「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

一期一会

2013年11月01日 | お茶三昧


「庭に咲いていました。ご仏壇にでも」
かわいい野紺菊をいただきました。
早速母と眺めました。

~見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮~

こんな歌も思い出される季節になりましたね。


私の周りの若い人たち。
いつも明るく元気です。
でもちゃんと若さの特権で、悩んでいるのですよね。
うらやましくもあり、懐かしくもありです。
年齢を重ねると、だんだんシンプルになりますね。
まさに「見渡せば~」でしょうか。
達観、あきらめ、悟り、はたまた居直り、
まあいろいろでしようが。
エネルギーの少なくなった者が、
そんなに悩んでいたら身が持ちませんね。
悩んだ末のシンプル。
若者よ大いに悩みなさいですね。


一か月間の体験をしていた方の最後の稽古が終わりました。
最後は私のお点前で薄茶を差し上げました。
作法は知らなくても、お茶を点てて飲む事もできるように、
実際に茶筅も振って見ました。

ちょっとの間ご実家にいらした間の時間を利用しての体験。
近々お帰りになるということです。
お母様も寂しくなるかしらね。

「またこちらにいらしたらいつでもどうぞ。お正月のお茶席にもおよりくださいな」
「いろいろとお話を聞いて、これからは美術館で道具を見るのもたのしみになりました。」
「帰る前に根津美術館を覗いてみたいと思います。」

私にも楽しかった一期一会でした。




いつも見てくださってありがとうございます。
よろしかったら↓ここをぽちっと
茶道 ブログランキングへ