどく傷んでいます。
皆さんのおみ足やお膝でスリスリしますから、擦り切れてしまっていますし、
お湯屋お茶もたくさんしみていますし、とても目立つのです。

でも和室の畳はどことでも取り替えられるわけではないのですね。
ちゃんと収まる場所が決まっているようで。
とくにマンシュンなどは、正しい六畳になっていないのでしようか、
畳の大きさがすべて同じではない。
そこで絶対に納まる二枚をみつけましたよ。
踏み込み畳と点前畳です。

お稽古中にそんな話をすると、
居合わせた皆さんが、「では人手のある今やってしまいましょうよ。」
善は急げとたちまち交換作業に取り掛かってしまいました。
女でも四人いればあっという間に入れ替え終了す。
「有難うございます」と願いどおり点前座がきれいになりました。

まあ・・汚いところが目だたないところに移動しただけですが、
でもそれだけでちょっと気分が変わりましたよ。
被災して、家が流された方達を思えば、
畳の擦り切れくらいもう少し我慢しましょう。


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津波で消えた六角堂

2011年03月19日 | お茶三昧
地震後の読売新聞のニュースでこんな記事が。


 「文化庁の12日午後6時現在のまとめによると、
岡倉天心ゆかりの登録有形文化財「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」(茨城県北茨城市)
が津波によって消失するなど、9都県で21件の文化財被害が確認された。
六角堂は天心率いる日本美術院が北茨城に拠点を移す際、
1905年、思索の場所として天心が自ら設計した。・・・」




六角堂にはずいぶん昔に一度訪れたことがあります。
岡倉天心の「茶の本」を読んだ事もあり、
六角堂のある五浦はそう遠くもないところなので出かけて行って、
とても興味深く見学してきた記憶があります。

「茶の本」は岡倉天心が、日本の文化「茶道」を語るために、
初めから英語で書かれた本です。
私はお茶を初めて間もないころに、この「茶の本」という題名にひかれて読んだのですが、
難解だけれど、とてもドラマチック(こんな表現破片かもしれませんが)な内容に、
良く理解できないままに、でもとても惹かれたのを思い出します。
折に触れて時々、思い出したように、初めて読んだ時の気持ちを確かめるように、
何度か読むことがありました。

40年たって、あらためて読んだ時は、さすがに長くお茶にかかわってきたので、
自分の中で理解できる部分はずっと増えましたが。
それが初めから外国語で描かれているために、
訳者の解釈で微妙に違う表現に、翻訳ものを読むような面白さも感じました。

お茶を始めた方に、一度は読んでみたらと薦める本ですが、
薦めながら持っている本を貸してしまうので、その本が探すといつも手元にありませんが。
本とは貸したら帰ってこない確率90パーセントですね。
読んでくださればそれで良いのですが。

六角堂が今回の地震による津波で流されたのは残念ですね。
他にも海岸沿いには保存したい遺産がたくさん点在していたでしょうに、
それらを大切に守り続けてきた人たちの気持ちもさぞかしと思います。




卒業式が無事に終わりますように

2011年03月18日 | 日記
今日は先生をなさっているお弟子さんが、
卒業生を送り出す日です。

しばらく箪笥の中に眠っていた私の袴をお貸しすることになり、
ついでに着付けもしてさしあげる事にしました。

「明日は朝早くからご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
六時半に伺わせていただきます。」
ということで、いつもより少し早く、
六時に起きてコーヒーなど入れてお待ちしていました。

私より一回り体格の良い方ですので、袴が短いかしらと思いましたが、
何とかおさまさて良かったです。
出来上がって早速、
「写真撮らせてね !」「どうぞ~」と一枚記念にパチリ。



ブログに掲載されるのは覚悟の上だと思いますが。

大地震があってから、一週間が過ぎ、少しは落ち着いたとはいえ、
卒業式が無事にできるかは心配だったと思います。
子供たちにとっては一生に一度のことです。
皆さんでお祝いをして送りだしてあげたいですものね。
直後はたくさんの学校での中止の報道も聞かれたので、心配していました。

