「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

無一物中無尽蔵

2013年11月24日 | 日記




「これはなんとお読みするのですか?」
「無一物中無尽蔵ですよ。」

皆さん、なるほどとその言葉を飲み込みますが。

「でも私にはまだそんな境地はとてもむりです」
「そうですよ、欲しいものがたくさんあります!」

と、即座に切り返す。

言葉としてはわかりますが、私も右に同じです。
茶碗がほしい、茶入れがほしい、着物もほしい。
「もう物はいらないわね」
などとわかったような言っていますが、
もしかしたら買えないから負け惜しみかも。
もしお金があったら、あれもこれもと欲しがるかもしれませんし。

でも、この言葉は私には、
手に入らないときの慰めにはなりそうです。
深く解釈すると、ものではなくて心のありようを言っていますね。
心を無にしてこそいろいろなものが見えてくるのでしょう。

そういえば自慢じゃあありませんが、
私にもいったん無になった時に、大事な何かを得たという経験はありますけれどね。


ああ「無一物中無尽蔵」の境地は遠し。



いつも見てくださってありがとうございます。
よろしかったら↓ここをぽちっと
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村