「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

情けない話

2013年11月08日 | 日記


更新が一日空きました。
二日空けると、「どうしたの」と心配されるかもと、
元気を知らせるためのこんな日記もありですかしらね。


注文していた足袋が届きました。
ネルの足袋三枚、雨用撥水足袋、そして新発売の「タビスト」。
タビストとは足袋型パンストです。
今年の冬も寒いと聞いて、だんだん寒さにも弱くなったので、
着物の足元が寒くないようにです。
今までは素足に足袋で平気だったのに、最近は腰から下の冷えが怖くなりました。
そんな年齢になりました。

「今日はちょっと足が痛くて、変な格好でお稽古ですみません。」
「あらあら、どうなさったのですか。」
「昨日躓いて転んで膝をついてしまったのです。」
と私より少しお姉さんの方が、情けなそうにおっしゃいました。
「今までは躓いても転ぶなんてことなかったのにいくじがなくなりました・・」
それでも何とかお稽古はできそうと、頑張っていらっしゃったとか。
そういえば先日もほかの方が、
「足をねじって座るのがちょっと・・」と。

こんな時は、
「立礼でも入子点でもいいですよ」
などといいながら、
「お互いに気を付けましょうね。怪我をして歩けなくなると、老化が進むそうですから」
と心を引き締めあいます。

なんだか侘しい話ばかりですか、ついでにもう一つ。

若い方が見ているだけでもお点前を覚えてしまう様子に、
「いいですね、若い方は。なんでもすぐ覚えて」
と嘆く方たち。
「皆さんだってそんな時があったのでしょうに。三倍くらいの年齢で、同じだったら化け物ですよ」
何て変な慰めを言ったら、
「先生はよくお点前を忘れませんね」と責めるようなまなざしが・・
「あら、私だって三か月も稽古をしなかったら、きっときれいに忘れますよ」

そうなのですよね。
皆さんのおかげで、毎日いろいろなお点前を教えさせていただいていますから、
忘れないで済んでいるだけてすよね。
転がる石には苔は生えないといいますから。

というわけで明日は石を転がすために、
研究会に出向いて勉強してきます。



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