無事の挙行、本当に良かったです。
最後まで無事に終えることができますように。
晴れの袴姿が、最後まで乱れませんように。
お顔はきっと、別れの涙と花粉症で、ぐしゅぐしゅかもしれませんが。


裏千家我孫子茶道教室



今思うこと

2011年03月16日 | 日記
地震から五日が経ちました。
もう五日、まだ五日・・・
なんだかたくさんの時間があっという間に過ぎたように思えます。
離れ離れに避難された方達の家族の再会に涙し、
家族を探して、大津波に流された町をさまよう被災者には声も出ません。
もうこのような光景は見たくありません。

そんな気持ちでテレビの画面から目をそらすと、
またカタカタという地震の揺れを感じて、
この不安の収まるのはいつなのかと落ち着かない気持ちになります。

日本中が何とかしなくてはならないと思っている今、
私のできることは何なのでしょうか。
お茶を教えるしか何もできない、アラカンおばさんは、
それでも真剣に考えています。

まずは何とかお稽古に来られた方には、
せめてゆっくりとした時間を過ごしていただいて、
それぞれが自分たちのできることに力を注げるように、
一時の平和な時間を過ごしてもらうことでしょうか。

地震の直後は、目の前のことをどうにかすることに必死だったけれど、
そろそろ疲れがたまるころでしょう。
張り詰めた緊張が解けたときに、
悲しみや、恐怖の感情ははどっと押し寄せてくるものでしょう。
お見舞いの言葉を掛けることも慰めになるでしょうが、
音楽でも、芝居でも映画でも、スポーツでも何でもよいから、
しばしそれに夢中になれる時間が疲れを癒してくれるかもしれません。
体の安全が確保されてからの、心ケァーの方が大変なのでは。

私達は今あるものを大切に上手につかい、
自分の身を守るだけのために、品物を買い占めたりせずに、
必要なものを被災地に少しでもたくさん送りこむことが求められているのに、
スーパーで必要以上に買いこむ姿には、少し悲しい思いがします。

さあ頑張ろうよ・・
私も少し心を奮い立たせています
一日も早く前を向いて歩きだせますように。

今はそれを祈るのみです。


プログをご覧の社中の皆さんへ  
 予定通りの日程で教室を開いています。
 お見えになれる方はどうぞご心配なくいらしてください。

 交通機関その他で、いらっしゃれない方は、
 無理をなさらずに、ご連絡だけ頂ければと思います。
 今は安全を一番に過ごしてください。

ベランダ茶庭復活に向けて

2011年03月15日 | お茶三昧

今日は、小学校の六年生と、四年生を対象にした、

茶道体験が予定されていました。

しかし会場の小学校に行く交通手段が不確かなので、

昨日の時点で、中止をすることになりました。

子供たちも楽しみにしていたとのことで、本当に残念です。



昨日から始まった計画停電は、私の住む地域も予定されていましたが、

何とか昨日は回避できました。

でも今日も午後から予定されているので、準備はしておこうと思います。

冷蔵庫の中身は、冷凍のものから食べていくことにしましたよ。






昨日は停電になったら何もできないので、

思いついて、ベランダの復旧に取り掛かりました。

大規模修繕で片付けておいた、ウッドブロックを出してきて、

ベランダの和室側に敷きました。

今度は、ベランダの三分の二を和風庭園に、

三分の一を洋風にと考えて区切ることにしました。

これから少しずつ仕上げていくつもりですが、

まだ材料を買いに行く事ができないので、

まずは残しておいたものだけを出して取り付けました。



皆さんからアイディアも頂いて少しずつ仕上げていきますね。


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地震の影響が続きます

2011年03月14日 | 日記
地震から三日目になりました。

電力不足になり、停電が計画されていますね。
私の地域は第五地区ということで、
午後3:20~7:00に電気が止まります。
実施されるとエレベーターが止まり、水も出ません。
不便ですが、仕方がありませんね。
予定をして準備しておけば大丈夫ですね。
極力節電に協力しなくてはなりません。
しばらく続くことが予想されますから、
その時間のお稽古にはちょっと影響がありますが。
でも幸いに夕方の五時・六時当たりは、
一番お稽古の方が少ない時間でもあるので、
何とかしのげると思いますが。

