昨日はお茶事でした。
趣向は「ひなまつり」
お香合のお雛様が愛らしいすがたで。
今回はご亭主の方がベテランでしたし、お水屋も経験豊富な方達でしたので、
私は本当に口だけで済みました。
でも、ベテランでもおかしなことをしてしまうのが、
本番の面白さでしょうか。
陰で正客との問答を聞いていて笑ってしまうこともありました。
お菓子の銘なども、「桃きらら」が「春うらら」になってしまったり、
「花兎」が「雪兎」になってしまったり。
それでも伝説になるような出来事がなくて、
まあ無事に済んだというところでしょうか。
いつもお料理の写真を撮れずにいるのですが、
今回は半東さんが水屋で持ち出す前に写真を撮っていてくれました。
この茶事のために、お雛様を出さずにいたのですが、
今日はやっと出すことができ、床の間を占領しています。
毎年ながら、お雛様のお顔を眺めると、ああ春が来たのだわと嬉しくなります。
我が家にいらして25年のお雛様。
そのお顔に、心なしか貫禄が付いてきた様に思えるから不思議ですね。