「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

やはり生がいいわね

2022年05月27日 | 日記

帝国ホテルのロビーの花

久しぶりに日比谷まで出かけて、友人たちと食事をしました。
毎週のように、オンラインで、おしゃべりをしている仲間なのですが、
終わってのLINEで、
「今日は実物とあえてよかったね。」
「やはり、オンラインよりずつと話がはずむね。」
と感想を述べあいました。

そうですね、間違いなく楽しさは、何倍にもなります。
LINEやメールより。電話の方が嬉しいし、
それよりも顔が見られたら、さらに嬉しさは増します。
コロナで経験した生活で、そのことがさらにはっきりと感じられます。
だから、これからは、親しい人と過ごす時間を、
いままでよりももっともっと、大切にしなければとあらためて思いますね。

日比谷公園の散策と、松本楼でのランチ。
その後は帝国ホテルのロビーで、
ケーキとコーヒーのおかわりでのんびりとした時間を過ごす。
ウイズコロナの生活が一歩進んだ感がありました。

お稽古の方も、
お茶事の予定が滞りなく進んでいます。
グループも決まり、亭主役も決まりました。
その準備を進めながらも、日々の稽古も楽しんでいます。
私からのサプライズも一つ準備しました。
まあ自己満足ですけど、お楽しみに。


写真展・ランチ・コンサート

2022年05月23日 | 日記

社中の方のお父様の写真展に行ってきました。
場所が京橋でしたので、近くにお住いの友人を誘って。


テーマは〜静寂と轟音〜
カメラを担いで真夜中から出かけていらっしゃる様子など、
お嬢さんから時々伺っていますが、渾身の力作が並んでいました。

撮られた場所や、その時の状況など、
作品一つ一つ丁寧に、そして熱く説明していただけました。
お稽古に来ていらっしゃるお嬢さんも、
日曜日ということで、お手伝いにいらしていて、
思いのほか長居をしてしまいましたが、とても良い時間でした。

誘った友人とは、LINEでは頻繁におしゃべりしていますが、
実際に会うのはしばらくぶりですので、
その後は銀座まで歩き、途中の風月堂で、ランチをしました。





デザートは始めていただくケーキ。
いつもモンブランとか、パイみたいなものですが、
こんな可愛らしいケーキもたまには良いですね。
私の撮る写真のテーマは、食べ物と、花のようです。

実はこの日は、もう一つ予定をこなすことになっています。

新宿文化センターでのコンサート。
コロナ禍でも頑張っての公演に、音楽への熱意を感じますね。
ウクライナで起きていることもそうですが、どんな状況でも、
人はちゃんと光を探し、見つけて、日常と未来を取り戻そうとするのですね。


都会に出たついでに通過地点でのデパートで、
荷物にならない程度のお干菓子も見つけたりと、
私にしてはコロナ以前を彷彿( ? )させるようなスケジュールでした。

体調が思わしくない時期もあったので、
きっと少しずつ良くなり、気持ちも上がってきたのでしょう。
まだまだ不安はあるのですが、
やはり私は動いていたほうが調子が良いようです。

皆さんの嬉しそうな顔のたくさん見られるお茶事を目指して、
これからしばらくはその準備にも力を入れます。

 


その道に入らんと思う

2022年05月16日 | お茶三昧

お庭に咲いている六種類の薔薇を花束にして頂きました。
こんなにたくさんの薔薇の花が咲き乱れるお庭、
さぞかし素敵でしょうね。
「マリーアントワネット」という薔薇もありましたよ。

 

昨日は初心者の方お二人の初めてのお稽古をしました。
新しい帛紗や扇子、お菓子の楊枝などをお渡しして、
その使い方や、身に着け方をお教えして始まりました。
扇子は、利休百首(道歌)の書かれた、初心者の手にするものです。
始めに書いてある一首、
「その道に入らんと思う心こそ 我身ながらの師匠なりけれ」
をよみあげてさしあげました。
お二人とも嬉しそうに頷いていました。

お辞儀の仕方に始まり、席入りの仕方、歩き方など、
まずは割り稽古です。
言葉だけでは伝わりませんから、私も立ったりり座ったり、
体を使っての(いつもは口だけで済みますから)お稽古に、
ちょっとハアハアでした。
お二人も大変だったでしょうが、
お菓子やお茶の頂き方もちゃんとしましたので、
まずはそれで大満足だったと思います。
これからどのようにお茶を楽しんで頂けるかしらね。

明けて今日は休養日。
雨の一日になりましたが、友達が鰻を持参で遊び来てくれます。
二人で時々やる、「栄養をつけて英気を養おう会」です。
午前中にサラダの材料やデザートを買いに行ってきました。
これからご飯を炊いて準備をして「鰻」を迎え撃ちます。


十分おたく

2022年05月10日 | お茶三昧

「私オタクにあこがれているの。何かのオタクになりたい。」
「先生!十分にオタクですよ。お茶オタクじゃないですか。」
そうなんだ・・。そんな風に考えたことなかった。
違いない。私はお茶オタクだ。
何か急に嬉しくなってきました。
というわけでオタクになりたい問題は解決しました。

そろそろ皆さんのお稽古のモチベーションアップをと、
七月初めに、数日に分けて、稽古茶事をすることにしました。
今月中にグループ決めをして、六月にそれぞれの役で準備をします。
稽古に来られる日が限られているので、ぎりぎりのスケジュールです。
早速お炭手前の稽古ができるように準備をしました。
挑戦できる方には灰形も頑張っていただこうと思います。

お茶事が決まると、私の頭の中は、
皆さんに勉強してほしい事や、楽しんでほしいことなどで、
一杯になります。
なるほど、十分にオタクです。

 

 


衣替え

2022年05月08日 | 日記

八重咲姫シャガが一輪開いていました。
とても小さくて、10センチちょっとの背丈で、ここにいるよと。
お稽古のみなさんにも見て頂きたくて、
小さな花入れに挿してテーブルに置きました。
床の間のシャクヤクとは好対照です。

連休の最終日。
日中はお天気も良さそうなので、
午後から和服の衣替えをすることにしました。

呉服関係のお仕事をしている方から、束でたとう紙を頂いたので、
古いものと取り替えようと思います。
思えばここ二年以上、外出用和服は箪笥で眠ったままでした。
せめて深呼吸をさせてあげなくてはと。

きっと始めると、もうこれは派手かしらとか、
こんな着物があったんだわとか、
なかなか作業が進まないかもしれません。

うららかな休日です。のんびりとやりましょう。


五月晴れ

2022年05月05日 | お茶三昧

今日は「子供の日」。
端午の節句ですね。

床にシャクヤクの花を、お茶碗は「兜の絵」です。
今週から風炉になり、一日から使い始めました。
土曜日まで使って片付けます。
本当に短い期間の道具なので、会わずじまいの方もいらっしゃいます。
昨日今日は五月晴れ、開け放たれた障子から気持ち良い風が。

「風炉も良いですね。」
半年ぶりのお点前に、皆さん異口同音です。

今月から、初心者の方がお稽古に見えることになりました。
新しい出会いが楽しみであると同時に、
責任を果たすためにはまだまだ健康で元気でいなくてはと思います。

「私が元気でお稽古ができるのも、85才くらいまでかしら・・」
とつぶやいたら、
「何時までなんて自分で決めないほうが良いですよ。」
と言われてしまいました。
そうですね。
毎日の積み重ねが、自然ともたらす結果を受け入れましょう。

お土産に頂いたお菓子をそっさく賞味させていただきながら、
「私にお濃茶を点ててくださいな。」とおねだりして、
子供の日のお稽古は終わりました。