地震の被害ですが、
都内にお勤めのお若い方がたは、帰宅難民となり、
何時間もかかってたどり着いたり、
職場に泊まったりだったということです。
でも皆さん無事で、ホッとしました。

大変な方々がたくさんいらっしゃる中、
私達はまだ幸せです。
できるだけの協力はしたいですね。



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次のようなメールとともに、写真も送ってくださった方が。
図書館にお勤めの方です。
茨城とは県境の千葉県に位置していますから、
この辺りも揺れは結構激しかったですよ。





             本の散乱した図書館   


「すごい地震でした。
お稽古から帰って、ちょっと一息ついたところでした。
自宅にいて、本当に良かったです。

先生のお宅は大丈夫ですか?
お宅が六階なので、大分揺れたのではないですか?
大切なお道具もありますし。
おケガが無ければ良いですが。

昨日は図書館で本の片付けでした。
図書館は閉館中です。
そんな中でも「いつ開くのか」という利用者からの電話はかかってきて、
急いで片付けなければ、いけません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


後片付けが大変なことと思います。
お疲れが出ないようになさってください。
ご心配ありがとうございました。



地震、大丈夫でしたか。

2011年03月12日 | 日記

社中の皆さん、昨日の地震での被害はありませんでしたか。
皆さん全員とすぐには連絡が取れず、心配しています。

私は特に被害はありませんでしたので、ご安心ください。
ご心配してくださった方々のメールも、
真夜中に届くという状態でした。
混乱の中メールをくださり、有難うございました。

ご家族や、御親戚が東北地方にいらっしゃる方は、ご心配なことと思います。
連絡が取れて安否が確認できていらっしゃると良いのですが。

お勤めに出ていらした方々の中には、帰れない方もいらしたのでしょうね。

こうしている中にも、まだ時々余震の揺れを感じます。

皆さんのご無事をお祈りしております。

インフルエンザはまだ流行中

2011年03月07日 | お茶三昧



毎年この時期に茶道体験の授業をしている学校から朝一番で電話がありました。

明日がその体験授業の予定になっていたのですが、
「六年生にインフルエンザが流行っていて、明日は中止したほうがよいと思うのですが、前日になっての中止で大丈夫でしょうか?」
ということでした。

外に勤めているわけでもなく、子供との付き合いも遠くなった生活の中では、
インフルエンザの流行も申し訳ないくらい実感できないのですが、
そう聞くと、まだ収まっていないのだなとあらためて知りました。

時々お稽古の方が、風邪でお休みしたりすると、
「インフルエンザ」でないとよいけれどと心配しますが、
毎日抹茶を飲んでいるせいか、ここ10年以上風邪ひとつひかないわたしには、
有難いことにインフルエンザは今のところ対岸の火事に感じています。

でも老人と子供は侮れない病とか。
そろそろ気を付けた方がいいでしょょうかね。
風邪気味のお稽古の方には、
「たくさん飲んで、お抹茶のビタミンCでなおしてね。こうやってお稽古でお相伴しているから、私は風邪をひかないし、きっと長生きね。」
と自慢していますが。

昨日は目の周りを赤くして、大きなマスクをして、
「こんにちは」と入ってきた方に、
「風邪ですか?」ときくと、
「いえ、花粉症で・・」ということ。
う~ん・・世の中にはこんな「強敵」もいたのですね。
今本当に、アレルギーのない体を授けてくれた親に感謝しています。
でもこれも将来的に絶対かからないことを保証されてはいないそうですが。

