「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

明日は中秋の名月

2020年09月30日 | 日記


すっかり季節は秋。
明日は中秋の名月が見られるでしょうか。
今日はススキを探して、明日の稽古に供えます。
お道具も名残の季節に合わせ、床の軸を考えたりと、
準備の一日になります。
お月見団子も作ろうと、餡と粉の在庫を確認しました。
お稽古で頂きたいと思います。

時間が取れたら、洋服の衣替えもと欲張ります。
衣替えと言っても、この冬は、どれだけの服が必要でしょうか。
外出用は月に一二着考えておけば事足りそうです。
必要なのは部屋着と散歩用の服ですね。

季節が良くなって、歩く楽しみが出てくると、
不思議なもので、身軽に外に出て行くようになりました。
今まではすべてといってよいくらい、配達してもらっていた食料も、
必要に応じてこまめに買いに行こう、買いに行けるという、
気楽さを感じられるようになりました。

ところで、月に一度かかりつけのクリニックに薬をもらいに行きますが、
その時に計る血圧が、最近高いことが続いています。
「大丈夫でしょうか」
「家で計って記録を取って見ましょうか」
ということになり、帰ってから、母の使っていた血圧計を探しました。
何処に入っているかしら、と心当たりを探しましたが、
すぐには見つからなかったので、新しいものを手に入れました。
そしてその直後です、納戸の入り口近くの目につきやすい場所に、
ちょこんと置いてある血圧計の箱を見つけました。
外見が少し変わっているだけで、同じタイプの同じメーカーのものでした。
もったいなくも、無駄な出費をしてしまいました。
悲しや、最近は確かあったはずと思うものを、見つけ出すことができなくなりました。
「二十年も前のものだから、新しくしてもいいか」と
自分に納得させ、今朝から計りはじめました。
始めて自分で計る朝の血圧。
緊張で、それだけでも数値が上がりそうでした。
友達の多くが飲み始めている血圧の薬。
私もデビューすることになるのかしら。

 

 


一気に大幅に記録更新

2020年09月27日 | 日記

散歩の相手をしてくれるために、友人がわざわざ来てくれました。
まずはいつもの私の散歩道「楚人冠邸」に寄ってみました。

お庭を手入している方から、色々と話を伺い、
この場所にさらに愛着がわきました。
今は彼岸花の咲き乱れる庭ですが、もう少しすれば、紅葉もきれいだと。
月に一度くらいはその庭の移り行く姿を楽しめそうです。

そのまま下って、手賀沼公園まで。
途中のお煎餅やさんにも吸い寄せられるように入り、
今週のおやつをしっかりと手に入れ。リュックに納めました。

公園でのお弁当、施設内のお茶処での休憩をはさんで、
「志賀直哉邸跡」まで足を延ばしてから、帰路につきました。
お付き合いしてくれた友人に感謝です。

術後の抜釘後、一番歩いたことには間違いないと、
期待を込めて万歩計を見ると、"9360"歩、距離は6.5キロと出ました。
大幅記録更新で、疲れも吹き飛びました。
何でも良いですから、達成したい目標があるということは、
コロナ禍を過ごす励みになりますね。
さあて、頑張って歩いて、又たくさん遊べるかしら。


歩く季節到来、まず楚人冠邸へ

2020年09月22日 | 日記

昨日今日と気温も下がり、天気も良かったので、
付近を歩いてみました。

この記念館は、家から10分とかからないところにありますが、
庭園をちらっと覗いてみたのが一度だけ。
その時はコロナの緊急事態宣言中で、記念館は休館していました。
それにしても、この地に移り住んで20年目にやっと訪れた場所です。

私の住む町は、北の鎌倉と呼ばれることもある、
白樺派の文人や、明治大正期に活躍した有名人の別荘が多くある場所です。
終の棲家としてお気に入りの物件を見つけ落ち着いた当時は、
興味津々でそれらの史跡を一通り見て歩きましたが、
なぜか、この場所だけは、落としてしまっていました。
あまりに近すぎたのでしょうか。

記念館になっている母屋のほかに、茶室など二棟が庭園内にあります。
保存状態は決してよくはありません。
市では、文化財保存基金を募って、保存・活用を考えているようですが。

