社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

ガス器具事故の問題に見る製造者責任の論調

2007-02-12 16:40:36 | 事件、事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070212-00000001-yom-soci

 ガス器具の不完全燃焼による一酸化炭素中毒で死亡事故が起きるというケースは決して珍しい話ではない。パロマに続き、リンナイ製の製品にも不具合があったとして今回問題となった。

 同じ一酸化炭素中毒とはいっても、パロマとリンナイでは構造が違うようではあるが、全て製造者側の責任として背負わなければいけないものなのか、少し疑問に感じる。

 何故なら、火を扱うことはそもそも屋外で行うのが常識であり、室内で行う場合には換気を良くするのは鉄則ではないかと思うからだ。そうした利用者側の注意義務というものを蔑ろにしてしまってはいないだろうか。

 もしも火を扱う器具全てに不完全燃焼に備えた装置の設置が必要だと言うなら、練炭や石油ストーブにまで設けなければいけなくなる。当然製品の価格も高くなってしまうだろう。

 勿論、死亡事故となれば、遺族感情を考えれば製造側に責任を求めたい気持ちはわからなくはない。しかしそうした被害者感情だけを優先させた結果、製造側にリスクばかり背負わせると、過剰な安全対策や細かい注意書きをいちいちしなければならなくなる。

 例えば、米国だったと思うが、ベビーカーの説明書には、赤ちゃんを入れたまま折りたたまないで下さい、という注意書きがあるという。これは恐らくそれに類する損害賠償の訴訟が過去にあったためだろう。そんなことまで書く必要がある社会に何らかの恐怖を感じるのは私だけだろうか。

 自分は何も悪くない、全て相手が悪いといった、フェミニズムの発想とこの製造者責任の論調とは何か通じるところがあるような気がするが、如何だろうか。


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1 コメント

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瞬間湯沸かし器 (津田昭造)
2007-02-12 19:22:52
木造住宅の頃と違い新建材使用の住宅の中で使用する
湯沸かし器のみに限らず換気が必要な機器が多い事は
承知の事実だが、一酸化中毒で死亡と成れば、メーカーの安全対策が問題に成るのは当然の事である。
点火ボタンの使用頻度で「すすが溜まる」のはメーカー側の逃げ口上だ!品質管理(改善)して無い証拠で
ある。慢心は安心を妨げる。我が家も弁護士一家と
同じ、RUS-5EX(1)使用中である。ガス会社は
ガス漏れの点検のみで、換気の説明も無い!自分で
カバーを外して、埃を払つて居る状態なので、今迄
何んのトラブルも無い!強いて言えば裏側の単一乾電池ケースの腐食で点火不良くらいである。
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