今日はま冬に戻ったような寒さと冷たい雨です。
まだまだ油断はできませんね。
皆さんもお気を付けくださいね。

裏千家我孫子茶道教室



熱海に温泉旅行

2011年03月05日 | 日記
「最近熱海はどうですか?」
タクシーの運転手さんにこう問いかけると、
「そうですね~今は梅を見に来る人で結構にぎわっていますが・・それが終わるとバタっと・・ですね」

やはりそうなのでしょうか。
私達もここ熱海を訪れたのは20年ぶりくらいです。
職場の団体旅行で来たきり。
団体旅行ならうなずけますが、
まさか個人旅行で熱海に来ようとは思っていませんでしたから。
それほど今は、ここはトレンディーでもないし、オススメスポットでもないし、
かといって、静かないで湯を楽しむイメージもないかもしれません。
温泉旅行の代名詞「熱海」という面影はもう今は無いようです。
でもひと頃よりはだいぶにぎわいをとりもどしたときいていますが。


今回は幹事さんが「近い」「何があっても帰れる」「旅行の目的は・・・」の要素を熟慮して、「熱海」選択してくれました。



駅を降り立つと、なんとなく懐かしい思いがこみ上げてきました。
駅前のアーケードも記憶にありました。
平日の昼間でしたがけっこうにぎわっていて、
お昼を食べようと立ち寄ったお店はどこも待たされる状況でした。
夕飯のご馳走が頭にちらついたので、
お昼は簡単に済ませて、旅館の送迎バスに乗りこみました。

今宵の宿は、「大観荘」。
横山大観ゆかりの宿です。
一行6人が一緒に泊まれるお部屋は、和室スイートという感じの広いお部屋でした。
宿の方に伺うと、オランダの王女様がお泊りの一角だったのではとのこと。
たちまちおばさん一行は王女様気分でした。

一にお食事、二におしゃべり、三に温泉・・と、
目指す目的を十分に満たしてくれて、
山の上の由緒ある旅館は、「熱海」を忘れさせてくれました。
おつと・・これは失礼な言い方かもしれませんね。
雨でお庭をまわれなかったのがとても残念でしたが、
渡り廊下を、防寒用に貸しだしてくれたフリースのマントをはおって歩くときは、
庭の素晴らしさも垣間見られ、なかなかの風情を味わえました。



必ずお料理の写真を取り・・携帯で家族に送るのかしら。


アワビの姿焼はめったに食べられませんね。
    
メインのお料理を満喫して、死ぬほどお腹がいっぱいになって、
温泉に入って腹ごなし。
これ以上の極楽はないでしょう。



デザートのロールケーキにも入刀しました。


お決まりの儀式、
寝る場所決めのじゃんけんをして、やっと眠りに着きました。


翌日は、唯一の観光として、梅園に行ってみました。



運良くその時間だけ雨も上がって、
残念ながら梅は盛りを過ぎてしまっていたのですが、園内を一周しました。


待ち合わせの場所もそれぞれの思いこみで、
危うくすれちがうところだったり、
旅館の中では迷子になったり、
このグループも年々高齢化・・・
話題も老後のことが多くなり、いつまでそろって旅ができるのでしようか。
「これからも足腰を鍛えてたくさん遊びましょう」
との固い意思を確認して帰路に着きました。

20年後にまた熱海に来れるでしょうか。

熱海土産の二種類のお菓子をお稽古でお出ししました。
日持ちのしない「こがねもち」すぐに食べていただきました。


写真は「逢初」というお菓子で、伊豆の銘菓とか。
頼朝と政子のロマンスに由来するそうです。

どちらかがお口に入るとよいのですが、
お稽古日の都合で、食べていただけなかった方はごめんなさいね。

裏千家我孫子茶道教室