私の足慣らしには丁度よい、アップダウンの有る庭を一回りしました。
真っ赤な彼岸花が咲いていましたが、夏と秋が混在していて、
季節の終わりと始まりの気配が庭のあちらこちらで感じられました。
邸内には椿の木が何種類も植えられています。
気になる「光源氏」の札の下がった椿。
次は椿の咲くころに、又散歩に来ようと思います。
そのころはもっとアップダウンをすいすいと歩けていますように。

そして、今日はいくつかのミッション( 目的)をもって、
少し遠いのですが、お気に入りのスーパーまで、買い物に。
一つだけ果たせなかったミッション。
それは買い物だけで、5000歩以上歩くこと。
スーパーで買ったものが予定を超え少し重くて、
他への寄り道を止めたので、痛恨の4923歩でした。
玄関前を何度か行ったり来たりすればよかったと思いました。

 


自作を楽しむ

2020年09月20日 | お茶三昧

自作の茶箱をお持ちになって、月点前を稽古なさった方が。
自作って箱だけではありませんよ。
茶箱のお点前に必要な道具すべて手作りされたのです。
前回の稽古の時は写真を撮らなかったのですが、
今回は皆さんにもおすそ分けをしようと稽古中に激写です。

箱、お茶碗 茶杓 茶筌筒 茶巾筒 香合 羽 仕覆一式・・木据え・・
そしてまさかウグイスまで自作されるとは思いませんでした。
木据に刺す部分はやすりで削られたとか!!
自作でないのは帛紗と、茶筅と茶巾だけです。
ここまで凝られるのは、もちろん男性です。
楽しかったでしょうね。

道具は作ってみると、その仕組みがよくわかりますから、
とても勉強になりますね。
お道具を見る目が違ってきますし、ポイントもわかってくる。
そんな物づくりの時間に熱中なされたことがとてもうらやましいです。
コロナ禍の自粛生活が退屈なんてことはなかったでしょうね。
それこそ自粛様様だったかも。

熱心な方ですから、一度目で満足しなかったことは、
きっと再挑戦なさるのではないかと思います。

今は一人づつのお稽古ですが、
皆さんが集まってこの茶箱でにぎやかにお茶を頂ける日が、
一日も早くることを願っています。

茶箱と言えば、作るではなくて、好きなものを集めて、
マイ茶箱をプロデュース、アレンジすることに熱心な方もいらっしゃいます。
そんな社中の皆さんの楽しそうな姿が、私には何よりです。

私はと言えば、今熱心なことは足の筋肉をつけること。
きちんとお点前もしたいし、まだまだ元気に出歩きたいです。
これが私のお茶生活の基礎ですからね。


暑さ寒さも彼岸まで

2020年09月18日 | お茶三昧

半間の小さな下座床に、かかる色紙は「夜半の秋」

昨日今日と、まだ木槿が開いてくれました。
夏の終わりを伝えています。

どうやら明日あたりから、涼しくなりそうです。
敬老の日と、お彼岸と続き、シルバーウィークというそうな。
国勢調査の用紙が配られました。
残暑とコロナ禍の中、配布作業は大変でしょうね。
私のお友達も、地域のお手伝いをしていらして、
配布作業を依頼され、頑張っておられます。
インターホン越しの説明など、本当にご苦労様です。
早速私はインターネットで回答しようと思います。

お稽古で見つけた工夫です。


お菓子やお茶を頂くときに、マスクの置き場に困るので、
私が提唱したのは(上の写真)、首から下げてはということでしたが、
今日のお稽古で見つけたのはこれ。(下の写真)
稽古着のベルトの部分にボタンをつけて、そこに下げていました。
なるほどそんなふうにするのもアイディアですね。

皆さん懐やポケットに入れたり、お膝に乗せたり、
丁寧な方は、マスク入れを持参で、そこにしまって脇に置かれたりと、
マスクの処理はいろいろです。
畳にじかに置かれるのはちょっと考え物ですよね。

皆さんいろいろとコロナ禍の中でのお稽古を工夫されています。
使われた道具の後始末も手慣れきたたでしょうか。
考えてみれば、コロナに関係なく、
今のような、一つ一つ丁寧に清めて片づけをするという心がけは、
普段でも大切なことなのではと思えます。
大変でも学ぶところも多いと思えば、気持ちがプラスに転じられますね。

 


オンライン茶道学

2020年09月12日 | お茶三昧

 

裏千家のホームページで、「オンライン茶道学」が始まりました。
コロナ禍で、研究会もゼミも何もかも中止での中、
少しでも学ぶ場をと、開講してくださったのだと思います。
一週間ごとに、テーマと講師の先生が変わりますが、
30分以内ですので、同門の方はアクセスしてみてはと思います。
視聴にはIDとパスワードが必要です。
(社中の方で、お分かりにならない方はお知らせください)

美味しそうな葡萄が二種類も届きました。
シャインマスカットと、ゴルビー。
お稽古でお裾分けしたら、皆さん美味しいと喜んでくださいました。
これで梨も食しましたし、秋の味覚は堪能できました。
今日は少し暑さも一休みで、楽でしたね。
朝からの体調も良いので、、そろそろ衣替えと、
やっと薄物をしまい、単衣を着てお稽古です。
暑い間は体調のこともあり、なかなか一日中着物を着ていられる自信がなく、
洋装にお稽古着で失礼することもありました。
これから涼しくなれば、心身ともに疲れも取れて、
頑張れそうな気がしてきましたけれど。
同じ年代の社中の方からも、体調を崩していたと伺いました。
その方も、私も、かなり元気印だったのですが、
コロナストレスは、さすがに体にも心にもこたえたようです。
「私たちストレスに縁がないと思っていたけど、知らない間に貯めていたのね。」
と慰め合いましたが。

それでもストレスとの付き合い方も少しずつ分かってきました。
負けていられませんものね。

 

 


残暑が収まったら

2020年09月08日 | 日記



衰えを知らない残暑。
朝晩の虫の音や、木々を渡る風に、秋の訪れを感じはしますが、
日中の外出はまだまだ勇気がいります。

夏の終わりにもう一度、水羊羹を作りました。
水菓子の梨を添えたりして、喉を潤していただいています。
そろそろ月を愛でたい気持ちもあり、八月後半と九月は、
「月点前」をしていただいています。
お稽古はできるだけソーシャルディスタンスを保とうと思うのですが、
夢中になるとついつい近くによって、
「こうするでしょ・・」なんてということになり、
「おっと近いかな」!と心配にもなったりします。
感染者は少しずつ減っているとはいえ、
少し気は楽になっても、まだ気は許せませんね。

昨日は、病院の帰りに少し足を延ばして、
本当に久しぶりに、お稽古のお菓子を、自分の足で調達に、
近くのデパートまで行って見ました。
沢山送ってもらったお抹茶も、ついに底をつきそうでしたので、
お茶屋さんにも寄りました。
さらに通りがかりのパン屋さんのとても良い匂いに負けて、
パンもたくさん買ってしまいました。
オンラインストアーで買うのとは違って、
自分の目て見て選んで買う行為は、やはり食欲をそそりますね。
お店の人との最低限の会話だけで、誰とも話をせずに、
そそくさと帰って来るお買い物ですが。

週に一度の友人とのオンラインおしゃべり会で、
「一人旅がいいわね」という話になりました。
このような時に人を誘うのもはばかれます。
(コロナに関する警戒度は本当に人によって感度が違いますから)
気を使わないで済む一人行動をもっと楽しんでは、
ということに意見が一致しました。
まずは近場で、日帰りで楽しめるところ。
「川越にまだ行ったことがないから、ぶらりと行って見ようかな」
「のんびりと美術館もいいわね」
「都内のお寺巡りも楽しいかも」
そう考えると身近で行っていないところも沢山あります。
いずれにしてももう少し涼しくなってからですね。
お弁当を持参で、リュックをしょって、
それにスケッチブックかしらね。
そんな話で盛り上がり、残暑の納まる時を待っています。


今だからできること

2020年09月04日 | お茶三昧

今日の独服は逆勝手のお点前で点ててみました。
お茶碗は、金襴手秋草茶碗。
棗は武蔵野蒔絵。
如何に残暑が厳しかろうが、お道具はすっかり秋モードで。

お稽古では、皆さん逆勝手の後遺症?か、
本勝手のお点前に戻っても、何やらおかしなことをしていますが。
薄茶は茶箱で、「月点前」です。

コロナ禍という思わぬ事態に、
去年から予定していたお茶会も、お茶事も、
全てできないで終わりそうなこの一年です。
こんな時だからこそできることはないかと考えてた末、
これかしらということが一つ見つかりました。
長年心に掛けていたことですが、
基本を見直し確かめることに、じっくり時間を割こうと。
そのための仕掛けを考えましたので、準備を始めようと思います。
コロナを避けるだけの守りの稽古ではつまらないですものね。
こうやって、お稽古の新しいアイディアを思いついた時が、
私の一番楽しい時です。